「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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2006/06/25
4。
カテゴリ:
カテゴリ未分類
注
2005年の1月8日から1月19日の間に
フリーページにおいてUPしたものを
再度ブログでUPしているだけです。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
初めて迎えた2人の朝は
すでに昼すぎだった
そりゃそうだ、2人で朝帰りしたんだから
「おはよ」
「キモっ! なに笑ってんの?! (笑 」
「キモクないよっ!」
「そう? 目ヤニ凄いぞ♪ (笑 」
「うるっさっい!」
「もー・・普通・・さ、愛しい人が目覚めたらさ?そんな事言うの?」
「愛しい人? どこ?どこにいるのかな?」
布団をめくり探し出す俺
「ホラホラ!ここに居るからっ!」
顔を俺の前に差し出す真知子
「ちょっとゴメンネ~今探してる最中だから、どけてね♪」
「信じられなぁーい!!」
「アハハハハハ お前さ、面白いね♪」
「そんな事するのkuzooちゃんだけだからっ!」
「そうか?」
「そうだよっ!」
「そうかな?」
「絶対に意地が悪いよね! 普通はさ・・・」
「普通・・・は? なに?」
「普通はさ・・朝起きたらさ~チュとか、しないの?」
「あぁ~ それね・・でも今は昼過ぎだろ?
朝じゃないしな~ (笑 」
「やっぱり!意地悪いよ!この人はっ!」
「アハハハ 本当に面白い生き物だねお前は♪」
「おもし・・・」「おはよ♪」 チュ
文句の最中にkissをした
「おはよ・・・ヘラ」
「キモっ! なにニヤケてんの?」
「だからっ!キモクないっ! やっぱこの人意地悪だっ!」
「アハハハ 本当お前は面白い生き物だよ♪ (笑 」
そんな感じの2人の初めて迎える朝だった
グッグゥ~・・・×2
顔を見合わせ笑う2人
「腹減ったよな? (笑 」
「減っちゃったね・・適当になんか作るよ?」
「んー・・ってか、近くにコンビに合ったよな?」
「あるけど・・・?買いに行く?面倒じゃない?」
「作るほうが面倒しょ? それに・・・」
「それに・・なに?」
「何食わされるのか、わかったもんじゃないしな (笑 」
「ヒドーイ! やっぱこの人意地悪だ!」
「アハハハ やっぱ、お前は面白い生き物だね♪ (笑 」
「もう!信じられない!」
「それにさ♪ (笑 」
「それに?なに? (怒 」
「真知子と2人手をつないでさ、朝の散歩したいしょ?」
「フ~ン そうなんだ・・ニヘ」
「アハハハ 本当お前はわかり易い生き物だね♪ (笑 」
「また!!からかったのっ!」
「からかってないよー
本当に真知子と散歩したいよー♪」
「ホント?」
「ホント♪」
「仕方が無いな・・付き合ってやるか♪」
「お願いします」
モゾモゾと起き出しシャワーを浴びた
真知子は俺に着替えを渡してくれた
「kuzooちゃんこれ着たら?」
男物のスエパンにTシャツだった
元々、細かいことは気にしない俺は
『前彼のかな?』
そんな風に思っていたし
今彼が居たとしても
『まっ 俺には関係ないな♪』
まるっきりの無頓着であった
「サンキュー」
いそいそと着替え外に出た
いい天気だった
散歩するには絶好のお天気
2人手をつなぎ歩き出す
真知子がやたらに喜んでたのを思い出す
「そんなに散歩が嬉しいか?」
「嬉しいよ♪」
「前世は犬だな (笑 」
「またそんな憎まれ口言うっ! でも・・・」
「・・?」
「嬉しいよっ!! うん!!
好きな人と昼真っから手をつないで歩いた事ないから♪」
「へぇーないの?」
「うん! なかった!」
「それはお気の毒さま~」
「ん・・? なにが?」
「初めてなのが俺で・・・可哀想に (笑 」
「そうだね (笑 」
「そうだよ (笑 」
その時、ふと疑問には思った
いくらなんでも、俺が初めて?
