TRENTINO-Alto Adige ~南チロルの町たち~ 30
EMILIA-ROMAGNA ~エミリア・ロマーニア~ 161
La Costiera Amalfitana ~アマルフィ海岸 105
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今回の出張では、前々から帰国する日の日中とその前日がフリータイムと聞かされていたので(うふ)、実はどこへ行こうか密かに考えていたciao-chie.。 もちろんフィレンツェもその候補のヒトツだったのですが、本当は前々から行ってみたいと思っていたマントヴァや、湖水地方でもいつものコモ湖ではなくてマッジョーレ湖でボッローメオ諸島めぐりをしようかというのが有力でした。なので、トスカーナのガイドブックはあえて持っていかなかったんです。重たくなるしそこで、ミラノ中央駅で急きょ、小さい見どころガイドのついたマップを購入。小さいのに、町の地図は見やすくてお値段もお手頃。フィレンツェは4ユーロ、ローマは5ユーロということだったのでなんとなくローマとフィレンツェの両方を購入。(これで次回はローマに決定かも・・・・笑)ミラノ中央駅はどんどん進化していて、エキナカとしての機能がものすごく便利になってきたなあと実感。ミラノを起点に、これからもいろんなところへ行っちゃいそうです、ciao-chie.今回使ったのは往復ともユーロスター。ミラノを出ると、途中停車駅はボローニャだけなので、1時間40分ほどでフィレンツェに到着です いや~ホントに便利。フィレンツェに着いてから帰りの電車の時間をチェック。ミラノに帰る最終電車は21:55発。朝早くミラノを出発すれば、日帰りは十分ですね♪フィレンツェ駅から町の中心へ向かうと最初に姿を現す美しい教会が、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。 いわゆる「フィレンツェ・ゴシック」と言われるファザードの美しさにはただただ圧倒されます。お菓子の家みたいなファザードもステキですが、ぐっと落ち着いた雰囲気の内部もまた、とってもステキでした。写真撮影不可とのことでしたので、ファザードだけでガマンしてね。 ・・・・美しいファザードを前に、写真を撮る人たちはたくさんいるんですが、ごくまれに、こうして寝てる人もいるらしいです あまりに堂々たる眠りっぷりに、ハトたちもドン引き状態でした・・・・
September 25, 2012
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さて、ヴォルテッラを後にして、私たちは一路、南を目指します。ヴォルテッラからサン・ジミニアーノのふもとを通り抜けて、フィレンツェとローマを結ぶ国道をシエナ方面に走っていると、左手の丘の上に、お城のような城壁が見えてきました。あの城壁の中が、モンテリッジョーニという、小さな、小さな町。 もともとは、フィレンツェを守る見張りの砦があったところで、城壁の周囲はおよそ540メートルという、ホントにコンパクトな町。町を守る城壁には、14の小塔が肩を並べてそびえていて、あのダンテさんも、『神曲』の中でこの町を「王冠」にたとえています城壁の門をくぐって、まっすぐに続く石畳の道をあるくと、10分もかからないで城壁の反対側に着いちゃいます。町の中にはかわいらしいホテルが1軒、レストランとバールが数軒しかないこの町へは3年ほど前に、大雨の中訪れたことがあります。今回は時間の都合で町の中までいけなかったのですが、とっても素敵な町でした。 昔ながらの城壁の外は、これまた昔ながらのオリーヴ畑。美しい、トスカーナの王冠を横に見ながら、ドライブは続くのでした。。。
June 5, 2009
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ヴォルテッラの町の北側には、ローマ時代の劇場跡が発掘されています現在も発掘は続いていて、調査によると、時代はちょうど紀元前、後ということ。劇場の周囲には公共浴場の跡なども発見されていて、付近一帯が考古学研究公園となっています。 丘陵の斜面を利用してすり鉢状の劇場をつくるのは古代人の知恵。ちゃんと音響なども考えて、観客席の段差などを作ったりしたということですから、スゴイの一言ですネ!こうして、2000年以上の歴史を感じる遺跡が残っている反面、自然の摂理によって、失われようとしている場所もあります それがココ、バルツェ。ローマ劇場跡からみたところなのですが、丘の上にある建物は11世紀に建てられた修道院。その修道院の向こう側が、実は毎年少しずつ崩落を続けている断崖になっているのだそうでして、本当はあの修道院のほかにはエトルリア時代の墓地や教会などもあったのに、長い間の大地の侵食、崩壊によって、がけ下に呑み込まれてしまったんだそうですただひとつ、ぽつんと残った修道院も、周囲の土地がどんどん崩れていったため、現在では放棄されて廃屋になってしまっているそうです。断崖の近くまでは車や徒歩で行くことができるそうですが、私たちは時間の都合で行くことができませんでした。。。機会があったら、崩れてしまう前にもう一度、がけの反対側から見てみたいものです。数千年を経て残るものもあれば、数百年で姿を消すものもある。自然の営みにはやはり、かなわないのですネ。
June 5, 2009
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真夏のイタリア観光で、焼け付く日差しに疲れたときにお勧めなのが教会。静かで、涼しくて、モチロン無料♪湿度の低い気候のせいか、日陰に入れば体感温度もぐっと低くなるので、教会に入ったとたんにス~っと涼しく感じます。 そして、思いがけずに芸術作品に触れることもできたりして☆こちらの磔刑図には、十字架の下にアッシジの聖フランチェスコが描かれています 教会の絵や像を見るときに、聖人について知っているとより面白いもの。特に、アッシジの聖フランチェスコは有名であちこちの教会に飾られているのでわかりやすいのですが、フランシスコ会の修道服と、いわゆる「聖痕(スティグマータ)」といわれる傷が両手、足に描かれているのでスグにわかります今日のタイトル、「Vieni sprito Santo」は、「聖霊への祈り」のはじめの言葉。この祈りの一節に、「・・・さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。苦しむときの励まし、暑さのやすらぎ、うれいのときの慰め。」という言葉があるのですが、真夏の教会はまさにこの、「暑さのやすらぎ」だな、なんて思ってしまったというワケです。。。
June 4, 2009
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真夏の昼下がり、ヴォルテッラの町は強い日差しがジリジリと照り付けます地中海性気候のおかげで、気温が上がっても湿度がない分、不快感を感じないのですが、やはりこれだけの日差しはさすがのイタリア人でさえちょっと敬遠気味。。 みなさん、ひさしの中や木陰に涼を求めています。。私たちにとっては、ジメッ、もわっとした、湿気のある蒸し暑さではないのであまり暑さを実感しないのですが、気づくと連日、35度以上。いつの間にか熱中症にかかってしまうかも知れませんから、適当な水分補給と帽子などで紫外線をカットしないとネ。大人はもちろん、 子供たちだって、遊ぶのは日陰で。・・・まぁ、昼間が長いから、地元の人たちはちゃんと、涼しくなる夕方から動き出すのでしょうけど。それにしても、ほかの人たちはいったいどこに行っちゃったんだろう?? ・・・・いたいた! 日陰の路地にはこんなにたくさん、観光客の姿が「太陽の国」なんていうイメージがあるイタリアだけど、日差しを上手に避けるのも、そんな国ならではといったところですね~♪
