年齢を重ねても健康でありたいオトコのブログ

2021.07.28
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カテゴリ: 世のなかの動き
​争いが起きてしまい、困った末に最後に判断を求めるのは、裁判所でしょう。

争いごとを解決する手段は、法治国家の日本において最後は法律になります。
法律に従って判断してくれるのが裁判所 だからです。​



​そりゃ、弁護士試験に受かるくらいの人たちが判断してくれるのですから、 まともな判断をしてくれるに違いない 、、、、そう思ってしまいます。


確かにそうなのですが。

もし、その 法律が変な法律 であれば、変な判断をされてしまうかもしれません。​


​法律は言葉で書かれています。理屈っぽい言葉で。
言葉は、算数のような計算ではありませんから、 解釈できる範囲内ならば、どのように解釈したっていい わけです。​


​もっとも正しい判断をしてくれるのが裁判所ではないのです。
今の法律にもっとも忠実な判断をするのが裁判所 です。​


​その判断の過程では、 法律の言葉をどのように解釈するか という問題が常につきまといます。​
法律自体が不作な場合もあれば、時代に付いていけてない法律だってあります。
想定外のことが全く書いてない法律だってあります。

​そんな不完全な法律に基づいて判断するとなった場合、 裁判官はどう判断するのでしょうか 。​

​人の頭の中の出来事ですから、 完全にはわかりません 。​

​でも、最低限、裁判官がしなければならないのは、 法律に沿って結論を出しましたという事実 です。​
​​結果がどうであれ、 法律に沿った理屈 は、 全国民に開示 することになります。​​

​その結論はともかく、 途中の理屈を生み出すのが裁判所 なのです。​
法律に沿った理屈を考えるのが裁判所です。

​なので、別の側面で見ると、途中の 理屈作りがうまいのが裁判所 です。
結論はともかく。

結論は、はじめから決まっているのかもしれません。
​あとは、その結論に向かって どんな理屈をこねるか です。​

そんな仕事を成し遂げるためには、かなり頭を使います。
難しい仕事です。

​良かれと思って難しい仕事をしたとしても、危険性もありますね。
法律に沿った理屈さえ作れば、 どんな結論だって出てしまう危険 もあるのです。

そんなことを考えると、しょせん、裁判も人間が行う行為ですから、だれもが納得できる完全な判断が出るとはいえないでしょう。

日本だけでなく、外国でも少しどうかな、と思える裁判例もありますから。

​法律は、 人間が考えられる範囲で考えたルール です。​
完全なものではありません 。​

頭の良い偉い人がちゃんと考えてくれている、なんて思っていたら、そのうち「あれれ?」と思う判例も出てくるのではないでしょうか。

​法律って理屈っぽくて近寄りがたいです。
しかし、トラブルになったときに最後にすがりつけるのは ​法律​ です。​


民法や刑法の「さわり」くらいは、学習 しておいてもよいですね。​

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最終更新日  2021.07.28 19:00:04
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