昼間に彼氏と手つないで歩かないのかな?
それとも、
彼氏が手をつなぐの嫌いな人なのかな?と・・
その疑問も遅い昼飯の後に判明する事になる
「はぁ~お腹一杯です 御馳走様でした」
「私もお腹一杯♪」
「しかしさ~」
「なに?」
「この部屋広いよね?」
「そうだね♪」
「ナゼに有効利用しないの?」
「なにが?」
「なにがって・・・」
胡坐をしている俺の脚の上に
真知子は座っていた
基本的に真知子は外に居るときは
バリバリのお姉さん風であったが
2人っきりの時は甘えキャラで
常に俺に引っ付いていた
さすがにトイレについて来そうな時は・・・
「アホか?!」
と、断ったが
ブーブー文句を言っていた
「まぁ~イイけどね (笑 」
「イイでしょ? いつも一緒に居れる訳じゃないし・・・
2人の時はそばに居たいの♪」
「へー」
「イイよね?」
「・・・はいはい」
その時電話が鳴った
ハッとした表情で
顔色を曇らせ
電話に出る真知子
「・・・はい」
「・・・えっ? でも・・!」
「・・・うん」
「・・でも、今日は・・・!」
「・・・うん わかった・・・」
「・・・じゃ・・気をつけて・・」
静かに受話器を置く真知子
さっきまでの明るい表情とは違い
明らかに暗く沈んでいた
「どうした・・・?」
「kuzooちゃん・・・ゴメンネ・・・」
「なによ?」
「もう少ししたら・・帰ってもらえる?」
この一言で
ピンときた
『あぁ~彼氏が来るんだな・・・。』
それと
何かわからないが・・・
怒りがこみ上げて来たのを思い出す
ある意味、間男の俺が悪いのに
これじゃ・・逆ギレ状態だよね アハハハハ
「ん? あぁ~そういう事ね♪イイよ帰るよ♪」
笑顔で言ったつもりだけど
多分、目が笑ってはいなかったと思う
「そういう事って・・なに?」
「・・・・・・」
「だから・・なによ?!」
「・・・・」
無言で帰り支度を始める俺
多分、話を続けると切れそうだったからかな?
19の若造だからしょうがない
それを悲しげな表情で見ている真知子
「だから・・・なんか言ってよ・・・」
「あぁ?・・あぁ~ じゃ~言いますね (笑 」
玄関まで歩き出す俺
その後ろを付いて来る真知子
「・・・なんか・・言ってよ・・」
背中越しに今にも泣き出しそうな声に
振り返り俺が言った言葉は・・・
「サヨナラ♪」
「なに?・・・それは?」
「はい? 帰る時には『サヨナラ』って言うだろ?」
「・・・また・・逢えるよ・・ね?」
「あぁ~お店? 悪いけど俺貧乏だからさ
飲みには行けないよ ゴメンネ (笑 」
「そんなの聞いてないよっ!」
「あぁ?じゃ~ナニ?」 すでに半ギレ状態
何にキレてるいのかも判らなかった
別に男が居ても気にしないのに
イヤ・・ その時までの俺は気にしない男だったのに
それ以前の俺は
彼氏がいる女とも普通に付き合ってた筈だった
その時は
キレていた
彼氏優先なのは当然なのに
ただ、あまりにもその日一日が楽しかったからかな?
「普通に逢えるのか?って私は聞いてるのよっ!」
「そんなのなぁ~・・電話の彼氏と逢ってたらイイべよ?」
「俺はな彼氏の代用品じゃねぇ~の!」8割キレ状態 イヤン
「・・・・彼じゃない」
「あぁ? じゃなによ?何者よ?保護者か? (笑 」
「・・・この・・」
「あぁ?」
「・・・この部屋の持ち主・・・」
「あぁ?・・持ち主・・?」
真知子は
愛人をやっていた・・・・。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
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Last updated 2006/06/25 01:50:28 AM
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