首こり・肩こりシリーズ(?)第2弾です。
7月中旬に 整骨院
を訪れて「 冷やせば治る
」と言われてから、
研修で「 動作法
」の合宿に行ってきました。
「 動作法
」は、体を動かしながらほぐしていくやり方なので、
研修を受けながらちゃっかり講師の先生に肩こりの原因部分もほぐしてもらいました。
結論から言うと、この「動作法」
もともとは肢体不自由の方のための動作訓練のためであったものが、
今では十分スポーツや日常の生活における「リラクセーション」や
「健康機能の維持・向上」に役立つものになっています。
(なので、障害のある子供さんのためにはもちろん役に立つのですが、
筋肉や体の不調を感じている大人の方にも十分役立ちます。
う~ん、こりゃ一石二鳥!(^0^))
私の場合は、ざっと次のようなメリットがありました。
・体の各部分の 「 力を抜いた状態」がわかった 。
・可動域がせまった筋肉について、「動作法」をすることで 可動域が広くなった 。
・「今、筋肉のどこを動かしている」というのを 意識できるようになった 。
具体的には 「肩関節」と「肩甲骨」のポイントと動きの違いがわかった 。
それでは、以下に県立教育研修所における研修の報告を書きます。
動作法については今週末の土日にも、今度は子どもさん相手のキャンプに行ってきます。
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7月24・25日 動作法 実技研修より
・S40年 九州大学 成瀬悟策 教授が「動作訓練」を考案したのがはじまり
脳性まひ児に対しての心理的アプローチ として出発する。
効果は抜群だった。
※成瀬悟策先生の本で読みやすいのはコレ。↓
動作法関係のこと全般に広く浅くふれています。
私はネットで買って、3日くらいで読みました。おすすめです。
『 姿勢のふしぎ
しなやかな体と心が健康をつくる ブルーバックス
』
( 成瀬悟策
、講談社、新書、1998、820円)
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 動かないはずの手が動いた/2 自分のからだが動かせるためには
/3 姿勢が人の心をつちかう/4 動作法の展開
/5 心理治療としての動作法/6 今後の発展
・現在、プロ野球選手でも「 スポーツ動作法 」として取り入れている人がいる。
ネクストバッターズサークルで、立位でのひざのまげのばしをする等。
☆ 大事なのは、自分で気づくこと
・最初にやった演習は、
・足首 ・腰 ・手首 ・顔 など、部位ごとに 力を入れていき 、 その後順番に 一つずつ力を抜いていく演習 。
力を入れると、つっぱって、沿った感じになる。
「この感覚か!」と自分でつかむ。
☆動作法のねらいは、 「自己コントロール力」をつけること
・例としては、「 自動車の運転 」の例(車両感覚、車両操作等)がわかりやすい。
☆体を通して、心を育てる
(1) 体をゆるめる
(2) 体を動かす
(3) 体をタテる (軸をつくる)
・足首を緩めることで、 大地を踏みしめている感覚 がめっちゃはっきりと実感できる!・立位のまま 前傾する だけでも、踏みしめ感覚ははっきり変わってきます!
・不当な緊張を処理するための弛緩の練習
(リラクセーション課題)
〇 躯幹(くかん)のひねり
・側臥位で、腰を固定して上肩だけひねり、肩を地につける (肩を動かす感覚)
〇 背そらせ
〇 肩の上げ下ろし
〇 肩の開閉
・ 共同注意 をはぐくむ
☆「 楽しい動きの共有 」 まず、これが大事!
〇 腕上げ動作コントロール
〇 膝の曲げ伸ばし
・手で子どもの動き・心理状態を読み取れるように感度を高める。
〇 フワピタ動作法
『 とけあい動作法
~心と身体のつながりを求めて
』
( 今野義孝
、 学苑社
、2005、2800円)
↑手で体にふれながら「ふわ~、ピタ~」とやっていく
動作法の基本が紹介されています。
最初に紹介した新書の本よりはずいぶん専門的です。
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かなり簡単に書きすぎたので
動作法の奥深さはさっぱり伝わってないと思いますが、
実技をやってみて、「これは今後もやっていきたい!」という思いを持ちました。
現在、肢体不自由児学級担任で 筋肉のリラクセーションは最重要課題
ということもあり、
今後も「動作法」の勉強は続けていきたいと思っています。
兵庫県は「動作法」が盛んらしいですが、居住地や勤務校の近くで学習会とかあったらいいんだけどな。(^^)
ちなみに、私の「首こり・肩こり」解消法を求めての話には
さらにまだ続きがあります。
タイトルは「 整形外科に行く
」
また改めて日記に書きたいと思います。
では!!
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