June 4, 2009
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町なかのジェラテリアの店先で、テラコッタの猫たちを発見お店に飾ってあるくらいだから、もしかしたらイタリア版の招き猫かも。。。。 ・・・と、思ったら意外とリアルな表情でちょっとビックリ招き猫というよりも、お店の番猫、という感じかな~真ん中のはもう、寝ちゃってるし、右側のは日差しがまぶしくてちょっとツラそうね(笑)
June 3, 2009
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紋章マニアのプリオーリ宮殿1階の壁はほとんどがこんな感じ。現在はヴォルテッラの市庁舎として使われているこの建物。お城といい、宮殿といい、いい意味でリサイクルよね。現役のお役所として使いつつ、一部の部屋を見学料を取って公開。いい商売だと思います もっとも、見学料はわずか1ユーロだから、維持費にもなるかどうか、というトコロですけど。 2階の会議室に続く控えの間。窓からは真夏の日差しが差し込んで。。。 いかにも中世のお屋敷、といった感じなのだけど、壁の絵が気になってしまいました(笑)なんだか、お説教されてるみたい。。。。 窓からプリオーリ広場を見下ろすと、お向かいにプレトリオ宮殿が見えました。真夏の昼下がり、広場に日陰は無し。みなさん涼をもとめて日陰に入っているようです。カラッポの広場、しばし独り占めデス☆
June 3, 2009
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ヴォルテッラの中心にあるプリオーリ宮殿。現在はヴォルテッラの市庁舎として使われているそうです。お城も大きかったけど、この建物もスゴイ。まるで、高層ビルです 市庁舎として使われている建物ではありますが、2階の会議室やギャラリーは公開されていて、見学可能。ちょうど窓が開いているところが会議室。外からでも、豪華な内装が。。。。見えるかしら? トスカーナらしいセピア色の壁には紋章がずらり。中世の、フィレンツェの代官のものだそうです。 なかなかカラフルでかわいらしい紋章ですネ♪家の外側にこうして紋章を掲げるのはわかるけど。。。。 建物の中にまで、しかもこんなにたくさんあるって、いったい。。。。???もしかして、紋章コレクター??
June 2, 2009
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現在は刑務所だというお城ですが、さすがに広大な敷地ですから、こうして半分は公園になっています。 公園の一角にはエトルリア時代の遺跡などもあって、なかなか興味深いトコロ。観光客でごった返しているチェントロのレストランもいいけど、ハムやチーズを買ってきて、こういうトコロでシンプルにピクニックなんていうのもいいかもしれません♪ 絵本の挿絵にでてきそうな塔は、町の中心にあるプリオーリ宮殿。公園で一休みしたら、宮殿探索にでかけましょ♪
June 2, 2009
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ヴォルテッラは古い町。石畳とセピア色の壁が印象的なところですが、こういう「抜け道」的な通り、結構好きです♪トンネルの壁には「お城への道」なんて書いてあったから、さっそくここを通って行ってみます☆ トンネルを抜けると、夏らしい花の咲く小道へ。道の反対側の石造りの壁が、 ヴォルテッラのお城でした立派な建物ですが、15世紀後半に建てられたものだそうです。このお城、今でも現役の施設として活躍中。 現在はなんと、刑務所になっているんだそうですなんだか、フクザツ~~~
June 1, 2009
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トスカーナの丘の上に、堂々とそびえるヴォルテッラの町。その起源は紀元前4世紀ごろにまでさかのぼるそうです。この町の特産品として有名なのが。。。。 そう、アラバスターです乳白色の石は美しく、加工がしやすいため、身の回りの装飾品からインテリア、そして建築資材としても古くから使われてきました。薄く板状にしたものは、光を通すため、ガラスの代わりに窓にはめ込んで使っているところもあります。(以前ご紹介した、ウンブリア州オルヴィエートのドゥオモがそうなんですヨ!ステンドグラスの代わりに薄~くカットしたアラバスターをはめ込んであるので、ドゥオモの中にいると、乳白色のやさしい光が差し込んできます。自然石特有のマーブル模様がとても幻想的でした☆)ヴォルテッラの町へと続く道沿いには、こうしたアラバスターの直売所がたくさんありました。 おみやげ物やさんにも、手のひらサイズの小さなアクセサリーから、大きな彫像にいたるまで、アラバスター製品がそろっています。もともとこのあたりは鉱山として栄えたところだったようで、アラバスター以外にも、鉱石を産出する町として、中世のころには大変栄えたようです。 町の入り口。周囲を取り囲む城壁の門をくぐって、タイムスリップです♪
June 1, 2009
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さて、東京でトスカーナの職人展を見た後は再び、トスカーナの旅へと戻りたいと思います♪お散歩したり、プールで泳いだりという贅沢な休日を過ごした、モンテスクダイオの町の遠景が、こちらの写真。小さな丘の上の、小さな町。私たちが滞在していたのはあの集落のムコウ側の斜面です。モンテスクダイオを後に、なだらかに続く丘陵を走るドライブが始まります お日様がさんさんと降り注ぐトスカーナの大地を走っていると、すばらしい開放感を味わえます渋滞もナシ、信号もナシ、そして景色をさえぎるビルや電柱もナシ!時折、アップダウンを繰り返しながら広々とした景色を楽しんでいると、やがて前方に、マボロシのように古い町が現れました。 ひときわ高い丘の上にそびえる城砦都市、ヴォルテッラですこんな風景をみたら、素通りなんて出来ませんよね ちょこっと、立ち寄ってみたいと思います♪
May 31, 2009
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さて、軽く食事をしているうちに、いつしかとっぷりと日が暮れたモンテスクダイオ。向こうに見える城壁が、お城の跡でして、あの上から見る景色がまた絶景。もうすっかり夜になってしまったので写真でうまく撮れなかったのが残念なのですが、眼下にはピサの平野の夜景が広がり、その向こうに地中海の海岸線が夜目にもくっきりと見えました☆ 小さくて、かわいらしいモンテスクダイオの集落は、イメージどおりの「トスカーナ」の風景。夜になると、街灯がともって、なんともいえないオレンジ色の世界に早代わり。 夜の照明に浮かび上がる集落の景色はまるで、お芝居や映画のセットみたいです。 この家なんて、いいバルコニーじゃない??ロメオとジュリエッタが演じられそう・・・・と一瞬思ったんだけど、すぐ下に玄関、じゃね~
