■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

2006年07月10日
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カテゴリ: 第一章 061 ~ 122 話
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サッ☆  ササッ☆

 こういちは全ての攻撃を難なくかわす。
サッ☆  サッ☆  ササッ☆

 そのかわした場所に 謎の空手家  の攻撃も加わるっ
サッ☆  ササッ☆  ガシッ★  サッ☆  ガシッ★

謎の空手家2号
  「ほぅ、やるなぁ。
   こんなに見事にかわされることが無かったんでな、
                   なぜか楽しさがこみ上げてくるぜ。」
謎の空手家


こういち
  「・・・・・」

謎の空手家
  「いくぞっ」 
謎の空手家2号
  「おぉりゃーーーっ」

 今度は二人同時に攻撃をしかけてきたっ
 一人は下半身を、そしてもう一人は上半身に的を絞っての攻撃っ
 ローキックと同時に一方からはミドルキック。
 続けざまに正拳突き、回し蹴りが次から次へと繰り出される。

サッ☆  ガシッ☆  ガシッ☆  サッ☆  ガツッ☆
ガシッ☆  ガツガシッ☆  サッ☆      ガツガツッ☆
トンっ☆    ガツガシッ☆  トントトン サッ☆    ガシッ☆


 丁寧に避け、そして受けていた。
 そして謎の空手家2号の凄重い蹴りがこういちの脇腹目掛けて襲い掛かった!
ガシッ☆

 こういちはいとも簡単に片腕で対処。
 その時  謎の空手家2号

謎の空手家2号
  「 ・・・・
       おぃ、嘘だろう・・・ なんだこいつ・・・」

 謎の空手家2号はその姿勢のままこういちと目を合わせていた。
 足を引き数歩下がって距離をとる。

謎の空手家
  「ハハハ、避ける回数が減ってきたぞ。 受けるので精一杯になってきたかぁ~?」
謎の空手家2号
  「くっ・・・、こいつとんでもねぇガキだぜ・・・。
    ( 僅かな攻防で顔つきが険しくなる。 手を停め横を向き、 )

   おぉおぉ、ちょっと待てや。
   こらてめぇ、余裕ブッこいてんじゃねぇよ!
   見ろこのガキ、息ひとつ切らしてねぇ。それに俺たちの攻撃受けてもケロっとしていや
   がる。まるでダメージがねぇじゃねぇか。
   お前一人に手を焼いただぁ~?
    ( 完全にからだを1号に向け )
                   おめぇの報告はフカシばっかだなっ」

謎の空手家
  「ウルセーっ、黙って攻撃しやがれっ」
謎の空手家2号
  「くっ、てめぇは状況が判っちゃいねぇようだなっ。
   人数はこっちが上でもこのガキ、まるで余裕だってのがわかんねぇのかっ」

 激しく雨が降り注ぐ中、突然二人の 謎の空手家 が仲間割れを始めた。
 こういちは黙って2号を見つめている。

謎の空手家
  「二人でやれば倒せるっ 怖気づいたかっ
謎の空手家2号
  「バカ言え、
   今の俺たちじゃ、くやしいがこのチビを倒せないってことが判らねぇのかっ!
   こいつの受け・避け方、普通じゃねぇ・・・。
   それに攻撃をまだ仕掛けちゃいねぇ・・・ 打てるのに打たない・・・
                          なんなんだこいつ・・・。

   ふっ、おれはやめたぜ・・・・。」

 身構える事無く二人の会話を聞いているこういち。

謎の空手家
  「何だとっ

謎の空手家2号
  「いいか、良く聞けアンポンタン。
   今こうして俺たちが喧嘩してても、普通なら、『なぁーんちゃって』で いつ
   攻撃してくるかわからねぇから身構えていて当然なんだよ。

   だが見ろこのガキを。
   いつ攻撃がきても交わせる自信があるから構えてねぇんだよ。
   それにオレ達の蹴り食らって受けた腕、微動だにしてねぇ・・・。
   大柄なヤツでさえスっ飛ばせる蹴りをだぜ・・・。」

謎の空手家
  「きさまぁ・・・・」

 握っていたこぶしを下ろし振り向いて、

謎の空手家2号
  「恐ろしいヤツが居るもんだ・・・。
   ガキの兄ちゃん、
   今日はこのおバカな野郎をこてんぱんにヤっちまってくれ。
   痛い目に遭わねぇとわからんやつもいるからな。
   こういうバカは、生かしとくとろくなことにならねぇ。

   まぁ骨はおれが拾って帰る。」

 そういい終わると、 謎の空手家2号 は数歩下がってその場に座り込んだ。

謎の空手家
  「くそぉ・・・・
   てめーはそこで見てろっ! 俺一人でこのガキ倒してやるっ!」
うりゃーーーーっ

 横に体を向け身構えていないこういちに向かって攻撃をしかける 謎の空手家
 正拳がこういちを襲うっ
ガシッ★ ズゴっ★

 が 次の瞬間 謎の空手家 が吹っ飛んだっ!
 正拳突きを左ひじで受け止め、そのまま左手拳が裏拳の如く 謎の空手家 の顔面を
 と連続で打ち抜いたのであった。
彡ドサ

