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※ ビロウな単語、表現が多々あります。食前食中食後の方は、後から来てね(笑)連綿と綴った猫バカ、くり乃バカに暖かいご同情を、たくさん頂戴いたしました。心から、重ねて幾重にもお礼申し上げます。たくさんの励ましを頂き、本当に有難うございました。 痩せて、洗いやすい内にと思った。こんなにガリガリぃ~(泣) てか珍獣。てか妖怪...。 入院中、やせ細る一方のくり乃さんを見て、私は、もう引き際でないかと思った。延命も辛い、だけど死なせるのもいやだ、決心の付かないまま、老猫に無意味な苦痛を与えてしまった。それが、ずっと後悔だったのに、今また、私は同じ事を繰り返しているのではないか。入院中に、家に連れ帰って死なせたいと、お願いしたこともある。いつもは穏やかな先生が、言葉を選びながらも怒ってしまわれた。「くり乃ちゃんは頑張ってるのに!飼い主がネガティブじゃ、治らない!」それで、始めて私は、くり乃は死なないで済むのかも知れないと思えたのだ。「悪い菌を殺しちゃえ。お腹が痛いの、どっか行け。たくさん食べて、元気になるぞ!」毎朝毎晩、ひまひまにそんな呪文を唱えながら、お腹と頭を撫でさする。病気の猫に、飼い主がしてやれることって、そんな程度しかないのかも知れない。 入院を覚悟した日(パソコンにリバースした日)、くり乃さんは込み上げる胃液を堪えながら、か細い声で私に訴え続けた。うみょぉ、んみょぉ、ふみぃ。聞いたことがない、甲高くか細い「泣き」声だった。しんどいよぉ、つらいよぉとも、あちこち汚してごめんねぇとも、聞こえた。「好酸球性腸炎」に罹患した「人間」のブログを読んだら、どんなに苦しかったろうと、くり乃さんが(笑)可哀想になる。乾いたぞうきんを捩っても、まだ絞り上げるほどの苦しみ。自分の胃けいれんの発作を考えても、あの小さな体で堪えるのは、どんなにか辛かろう。 この病気は、アレルギー故に完治することがない。だけど数年前なら、何も食べられず、原因不明で死ぬしかなかったのかもしれない。毒を食べた、なんて思い違いだってするかも知れない。(こんな風に言う方、いますよね?)お腹の弱い子、吐き癖のある子には、アレルギー性腸炎の疑いは必要かも知れない。「好酸球」の増加を食い止める事が出来なければ、人間でさえ死ぬしかない病気なのだ。 参考にでもなればと、もう一度、症状をメモさせて頂きます。○発症2週間前の血液検査では、腎臓と肝臓、白血球の数値が高かった。○超音波検査では、胃壁が異常に分厚かった。○食欲不振の後、一日に複数回(私が不在時の回数は不明)の嘔吐。(食事してないため、胃液のみ)○便秘。腸を動かす治療の後には、下痢が続く。○40度~42度近い発熱。(猫の平均体温は、38~39度)○1ヶ月に及ぶ食欲不振。飼い主の無神経、不注意と誹られて当然だが、こんなに悪くなるまで、私は、病気に気が付かなかった。後から思えば、ここ半年、ムラ食い(猫は食欲にムラがある)が激しくなったなぁ、くらい。「急激な激しい悪化」の印象の割に、検査結果では、「好酸球性」による「浸潤」は幸い「軽度」なのだそうだ。 サンタさん、どうぞお願いします。ロングブーツもロングコートも指輪もネックレスも要らないから、たった一つ、くり乃さんを、病気もケガもしない頑丈な猫に作り直して下さい。モビルスーツ装着猫でもステンレス製猫でも構いません。少々の可愛げと、ただただただただ、頑丈で丈夫な猫に作り替えて下さい。くり乃さんに壊されたパソコちゃんは、修理代と似た金額の中古品NEC/VALUESTARを、一足早く煙突に放り込みました。選択基準は、おしゃれにセンシティブに、デザイン優先で。 「くり乃型ゲロラ攻撃を受けにくい形」「くり乃さんが上に乗れない」。
