1

「君はルートだよ。 どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、 実に寛大な記号、ルートだ。」映画にもなった「博士の愛した数式」の原作(小川洋子著)を読みました。新鮮に、感動しました。本当に美しい話です。くろはバリバリの文系で、数学は大の苦手ですが、こんなに美しく、詩的に、数学の話を文章化している小説を、くろは知りません。主な登場人物は、・80分しか記憶の持たない数学者と、・そのお世話をする家政婦・家政婦の息子10歳です。とにかく、数学に関する表現が秀逸なのです。家政婦の息子は、頭のてっぺんが平らな形をしていて、√記号を連想させるため、博士は「ルート」とというあだ名をつけます。博士と、家政婦の息子が初めてであった時の言葉です。「 君はルートだよ。 どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、 実に寛大な記号、ルートだ。 これを使えば、無限の数字にも、目に見えない数字にも、 ちゃんとした身分を与えることができる。 おお、なかなかこれは、 賢い心が詰まっていそうだ 」くろにとって、今までルートなんて、よく分からない存在で、見た目もなんだかカクカクととげとげしく、数学が苦手なくろをいじめているような記号にしか見えませんでした。(2の平方根は「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」とか 意味もなく覚えさせられたこともあります)でも、博士の言葉によって、急に魅力的な存在になりました。他にも、「素数」、「友愛数」、「完全数」など、さまざまな数学用語がとても詩的に、魅力的に表現してあります。博士が一番大切にしているのが、「オイラーの公式」 eπi+1=0というシンプルな公式なのですが、さすがにこれは解説を読んでもよく分かりませんでした。誰か意味が分かる方がいらっしゃれば教えてください。作品に出てくるさまざまな数字の中でも特に重要なのが、「28」完全数です。完全数とは、自分以外の約数を全部足すとその数字自身になるという数字です。28の約数は、1,2,4,7,14、全部足すと28になります。そして、28は、博士の心の中のヒーロー、球界を代表する左腕、江夏豊の背番号でもあります。そして、野球好きの家政婦の息子と、博士の心が近づいていくための鍵となる数字でもあります。一見無機質な数学の世界をこれだけ温かく感じさせる表現力、あらゆる表現をきちんと裏づけ、支えている数学に対するきちんとした取材力、数字と人のこころの動きをシンクロさせていく見事な構成力、中学生くらいの時にこの本に出会っていたら、くろの数学嫌いも変わっていたのではないかと思います。作者の小川洋子さんには最大限の敬意を表したいと思います。皆様も機会があれば、是非読んでみてください。いい作品でした。
2006年03月31日
閲覧総数 1195
2

珍味、ビーバーをいただきました。これ、尻尾です。焚き火に鍋をかけて、グツグツと数時間煮込みます。 食感はモチモチとしていて、100コラーゲン!!!といった感じです。かな~りウマいです。 肉も、遠火でじっくりと2~3時間焼きます。これは、かなりクセがありました。現地で言う「Strong」な感じです。 トナカイやヘラジカの角は、袋角になっているときは、先端はスポンジ状になっていて柔らかく、さきっちょだけは食べられるそうです。知りませんでした。 Keithに作り方を教えてもらったインディアンのパン、「Bannock」です。薄力粉 2カップベーキングパウダー 2さじブラウンシュガー 2さじ塩 2つまみをよく混ぜ、次に冷水を入れて、あまりゆるくならない程度に混ぜます。お好みでレーズン、ドライフルーツ、チーズなどを入れてもOK。フライパンに多めに油をいれ、揚げます。出来立ては本当においしいし、とても簡単です。是非お試しください。目からウロコだったのが、「Campfire Coffee」フィルターなしでもレギュラーコーヒーが淹れられます。 焚き火に鍋をかけ、沸騰したお湯にレギュラーコーヒーを多めに入れます。しばらく煮立てたところで火から下ろし、少しだけ水を入れると、コーヒーの粉がスーッと沈んでいきます。その上澄みをゆっくりとカップに注いで出来上がりです。アウトドアならではのコーヒーが楽しめます。お茶も、そのあたりに生えている草木を煎じてとてもおいしく、体にも良いお茶が淹れられます。 これは、「Spruce Bud Tea」トウヒの新芽を摘み取り、沸騰したお湯に入れます。 これは「Labrador Tea」葉っぱを煮出すのですが、花が咲いている時期には、花ごと入れてもいいそうです。 これは「Caribou Weed」鮮烈なスーッした香りがある葉を使います。Lablador Teaとミックスしてもいいそうです。 「Balsom」別名「Alpine Fir」(モミの一種?)の樹皮は、とても濃厚かつすっきりとした爽やかな香りのお茶が入ります。すごくおいしいです。体全体を浄化する効果があるそうです。 この時期、Balsomの幹には小さな瘤がたくさんできています。中は、樹液がたっぷり詰まっていて、指でつぶすと、すごい勢いでピューッと飛び出します。ものすごくいい香り、森の香りがします。ワセリンと混ぜて顔や手に塗るクリームにしたり、また、切り傷にはこの樹液を塗り、ムースの皮を貼っておくとバンソウコウ代わりになるそうです。傷が治ると、自動的に剥がれ落ちてくれるといいます。 これはキノコ、「Puff Ball」です。一見マッシュルームのようですが、食感はハンペンが一番近いです。 中が白いうちは食用、黄色くなると、液をしぼり、火傷に塗るといいそうです。 そこら中に咲き誇る「Fire Weed」は、文字通り、山火事などの跡に大発生する草です。火事でなくても、道路際や、森の少し開けたところなど、日当たりのいい場所にたくさん咲いています。新芽は赤い色をしています。まだ葉が開いていないものは、生でよし、茹でてよし、炒めてよし、一番手軽に手に入る野菜です。料理にはトウヒやモミなど針葉樹の薪は樹液(ヤニ)が多く、煤がたくさん出てにおいもつきます。ヤナギやハンノキなどの広葉樹の方がヤニが少なく、また燃えた後もいい炭になってくれているので、煮炊きには向いているそうです。雨の中で火をつけるには、乾燥した焚きつけが必要です。燃えやすいトウヒの、立ち枯れしている木を探し、幹に近い部分の濡れていない枝先を折って使えば大丈夫です。Keithと一緒にいると、本当に学ぶことばかりです。
2007年08月11日
閲覧総数 15431
3

久々に、ライカブリーズのライブに行ってまいりました!(ライカブリーズのHPはこちら ライカブリーズ記事第一弾はこちら)以前はMC BreezeさんとShoreさんの二人組のユニットだったのですが、現在はMC Breezeさんのみで活動しています。今日は、初めて、一人だけのライブを見ました。ちょっと寂しい感もありました。でも、一人でもがんばって続けていって欲しいです。辛くても、寂しくても、世に問いたいことがある限り、がんばっていって欲しいです。それが、生きていく、ということなんだと思います。これからもずっと、ライカブリーズを応援していこうと思っています。
2006年02月25日
閲覧総数 88