2006/06/25
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 2005年の1月8日から1月19日の間に

 フリーページにおいてUPしたものを

 再度ブログでUPしているだけです。




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 初めて迎えた2人の朝は

 すでに昼すぎだった

 そりゃそうだ、2人で朝帰りしたんだから






 「おはよ」









 「キモっ! なに笑ってんの?! (笑 」


 「キモクないよっ!」


 「そう? 目ヤニ凄いぞ♪ (笑 」


 「うるっさっい!」







 「もー・・普通・・さ、愛しい人が目覚めたらさ?そんな事言うの?」


 「愛しい人? どこ?どこにいるのかな?」








 布団をめくり探し出す俺







 「ホラホラ!ここに居るからっ!」







 顔を俺の前に差し出す真知子








 「ちょっとゴメンネ~今探してる最中だから、どけてね♪」















 「信じられなぁーい!!」


 「アハハハハハ お前さ、面白いね♪」


 「そんな事するのkuzooちゃんだけだからっ!」


 「そうか?」


 「そうだよっ!」





 「そうかな?」







 「絶対に意地が悪いよね! 普通はさ・・・」


 「普通・・・は? なに?」








 「普通はさ・・朝起きたらさ~チュとか、しないの?」


 「あぁ~ それね・・でも今は昼過ぎだろ?

              朝じゃないしな~ (笑 」





 「やっぱり!意地悪いよ!この人はっ!」


 「アハハハ 本当に面白い生き物だねお前は♪」


 「おもし・・・」「おはよ♪」 チュ






 文句の最中にkissをした









 「おはよ・・・ヘラ」


 「キモっ! なにニヤケてんの?」


 「だからっ!キモクないっ! やっぱこの人意地悪だっ!」


 「アハハハ 本当お前は面白い生き物だよ♪ (笑 」








 そんな感じの2人の初めて迎える朝だった










 グッグゥ~・・・×2









 顔を見合わせ笑う2人






 「腹減ったよな? (笑 」


 「減っちゃったね・・適当になんか作るよ?」


 「んー・・ってか、近くにコンビに合ったよな?」


 「あるけど・・・?買いに行く?面倒じゃない?」


 「作るほうが面倒しょ? それに・・・」


 「それに・・なに?」


 「何食わされるのか、わかったもんじゃないしな (笑 」


 「ヒドーイ! やっぱこの人意地悪だ!」


 「アハハハ やっぱ、お前は面白い生き物だね♪ (笑 」


 「もう!信じられない!」


 「それにさ♪ (笑 」


 「それに?なに? (怒 」


 「真知子と2人手をつないでさ、朝の散歩したいしょ?」


 「フ~ン そうなんだ・・ニヘ」


 「アハハハ 本当お前はわかり易い生き物だね♪ (笑 」


 「また!!からかったのっ!」


 「からかってないよー

         本当に真知子と散歩したいよー♪」


 「ホント?」


 「ホント♪」


 「仕方が無いな・・付き合ってやるか♪」


 「お願いします」











 モゾモゾと起き出しシャワーを浴びた

 真知子は俺に着替えを渡してくれた


 「kuzooちゃんこれ着たら?」


 男物のスエパンにTシャツだった





 元々、細かいことは気にしない俺は

 『前彼のかな?』

 そんな風に思っていたし

 今彼が居たとしても


 『まっ 俺には関係ないな♪』



 まるっきりの無頓着であった


 「サンキュー」


 いそいそと着替え外に出た

 いい天気だった

 散歩するには絶好のお天気

 2人手をつなぎ歩き出す

 真知子がやたらに喜んでたのを思い出す




 「そんなに散歩が嬉しいか?」


 「嬉しいよ♪」





 「前世は犬だな (笑 」


 「またそんな憎まれ口言うっ! でも・・・」






 「・・?」


 「嬉しいよっ!! うん!!

     好きな人と昼真っから手をつないで歩いた事ないから♪」


 「へぇーないの?」


 「うん! なかった!」


 「それはお気の毒さま~」


 「ん・・? なにが?」


 「初めてなのが俺で・・・可哀想に (笑 」


 「そうだね (笑 」


 「そうだよ (笑 」







 その時、ふと疑問には思った

 いくらなんでも、俺が初めて?