2008年12月22日
※ ビロウな単語、表現が多々あります。食前食中食後の方は、後から来てね(笑) 心の整理と再発に備えての備忘録に、皆様まで付き合わせてしまい申し訳ございません。 皆様方のお優しさ、暖かさに心より感謝申し上げ、篤く御礼申し上げます。 くり乃様からも、感謝を一言。 みんな、おおきにありがとうやでぇ。連続更新は嘘やし、無愛想な更新逃げやし、しょーもない繰り言は長いし。堪忍したってや。 発症以来、全く食事をしないくり乃さんと、めそめそ泣き続ける飼い主の精神状態を鑑みて、これ以上の入院は不利益だと、退院が決まった。嘔吐こそ収まったものの、下痢は止まらず原因も掴めないままの「仮出所」だ。11月12日夜から21日まで、10日に及ぶ入院。そして毎日の病院通いが始まった。鼻にカテーテルを通し、流動食を一日7,8回(最低140~160CC)与える。一日2回、粉末にしたフラジール(胃腸疾患の抗生剤)を流動食に混ぜてカテーテルに流す。通院時には、皮下点滴で、ビタミン剤と何かの薬(笑)も投与される。毎日、合間を見ては、強制的に固形物を口に擦り付ける。鶏肉、牛肉、白身の魚、バター、クリーム類。いやいや舐めるだけ。流動食も嫌がりはしないのに、匂いを嗅がせると顔を背ける。バタースコッチみたいな匂いで美味しそう、舐めたらほんのり甘かった。 11月26日、やっと生体検査の分析が研究所から届き、「好酸球性腸炎」と診断された。低アレルギー食による食餌療法とステロイドで、病状の安定を図るしかないそうだ。ステロイド注射開始。ともあれ、対病気治療が、やっと開始したわけだ。11月28日、血液検査の結果は、炎症も収まっており良好。なのに、なぜ食べないのか.....。流動食給餌中は、満足そうなのに。ステロイド投与以降、下痢は変わらないが、1日2回だったのが1回に減る!12月1日、くり乃がカテーテルを、また外してしまった。(お金かかるのよ、くりちゃん)このまま、思い切って外してみようと、先生。12月2日夕方、カリカリを少々、三本指握りほど食べてくれる。流動食で3.5kgを辛うじて保っていたのに、今や、3.2kg、1キロ減は、人間にしたら10キロも痩せたことになろうか。食事量が少ないからか、便は2日に1回だけど、翌3日は、形ある便になってきた!よかったよぉ~。嬉しいよぉお~。 12月8日、食欲が9割方は回復したと見て、低アレルギーの療養食に切り替える。ロイヤルカナンのドライ(2Kで3948円もする!)とウェット(チキン&ライス168円)。点滴もステロイド投与も12月5日を最後に、フラジールと乳酸菌(1カプセル120円するサプリ笑)の投薬治療になった。通院もなしで、お薬が無くなる翌週まで、様子を見ることになった。 お肉を好まないせいなのか、想像通り、低アレルギー食はお気に召さない。せっかくの乳酸菌も、普通の猫缶に混ぜてみたのに口にしようとしない。鰹節を思いっきり、振りかけて誘惑してみる。この一ヶ月ばかりで、骨格標本のように腰骨まで浮いてしまい、上等の鶏肉のようにぶりぶりした太ももが、大安売りの輸入鶏肉みたいになってしまった。早速再発てのも、と、今までの缶詰は我慢させ、色んな療養食を取り寄せてみた。撃沈、高いのに。オーガニックの魚缶なら食べるかな?やっぱりアレルギー、おこすかな。せめて、薬とサプリメント(猫には猫の乳酸菌)だけでも飲んで頂かなくては。フラジールは苦くて(舐めてみた)、投与に失敗すると、口をくちゃくちゃしてヨダレが大量に出るのだ。あまりにも気の毒なので、乳酸菌と一緒にカプセルに詰めて飲ませたら、良い感じ。何にせよ、薬を飲ませるのにここまで手こずる猫も初めてだ。あんたがものごっついムカツクってのは、解るから。でもね、お互い様。ムリムリ膝で押さえ込む人間のストレスを、くり乃さんもそろそろご理解下さっても?→ この時、4.2kgあった。 空腹なのに療養食が気に入らず、3.2kg。 クリスマスの鶏グリルみたいだったのに。 椅子のサイズが、変わったようだ。
