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冬の時代を支えた唯一の日本人
ついに、高見盛が引退することになった。既に負け越しは決定しており、幕下陥落は決定的だった。しかも、テーピングだらけでボロボロの体。こういう場合、普通は13日目あたりで引退を表明する。しかし高見盛は満身創痍で千秋楽まで取り切り、最後に勝った。白星でキャリアを終えられる力士はなかなかいない。本場所をまっとうして引退することを選んだご褒美に違いない。最後に勝って、男の花道飾れてよかったね！高見盛といえば、時間前の派手なパフォーマンス。そして、勝てば大威張りで胸を張って花道をひきあげる。逆に、負ければかわいそうなくらいしょんぼりして・・・。それだけ真剣に相撲に取り組んでいた証拠だと思う。「相撲を取ることだけで精一杯で、女性とつきあうなんて考えられないっス」とか、いかにも不器用で愚直な高見盛らしい。朝青龍を破って、絶叫しながら勝ち名乗りを受けた姿が印象的だった。暗い話題ばかり続いた相撲界でも、あなたはファンを裏切らなかった。お疲れ様でした。
2013/01/27
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あのお方は・・・サムライ光法！
相撲の声援ってのは、おとなしいもんだな。主なファン層が高齢者だから？いや、それにしても。そんな中、私と chris_lin さんは異質だったかもしれない（笑）。まるで甲子園のヤジ・・・もとい、温かい声援ですよ！近くに、稀勢の里の応援団がいた。「どすこい！牛久の稀勢の里」と書かれた揃いの法被を着た おじさま軍団だ。茨城から来ているという。熱心な人たちだわ～。「しっろぼし たっのむぞ きっせのさとっ！」というかけ声に、私たちも加わった。キセノン、そろそろ優勝してくれよ。みんな待っているんだから。あなたが優勝しないで、日本人の誰が優勝する！？先場所の悔しさ、忘れてないよね。白鵬とのマッチレースが見たい！ところで、私たちの席のすぐ近くに、警備の親方が座っていたのだが・・・。あの顔、見覚えがある。誰だっけ？としばし考えて、たぶん光法だと思うけど、うん、年格好から見ても おそらく光法だと思うけど、あ、でも もし間違っていたら申し訳ないし、え？・・・ lin さ～ん！入口で配布された軍配型のうちわに、サインをもらっているではありませんか！やっぱり光法だったのか。「元 光法」と書かれていた。その横の文字は、崩して書いてあるけど、これは「二子山」？そうか、安治川じゃなくなったんだ。よかったね！光法といえば、理事選挙の際 立浪一門を裏切って 貴乃花に投票した、角界の改革を真剣に考えている 男気のある親方。造反者だと さんざん叩かれ、一門を追われてからは、貴乃花グループに入った。二子山の株は貴乃花のもの。安治川は、安美錦が引退したら返さなければならないけど貴乃花は一代年寄だから、光法は長く二子山でいられそうだね。北の湖を筆頭とする老害どもは大嫌いだけど、光法には頑張ってほしいな！
2012/07/08
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八百長するより100倍マシだ！
荒れに荒れた夏場所、優勝争いは思わぬ展開となったが、千秋楽、３敗で優勝争いのトップである栃煌山と対戦するはずだった琴欧洲が休場し、栃煌山が不戦勝となり、その時点で４敗力士の逆転優勝は消滅した。このことについて、協会ご挨拶で北の湖理事長が謝罪した。特定の力士の名を挙げての謝罪は異例である。もし旭天鵬と稀勢の里がともに負ければ、史上初めて千秋楽に相撲を取らない力士が賜杯を抱くという、なんとも締まらない結末になるところだった。案の定、不戦勝の栃煌山が勝ち名乗りを受けると、館内にブーイングが響いた。協会の看板力士である大関の休場に、広報部の八角親方は「このファンの皆様の声がすべて。自覚がない。今の状態を思えば何としてでも出る努力をすべき。出て来ないとダメだ」と指摘した。冗談だとは思うけど、解説の北の富士も、休場を撤回して出て来いというようなことを言っていた。刈屋アナウンサーまで「這ってでも出るべきですよね、北の富士さん！」と言っていた。