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2026.04.18
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テーマ: 読書(10118)
カテゴリ: 読書



(以下、Amazonより)
''研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。''
(以上、Amazonより)

シリーズ第2弾と書かれると何か関係しているのか、と思えるが、わからない。医療ミステリーという繋がりなのだろうか。
これはなんという小難しい題材を選んだものだと思えた。表現するのも難しく感じてもらうのも難しいと思える毒ガスの危機。
人里離れた不便な山間の中腹に建てられた交通の便の悪い病院。住民が多い時にはそれなりに採算が取れていたのだろうけれど地域の産業が撤退した後は過疎化が進み、病院経営は不振となっていた。そんな地域医療を支え・研修するために派遣された研修医が到着早々濃霧にのまれ、事件に巻き込まれる。山間に孤立した病院に逃げ場はない。加えて、硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そのガスの濃度は濃さを強め上昇してきて一階を死の海にし、二階も瀕死の場となり三階建ての三階に非難している患者、医療従事者たちを恐怖に陥れる。加えて殺人事件の犯人がその中にいるという恐怖。
極限状態での死の恐怖と殺人事件のジレンマ。手に汗握るというよりは心情的に重く辛い時間であった。
クライマックスで犯人がわかってからの終盤は肩透かしではないけれど、足を踏み外したような底抜け感を感じた。なんかあっけない。
巻末を見ると相当に探し物をし大量に読破し、数多くの人から助言や説明を聞いて結実した作品ということがわかる。


白魔の檻 [ 山口未桜 ]





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最終更新日  2026.04.19 15:35:52
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