May 29, 2009
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日が暮れてから、丘の上にあるモンテスクダイオの住宅地へとやってきました。村は丘の上なので、まだまだ明るいです☆村には古いお城の跡があって、展望台からは広々とした地中海を望むことが出来ます。今ではアグリツーリズモの町として人気が出てきていますが、古い建物と新しいものとが程よく調和した、落ち着いたたたずまいです。 中部イタリア特有の、壁がくっついた家並み。道路に面した建物はみんなつながっていて、内部で複雑な迷路のようになっているものもあるんだとか。こうした家並みはいかにもイタリアらしい雰囲気を漂わせていますが、夕暮れのこの時間帯、とおりには誰もいなくて、ちょっとサビシイ雰囲気。。。。 しばらく通りを進んでゆくと、遊び足りない子供たちの姿が。もう夕食の時間なんですね~。一人ひとり、家路に向かう時間帯です。子供たちが建物の中に入ってしまうと、また静まり返ってしまいました。もしかしたら、もっと村の中心に行けば、にぎやかな場所があるかもしれないね、なんて歩いていたら。。。 中心も中心、村役場の目の前でしたとさきっと、村中が夕食の時間なんですネ
May 28, 2009
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プールでのんびり、お日様をたくさん浴びて過ごすトスカーナの休日。長い一日は、夜の9時ごろにようやく日没を迎えます。まだ日中の熱気を残すプールサイドから、今回泊まったおうちを見ています。 デッキチェアは、明日も使うからちょっと乾かしておこうっと。 ブドウ畑を照らしていたお日様も、もう西に傾いて、遠くの丘を照らすのみとなりました。夕食は町へ出ることにした私たちですが、せっかくの夕暮れ。もう少し、プールサイドで夕涼みしながら、西の丘に沈む太陽を見つめることにします。 遠くの空はまだ明るいけど、ここモンテスクダイオの丘ではもう日没。西の丘、オリーブの葉のシルエットを影絵のように浮かび上がらせて、太陽は沈んでゆきました。。。。
May 28, 2009
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さて、プールサイドにデッキチェアも広げたし、あとは朝食をとりながらお日様が出てくるのを待つだけ☆ 今回泊まったのはホテルではなくて貸し家みたいなトコロ。キッチンもあるので、おいしいカフェを淹れましょう♪ コーヒーとブリオッシュを、お外のテラスでいただきながらのんびりと読書なんかしているうちに。。。。 すっかりいい天気になりました・・・今年も日焼け、したくなっちゃったナトスカーナ、モンテスクダイオのお家貸切バカンス、気になる方は、上のキッチンの写真をクリックしてみてください♪ お宿のHPへジャンプしちゃいます
May 27, 2009
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トスカーナで泊まったお宿は貸し別荘のような建物。敷地内にはブドウ畑やオリーブ畑が広がり、トスカーナらしい風景を独り占めできそうなプールもありました♪ 早朝、まだ雲が多かったのですが、気温はどんどん上昇中。今のうちに、お気に入りのデッキチェアを広げておかなくちゃ。 プールサイドに立ってみると、ちょうどプールの向こう側にトスカーナの丘陵が小さく見えます。こういう景色の中で泳ぐのって、なんだか新鮮♪ お昼寝用のデッキチェアは、オリーブの葉陰にセッティング。編み猫のみくちゃんも、ここならリラックスしてるみたいですね~
May 27, 2009
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ブドウ畑のお散歩は、お日様の匂いと大地の香りに包まれるシアワセなひと時畑のそばの雑木林に入ればひんやりと涼しい風が吹き抜けます。 ココは、農具などをしまっておく小屋かしら? 小屋の前に停めてあった、こんなクルマにワビサビを感じてしまうのって、私だけ。。??秋が来て、ブドウの収穫が始まると、この荷台にブドウがたくさん積まれるのでしょうね、なんて想像してウットリしてしまいました ・・・実際には、収穫にはまだまだ程遠い季節ですけど、ね~
May 26, 2009
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トスカーナの小さな村、モンテスクダイオ。周囲は見渡す限りのブドウやオリーブ畑というスロータウンです♪こんな村ですから、名物はやっぱりワインやオリーブオイル。私たちも、ブドウ畑を歩いてみました。 真夏の太陽をタップリと浴びたブドウの木には、もうすでに若い実がなっていました。 宝石みたいな、新しい果実たち。去年の夏に撮ったこのブドウ、今頃はおいしいワインに生まれ変わっているんでしょうね~♪
May 25, 2009
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トスカーナの田舎で、のんびりとお散歩♪丘陵地に広がるブドウやオリーブの畑を歩いていると、身も心も癒される気持ちがします。いつもは休日ともなるとお昼近くまで惰眠を貪ってしまう私でも、こんなトコロに来たら早起きしてお散歩したくなってしまうというものです アスファルトや石畳の道を歩きなれた足には、未舗装のデコボコ道の感触がまた楽しくて♪ ラヴェンダーの茂みからは、リラックス感タップリの香りが漂ってきますオンとオフがきっかりと切り離せる場所、トスカーナ。目を閉じると、ブドウ畑を渡る風の音と、ラヴェンダーの香りが日常の疲れもみんな、払拭してくれます♪トスカーナの歴史ある古い町もステキだけど、田舎の空気と太陽はなによりの癒し日ごろお疲れのアナタ、この夏のバカンスに、トスカーナの田舎なんていかがでしょうか。。。。
May 25, 2009
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イタリアの友人から、こんな写真が届きましたトスカーナの山間の村から、地中海の景色。・・・いいよね、トスカーナ。いいよね。。。。まもなく入梅ですが、私のココロはもう、バカンスの予定でフワフワしてます♪今年の候補地は、リグーリア、トスカーナ、そして東海岸のラヴェンナ。久しくローマやフィレンツェにも行っていないし、トリエステ方面も気になるし。。。なんて、いろんな計画を立てたりする、今が一番楽しいのかもネそんなときに、タイムリーに届いたこの写真。気持ちはモチロン、ぐぐっとトスカーナに傾いちゃったのです
May 24, 2009