琴欧洲の休場はルール違反ではない。だって松葉杖が必要なレベルの怪我でしょ、休場するのが普通だと思うけどね。それを「盛り上げるため」とか「自覚が足りない」だなんて、興行の都合で引きずり出そうとするのなら、そっちのほうが問題ではないか。まさか、歩行困難な状況で琴欧洲を出場させて 予後不良で引退に追い込むつもり？早々と「休みます」と言えば怒られるし、ギリギリまで検討していても怒られるし、無理して出て、怪我のせいで動けなかったら怒られるし、どうしろと？横綱大関は怪我でみっともない相撲を取るくらいなら休場しろとか言いながら、こういう時だけ出場しろというのは虫がよくないかい？せめて前夜までに休場を申し出ていればという声もあるようだけど、怪我なんて、翌日になって痛みが出てくることだってザラにあるよ！ファンは琴欧洲に対して怒ったのだろうか、私はそうは思えない。怪我でボロボロの力士が出てきて、負けるとわかっているような相撲を見ることなど望んでいないだろう。当日休場が申請されたら、すぐに取組を変えられるようなシステムにすればいい。結果的に不戦勝ということが物議を醸したのだから。というより、北の湖が復帰していることのほうがファンは激怒だからさ！引責辞任したはずの人間がノコノコと理事長に復帰できるなんてやはり相撲界や それを取り巻く連中は常識はずれとしか言いようがない。北の湖が かわりに栃煌山と相撲を取ればよかったんだよ（爆）。投げられちゃえ！
2012/05/22
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「やめなくてよかった」
昨日の夕方。西武のリリーフ陣の不甲斐なさに怒り狂って席を立った時、そういえば相撲はどうなっているのだろうと気になった。夫が録画してくれているというので、携帯で確認はしないでおいた。帰宅して録画を確認して、まさかの展開に驚いた。稀勢の里！お前さんはお情けで大関になれたのに、恩返しの優勝ができないのか！しかも決定戦にさえ進めないとは情けない。白鵬が中盤に崩れたため星の差２つでトップ、他は格下ばかりとなれば誰が見たって稀勢の里だと思ったはずだ。それが、まぁ！稀勢の里を交えた三つ巴を見たかった。しかし、旭天鵬の男泣きを見たら、これでよかったのだと思った。支度部屋へひきあげる時も、付け人や後輩たちが みんな涙を流して喜んでいて、旭天鵬の人柄がよくわかり、久々に心地よい気分にさせていただいた。苦節20年。大島部屋を継承するため引退も考えたというのに。本当におめでとう！そして、優勝パレードで旗手を務めたのは白鵬だった。横綱が旗手を務めることの意味を理解した上で申し出る彼の器の大きさには参るわ！番付や実績は大きく違えど、モンゴル出身力士のパイオニアである旭天鵬への畏敬の念、旭鷲山に敵意むき出しだった どこぞの誰かさんとはえらい違いだね！ところで、旭天鵬は帰化しているので、一応 法的には日本人ということになるが、「栃東以来、久しぶりに日本人力士の優勝が見れると思ったのに」「いや、旭天鵬は日本国籍を取得してるから日本人だ」「いやいや、モンゴル出身なんだから純粋な日本人とは言えない」・・・アホらしいの一言！好きな力士か嫌いな力士かで応援するしないなら話はわかる。しかし、日本人か否かで応援する連中の愚かさはわからないし わかりたくもない。旭天鵬の優勝に、外国人力士がどうたらなんて微塵も言う気にならない。本人は「棚ボタだ」と謙遜しているようだけど、長年続けてきた努力に対するご褒美に違いないよ。そして、こんな劇的な優勝の裏で、所属する一門の親方衆は、やれ雷一門がいい、伊勢ヶ濱一門がいいなどと、くだらない主導権争い。ろくでもないことしている暇があったら、魁皇や白鵬、旭天鵬に続く力士の育成にもっと力を注いだらどうかね！
2012/05/21
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苦労人の夢には続きがある
