きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2021.05.01
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カテゴリ: PC・デジタル関係
​​​​​勤務市ではGIGAスクール構想の児童生徒1人1台端末を効果的に活用するため、「 ミライシード 」を使っていこうとしています。

ゴールデンウィーク前の水曜日に、研修を受けてきました。

なかなかよさそうな機能があるので、自分の備忘録を兼ねて、こちらにメモしておきます。

以下、リンクに関してはすべて公式サイトとその関連サイトのものです。
最初に、公式サイトによる概略の説明を転載します。

▼ミライシード公式サイト
 ​ https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/

====================
・ミライシードは、協働学習・一斉学習・個別学習それぞれの学習場面に対応した3つのアプリケーションからなる タブレット学習オールインワンソフト です。

協働学習支援ツール『ムーブノート』 では、子どもたちが主体的に学び合い、クラス全体で練り上げる授業を支援します。

授業支援ツール『オクリンク』 では、子どもたちの思考を止めず、一人ひとりが考えやアイディアを表現する活動を支援します。

デジタルドリル『ドリルパーク』 では、個々に合ったレベル・ペースで、知識の確かな定着や主体的に学ぶ姿勢を支援します。

(公式サイトの説明より)
====================

主に、 3つのアプリが使える

最近は機能が充実していていろいろできるアプリが多いので、僕のように初めてそのアプリを勉強しようとする人は、情報が多すぎて戸惑うことも多いでしょう。
僕なんか、情報が多すぎるだけでいやになって、後回しにするクセがついています。
「ミライシード」のことも、いろいろできるだけに後回しにしていたので、研修でちゃんと教わってくることができてよかったです。

その後、自分でも公式サイトの説明などを見て、勉強し直しました。
「最初の一歩として、とりあえず、これだけ覚えておこう」というポイントを、僕なりにコンパクトにまとめてみます。 ウィンク


0.教師の準備

・ミライシードと言えば、 オクリンク
 オクリンクを使うには、準備が必要。
・たとえば「4月28日の6時間目の総合の授業でオクリンクを使う」とすると、
 オクリンク上で「4月28日」→「6時間目」→「総合」の 部屋を作る

 (後で学習成果物を確認するとき、その部屋にデータが残っているというシステムです。
  「 時間割ベース 」というのが、大きな特徴なので、おさえておきましょう。)

1. オクリンク ​(授業で使う)



・カードをつなげて、スライドショーが作れる。
・作ったカードを、先生に送ったり、子ども同士で送ったりできる。

<最初の一歩!>
    まずは先生が作った回答欄付きのカードを子どもたちに送る
   →子どもたちがそのカードの回答欄に、字や絵を描く
   →子どもたちが先生に自分の回答を送信(提出BOXに送信)

★オクリンクで便利なのが、 ライブモニタリング
 テレビのクイズ番組で回答一覧がドンと出るときみたいに、
各児童生徒の画面が、教師の画面上にドンと出る

★手書きでカードに書けるので、小1から実施可能。


2.​ ドリルパーク ​(学校でも家庭でも使えるドリル学習)


・問題をやって、 ポイントをためる
・自分の学年の問題だけでなく、小1~中3までの全問題が選択可能。
・やった履歴が残る。
・連続正解(=コンボ)や全問正解(=パーフェクト)でポイントにボーナスがつく。

<最初の一歩!>
漢字 の書き取りをやってみる(画面上に指で書く)
     (または)
算数 の基本問題をやってみる(選択肢から選ぶ問題が3~7問程度)

★大人がマルつけをする必要がないので、子どもたちが自主的にやって、どんどん進めていける!
★パワーアップ問題は、読解力が問われる。1問あたり3~5分考える、じっくり解く問題。
★先生からそれぞれの子に コメント を送信することもできる。

3.​ ムーブノート ​(授業で使う)


・意見(付箋)の自動集約・自動集計
 →視覚化(多かったワードが示されるなど)

<最初の一歩!>
    まずは先生が「あなたはA? B? 理由も書いてね」と出題。
   →子どもたちが2択の答えと、理由を書く
   →自動集計された結果が電子黒板に表示される。
    気になる答えの人を先生が当てて、子どもたちが意見を言っていく。

★オクリンクの発展型。対話的で深い学びにつながる。
 まずはオクリンクを使い慣れてから、挑戦しよう!

★口頭発表できない子の意見もすくい上げられる!


4.その他

「​ ミライシード ファンサイト ​」には、ほかにも便利そうな使い方が紹介されています。

・​ ムーブノートで朝の体調確認 ​:
   「今朝の体調は□点」とその理由を子どもたちが先生に送る。

・​ ノート提出をデジタル化 ​:
   子どもたちがノートを写真に撮ってオクリンクで先生に送る。
  →デジタル上でノートチェックして、評価をつけられる!

スマイル 多人数の学級はノート点検がけっこう大変。
  自宅に持って帰って点検される先生が多いですが、大人数のノートはかなり重いです。
  僕の学校で一番使えそうに思ったのが、この「ノート提出のデジタル化」でした。

<評価について>
・​ カルテ ​機能:
  ・全ての学習履歴が残るので、その子の今までのやった量や、得意・不得意が分かり、今後の「その子に応じた学習」につなげられる。
  ・教師は、オクリンクの提出BOXに提出されたものに3段階評価をつけられる。
  →「★★★」などで指定して表示を絞り込める。

5.実施上の注意点

研修会後に講師の先生に質問したところ、40人学級で同時に使った場合の ネット上の渋滞 は現状では仕方がないということで、大人数での使用は待ち時間が避けられなさそうなのがネックです。ミライシード側ではなく、教室のネット環境の問題ですが・・・。

40人学級にアクセスポイントが1つだけしかないというのがそもそも厳しい環境のようで、2つあるとだいぶ違うのだとか。
オクリンクよりはドリルパークのほうが軽いようです。

大規模校は子どもの数が多すぎてネットが混雑するリスクがまだまだ解消されていません。
勤務市内でも、少人数の学校のほうが積極的にどんどん使っているようです。
僕が勤務している大規模校でも、どんどん使っていきたいのですが・・・。

学校のネット環境は今後も改善が予定されています。
環境整備を急いで、1人1台端末を有効に使えるようにしていきたいです!


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最終更新日  2021.05.01 12:01:45
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