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トスカーナのブドウ畑☆なだらかな丘陵地に広がる景色は思わず深呼吸したくなる世界です。 フォンテモルシのご一家が、大都会フィレンツェからスローライフを求めてこのモンテスクダイオにやってきたのはおよそ10年前で、本格的にワイン作りにかかわり始めたのが5年前。少しずつ拡張しているというブドウ畑はでは、まだ若いブドウの木が順調に育っています。ご主人は毎朝、わんこを連れて畑にやってきてはブドウの育ち具合などを一つ一つ、入念にチェック。建築家として町のオフィスで働いていたときよりも、時間はたっぷりあるし、充実しているヨ、というご主人の笑顔を見ているとなんだかうらやましくなります。 アップダウンのある丘陵地をゆっくりと歩くこと小1時間で、ご主人のカンティーナに到着。前日にいただいたおいしいワインたちは畑のそばの、この小さな醸造所から生まれるのです。。。 出来上がったワインのためのボトルが詰まれた醸造所の入り口。私たちがお邪魔したのは真夏でしたので、来る収穫の秋までは、一休みといった感じで静かでしたが、大きなワイナリーとは違う、手作り感あふれるたたずまいになんだか感激☆ ・・・ココから、おいしいフォンテモルシのワインたちが生まれるのですネ♪このころはまだ、もちろんワインは出来ていないのですが、ほのかにワインの香りが漂う小さな醸造所には、ワインを愛するご主人の心意気を感じることが出来たのでした☆・・・私がもっと、飲めるクチだったらなぁ~~~(笑) フォンテモルシご自慢のワインたち写真をクリックすると、フォンテモルシ公式サイトへジャンプします(英語版)
December 3, 2008
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トスカーナで滞在したフォンテモルシは、お宿だけでなく、自家製のワインやオリーブオイル、ジャムなども自慢滞在中はお宿のご主人がブドウ畑に案内してくれました♪ ご主人のお供は、一匹のわんこ広いブドウ畑とオリーブ畑の番犬として、そしてもちろんご主人のパートナーとして、モンテスクダイオの暮らしに無くてはならない存在です♪ご主人は、モンテスクダイオの町の中心に家とワインなどの自家製品の直売所を持ち、さらにブドウ畑の一角にワインの貯蔵所(カンティーナ)を持っているので、わんこもたくさん飼っているのだそうです なんて、ウワサをすれば(?)カンティーナの入り口で見張り役のわんこを発見~☆ご主人を見て嬉しそう、でも見知らぬ外人(笑)を見て「どうしよう。。。」って迷っている感じの表情がカワイイです そのまま、畑に面した裏手に回ると、ご主人の言うとおり、わんこがたくさん思いがけず、大歓迎をうけた私たちなのでした~♪ブドウ畑の散策は、まだ続きます☆
December 2, 2008
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トスカーナ、モンテスクダイオで泊まったお宿は、周りがオリーブやブドウの畑に囲まれていました♪ 朝夕にお散歩を兼ねて、この丘陵地を歩くのはとってもキモチがいいものです。そんなお散歩道で、「VENDESI(売ります)」という看板を発見一体何を売っているんでしょうか。。。?? 看板に近づいて見ると、おお!terreno(土地)3000平米、なんて書いてあるではありませんか風光明媚なモンテスクダイオの大地を3000平米、別荘を建てるもよし、自分専用の畑にするもよし♪ 私たちが泊まったフォンテモルシのように別荘兼、アグリツーリズモの施設としてもいいかも。。。☆ なんだか看板ひとつでものすごい妄想にふけってしまったワタクシです(笑) だって、看板のそばの木立を透かして見える景色はこんな感じなんですもん クルマがあれば、夏にはトスカーナのビーチにも小1時間で行けます♪・・・・我こそは!という購入希望のリッチな方がいらっしゃいましたら、看板の連絡先電話番号、すべてお教えしますので、ご連絡クダサイ☆
December 2, 2008
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トスカーナの絵はがき~♪・・・なんていうか、以前南イタリアの絵はがきをご紹介しましたが、土地柄というのでしょうか、トスカーナの絵はがきってなんだかエレガンテ絵はがきの様式がきちんと揃っているからかもしれませんが、そのままインテリアとして飾っておきたいようなものばかりです。個人的には、南イタリアでみつけた、遊び心のある形や写真の絵はがきのほうが面白いと思いますが。。。イエ、やっぱり送ってもらえるならどんな絵はがきでも嬉しいデス でも、確かにトスカーナの町は、どんな風に撮ってもフォトジェニックなんですよね~♪
December 1, 2008
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え~、こちらはトスカーナ、モンテスクダイオの夜☆ 真夏の夜のイベントということで、小さな町をあげてのカラオケ大会開催中~ゆっくり歩いても30分もあれば街をぐるっと一周できてしまう小さな町ですから、みんな仲良し。こういうイベントも盛り上がるというものです♪ ・・・なんというか、この七色のライトが素敵ですサルソマッジョーレでもカラオケ大会をやっていたり、カラオケバーみたいな店もいくつか見ましたが、やっぱり歌はストレスの発散にもなるし、楽しそうでイイですね~♪こちらのスィニョーラも、もう熱唱!という感じ~ お子さんも、熱唱するマンマに思わずボ~ゼン。。。この、ちょっと離れたトコロから見つめるという距離感が、なんともいえませんね~~(笑)
December 1, 2008
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駐車場へ向かう細い路地でみつけた、かわいいパニーニ屋さん手作り風の看板といい、花に囲まれた店構えといい、そそられますよね♪思いがけず立ち寄ったヴォルテッラですが、意外と見ごたえがあったので少し時間オーバーしてしまったのですが、まあ、いいでしょ。パニーノなら、車の中で食べられるしネ。ということで、ウンブリアへ向かう前に、パニーノで腹ごしらえ。サラミとルッコラ、そしてロビオーラ・チーズのパニーノをいただきました♪・・・・すみません、いつものことですが、写真とる前に野生の本能でがっついてしまったため、画像が残っておりません。。。もちろん、お味は最高でした♪・・・・イタリアのルッコラって、どうしてあんなにいい香りなんでしょうね~~~
September 10, 2008
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さて、そろそろヴォルテッラの町ともお別れ。・・・駐車場へ帰る途中の通りではそろそろお昼時でランチやパニーノなどのメニュウを出している店に出会います。ちなみに、トスカーナやウンブリア地方の郷土料理の一つとして有名なのが、イノシシ料理。日本みたいに鍋!ってワケじゃないけれど(笑)、サラミなどの加工品をはじめ、パスタソースなどで手軽にいただくことができます。 そんなイノシシの肉を扱っているお店にはこうして、剥製のイノシシが飾ってあったりします。 こうしてみるとかなりワイルドなお顔立ち。剥製なんてちょっぴり残酷な感じもしますが、地元の農民たちにとってはイノシシはせっかく実ったぶどうなどの作物を食い荒らす悪者扱いなので、こういうお店はたくさんあります。 それに、剥製のイノシシってインパクトありますから、ツーリストたちを誘う看板の役目もしっかりと果たしています。いわゆる「看板イノシシ」というワケなんですけど、やっぱりひとつひとつ、表情が違うところが面白いです。 看板だけに、イノシシだって、なるべくカワイイ子か、イケメンじゃないとネと、いうわけじゃアリマセンが、どちらのイノシシがお好みですか~~~???