また外国人か、という声が多いようだが、鶴竜という力士は基本に忠実で、巨漢相手にも変化せず真っ向勝負するから好印象だ。内に秘めた闘志、そして熱い相撲。日本人受けするタイプではないか！14日目終了時点で13勝、昇進前直近３場所で33勝という目安に到達しており、大関の座はほぼ手中にした。優勝も目前だったのに、格下相手にまさかの敗戦、しかも一方的な負け方だった。前日までとは別人のような姿、これが重圧というものか。自力での優勝は消えていた白鵬が、決定戦で鶴竜を下して逆転優勝。横綱としての責任、というなら当然、白鵬が優勝することが望ましいわけだが、せっかくいいところまでいった鶴竜が なんだか気の毒だな。それにしても鶴竜は、先場所 白鵬に勝ったあたりから覚醒したように思う。技能賞を何度も獲得しており、実力者であることは誰もが認めていたものの、今一つ目立たない存在だった。今場所だって、把瑠都の綱とりが注目されていたのに、あれよあれよと白星を重ね、気がついたら主役の座に躍り出ていた。優勝決定戦では敗れたものの、白鵬を相手に あの土俵際の粘りには感動した。鶴竜には今後、大関で足踏みしないでいただきたい。関脇時代は大関級に強いのに、いざ大関になると小結級に落ち着く者のなんと多いことか。残念な先輩大関陣を反面教師にして一気に駆け上がれ～！だいたい大関の数が多すぎるんだから。そのうち勝ち星１桁が３人とは情けないよ。そうだ！直近３場所33勝が大関昇進の目安というなら、直近３場所29勝以下の場合は陥落なんて規定があってもよいのでは？＜おまけ＞ベビーフェイス（失礼！）な鶴竜は、いつも冷静沈着でポーカーフェイス。その師匠である井筒親方（元関脇 逆鉾）は、‐‐‐対極だった！横綱隆の里に勝った時、嬉しさのあまり土俵上でガッツポーズをしてしまったり、控えに座っていて、実弟の寺尾が土俵下まで倒れこんできた時、心配になって立ち上がってしまった等のエピソードが懐かしい。
2012/03/25
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久島海の小手投げを忘れない
田子の浦に うち出でてみれば 白砂の 富士の高嶺に 雪はふりつつ （山部 赤人）中学１、２年生の時、学校で百人一首大会があった。１年生でそこそこの上位に食い込んだ私は、来年こそはと意気込み百首全部覚え、２年生ではチャンピオンになった。先週、生協で 子ども向けの「はじめての百人一首」を購入した。久しぶりに百人一首をやりたいと思ったが、真剣勝負できる相手が身近にいないので、うまいこと小姐に興味を持たせて、勝負師に育てようと企てている。これは百人一首の中から30首を厳選し、取り札にも絵が入ったかるたである。取り札は、歌の情景や意味がわかりやすいイラストで表現されている。読み札は現代仮名づかいなので、そのまま読むことができる。早速 興味を持った小姐は、蝉丸の歌だけは覚えたようだ。昔、これを全部覚えたことを話すと、今でも覚えているかと問われたので、チラシの裏に書き出してみた。残念ながら半分も覚えていなかった。その数、40。20年以上経っているのにそれだけ覚えていれば上出来か。上の句だけ、下の句だけなら いくらでも思い出せたが、どれとどれがペアなのかが曖昧だった。冒頭の歌は、かなり早い段階で暗記したものである。当時すでに相撲マニアだったため、田子の浦だの高砂だの九重だの、相撲に関する言葉が登場する歌は いち早く覚えたのだ（笑）。その頃、田子ノ浦親方といえば ＮＨＫの相撲解説でおなじみの、元 出羽錦だった。時代は平成へと変わり、現在の田子ノ浦親方は、元 久島海である。彼は高校時代から有名だった。１年生から３年連続高校横綱、しかも３年生の時には高校生史上初のアマ横綱になった。確か、18歳で幕下付け出し資格を手に入れたはず。勿論、史上初である。その田子ノ浦親方が、なんと46歳という若さで急逝した。部屋を興して12年、苦難の道のりだった。2003年には心臓疾患で倒れた。現役引退時に体重が200キロあったことから、調理師免許を持つ夫人と二人三脚で、徹底した食事管理で約８０キロ減量。弟子の不幸にも見舞われた。2004年には三段目の弟子が、2008年には呼び出しが亡くなった。そんな中、ブルガリア出身の碧山が、重い空気を吹き飛ばすような活躍を見せ僅か２年で関取まで駆け上がった。まさに、さぁこれからという時。親方自身は 期待された地位に到達できなかったので弟子の育成で成し遂げたかっただろうに、どんなに無念だろう。吐血で急死って、食道辺りの静脈瘤なのかな？人は呆気ない死に方をするものだ、とつくづく思う。普通に生活していて何の前触れもなくいきなり血を吐いて倒れて心肺停止、そのまま帰らぬ人だなんて・・・。力士は体を大きくするために無理してでも食べるから、現役中に亡くなった剣晃や龍興山、他にも大輝煌や大翔鳳、蔵間、北天佑など他のスポーツと比べても若くして世を去る人が多い。原因は人それぞれだけど、やはり体への負担は相当なものだろう。貴乃花が宮沢りえと婚約していた時、貴乃花に勝って記者に放った名言「オレだって婚約中だ」が懐かしい！ご冥福をお祈りします。