2008年12月19日
※ ビロウな単語、表現が多々あります。食前食中食後の方は、後から来てね(笑) 暖かいコメントを、皆様、有難うございます。涙をこぼしながらも、励まされました。 引き続き「好酸球性腸炎」の備忘録で、またも更新逃げとなりますがお許し下さい。 心優しい励ましと寄せて下さったご同情に、心より感謝申し上げます。 皆様、有難うにゃ。心から、御礼を言うにゃ。 10月末、ケンカ(に負けて)で、くり乃さんは、またもや尾っぽに怪我をした。その際、歯肉炎治療の必要と腎臓疾患の予兆(血液検査結果)を示唆された。ケガのためか歯茎も腫れて、食欲はあるのに食べにくいようだった。傷治療の抗生物質が効いて腫れが引いたら、俄然、食欲魔神になって食べる食べる。かと思ったら、ぱたりと食欲が落ちてしまった。食欲昂進も、発症の予兆だったんだろうか。 食べなくなって二日後、11月10日、朝から胃液を戻し始める。今までの嘔吐とは違い、口から胃液が溢れ出てくるような、泡が、閉じた口から溢れてきて続いて胃液を吐く、そんな感じ。一日、寝ていたらしく、夜、病院に連れて行く。吐き気止め入りの皮下点滴。翌11日も同様、食欲も全くなし、便もなし。同様の対症療法と検査。レントゲンでは、糞とガスが大量に溜まっているとのこと。膵炎の血液検査では、現状異常なし。触診では、腫瘍の手応えもないらしい。3回の対症療法の後、症状の改善が見られなければ、検査入院した方がいいとのこと。内服薬2種類(胃粘膜保護など)は、また吐きそうで、私では飲ませることが出来ない。11月12日朝、(くり乃の)歯科治療のはずだったが、無期限延期。同様の皮下点滴。今日も胃液を戻し、それ以外はぐったり寝ていた、と家人。滅多に吐かない子なのに、こんなの初めてだ、異常過ぎる。翌日は、病院が休み。このまま、様子なんか見ておれない。11月12日夜、また病院へ。検査と平行して、原因不明のまま嘔吐を止める治療を始める、と先生。入院決定。 時間経過毎のレントゲン(画像がどっちゃりあった。)によると腸が全く動いておらず、詰まっていた糞は、毛玉の塊だったとのこと。腸を動かし、嘔吐を抑える治療が始まったが、今度は、一転して下痢。人慣れしないくり乃は清拭させないので、下痢や胃液で汚れて皮膚炎(褥瘡様)になりその治療のため毛を刈られ、ハゲまであちこちに作ってしまった。膵炎、トキソプラズマ、寄生虫、腫瘍、神経系統の病。血液検査、レントゲン、超音波検査と、より複雑・高価になっていく(笑)検査を経て、消されていく嘔吐の原因。そして、最終、内視鏡検査の生体検査の結果「好酸球性腸炎」と、断は下った。内視鏡検査時の映像は、大腸?の幽門が閉じず土管のようで、先生も「こんな腸は、初めて」だったらしい。 犬が家族の方なら「IBD(炎症性胃腸炎)」はご存知かも知れない。「好酸球性腸炎」はその一つ、難治性のアレルギー性腸炎である。日本においては、まだ専門家の認知度も低い病気だが、その潜在的患者は、人間はもちろん、動物でも数多と言われている。細胞検査によってのみ好酸球は確定する(人間も同様)ので、検査の精度向上とともに見出され、確定した病なのかも知れない。なんせ、動物、ましてペットにまで内視鏡やらCTやら施し始めたのは、ここ数年だ。とはいえ、ある程度の検査で原因が掴めなければ、まずIBDとお疑いになるお医者様もおいでで、ステロイド投与してみて、好転すればIBD、と診断されるらしい。残念ながら、かかりつけのお医者様は、好酸球性腸炎をご存知なかった。ただ臨床経験豊富な方なので、今まで看た胃腸炎とは違う、という所見はお持ちだった。彼のその、プロだけが持ちうる疑惑が、私を不安の嵐に投げ込んだわけだけど(笑) 外に出さんか~い。宝物やら陣地やら、ちゃんと調べなあかんのや~。 カテーテルを鼻からぶら下げていた時も、やっぱりお外に出たかった。 まず、たんと食べて、太ってから。ノラネコさんに間違われちゃう。
