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2011.10.22
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カテゴリ: アクション


監督 スコット・ワイパー
主演 ストーン・コールド・スティーブ・オースチン

 行きつけのレンタルビデオ屋で、おすすめコーナーに置いてあったので、予備知識ゼロで、観てみました。

 後で調べてわかったのですが、主演のスキンヘッド・マッチョ男は、その筋では有名な悪役レスラーだそうで、結構ファンも多いそうで、その筋の観客が見込める作品なのです。(すみません、僕は、その筋は全く疎いので、全く知りませんでした。)

 ある金持ちTVプロデューサーが、「死刑囚なら殺してもかなわないだろう」という、いかにも身勝手な発想で、世界各地から、10人の死刑囚を集め、脱出不可能な絶海の孤島で殺し合いをさせ、それをネット配信するという鬼畜な番組を企画・実行するという、だれもが考え付きそうなお話です。
 死刑囚の10人は、足に小型爆弾をつけられ、30時間以内に最後のひとりになるまで殺し合いをさせられ、逃げようとしたり、時間内に目標達成できないと爆破させられてしまうのです。そして、最後の1人は、罪が許され、釈放されるという、お決まりのご褒美も用意されています。
 主演のストーン・コールド・スティーブ・オースチンは、もちろん、10人の死刑囚のひとりで、予定していた10人のうち、ひとりがいきなり都合つかなくなり、急遽選ばれたメンバーで、実はアメリカの特殊工作員出身という役柄です。
 もちろん、彼は、生き残っていくわけですが、もうひとり生き残ってきた男が、実は主催者との裏約束があって、というお約束な展開で、結末は、もちろんお約束な結末で、スタッフの中から裏切り者が出て、その手助けもあって、主役の彼が、悪いスタッフもすべてやっつけ、裏約束のある男もやっつけて、ただひとり生き残るという結末です。(お約束な結末なので、全部書いてもいいな、と思って、何も気にせず、すべて書いています。おっと、忘れていた、見なければ。お約束と言えば、「吉本新喜劇」ですね。小学生の頃から、土曜日のお昼と言えば「吉本新喜劇」です。)


 小柄だけどやたら身軽でアクロバチックな動きで人を殺めて行く男とか、細身だが剣術の達人の日本人とか、過剰に色っぽくて男を色仕掛けで誘って殺す美女とか、暗く目立たないけれど冷徹に表情を変えずに人を殺す男とか、いろいろと考えられるだろう、もっと頭使えよ、と思ってしまいました。
 しかも、女のうちのひとりと、マッチョ男の中のひとりが、夫婦という設定で、お互い刑務所に入っていたので、久しぶりの再会で、うれしくて、ついHしたりしていますが、生き残るために、愛を裏切り、Hの最中に旦那を殺す女房とかいった展開にはならず、残念です。2人そろって生き残ったらどうするつもりだったんだろうという余計な勘ぐりは関係なく、あっけなく2人ともやられています。

 そして、またお約束ですが、おごり高ぶった主催者とスタッフが、またお馬鹿で、困ってしまいます。
 戦闘ゾーンとスタッフのいる場所を仕切るのは、金網フェンスのみです。一応、電気を流したりしていますが、マッチョな男たちには、何の妨げにはならないでしょう。巨石でもぶつけられたら、簡単に破れそうです。なぜ、自分たちが襲われることを想定していないのでしょうか。思い上がりもいいところですね。案の定、主人公に、あまりにも簡単に、侵入されています。普通の頭のある人間なら、戦闘する死刑囚たちと同じ島には行かないで、海を隔てた別の場所から遠隔操作するでしょう。世界の刑務所を買収できるほどのお金持ちなら、それくらい簡単でしょう。
 それから、物語の後半、死刑囚たちの戦闘の映像が、あまりにも残酷で、観ていられなくなり、主催者を、裏切ろうとするスタッフが数人現れます。お前ら、すべて承知の上で参加したんじゃねえのかよ、甘えたこと言ってんじゃないよ、と思ってしまいました。想像力がなさすぎですね。(汚い言葉遣いをしてすみませんでした。)
 そうなんですよ、このスタッフたち、主催者のお金持ちプロデューサーも含めて、想像力が、あまりにも欠如しているのです。やはり、ふつう、こういう大掛かりなプロジェクトを催す場合は、考えられる限りのあらゆる事態を想定して、その対処を考え、準備しておくことは、鉄則です。死刑囚がスタッフを襲ってくることとか、裏切るスタッフが出てくるなど、充分に想定できる事態だと思います。しかし、彼らは、思いあがっているためか、ただ単にお馬鹿なだけか、想像力欠如で対策ができてなく、大金をかけたプロジェクトが台無しにしてしまいます。まあ、お約束ですけどね。

 ということで、思った通りの展開で、思った通りの結末で、安心して、純粋に肉弾的なアクションを楽しめる一品を、今回は紹介しました。もちろん、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンのファンの方には、彼の体を張ったアクションがたっぷり楽しめる作品です。





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Last updated  2011.10.22 14:24:07 コメント(3) | コメントを書く
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