2012/02/13
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キセノン、この鬱憤は初場所にぶつけるのだ！
大関昇進の目安は三役で３場所合計33勝、と言われていたのに、32勝で 稀勢の里の昇進が決まった。しかも、千秋楽の結果を待たずして。その千秋楽、私は chris_linさん とともに スタバ＆鉄道巡りをしていた。幕内前半の模様を車中のラジオで聴いていて、耳を疑った。「千秋楽の取組の結果に関係なく、稀勢の里の昇進について理事会を招集する」って一体どういうこと！今日勝って11勝したら、じゃないの？相撲協会は何をそんなに焦っているのだろう。33勝という数字にこだわってきたのに、安易に崩すべきではない。琴奨菊だって１勝足りなくて１場所見送られて、次で頑張って基準に達した上で昇進となったことを考えると不公平感が消えない。日本人大関をつくって、失った人気を取り戻したい協会の意図とは裏腹にかえって反感を買うと思うんだけどなぁ。こんな予定調和をゴリ押したら、また八百長だって言われるよ！こう言っては何だけど、もしモンゴル人なら昇進は100％なかっただろう。鳴戸親方が亡くなって、弔いとばかりに昇進させれば日本人が好きな お涙頂戴で言うことなしってか。浅はかだな。昇進ありきで話を進めるから、微妙な空気になるんだよ！もっとも、過去には33勝未満で昇進した例もある。近いところでは千代大海も32勝で上がったけど、彼は直前の場所で優勝した。稀勢の里は不完全燃焼でモヤモヤしたままである。昇進は力士にとって一世一代の華、何より稀勢の里自身がスッキリする形で昇進させてあげたかった。急がなくても、彼なら いずれ達成していたはずだ。うむ、でも決まったことだし、これも一つの運だろうし、地位が人を強くするということもある。今の大関陣と比べても実力的に遜色ない。そして、なんといってもあの白鵬の連勝記録を止め、五分の成績を残した。これからも白鵬に嫌がられる存在であり続けてほしい。稀勢の里は中学を卒業してすぐに角界に入った、いわゆる たたきあげの力士。中学時代、野球部で活躍し、エースで４番だった彼は茨城県内では有名な選手で、常総学院など野球の強豪校からも誘いがあったが、ちょうどその頃 実家が自営業をたたんで経済的にピンチだったらしい。関取になる前、７万円ほどの場所手当ての中から実家に仕送りしていたという。今時、こんな青年がいるなんて！三役を通過するには長くかかってしまったけど、亡き師匠同様に、大器晩成型として長い目で応援したい。そうだ、親方が星になって それで星33で、大関昇進だ（こじつけ）。表向きでは大関になって嬉しいと言ってはいるが、一番歯痒い思いをしているのは本人。初場所は大暴れして、周囲を黙らせてやれ～！
2011/11/30
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浄化のために提案
足踏みしていた魁皇が、ついに千代の富士を超えた。通算1046勝である。長く横綱を務めた千代の富士と、大関で何度もかど番を迎えた魁皇では勝利の数だけで単純に比較はできないと思う。「自分は長くやっているだけだから」と本人もコメントしているように…。ただ、長くやっているといっても、丈夫で長持ちというわけではない。満身創痍である。なんだか、見ていて痛々しいのだ。納得するまでやりたいとはいっても、どうしてここまでストイックなのだろうか。魁皇は、周囲に勧められて なんとなく入門したとのことである。それだけに、引き際は自分で決めたいという気持ちが強いのかもしれない。そこで私ははたと気がついた。