September 10, 2008
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ヴォルテッラのプリオーリ宮殿から、ドゥオモ方面の景色。プリオーリ宮殿の塔は工事中で残念ながら上れなかったのですが、途中のフロアからでも、時代を感じさせる屋根瓦を眺めることができました♪そして、この屋根瓦を見つめていて急に、気づいたことがあります ・・・それが、今まで何気なく感じていた「イタリアらしい」町並みの特徴。たぶん、こういう町並みを見せられて、イタリアだけでなくヨーロッパを旅したことのある方はココがどこの国なのか、と聞かれたらほとんど「イタリア」と答えるのではないでしょうか? でも、その理由は。。。。?? 理由は、上から見たときにハッキリとわかったんですが、建物同士がくっついて建てられているという点普通、ビルやマンションなどはそれぞれ独立して建っていて、大なり小なり、隣の建物との境界をなす隙間やわき道があるものです。それが、イタリアの、とくにトスカーナやウンブリアなど中世の街では、ヒトツの建物を横に建て増ししたかのようにつながっている。屋根の高さや壁の色など、微妙に違っているものの、見事なまでに密着した街づくり 庶民の家だけでなく、ごらんのとおり、お屋敷だって密着。曲がり角に沿った建物は左側手前で別の建物にくっついています。窓の形や壁の石の色でわかりますよね。建物同士が離れていれば、時代の変化とともに街づくりを変えていくことも可能ですが、こう密着してしまっていると、外観を新しくするためには非常に大胆な破壊が必要になってしまいます。 だからこそ、21世紀の現在でさえ、中世の町がそのまま、使われているパターンが多いんですよね。また、外観はなんとなくお隣の建物との境界がわかりますが、中に入ると実は迷路のようになっていて、玄関として、通りから出入りする建物と、実際にすんでいる部屋はまた、外から見ると別の建物だったりすることもあるらしいのですようっかり酔っ払って帰ったら絶対に間違えそう。。。(笑)実は帰国後、こうした町並みに興味を持って、1冊の本を買って読んでいます。 イタリア都市の諸相イタリアに詳しい建築家の視点から、イタリアの都市の歴史について語られている一冊。最初は難しい本なのかと思いましたが、思いがけない観点から知るイタリアとヨーロッパ各国の都市づくりの違いや歴史を垣間見ることができるので、楽しく読んでいます。私が感じた、「つなぎ目のない町並み」についてもわかりやすく書いてありました♪こうした町並みについては、これから訪れるウンブリアの小都市においても特徴が著しく見て取れる場所がたくさんあるので、おいおい触れていきたいと思っています♪
September 8, 2008
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現市庁舎であるヴォルテッラのプリオーリ宮殿。14世紀の装飾がそのまま残されている会議室以外は、近代的な内装になっています。廊下や階段部分のシンプルな白い壁とは対照的に、カーテンで仕切られた会議室へ一歩入ると、極彩色の世界 正面のフレスコ画は、受胎告知の場面。 中央部分が傷んでしまっているのが残念ですが、左手にお告げの天使ガブリエレ、そして右手にマリア様が描かれています。天使ガブリエレが右手でマリアを指しながら、「Ave, o Maria, piena di grazia, il Signore e' con te(恵みあふれる聖マリア、主はあなたとともにおられます)」と告げている場面はたくさんの画家によって描かれていますが、やはりドラマチックで静かな迫力があります。ところで、画家によってガブリエレの羽根の色が違うのは、やはりなにか意味があるのかしら。。? 純白の羽根だったり、この絵のように虹色だったり。・・・私は華やかな虹色の羽根がオシャレでイイと思うんですけど~・・・ちなみに、今日9月8日はマリア様のお誕生日です 会議室の見所は、受胎告知だけじゃなくって、このなんともいえないブルーが素敵な装飾。アーチがつらなるような天井のカーブに合わせて幾何学模様の縁取りと、その中には歴代のフィレンツェ代表たちの紋章が描かれているんですネ。こういう紋章も、カッコイイものからちょっと変わったものまで、モチーフを見ていると飽きないモノがありますネ。 たとえばこの左端。 ・・・・黒豚?・・・イノシシ??
