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「生きている!」 地震に見舞われた長岡市の土砂崩れ現場から2歳の男児が救出される中継映像が流れた。出張先の広島県・安芸高田市のお好み焼き屋のテレビで、その一部始終を見た。地震発生から92時間。奇跡である。一緒にいた取材相手に、食事をしながら話を聞くはずだったが、ほとんど会話をせず2人で映像に見入った。お好み焼きの味がどうしても思い出せない。 数時間後、携帯の時事通信速報で、今度はその母親の死亡を知る。男児の驚異的な生還に喜んだ直後の絶望感。これはいったい何なんだ。 生き埋めにされたふたりの子どもは、我が子と年齢がほぼ同じだ。家族構成が似ているからなのか。東京に単身赴任だったという夫の「天国と地獄」を想像してやまない。 悔いが残る。救助隊は前日の26日午後3時半に土砂に埋まった車を発見しながら、午後5時に救助活動をうち切った。「ナンバーを確認したときは、生存の兆候は確認できなかった」という。だが、男児は生きていた。「生存の兆候が確認できなかった」時点から約1日が経過してからも。 自分は現場を知らない一傍観者。だが、もし、あのまま前日の救助活動を続けていたら、母親も救えたかもしれない、という希望的観測から頭がなかなか切り替えられない。 妻に電話した。「ちゃんと仕事してんのー?」という、いつものそっけない声が聞こえてきてほっとした。
2004.10.27
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紅葉真っ盛りの群馬・草津町へ出張。来季J2昇格を目指すザスパ草津のホームゲームだ。京都から佐川印刷を迎えての一戦は、1ー0で勝利。普段、立ち見を入れても1千人しか入らない「野原」のようなグランドで2200人が観戦。レッドカード2枚が出る荒れた試合だったが、これも昇格への執念か。サッカー担当記者になる前から応援していたチームのJリーグ入りがいよいよ目前。楽しみだ。帰りの特急の中で原稿も送り、高崎駅を過ぎて、名物の「だるま弁当」にありついていたときに列車は急停止。車内アナウンスが「地震発生」を告げる。東京から一緒に出張していた写真部カメラマンの携帯がなり、すぐに「新潟へ行け」との指示。取材はスポーツモードから、災害モードへ。だが、その後列車は止まり、缶詰めに。上野に着いたのは定刻から90分遅れだった。被災地の皆さんは本当に大変だが、その後、新潟に向かったカメラマンにも少し同情した。
2004.10.23
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Mariから突然のメールが来た。「11月にいよいよメジャーデビューする」という。彼女は「トワイライトシステム」というユニットのボーカル。相変わらず愛想のない、ほんの数行のメールの行間からは、夢をつかんだ充実感がほとばしっていた。メールの最後に「感謝ですっ!」とあった。 彼女とは同じ函館出身の同郷の仲。でも知り合ったのは東京に出てから。言葉に繊細な内面と、三枚目キャラのギャップが激しい。だが最初に歌声を聞いたとき、「これはもしかしたら」と思った。 あれから6年。Mariを紹介してくれたあの人が自分のそばから消え、自分には家族ができて、仕事も変わった。一つの夢を追い続けて、実現したMariに拍手。http://www.mariikeda.com/1_profile/index.html
2004.10.21
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