そう、力士は引き際を自分で決められるのだ。引退を迫られることはないのだ。（朝青龍への引退勧告や、八百長問題での解雇などは除く）野球なら、入団まもない若い選手であってもこの先 見込みがないと判断されればバッサリと切り捨てられる。その点、相撲は違う。どんなに負け続けたって、その世界には居させてもらえるのだから。幕下以下だとお金は小遣い程度だけど、衣食住は保障される。もしかして、そういう出世できない古参力士が、本業ではパッとしないから腹いせに新弟子をいじめる、とかいう図式になるのでは！？兄弟子には逆らえないから、やれと言われればやるしかなく、悪いことにも手を出してしまう、なんてこと。支配下登録選手は何人などと定員がない相撲界には、新陳代謝がない！兄弟子がアホだったら、どんどんアホが増えるじゃないか！野球みたいにチームプレーじゃないから、戦力外通告とはまた違うけど一定の期間である程度まで昇進できない力士は引退勧告とかしたらどうだろう。相撲界の浄化のためには いい考えだと思うんだけどなぁ。
2011/07/14
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歴史的瞬間は見られなかった
八百長問題で春場所が中止になり、夏場所は「技能審査場所」となり、ようやく、名古屋場所で通常に戻った。実に半年ぶりの本場所である。まだ未解決だろうに、元に戻していいのかという気もするけど名古屋場所の観戦は年に一度の楽しみだしやはり長年の相撲ファンとして、生の相撲を見られるのは嬉しい。正午頃名古屋に到着した。愛知県体育館へ行く前に、矢場町～栄界隈をフラフラ。思いのほか荷物が多くなってしまった（汗）。体育館へは、地下鉄名城線の市役所駅で下車する。栄から２駅である。地上に出た瞬間、焼けつくような暑さだった。それでも、１年ぶりの相撲観戦だと思うと足取りは軽い。入場口でチケットを切ってくれたのは阿武松親方（元関脇 益荒雄）。汗を拭き拭き、向正面の椅子席へ。ようやく席へ辿り着き、フゥ～と息を整えていると、同じ列の席の人たちが来て「すみません」と言って、私の前を通過した。そのうちの１人に、肩をたたかれた。ふり向いたら、なんとなんと、阪神仲間のkokkunnさんではありませんか。そしてもう１人はchris_linさんではありませんか。こんな偶然ってあるのかしら（あったのさ）。指定席なのに！これだけの席がある中で、１人おいて隣の席を持っていたなんて。私は、間にいた男性に頼んで 場所を交代していただいた。linさんが相撲好きなことはわかっていたけど、ここ２年ほどは名古屋場所には訪れていないと聞いていたし、まさか会えるはずがないと思っていた。いや～。感激です。いつも１人で来る私は（１回だけ、妹を連れて来たけど）声も出さずに静かに見ているだけである。でも仲間がいれば楽しさは何倍にもなる。さて、今日は魁皇が勝てば 不滅と言われた千代の富士の1045勝に並ぶところだったけど、残念ながら負けてしまった。歴史的瞬間をこの目で見られると思ったのにな。でも相手力士は記録に残りたくないからいつも以上に必死だろうね。
2011/07/10
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３時間で酒が抜けるはずがない
～新聞記事より～高輪署によると、18日午後10時頃、港区高輪１丁目の国道１号で、片側５車線の中央車線に乗用車が止まっていると１１０番があった。駆けつけた署員が車内にいた尾上親方（元小結・濱ノ嶋）を発見。呼気検査をすると、基準の0.15ミリグラムを大幅に超える0.64ミリグラムのアルコールが検出された。親方は夕方から新橋で、後援者と生ビール３杯と焼酎の水割り４杯などを飲んでいたという。一夜明け、警察から通報を受けた協会は、午前に生活指導部の二所ノ関部長（元関脇・金剛）が国技館に尾上親方を呼び出した。飲酒運転については飲酒後、運転まで３時間以上を経過していたので「いいかな」と思ってハンドルを握ってしまったようで、道路のど真ん中で車を止めた事実については「信号待ちで半分、眠ってしまった」と明かした。