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「世界史未履修」に端を発した問題は、他の教科にも及んでいる。(公民科、保健、情報・・・)
社会でも世界史Bを選択した子で、もう一つの教科(日本史または地理)をやっていない子もいた。
学習指導要領の不当さ、更に法的根拠の曖昧さにまで遡った対応は今のところ無い。
そこまで問題が拡大すれば、文科省の責任問題は免れないだろう。マスコミも本質を追及しているようには到底思えない。
「世界史必修」が悪いのではなく(それ以前には、世界史も日本史も必修だったのだ!)、大学入試制度を放置したままで、「ゆとり教育」を推し進めた者こそ責を問われるべきである。(まあ、張本人のT氏は退官したが。まったく見越していたように・・・・)
そして、更に言うなら、ばれなければ何をしても良い、あるいはせいぜい、法スレスレでも、摘発されなければよい、という風潮(政界から経済界まで途方も無く多い)こそ、その元凶の大きな位置を占める。
そもそも「順法精神」などないのだ。正確に言えば、そのような価値観を排除してきたのだ。もちろん政府そのものが。
そういう視点で見たとき、果たして今回の事態を「弾劾」できる人間がどこにいる?
話がずれた。
私たちの時代には、世界史・日本史・地理・政治経済・倫理、全て必修だった。(私は、大学入試は、結局、世界史・日本史)
地理も今は面白いと思うし、世界史と関連付けて学習すれば、もっと面白い。ただ、昔は「誰が教えるか」は結構重要なファクターだった。勿論、「人確法」以前の話である。
ある程度世界史Aの教科書をお読みになった方々は知っておられると思うが、日本のこともしばしば登場する。
そして、「世界の動きの中でどう位置づけられるのか」という視点が貫徹されているように思う。対外関係が重要視されるというより、それなくしては存立し得ない今日、若者が世界史を学んでおくことは先達の責務であるとさえ思う。
日本史がやがて「国史」となり、排外主義と優越感で再び戦争への道を辿ることは決してあってはならないと思うのである。(その危険性は極めて大である!)
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