■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

2006年03月02日
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カテゴリ: 第一章 001 ~ 060 話
.
チュンチュン。。。

 おはよ~♪  おはよう。。。

 平日、朝日が昇ればいつもの通勤・通学の人々で往来がにぎやかとなる。
 だが、普段より沿道に出ている人達がやたらと多い。
 それもそのはず、昨夜のヒーローの顔を一目この目で見たいという人々が、商店の前に
 立ったり、通勤途中の人々が自分の通勤に間に合うギリギリまで待っていたり、
 他の学校の生徒達も集まり、ガヤガヤしていた。
 そして車道には、マスコミの中継車などが幾台も停車しており、沿道にレポーターも
 待機していて、マラソンのテレビ中継さながらのにぎわいをみせていた。


 一夜明けたビル倒壊の現場を先程見て頂きました。
 そして今、私が立っているところは、昨日の人命救助に一躍かってでた少年二人が通う
 中学への通学路です。
 同じ学校の生徒さん達が、次々と登校していきます。
 その二人の少年に逢うことは出来るのでしょうか?



 こんな光景があちらこちらで繰り広げられている。 朝の生放送だったりするのだろう。

 そんな中、路上に出ていた遠くの人達から歓声が上がり、それが徐々に近づいて来ていた。
 なんとこういちとゆうすけは利江と一緒にいつも通りに登校してきたっ

商店のおばちゃん
  「よくやったね~、えらいぞ~。」

商店のおじさん
  「勇気ある行動、立派だったぞっ♪」

女子学生
  「きゃ~♪ こういち君~☆ ゆうすけ君~☆」

ピーカンチャンネルリポーター
  「あっ、来ました来ました♪ カメラで捕らえられましたでしょうか。
   あちらから歩いて来る少年二人、
   まさに昨日の最後のシーンに映っていた少年と思われます。
   道端で二人の通学を心待ちにしていた地域の住民や他の学生さん達が、
   声を掛けていますっ

   もうすぐこちらの前を通過しますので、インタビューしてみたいと思います。

   こういち君とゆうすけ君かしら? おはよう~☆」


ゆうすけ・こういち


 他のテレビ局の報道陣達も駆けつけてきた。
 出遅れたためかカメラを構え、マイクだけ差し出す。

ピーカンチャンネルリポーター
  「少しだけ聞かせてくれるかな♪
   昨日は大変だったわね、どうして危ない現場に向かったのかなぁ~?」


ゆうすけ
  「実は学校さぼってたんです・・・・^ ^;

   やじうま根性で見に行ったんですよ。」

こういち
  「そしたら現場にまだ警察の人はいなかったんだけど、
   近くにいた大人の人からは、危ないから入っちゃダメって・・・・
   でも困っている人がいるでしょ?
   誰かがいかなきゃって。。。」

ピーカンチャンネルリポーター
  「あら、学校さぼってたの?」


ゆうすけ
  「まぁ、文房具が足りなくて、買いにいってただけだけどね♪」

ピーカンチャンネルリポーター
  「なんだ、そうだったの ^ ^ 」


ゆうすけ
  「じゃ、学校に行くね♪」

ピーカンチャンネルリポーター
  「あぁ、それと・・・・・」


ゆうすけ
  「遅刻する~~~っ! 利江ちゃん、行くよ♪」

 三人は笑顔で手を振ってそのまま学校に向かって走りだした。
 そしてその先の沿道でも、

女子学生
  「ゆうすけく~ん♪  こういちく~ん♪」

 ゆうすけとこういちは、各所からの声援にも、笑顔を返して答えていた。
 二人に挟まれて走る利江、
 2日前の利江なら焼き餅を焼いていたかもしれないが、
 昨夜のことがあったためだろう、穏やかな笑顔をしていた。