 昼間に彼氏と手つないで歩かないのかな?

 それとも、

 彼氏が手をつなぐの嫌いな人なのかな?と・・

 その疑問も遅い昼飯の後に判明する事になる






 「はぁ~お腹一杯です 御馳走様でした」


 「私もお腹一杯♪」


 「しかしさ~」


 「なに?」


 「この部屋広いよね?」


 「そうだね♪」


 「ナゼに有効利用しないの?」


 「なにが?」


 「なにがって・・・」







 胡坐をしている俺の脚の上に

 真知子は座っていた

 基本的に真知子は外に居るときは

 バリバリのお姉さん風であったが

 2人っきりの時は甘えキャラで

 常に俺に引っ付いていた

 さすがにトイレについて来そうな時は・・・



 「アホか?!」



 と、断ったが

 ブーブー文句を言っていた







 「まぁ~イイけどね (笑 」


 「イイでしょ? いつも一緒に居れる訳じゃないし・・・

                2人の時はそばに居たいの♪」


 「へー」





 「イイよね?」





 「・・・はいはい」





 その時電話が鳴った

 ハッとした表情で

 顔色を曇らせ

 電話に出る真知子






 「・・・はい」


 「・・・えっ? でも・・!」


 「・・・うん」


 「・・でも、今日は・・・!」


 「・・・うん わかった・・・」


 「・・・じゃ・・気をつけて・・」





 静かに受話器を置く真知子

 さっきまでの明るい表情とは違い

 明らかに暗く沈んでいた






 「どうした・・・?」


 「kuzooちゃん・・・ゴメンネ・・・」


 「なによ?」


 「もう少ししたら・・帰ってもらえる?」





 この一言で

 ピンときた



 『あぁ~彼氏が来るんだな・・・。』



 それと

 何かわからないが・・・

 怒りがこみ上げて来たのを思い出す

 ある意味、間男の俺が悪いのに

 これじゃ・・逆ギレ状態だよね アハハハハ







 「ん? あぁ~そういう事ね♪イイよ帰るよ♪」







 笑顔で言ったつもりだけど

 多分、目が笑ってはいなかったと思う







 「そういう事って・・なに?」


 「・・・・・・」


 「だから・・なによ?!」


 「・・・・」








 無言で帰り支度を始める俺

 多分、話を続けると切れそうだったからかな?

 19の若造だからしょうがない 

 それを悲しげな表情で見ている真知子





 「だから・・・なんか言ってよ・・・」


 「あぁ?・・あぁ~ じゃ~言いますね (笑 」






 玄関まで歩き出す俺

 その後ろを付いて来る真知子



 「・・・なんか・・言ってよ・・」







 背中越しに今にも泣き出しそうな声に

 振り返り俺が言った言葉は・・・













 「サヨナラ♪」






 「なに?・・・それは?」





 「はい? 帰る時には『サヨナラ』って言うだろ?」





 「・・・また・・逢えるよ・・ね?」






 「あぁ~お店? 悪いけど俺貧乏だからさ

        飲みには行けないよ ゴメンネ (笑 」






 「そんなの聞いてないよっ!」






 「あぁ?じゃ~ナニ?」 すでに半ギレ状態 





 何にキレてるいのかも判らなかった

 別に男が居ても気にしないのに

 イヤ・・ その時までの俺は気にしない男だったのに



 それ以前の俺は

 彼氏がいる女とも普通に付き合ってた筈だった 



 その時は

 キレていた

 彼氏優先なのは当然なのに

 ただ、あまりにもその日一日が楽しかったからかな?











 「普通に逢えるのか?って私は聞いてるのよっ!」



 「そんなのなぁ~・・電話の彼氏と逢ってたらイイべよ?」



 「俺はな彼氏の代用品じゃねぇ~の!」8割キレ状態 イヤン











 「・・・・彼じゃない」









 「あぁ? じゃなによ?何者よ?保護者か? (笑 」










 「・・・この・・」







 「あぁ?」





 「・・・この部屋の持ち主・・・」


 「あぁ?・・持ち主・・?」











 真知子は

 愛人をやっていた・・・・。








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Last updated  2006/06/25 01:50:28 AM
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