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かすかな光を
睫毛が絡めとる
カーテンの隙間から
朝のさざめきの予感
いつもより
足裏が火照っているのは
甘酒のとろりとした湯に浸かる
夢を見たから
バスタオルで体を拭く
夢の続きのように
布団を剥ぎ取って
カーテンに手を伸ばす
数秒前から
気づいている
いつもより高い鳥の声に
夜の一切を忘れた空気に
痛みと明るさを分け合ったような
雪の匂いに
静けさを割いて
カーテンをひらけば
そこはもう見知らぬ世界
輪郭すべてが手を繋ぎ
大地の広さを讃えている
白く覆われ
剥き出しになっている
出来たての朝
新しいいのちに
生まれ変わった気分
まるではじめてのことのように
朝のルーチンをこなし
出がけの靴の
靴紐を結び直す
いつもの日常が
また繰り返されるだけだとしても
いまはただ
この真っ白な道を
きよらかに突き進んでいきたい
靴も
雪も
汚しながら
それでも前に
うーーん、いいとこ、てんこ盛りなのに、ちょこちょこと気になるんだよなあー
で、ゴメン、ちょこちょこ直してみました。
・・・添削後を掲載しているため省略・・・
この方が良くないですか?
それと、秋さんがやる長い距離の仕掛けは、最初の仕掛けのインパクトが薄いのか、「作者のみ知る」になりがち(たいていの人はそこが仕掛けだったということに気づいていない)なので、その手法よりも、少しずつだんだんと匂いを濃くしていくというカタチを取ったほうがいいと思う。そこのやり方も変えてみてますので、これでちょっと検討してみて下さい。
あらためてこの詩のいいとこですが、
まず初連の繊細さから、もうぐっときますねー
初連でもうこの詩に引き込まれます。
こういう繊細な叙景表現は、秋さんならではのところです。
甘酒の風呂に浸かってる夢も、おもしろい。この詩は、なにより全体の叙景のすばらしさで読む詩なんですが、加えてこの夢のおもしろさは、プラスαの妙味になっています。
また、
輪郭すべてが手を繋ぎ
大地の広さを讃えている
一面の雪を、この角度で捉えた表現も初めて見ました。良かったです。
そして後ろから3連目、
雪の日の真新しく見える風景に感化され、繰りかえす日常も、新しい気持ちでのぞもうとする作者の前向きがステキです。ぐっと情感が増し、いいクライマックスになりました。
うむ、秀作プラスを。
余談ですが、私は雪の日は、いつもの靴でなく、靴を履き替えますよ。靴裏のゴムがまっ平らなものは滑りやすいので、凹凸が多いものに。