今回の修理は、「 SONY ZS-5 "ソナホーク" CDラジカセ(発売日:1991年) 」だ。同時期に発売の「 ZS-7 」の下位機種だ。愛称は「 ソナホーク 」。
何とか修理できないかとご相談いただいた。
[SONY ZS-5 CDラジカセ]
■主な故障と原因■修理
分解したこの時点で、ハンダ付け部の劣化が多数目視できた。全ての基板を点検してハンダ付けの劣化を補修。CD再生不可等は、この作業で回復。
マイク入力端子の基板取り付け部。プリント配線がはがれている。同端子と筐体の穴がずれて圧迫されたことが原因。過去の修理時の作業ミスと思われる。ジャンパ線で代替補修。
取外したダブルテープデッキ。磁気ヘッドやピンチローラーは磨耗や劣化が少なく、クリーニングのみ実施。
ゴムベルトは劣化(伸び、硬化)があったために採寸・製作・交換。 TAPE走行速度やアジマス、レベル調整を行って回復。
CD系メカも分解清掃。CD光ピックアップは「SONY KSS-240A」 。比較的高級機種に使用されるタイプ。経年なりの劣化はあるものの、交換するまでには至っていなかった。
CDトレーの開閉用ベルトも劣化していたので交換。
TAPE調整中に突然、左スピーカーの出力が無くなった。ヘッドホンは左右とも問題なく出力がある。原因は、ヘッドホン端子内部の電気接点劣化。分解してクリーニング。
他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。
--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---
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