September 8, 2008
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ヴォルテッラの街は歴史がある分、住宅などの建物が密集して建っています。そんな建物の間の道は、両側におみやげ物やジェラート屋、レストランにバール、といった感じで誘惑がいっぱい(笑)でも、まずはプリオーリ広場を目指します。街角には観光地らしく見所の名前と矢印で案内看板がでていたりするのですが、 プリオーリ広場へ行くなら、路地の間からひときわ高くそびえる塔が目印。暑いのに、モコモコの毛皮をまとったこの聖人さんも、目印ね やがて、細い路地が急に開けて、広々とした広場へ出ました。昔は市が立ったりしたそうですが、今はいくつかのカフェにお客がちらほら、見えるだけ。 広場の一角を占めるプリオーリ宮殿。どっしりとした建物は広場の中でもひときわ大きくて威容を放っています。現在は市庁舎としてとして使われているこの建物は、3階から上は現代的に内装が変わってしまっているのですが、2階の会議室は14世紀当時のままで、1ユーロで見学できるというので、早速中へ入ってみたいと思います♪・・・・つづく・・・・
September 7, 2008
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ヴォルテッラの城塞の西側はエトルリア時代からの遺構が残る考古学公園になっていて、広大な緑地の一部にネクロポリス、古代人たちの墓所などが残っていたりします。公園の芝生は開放されていて、子供を連れてピクニックに来る地元の家族や、ガイドブックや地図とにらめっこする観光客、そしてのんびりとお昼寝をするヒトなど、それぞれの時間を楽しむ姿が印象的でした。そんな緑のカーペットの向こうに、絵本の挿絵のような塔が見えていますまるでお城のようですが、ヴォルテッラでもっとも美しいプリオーリ宮殿の塔です。 プリオーリ宮殿と、その前の広場がヴォルテッラの中心。あの塔は街の中を歩くときの目印にもなりますよね。 ・・・で、お城や塔を見るときに、今まで何にも気にしないで見ていたのですが、ciamiさんに教わったので、あの一見飾りのように見えるギザギザの部分に注目あのギザギザは、狭間と呼ぶのですが、凹凸の凸の部分の形によって、支持する政党をあらわしていたというのですから、面白いですよね~。ヴォルテッラの狭間は凸部分が平らな『グエルフィ狭間』といい、教皇を支持する政党。これに対するのが『ギベリン狭間』といって、皇帝を支持する政党の国、ということになるんだそうです。ギベリン狭間がどんな形なのかは、ciamiさんの記事を読んでいただければと思いますが、ciamiさんがおっしゃるとおり、フィレンツェに近いヴォルテッラはグエルファ党の街だったということなんですね~。つい最近知った、お城のヒミツ☆ 自分でも過去ログを見てみたら、ミラノに近いヴィジェーヴァノがギベリン党だったことなどが判明こういう角度から、イタリアの歴史に触れてみるのも面白いモノですね~~~♪
September 7, 2008
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ヴォルテッラに来る前に泊まったモンテスクダイオと比べて、やっぱり観光地なんだな、って思うのはおみやげ物屋さんを見るとき。数も、種類もほんとうに豊富で、かえってどこで何を買えばよいのか、わからなくなってしまいます。ヴォルテッラといえば、なんといっても有名なのがアラバスター(雪花石膏)石。乳白色の石は、薄く削ると光を通すガラスのようになり、小物入れやランプシェードなどに加工されます。また独特のマーブル模様を生かした彫刻なども、インテリアとして人気があるようですネ。でも、おみやげ物のお店で見かけるアラバスターは、カラフルに色づけされたものが多く、やっぱり目を引きます。ここのお店はアースカラーでまとめてある感じですが。。。 こちらでは、ターコイズブルーやヴァイオレットなど、ハッキリとした色が目立ちます。こういうのはやっぱり、机や棚の上に飾るんでしょうね。どうもアラバスターといえばいいのですが、「雪花石膏」といってしまうとなんだかやっぱり、乳白色や淡いピンク色のイメージでしたから、このハッキリクッキリの原色尽くしにはちょっと抵抗があります(。。。ゴホゴホ)形も、こうして卵の形をしているものもあれば、 ハート型やワインのボトルキャップにまで加工されていたりイタリアらしいな、って思うのはいつも、こういうボトルのキャップを見るとき。珍しいものだとお土産用に買って帰ったりしています。普段一人だと、ワインを明けるのって信じられないくらい大変なので、楽しいお気に入りキャップを用意しておくというのもいいものですよね☆
September 6, 2008
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トスカーナの丘陵地帯は、ごらんのように麦畑とひまわりの畑の連続。そして、そんな丘をいくつか越えたところに、これから訪れるヴォルテッラの町があります。 このあたりの丘陵地帯はメタッリーフェレ丘陵というそうでして、鉱山などの資源に恵まれていたので、ヴォルテッラの町も、紀元前3-4世紀まで、歴史をさかのぼることができるのだそうです。町の入り口にはりっぱなモニュメントがあり、古い城壁にぐるりと囲まれた街づくりはまさに、トスカーナらしい眺めです。 そんなヴォルテッラの町は東西およそ1キロ、南北に500メートルほどの小さな町。トスカーナの城壁に囲まれた町のほとんどがそうであるように、ここヴォルテッラも、地元の住民や許可をもらった車以外は車両が町のなかへ入ることができません。わたしたちも、城壁の下の駐車場に車を止めて、徒歩で町の中へはいります。 城門から中へ入るともう、そこは中世の雰囲気がたっぷりの世界。両側に迫り来るように立ち並ぶ家並みと、その壁の色、そしてかわいらしいエノテーカ。なんだか久しぶりに、「イタリアらしい風景」に出会った気がしました 駐車場から1本、城壁を隔てた通りだというのにこの雰囲気♪おみやげ物の店や、ワインの店。。。。ちょっと立ち寄るダケのはずが、こんなにスグに立ち止まってしまうのですから、このあとウンブリアへたどり着くのは一体何時になることやら。。。。(笑)
September 5, 2008
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トスカーナの小さな丘陵の町、モンテスクダイオ。海辺の方からやってきた私たちはここを後にしてキャンティ地方を横断、一路ウンブリアへと向かいます。上の写真は、モンテスクダイオの町が一望できるところで、振り返って撮ってみました。緑の丘の上の、ばら色の集落。いかにもトスカーナの古い町といったたたずまいです。この町の起源は6-7世紀にまでさかのぼることができるそうです。さて、ここからは、まずはシエナまで丘の斜面を登ったり降りたりしながらのドライブが続きます。 真夏の青空の下、丘陵地帯を駆け抜けるドライブは爽快♪ こんな廃墟でさえ趣を感じてしまいますひとつの丘を登ると、そのむこうにまた、新たな丘が現れる。 道路は広く、舗装されて車が行きかうようになりましたが、それでもなお、中世の人々が見ていた景色と、さほどかわらない風景を、私たちも眺めているのではないでしょうか。。あの廃墟は、ちょうど丘の頂上にあるので、そうした丘の上の町同士、お互いを牽制するための見張り塔だったのかもしれませんよね。 だって、ココからだとちょうど、あの丘の上の町、ヴォルテッラが一望できるんですもの。アラバスター(雪花石膏)の町として有名なヴォルテッラも、歴史のある、美しい町。ここからの眺めも素敵ですが、せっかくなので立ち寄ってみたいと思います☆
