July 22, 2013
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昨日、「酒楽」のマスターの仕事ぶりを写真で掲載しました。


元々中学時代に北海道ではスキー距離で有名だった数人(マスターを含む)が士別高校に入学し、インターハイに出るぞと頑張っていたそうです。

スキー距離では、クラシックとフリーがあったそうですが、この話はリレーでの話です。スキーの距離競技はあの寒い中、額から落ちる汗と、鼻水を凍らせて、雪が積もった野山を何キロも走るのですから、当然人気がある競技ではなかったそうです。

リレーに出るためには「選手」を集めなくてはならないのですが、これが困難を極め、目をつけていた中学で陸上部や運動部に所属していた選手達にはことごとく袖にされ、しょうがないので、文化系の生徒にまで勧誘の手を広げたそうです。

苦心惨憺した結果、リレーに出場出来るための最後の一人を獲得しましたそうですが、最後のプライドとしてスポーツをするのだからせめて背の高い選手ということになり、ついに見つけたのは、身長は180センチ。クラシックが得意と言うことですが、同じクラシックでも「クラシックギター」を弾かせたら、近隣では誰もかなわないほどの腕前の同級生だったそうです。

文化系部活の入部をあきらめさせて、スキー部に引きずり込んでから、毎日脅したり、すかしたりしながら四季を通して必死で走り続けさせた結果、驚くほど持久力は着いたのですが、元々の運動能力が低いのでスキーの技術は上がらず、何年経っても長い手足をぎくしゃくと振り回して滑っていて、大会でも結局大ブレーキになっていたそうですが、人数がぴったりなので他のメンバーも文句も言わずに「頑張ろう」と、励ましていたそうです。

そんな練習の日々を送りながら迎えた最後の「インターハイ北海道予選」士別高校チームは、昨年までの実績がありませんでしたから、下馬評でも「マークの必要なし」とされていたそうですが、第1走者から先頭をひた走り、次の走者からもずっとトップを守り、ついにトップで「クラシックギターの名手」に、たすきが渡されました…

じつは、この時「マスター」はもちろん他のメンバー達も、この時点で大分順位を落としてアンカーにたすきが渡されるとあきらめていたそうですが、アンカーが控えている地点に選手達が集まりじっと小高い丘を見つめていると…信じられないことに、長い手足を油ぎれのロボットの様に不器用にばたつかせながら、長身の「クラシックギターの名手」がトップで丘を滑り降りて来たそうです。



「クラシックギターの名手」は、息を切らしながら、こう言ったそうです。



チームのメンバー達はその言葉を聞いたとたんに、笑いと涙がとまらなくなったそうです。

この話を聞いた時には、わたくしもつい「じーん」と来ましたが、マスター曰く…

「いやぁ~俺らも驚いたよ…リレーだから大会ではクラシックギターが滑っているところは、たすきを渡す付近でしかみられないんだけど、まさか毎回転んでいるなんて…知らなかったよ、いないよそんな選手はさ…でも頑張ればさ、なんでも出来ると言うことだよね」

わたくしも、教え子にそんな選手が出て来てくれると…嬉しいですね。

追伸「クラシックギターの名手」は、今は、ギターもスキーもまったく関係のないジャンルで、大活躍されているということです





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Last updated  July 22, 2013 05:48:33 PM


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