■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

2017年06月21日
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クラウス総帥
  「なにっ!」

 まじまじと元ブラックの顔、全身を見入るクラウス。

クラウス総帥
  「ん・・・、わからん。」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「知らんほうがいい、泣きべそかくことになるからなぁ。」
クラウス総帥
  「なんだと!」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「おれの名は Ryuichi、陳南家 殺流伝承者 Ryuichi様だっ!」
クラウス総帥
  「聞き覚えがある響きだ・・・、だが知らん。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ま、どうでもいい。 もうお前たちの下で動くことは辞めた、かったるい。
   ( 飛び降りながら )
スタっ彡
             今度は相手してやるぜ。 お前ら、陽動してーんだろっ!」

 青マント男はクラウスを見た。 だがクラウスはスナーグ同様に Ryuichi を見つめたままだ。

クラウス総帥
  「お前、薄らと見覚えがある気がしてきたぜ・・・。 オレが相手してやる。」

 なびかせていたガウンのようなマントを脱ぎ去り、数歩前に出たクラウス。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「あんたでいいのか~? 総帥さん。」
クラウス総帥
  「ほざくな、小僧。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「スナーグ団長、待ってろ 次だ。」
クラウス総帥
  「次だぁ? 次なんかある訳 ねぇぇーだろぉぉーーがぁぁっ!  」

 強烈な Spec-05 のミドルキックが Ryuichi の脇腹を襲う!
 だが、

★ガシっ
                Ryuichi は左肘を立ててそれを受け止めた!

クラウス総帥
  「なんだとっ!」

 血相を変えたクラウス! 自信のある Spec-05 の蹴りっ!
 それを、簡単に防がれて焦りを隠しきれない。   だが、

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「てめぇ・・・・」


 れていたからだ。

こういち
  「なんかね、数字が増えてるらしいよ。」
   ( 樹木の後ろに立っていた )

クラウス総帥
  「こ、こういち !?  」  ( 突如、ぶわっと額から汗がにじんできた。 )
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「数字だぁ~?」
こういち
  「そ、ゆうすけが言ってた。以前 Ryuichi が蹴り飛ばした時の数字は [3] だったね。
   今は[5]、パワーが増したってことだよ。」
クラウス総帥
  「蹴り飛ばし・・・・た !?   あ、あの時の !!  」
こういち
  「クラウス、、、だっけ、久しぶりだ。 おいらとは ビル倒壊の時 と、 コンビニの前 以来だ。
   Ryuichi とはここでだね。」
クラウス総帥
  ( 思い出した・・・。 あの時このオレを(280話) ・・・こいつだ・・・・。
    こ、この力を手に入れても、こいつらにはまだ通じんのか・・・なんてやつらを相手しな
    きゃなんねーんだ・・・・。 )

 蹴り込んでいた足を戻し、そのままゆっくりと一歩ずつ数歩後退し、

  「あぁ、まだ Spec-01 の時にお前にやられた・・・。ここでのこいつには Spec-03 だった・・・。
   やな事を思い出させやがって・・・」


  ~
    ~

[水軍長](とう すいじゅ)
  「水槽から出され、バリヤまで・・・」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「あれではこの水槽も役には立ちませんね・・・。 ただ、彼らが活動を再開した時にはバリヤ
   は邪魔でしょうからそこからは出でくるはず。 その時にはまた使えます。
   ただ、以前・・・」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「以前?」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「えぇ、以前あのミカールと出会いゆうすけ君を拉致された時ですが、ビーム状にした水撃
   は貫通させられました。 あれも同じモノであるならば、まだ戦い用がありそうです。」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「あなた様にだけご負担を掛けられません。私の技が通じるか試してみます。」

 そういうと、両腕を胸の前で抱きかかえるようにクロスさせ、そして右手の指2本で透明なバ
 リアに向けて勢いよく腕を伸ばし指示した。

 「いけっっ、  水撃レーザーっ!  」
シュパっ シュパっ
ピシピシピシピシピシピシピシっ

 水槽の水面の一部に無数の突起が出来たと思うと、一直線に透明なバリヤに向かって筋を描い
 たっ!