September 5, 2008
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トスカーナ、モンテスクダイオで泊まったお宿、「FONTEMORSI」。のんびり、ゆったり、家族や友達など、大切な仲間と一緒にすごしたいところです。2泊3日なんて、あっという間に終わってしまいました。やっぱり、こういうところでのバカンスは、おいしいものを買い込んで1週間くらい、な~んにもしないで過ごしたいものです 私たちは、夕べ買い物をするのを忘れたため、非常食(?)として持ってきたおやつのコルネットとチョコ、そしてお部屋に常備してあったエスプレッソで朝食代わり。 いつもミラノでは朝寝坊しているのに、トスカーナに来たら早起きサンになっちゃいました♪まだ若いブドウの畑の向こうには、なだらかな丘陵。今日もいい天気で暑くなりそうなので、朝の涼しいうちに少し、お散歩をすることに。 プールの周りにはオリーブの木がたくさん。そして、足元にはかわいらしい小さなお花がたくさん咲いています。。。 薄紫のちいさなお花、とっても可憐ですこんなかわいらしいお花を見て思い出すのはフランチェスコ・ディ・グレゴーリというヒトの歌で、「Buonanotte fiorellino♪」ブォナノッテ、ブォナノッテ、フォレッリーノ(小さな花よ、おやすみなさい☆)という歌詞のかわいらしい歌で、聞いていると思わず微笑んでしまいます。 この白いお花もカワイイ☆なんだか、こうしてお花たちをじっと見つめるのも久しぶりかも♪ でも、なんといってもラヴェンダーはイイですね♪花もかわいらしいし、香りも朝に夕に、風に乗って私たちを癒してくれます。・・・・大きな蜂が、早朝から一生懸命働いていました ♪F.De. Gregori: BUONANOTTE FIORELLINO の視聴はこちらから。
September 4, 2008
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夕暮れのモンテスクダイオ。刺すように強かった真夏の日差しがなくなると、小高い丘の上の町には涼しい風が吹き渡ります。私たちは、お宿のご主人が経営しているカンティーナの販売店へ向かいます。 こちらが、フォンテモルシのご主人一家。もともとフィレンツェでバリバリ稼ぐ建築家だったご主人ですが、かねてから夢だった「田舎の別荘」を作りたい、ということで、あのかわいらしいお宿が生まれたのですネ。ご主人の、自信に満ちた笑顔を見ていると、なんだかこちらまで元気になります♪ちょうど夕食前のアペリティーヴォをしていたということで、私たちも仲間にいれてもらっちゃいました まずは、昨年収穫したブドウでつくったロゼのスプマンテ。炭酸がさわやかな口当たりで、ブドウの味もしっかりとした本格派。今回白ワインや赤ワインもいただいたのですが、やっぱりこのロゼのほうがおいしかったです☆テーブルの上にはささやかながら地元トスカーナの名産品が並びます。サラミ、それからチーズと、塩がはいっていない「トスカーナのパン」塩が入っていないパンは柔らかくて、自家製オリーブオイルとの相性はバツグン!ご主人の家族の話や、最近のフィレンツェの様子など、話はつきませんが、私の食欲もまた、ほとんど尽きることがありませんでした。。。 家族で助け合いながらお宿やワイナリーを経営するご主人ですが、最近は質のよいオリーブオイルも手がけるようになりました。瓶に入ったオリーブオイルは深い色合いで香りも最高♪このオイルにシチリアの塩をすこし混ぜて、パンにつけていただいたんですが、もぉ最高♪ほんと、イタリアに住んでいたなら絶対に左端の缶のやつを買っちゃうわ(笑) こちらは、蜂蜜ですね♪このほかにも無添加のジャムなど、手作りの味がたくさん☆ ジャムは、ご主人いわく「体によさそうなんだけど、もうちょっと甘いほうがおいしいよね。。日本で売れそうじゃない?」とのこと。ご主人の兄弟が作っているジャムは素材のおいしさを引き立てるために、お砂糖を少なめにしてあるということです。・・・うん、そういうナチュラルなお味は確かに日本人の繊細な味覚に合うかも。 最後に、ここで売っているワインを紹介。ご主人が指差しているのが、今回いただいたスプマンテのロゼロゼ、というともう少し淡い色合いを想像していましたが、以外にもキレイなばら色ですよね~♪ 味も香りもほんとうにステキでしたので、帰りがけに2本も買ってしまいました♪「明日は出発前にブドウ畑を案内するよ!」とほろ酔いのご主人に見送られながら、すっかり暗くなった夜の街へと繰り出した私たちなのでした。
September 3, 2008
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トスカーナで泊まったFontemorsi(フォンテモルシ)という名前のお宿。ブドウとオリーブの畑に囲まれた丘陵地で、実際にオーナーのご家族はワイナリーを経営しています。ココで造られるワインや蜂蜜、オリーブオイルはモンテスクダイオの町で購入することができます♪ 私たちが泊まったのは建物正面の部屋。暖炉つきのワンルームでキッチンや洗濯機、食器類にいたるまで完備されていて本当に快適でした☆入り口正面にあるテラスで、コーヒーを飲みながらこれからの旅の予定について地図をみたり、おしゃべりしたり。 そして、日中はほとんどプールサイドで過ごした私たち。この一日で結構日焼けすることができました さて、ほぼ丸一日プールで過ごした私たちですが、夕方になって、シャワーを浴びてから、モンテスクダイオの町に行ってみることにしました。ちいさな町は夕食時間だからか、ごらんのように通りは静かです。通りに面して、いすが置いてあるところがイイですよね♪ きっと午後ののんびりとした時間帯にはご近所同士、いすに座っておしゃべりしながら、町行く人を眺めたりしているんでしょうね~。 丘の上の小さな町は静かでとってもキレイ。こんなおうちに住んでみたいなぁ。。。。なんて思いながら歩いていると、前方に小さな黒い影。 人間たちが姿を消した通りに、我が物顔で座っているネコを発見~~~毛づくろいに余念がありませんが、やっぱり「石畳」と「ネコ」って、相性イイですよね♪そ~っと近づいてみようとしたら、横から「みゃう」というかわいらしい声。 おやまあ、ココにもいたのね~☆トスカーナの町には、ネコがたくさんいるのかしら。サン・ジミニアーノでもそうだったし。もしかしたら、ブドウやオリーブの畑もあることだし、ねずみを取ってくれたりするので大事にしているのかもしれないですネ。「猫が住みやすい町は、人間にとっても絶対住みやすい」なんていいますが、モンテスクダイオ、もしかしたら「猫の町」かも。。。。