謎の空手家2号
  「口ほどでもねーな。 一発で終わりかよ・・・・
   ガキの兄ちゃん、こういちとかって言ったかな。
   随分と力の差があるもんだ。たいしたもんだよ。
   二度と拳を交えたくねぇと思わせる程スゲーや。
                 だが、それも状況がゆるせば・・・・ってとこだ。

   こいつは頭蓋骨までいっちまったから即死だな。
                         約束どおり、俺が持って帰るよ。」

 そう言い終わると、
 すくっと立ち上がり、倒された 謎の空手家 に足を運ぶ 謎の空手家2号

こういち
  「ずいぶんと冷静なんだな。」

謎の空手家2号
  「お前さん程ではない。 俺はこいつと違ってバカじゃないからな。
   オレの名前は、ザウバー。
               また遭わざるを得んだろうぜ。

   ところでオレはこのまま引き上げていいのか?」

こういち
  「報告が必要なんだろ?」

ザウバー  / 謎の空手家2号  改め
  「ありがとよ。」

 後ろ向きに片手を上げ、こういちにあいさつをした後 謎の空手家 を担いで立ち去った。

 今までの雨が嘘のように止み、水滴が木々の葉を伝い、
 下に出来た水溜りに、 と一滴ずつ滴り落ちている。
 辺りは、車のタイヤが路面の水を弾く音だけが響きわたっていた。

ゆうすけ
  「おーぃ、救急車呼んでおいたぞ。」

 公園の入り口から駆けてくるゆうすけ。(チラっとザウバーと目が合う)

空手部主将
  「助かったよ・・・・」

こういち
  「もう少し早く着ていれば・・・・」

空手部主将
  「なに、十分さ。 こいつらの中には再起不能の者もおるかもしれんが・・・・
   幸い、命に別状は無さそうだ。
                あいつら、南君を知っていたようだが・・・・。」

こういち
  「浦羽高校の空手部も襲われました。 そのときに遭ってるんで。」

空手部主将
  「同じやつらだったのか・・・・。話には聞いていたが・・・・。」

こういち
  「前回は一人だけだったけど、今回初めて同時に二人だったし。」

 遠くの方から、救急車のサイレンが鳴り響いてきた。

ゆうすけ
  「この人数じゃ時間かかるなぁ・・・・」

空手部主将
  「わしは歩けるからいい。」

こういち
  「なんならまたおぶりましょうか?」

空手部主将
  「あっ、ぃゃ、遠慮しとくよ。
            靴が2足共ダメになっちゃうから・・・・・ ^ ^;;; 」


_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/


♪キンーコンーカンーコォーーン♪♪

 翌日、青蘭中学の放課後。
 浦羽高校に向かう4人。

武藤
  「昨夜、また例の空手家があらわれたそうじゃな。」

ゆうすけ
  「あぁ、また高校の空手部が襲われたよ・・・・」

利江
  「今度は二人も現れたのよね・・・・・」

こういち
  「やつら、強いやつを探していると言っていた。
   そして、もう空手を二度とやりたいと思わなくするのも目的だと。」

ゆうすけ
  「僅かずつだが、やつらの目的がぼんやりと見えてはきたが・・・・」

利江
  「強い人を叩きのめすのなら、何も高校生を狙わなくても・・・・」

ゆうすけ
  「そこが推理を混乱させるところだ・・・・。
   まだ資料が少なすぎる。
   ただ、強いやつ に限定すれば、空手以外にも波及する可能性はあるな。」

利江
  「それが裏柔道もってこと?」

ゆうすけ
  「あぁ。ただ、だけに限らないってことだよ。
   椿さんの裏の厄介者の存在も表に出てきて無い以上、他の格闘技だって実は既に
   似た事が起きていて・・・・でも表面化していないのかもしれない。
   もう少し探る必要があるな。」

武藤
  「柔道では話を聞かんなぁ・・・・中学生だからか?」

こういち
  「ターゲットは、高校以上なのかもしれない。
   そして目指すは、打撃系の武道、格闘技ってのはどうだ?
   いままでのやつら、全て打撃系の技を身に着けていたよ。」

ゆうすけ
  「なるほど、ぼんやりだが推測が出来るくらいになってきたな。」


_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/


 そのころ、開店前の準備に追われていた 華夢ON では、

和恵姉さん
  「とくさん、本日のメニューはこの内容でお願いね。」

とくさん
  「わかりました。」

和恵姉さん
  「えぇっと、お刺身は・・・・」

ガラ ガラ ガラ~

お客
  「準備中だが、お邪魔しますよ。」




                            -つづく-




雑誌掲載後の波紋 その3 へ
 (予想が外れて残念だわ)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2021年06月16日 16時53分36秒
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