 そしてまさに地域ののヒーロー凱旋のお祭りのような雰囲気の中、
 三人は学校の校門へと消えていった。


~~~



さぁ最終日を迎えたクラス別対抗の球技大会。
 昨日は一回戦ながら準々決勝で熱い戦いが繰り広げられました。
 その 結果 は各所のボードでご確認下さいね♪

 そして本日は、いよいよ準決勝の2試合、ここを勝ち抜いた栄えある2クラスによる
 決勝戦が各種目別に執り行われま~す♪


 サッカーの試合が行われるグランドでは、ベンチで会話する5人の姿が。


江藤淳一
  「先に2組と4組の試合がある。」

 立ち上がって柔軟体操をしている江藤。

伊藤裕太
  「おれたちはその次ぎだな。」

 クツの紐を結びながら話す裕太。


     男子サッカー

    ┌-----┴----┐    (決勝)
    │     │
  ┌-┴-┐    ┌-┴-┐  (準決勝)
  ┃  ┃   ┃   ┃
 ┌┗┓┏┛┐ ┌┗┓┏┛┐ (準々決勝)
 │ ┃┃ │ │ ┃┃ │          
 8 2 4 7 3 5 1  6  (クラス)


岸川克司
  「クラス別の得点見たか? 2組も他の種目を合わせて4つ勝ちあがっていて、
   うちと並んでいる。」

 ベンチに座り、腕組みをしながら話す克司。

坂田鉄次
  「総合も狙うんだろ? 何としても決勝進出を果たさなければ・・・・」

 ベンチに座り、身を乗り出して話す鉄次。

土谷敏彦
  「他の種目と重ならないような時間に試合開始となっている。
   恐らく他の試合が決着しての男子は最後の試合だろ。
   場合により、優勝して20点奪い取らなきゃって事態にもなるぞ。」

 ベンチに手をかけ、落ち着いて話す敏彦

江藤淳一
  「どうせ勝ちあがるのは2組だろうな。
   決勝のプレッシャーに負けないようにしなきゃ。」

坂田鉄次
  「だが、まずは目の前の5組を倒さないとな。」

岸川克司
  「にしても、この報道陣・・・・
   緊張をアオるよな・・・」

 校長先生から、正門前の駐車場まで入場の許可を得ていた報道陣。
 脚立を立て、その上からカメラを構えグランドを捕らえる準備
 横ではリポーターが原稿のチェック
 そんな光景がいくつも繰り広げられていた。

伊藤裕太
  「昨日のこういち、試合に来れなかったろ。
   そのときに、ビルの倒壊現場にいってたらしい。」

坂田鉄次
  「人命救助、そっちが優先だからな。」

伊藤裕太
  「あいつはたいしたもんだよな。
   あの状況で、おれはビルに飛び込めないよ。」

岸川克司
  「誰でもそれは同じだろうって。
   そんな勇気あるヒーローと俺達はチームメイトだ。
   がんばり甲斐があるってもんだぜ。」

江藤淳一
  「だな、
   じゃ、おれドッヂボールの試合があるんで、行って来るな。」

土谷敏彦
  「おぉ、がんばってこいよっ」

江藤淳一
  「まかせとけっ♪」

 拳をにぎって笑顔を返す江藤。
 体育館に向かって歩き出した。

 同じ頃、体育館の中では、

ゆうすけ
  「あれでいいんだ。
   美咲先生に迷惑かけられないからな。」

こういち
  「さすがゆうすけ~♪」

ゆうすけ
  「でもさ、グランドには報道陣のカメラがうじゃうじゃ、気をつけろよ。
   幸い体育館には入れてないみたいだけど・・・・。」

こういち
  「うん、めいっぱいはないから大丈夫~☆」

ポカっ★

ゆうすけ
  「大きく手を抜かなきゃダメなのっ!
   でもって試合には勝つ~☆」

こういち
  「なんだかむずかしいや・・・・」


利江
  「こういち君~♪ ゆうすけ君~♪」

 応援の人ごみをすり抜けて、利江が声をかけてきた。





                           -つづく-




第61話 球技大会 二日目 その2へ
 (校長、シワが増えますよ~?)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月14日 13時59分29秒
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