****************************************************************路肩に止まっている車ならともかく（邪魔なのはまちがいないけど）、５車線道路の真ん中に車を止めているなんて ありえない！捕まえてくださいと言わんばかりじゃないか！百歩譲って、眠りこけてて良かったよ。もし そのまま運転していたら…。たまたま運よく他の車や歩行者を巻き込まなかっただけで、死傷者が出てもおかしくない状況だ。どうして 運転代行を利用するくらいのお金をケチったのさ。それとも、その怪力で車を押して帰ればよかったのに。だいたい、こんな状況下で後援会のメンバーと酒なんか飲んでいる場合か？あんたの部屋は八百長疑惑で３人も引退させられたばかりじゃないか。「いいかな」と思って！？これが相撲界の体質すべてを物語っている。
2011/04/20
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今年の豆をぶつける相手は鬼じゃなく、力士か？
私は幼稚園時代から祖父母と一緒に相撲を見続けてきたが、子ども心にも、７勝７敗の力士が千秋楽で帳尻を合わせるように勝ち越す姿が不思議だった。相撲ファンなら、皆うすうす感じてはいたはずだ。しかし、ここまで明らかな証拠が出てはね…。二子山部屋はガチンコだったというけど、若乃花や貴ノ浪が優勝した時、貴乃花はどうにも不可解な負け方をしていたような。千代の富士の連勝記録を止めた大乃国がガチンコなのは有名だったけど、千代の富士キラーの隆の里もガチンコだったっけ。弟子の稀勢の里が白鵬に強いのも当然か！？そもそもガチンコなんて言葉があること自体、八百長の存在を認めているようなものだ。ところで、八百長が何故 十両でおこるのか。大相撲では、番付一枚違えば虫けら同然と言われている。まさにそこである。十両の給料は月100万円以上、幕下以下は２ヶ月に一度僅かな手当てが支給されるだけ。この格差をどう捉えたらいいのだろうか。千代白鵬のように、妻子持ちの力士にとっては死活問題なのだ。それにしても、一部が悪いと周りまで悪く見られてしまう。悪いのは一部の力士なのに「相撲界」というくくりで批判される。真面目にやっても よい成績を残せずに引退していく力士はたくさんいるのに、勝てないからって八百長してまですがりつくなんて、これ以上無様なことがあるだろうか。スポーツで感動するのは、それが真剣勝負だからこそ。大相撲はもう、スポーツとしてではなく醜い（体型ではなく精神が）裸の男が公衆の面前で戯れる見世物として考えれば八百長も結構、何をしても自由だぜ！その場合は、日本大相撲株式会社になって しっかり納税してくれ。
2011/02/03
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それでも私は相撲が好きだ
奇数月の夕方といえばＮＨＫの大相撲。小学生にもならない 幼い頃から、私にとってはそれが当たり前だった。その「当たり前」が、今月は当たり前でなくなった。大相撲放送が始まって以来、初めてテレビもラジオも生中継なしの名古屋場所。野球賭博のせいで…！！！（ここまで問題が大きくなったからには、名古屋場所を自粛すればよかったのだが、最初から開催ありきで話が進むのだから 協会幹部はまったく頭が悪すぎる）名古屋場所のチケットが発売になってまもなく、夫が手配してくれた。昨年は都合がつかなくて観戦できなかったので、２年分楽しんできたらいい、と。その矢先に、この事態である。正直、見に行っていいものか悩んだ。払い戻すべきかと迷った。本場所を見に行かないことが、協会に対するせめてもの抗議になるのでは、と。しかし、やはり見たいのだ。相撲が好きなのだ。私は30年以上も相撲を見続けてきたのだ！確かに、相撲協会というところは21世紀になっても旧態依然で社会の一般常識なんぞ微塵も知らないかのような団体だけど、賭博になんか関わらないで まじめに頑張っている力士だってたくさんいる。そんな彼らを応援したくて、私は愛知県体育館に足を運んだ。言いたいことは山ほどあるけど…。今日は、行ってよかった！相撲道を究めようとする若者たちに幸あれ。
2010/07/19
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琴光喜の嘘つき！