September 2, 2008
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トスカーナのバカンスは、ゆったりと何もしないで過ごすのが一番の贅沢そんな贅沢気分を味わうために、ホテルとは一味違う、田舎の一軒家を借りることにした私たち。いわゆる「アグリツーリズモ」とも違う、のんびりとした時間がすごせました。さて、その「田舎の一軒家」のあるモンテスクダイオですが、場所としてはアラバスターの産地として有名なヴォルテッラと、リボルノの中間くらいに位置しています。アウレリア街道沿いのスーパーストラーダの「チェチーナ(Cecina)」というインターから、一般道で丘をいくつか越えていったトコロ。ここへ来る間にも、アグリツーリズモの看板をたくさん見かけたので、このあたりはそんな「トスカーナの休日」を楽しむための人気スポットのようです。フィレンツェやシエナ、ピサといった観光地からも近いというのがいいのかも知れません。 丘の上の町を目印に進んで行くと、ようやく「Montescudaio」という看板が。このあたりはもう、オリーブの畑。見渡す限り、オリーブの葉がさらさらと揺れる景色です。。 当初予定していた到着時間が少し遅れてしまったので、町の散策はあとにして、まっすぐ宿へとむかいました。モンテスクダイオの古くてかわいらしい町を通り抜けて、ブドウ畑に覆われた丘の斜面を下っていくのですが、途中から未舗装の砂利道になるので、ガタゴトと揺れるのがまた、ちょっと楽しくて♪ やがて、かわいらしい一軒家が現れました♪今回はここに2泊、泊めてもらったのですが、予想以上の環境と設備にすっかりトリコになってしまったくらいです。1週間くらい滞在したかったナ。 駐車場からみた、3日間だけの「我が家」こうしてみると、建物の大きさがなんとなくわかりますでしょうか?実際には、1階には2人用、4人用、そして6人用の部屋が、それぞれ別々の玄関つきであり、2階の大きな部屋は最大8人まで泊まれるようになっています。私たちが行ったときは、われわれのほかにドイツ人のファミリーが2世帯来ていました。 ブドウとオリーブの畑に囲まれた1軒家に、私たちを入れて3世帯ですが、玄関やテラスがそれぞれの部屋についているので、なんだかアパートを借りているようで楽しかったです。・・・そして、こんな絶景のプールまで。。。 フィレンツェ出身の建築家のご主人が設計からガーデニングまですべて、自分の手で作ってしまったというこのお宿。第一印象、最高です♪詳しい話はまた、後で続きを書きますので、どうぞお楽しみに♪
September 2, 2008
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トスカーナの観光名所、サン・ジミニアーノの入り口、サンジョヴァンニ門。鉄道駅も通らない、丘の上の小さな町は、いつも観光客でにぎわうところ。中世の城壁に囲まれた町の内側には、クルマも入ることが出来ないので、この門がまさにタイムマシンの入り口のような感じなんですネ。中に入るとどっぷりと、中世トスカーナのセピア色の世界が広がります。 ・・・それにしても、ヒトが沢山いるなぁ~~~。地図などをみると、城壁に囲まれた町の大きさはおよそ200X500メートルくらい。実際に歩くと、もともとが丘陵地なので、坂もあるし道も入り組んでいるのでもっと大きいかと思ってしまいます。メインストリートには本当にたくさんの人! 町の面積に対しての通行人の数でいったら、トスカーナ地方でも有数の「大都会」になること間違いないですね・・・それでも、東京や大阪など、日本の大都市の人ごみに比べたら皆さん、歩き方ものんびりだし、両側の建物は雰囲気あるし、ずっと癒されるかも。都内で仕事をしていて、新宿とか渋谷へは時々行きますが、やっぱりあの人波にはどうしてもなじめませんまっすぐ進みたいけど、人の波が押し寄せてくると、逆流できないんです(笑)なので、渋谷へ行くときはかなり気合が必要~。 ・・・たぶん、こういう景色なら、耐えられるのかもしれません。。。
May 31, 2008
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前から行ってみたかったシエナの町へ行ったとき、まるでスコールのような大雨に遭遇。雨宿りをかねて、スーパーに駆け込みました。で、お惣菜コーナーでオリーブオイルやチーズ、サラミの試食にちょっと舌鼓イタリアのスーパーとかって、あんまり試食コーナーが無かったように思うのですが、日ごろ無料のモノがありすぎる(?)クセに、こういうところではやらないんだな、って思っていたんですけど、あるところにはアルものです(笑)観光都市の真ん中、ということもあり、お客さんが地元の人よりも観光客が多い、ということもあるのかもしれないですネ。ともかく、試食コーナーのオリーブオイルがとっても美味しかったので3本ほど購入。 サラミや生ハムも、いろんな種類があるのですネ。生ハムをスライスするお兄さんの手さばきにうっとりして見入ってしまいました(笑)結局、この日の夕食はこのスーパーで買ったお惣菜と、キャンティのワイン。レストランで頂く豪華な食事もいいけど、どれにしようか迷いながら選んだお惣菜とワイン、それに軽いグリッシーニをホテルの部屋で、くつろいで広げるのも、なかなかいいものですよね♪ ・・・なぁんて言うのは、雨で殆ど観光できなかったから、というワケなんですけどネ(笑)次回はいついけるかわかりませんが、今度こそ、青空のシエナを満喫したいものです。。
September 7, 2007
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トスカーナ、マレンマ地方のちいさな町、フォッローニカ。トスカーナらしい、小高い丘の上に小さな教会とお城、そして昔ながらの家が立ち並んでいます。町の外れまで行くと、眼下にはティレニア海が。写真、突き当たり奥にぼんやりとかすんで見えるのが海。晴れていたらエルバ島も見えるらしいのですヨ。・・・あいにく、パッとしないお天気ですけど~。 馬のひづめの音が似合いそうな石畳の坂道。・・・これぞ、イタリア、トスカーナの景色でしょ!って写真を撮っていたら、地元のヒトだと思います、おじちゃんがポツリと一言、「海はアッチだよ」って(笑)。確かに、ココで生まれ育った人間なら、「こんな古い建物を写真に撮るなんて?」って思っちゃったんでしょうか。。確かに海の景色もキレイでしたけど、やっぱりイタリアマニアとしては、こういうたたずまいにアコガレちゃうんですよネ・・・・?(笑)
August 15, 2007
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