2008年12月17日
※ 楽しい話題ではありません。特に、ご家族に動物がおられる方はお辛いかも。 飼いたくて、家に来た猫じゃぁなかった。19年、くっついて生活してきた猫が、もう季節を越せないだろうと不安におののく毎日。二度と動物なんか飼わない、こんな不安は二度と味わいたくないと、老猫の背中を撫でさする事しかできなかった冬。夏の終わり頃から、庭に姿を見せていた仔猫までが、寒さに負けてやせ衰えてきた。誰にも守ってもらえず死んでしまうのかと、ついエサをやってしまった。懐きもしない仔猫のために寝床を作り、湯たんぽで暖めてやった。世話はしても、愛情なんかなかった。可愛いなんて、思いたくもなかった。甘えたい様子を見せ始め、膝に乗ってゴロゴロ言うようになっても、その年、水仙の花時に老猫が逝ってしまった後も、それは変わらなかったのだ。 「病気にはならない、19年を越して20年は長生きをする」という契約?の元、痩せたチビ猫はくり乃という名前になり、賢い美貌猫の後釜に納まったわけだ。それから8年たった。尖った目はくりくりまん丸になり、甘えた声が何とも言えず愛らしい。家族以外に懐かなくても、臆病でも、少々?気むずかしくても、何でもご愛敬。軽度の皮膚炎やケンカ傷はあっても病気とは無縁で、ご機嫌さんでやってきた。はず、だった。パソコンが壊れたとご無沙汰を決め込むちょっと前から、私は、ありとあらゆる物に、祈っていた。「くり乃を、元気な猫に戻して下さい。くり乃の命を取らないで下さい。」願いが叶って、お医者様のご助力とくり乃さんの自助力で、(仮)床上げに至った。だが、「好酸球性腸炎」という難治性のアレルギー疾患を得てしまった以上、再発は必至だ。 ※ IBD(炎症性胃腸炎)と総称される胃腸炎の一種。詳しくはこちらで。 以降の日記は、発症から症状を抑えるまでの、ひとまずの闘病記。この一月余り、くり乃の病気しか見てなかった私は、先ずは、再発に備えて、備忘録なり残さずにはいられない。猫のために費やした、また今後も費える金銭と手間暇と感情に、お叱りや反感もあろうと覚悟している。言い訳をすれば、私自身、本当は忸怩たるものがあるのだ。世界には、5歳まで生きられない子供が6人に一人いる(ユニセフ)というのに、猫の治療費で、どれほどのワクチンが買えたことだろう。死んでしまう子供は、シュバイツァーにもマザーテレサにもピカソにもマリアカラスにもなれるかも知れないのに。たかが猫にどれほどの........、されど猫、世界でたった一匹の「くり乃」なのだ。だから先に、開き直って申し上げておきます。地球は、人間のためにだけにあるんじゃない(笑)反感と反論がおありの方は、私を愚かと思し召して、どうぞスルーでお願いします。このページが、未だ診断が付かないまま同病で苦しんでいる多くの犬や猫、その飼い主さん達の一助とでもなれば、それだけが、まだ救いです。お叱りは、偏に猫バカくり乃々本人へ。(くり乃シンドロームからのリハビリ中です。お願いです、叱らないでからまないで 笑) 痩せると、寒さが堪えるねん。 カテーテルとネックがやっと外れた頃の写真。 流動食のお陰で、3.5kgを、まだ保っていた。※ 連続更新を目論んでおります。無愛想な更新逃げとなりますが、 備忘録と思し召し、どうぞご容赦下さい。
2008年12月16日
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