チュンチュンチュン チュチュン チュンチュン

 だが、半球状バリヤの表面で角度を変えて上空に消えていった・・・。

[水軍長](とう すいじゅ)
  「す、水撃レーザーが !!  くっ、、、無念、力及ばず・・・。」
西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「今あなたは疲労困憊、力を出し切れずにいます。 少し休まれて下さい。」

 と 西艶 凌紀 が話している時に透明なバリヤの中では、異様な光景が始まっていた。
 まだ水滴で姿がそれとなく判る生物達、うつ伏せのモノや起き上がっているモノ達の背中から
 2本の突起物が現れ、ゆっくりと伸び始めている。それは次第に両手を広げたおよそ2倍の長
 さにまで成長している。
 また、頭部においても目じりから後頭部にかけて何かカウボーイハットのように繋がり飛び出
 たモノも現れ始めた。

 水軍長と 西艶 凌紀 からは水槽が視界を遮り、この様子を目視することが出来ないでいる。

西艶 凌紀(さいえん りょうき)
  「ただ、今あのバリヤを打ち抜くことが出来ても、突き抜けた水撃がこの地の軍兵達にも当
   たってしまう可能性があり、手が出せぬ・・・。」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「月光軍がまんべんなく配置されてます。報告要員に空軍もおよそ月光軍4人に1人付いて
   おる状況、お気遣い恐れ入ります。」

 その間も透明な生物達は変化を続けている。
 足の爪が尖りながら伸びて大地に食い込み、手の指も鋭く尖り伸びてきた。体の皮膚は戦国時
 代の甲冑を思わせるような幾枚も重ねたような鎧状態に。 口からは長く尖った太い牙が2本、
 背中から成長した突起は、羽毛の無い翼へと変化している。

 背中を丸めたり顎を上げながら首を回したり、上半身と下半身をひねったりと、体の変化を噛
 み締めるようにあちらこちらでうねうねと動かしている。 なんとも異様な光景だ。

 それをいち早く察知したのはこの人、

和恵姉さん
  「なに・・・・ !?  」 ( 首を振って水槽越しに目線を送る )
ゾルダ
  「どうした?」
和恵姉さん
  「見えない連中の[気]が盛り返している・・・。」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「見てくるアル。」
V ズバっ☆ V


  ~
    ~

クラウス総帥
  ( 思い出した・・・。あの時このオレを・・・こいつだ・・・・。
    こ、この力を手に入れても、こいつらにはまだ通じんのか・・・
    なんてやつらを相手しなきゃなんねーんだ・・・・。 )

 蹴り込んでいた足を戻し、そのままゆっくりと一歩ずつ数歩後退し、

  「あぁ、まだ Spec-01 の時にお前にやられた・・・。ここでのこいつには Spec-03 だった・・・。
   やな事を思い出させやがって・・・」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「総帥さん、泣きを見たくなきゃ引っ込んでな。 出番なのはスナーグ、貴様だ!」
全拳武道団 [本部] 武道団長  スナーグ
  「総帥、わたくしめにお任せを。」
クラウス総帥
  「うむ・・・。」 
       ( クラウスはこういちを見つめながら更に数歩下がった。冷や汗が止まらない )
青マント男
  「わたくしがお守りします。」

 そういうと、手のひらを広げて前に向けた。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「そうこなくちゃな。  行くぜ、スナーグ!  」  サっ☆

 そう叫ぶと広い敷地へと走り出した Ryuichi! それに続くスナーグ!  ササっ

クラウス総帥
  「くっ、こういちは残るってかよ・・・。」
こういち
  「クラウス、あんたはまだここで悪さをしちゃいない。 おいらは監視するだけだよ。」
青マント男
  ( くぅ・・・・。 こ、こういちがここにいては陽動も時間の問題、なれば私がこういちを誘
    いますゆえ、隙を見て総帥が中に侵入されて下さい・・・。 )
クラウス総帥
  ( 出来るか? )
青マント男
  ( 最善を尽くすのみ・・・。 )
クラウス総帥
  ( ・・・・分かった。 )


  ~
    ~

和恵姉さん
  「見えない連中の[気]が盛り返している・・・。」





                              -つづく-


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  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年11月06日 10時49分45秒
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