野球賭博への関与を否定し続けてきた琴光喜が、一転、認めたという。自宅前で取材に応じ、自身の進退について「協会にお任せします」と明言、最後に「ファンの期待を裏切って申し訳ない」と話し、部屋の中に入ったとのこと。何？協会にお任せします？自分の進退くらい自分で決めなさいよ。民主党みたいにすぐ上の判断に任せるな！まぁ、アレだ。協会に任せておけば、大甘な裁定が出ることは確実だからね。自己申告すれば厳重注意止まりってことがわかったから白状したんじゃないの？野球賭博なんて大きな組織が後ろにいないとできないよ。処分云々より、真相をすべて語ることが先なのに、相変わらず協会は呑気だ。何故 迅速に動けないのだろうか。やはり、角界の常識は世間の非常識なのか…情けない！新弟子へのリンチ、外国人力士のクスリ、横綱が一般人に暴行、もう今更何が起きても驚かないけど、賭博に八百長、もしや次は振り込め詐欺か？
2010/06/14
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おめでとう、把瑠都
はるか遠い国の少年が、相撲の道を志した理由は、「お父さんが亡くなり、女手一つで育ててくれたお母さんを楽にさせてあげたい」。そりゃ～日本人なんか勝てっこないよ。ハングリー精神がないんだもの。相撲界という世界は独特のしきたりがあり、日本人にとっても厳しいのに、文化背景の違う外国人が そこに飛び込んでくるには、どんなに勇気がいることか。外国人といっても お金を払って連れてくるメジャーリーガーとは違うからね、通訳なんていないし、日本人の新弟子以上につらい思いをしている！強くなれば稼げる。だから、いまだ貧しい東欧から力士志願者がやってくる。（人数制限の関係で、入門待ちの若者がまだまだいるとのこと、ロシアントリオを追い出しても、まだ席が空かないんだね！）貧しいから、日本で稼ぐ。故郷に錦を飾りたい、と必死で歯を食いしばる。「最近は外国人力士ばかりで…」とボヤく人が多いけど、いいじゃないの、異国の地で こんなに頑張っているんだからさ。今日、新大関 把瑠都が誕生した。「明るい大関になりたい」、こんなことを言った力士は初めてだろうな。良いねぇ。応援する（というか、前から贔屓力士の一人だが）。何が好きかって、一番は スケールの大きな力相撲にワクワクするからだけど、土俵から落ちそうになった対戦相手を支えてあげる等、スポーツマンシップを感じるから。最近引退した誰かさんとは全然違うよ。外国人だからどうこうって言うのは、もうやめにしようよ。インタビュールームのニコニコ把瑠都はいつ見てもすがすがしい。恥ずかしそうにしながらも、素直なコメントを言うので好感が持てる。ボケをかましたこともあるけど、はぁーはぁーボソボソの力士よりいいと思う。大関になったからって必要以上に難しい顔しなくてもいいんだからね！（琴欧洲なんて すっかり笑わなくなっちゃって…）番付が上がっても、あの愛嬌あるキャラクターはなくさないで！変に縮こまることなく、チャレンジャーの気持ちで戦っていけば、今年中に優勝できるだろうし、白鵬と互角に戦えるようになることはまちがいない。ただ、大関はあくまで通過点。是非、横綱になってください。
2010/03/31
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かたや、かわいがり、こなた、虐待
～時事通信より～自宅で保育園児の長男（３）を虐待したとして、千葉県警印西署は29日、傷害容疑で、同県印西市若萩、大相撲の幕下行司木村林之助容疑者（32）＝本名小林亮太、出羽海部屋＝を逮捕した。同署によると容疑を認めているという。同署には昨年４月、母親から長男虐待について相談があり、児童相談所へ通報。今年１月にも「子どもが殴られた」と母親から通報があったが、被害届は出されなかったという。同署は日常的に虐待があったとみて調べている。逮捕容疑は、２月27日夕、長男が靴下をなくしたことに腹を立てて後ろから膝蹴りし、全治３日の打撲を負わせた疑い。 ◇「非常に残念」出羽海親方出羽海親方（元関脇・鷲羽山）は「非常に残念。ごく最近、噂では聞いていたが、まさか逮捕されるとは。このようなことが二度とないよう私生活でも指導していく必要がある」と述べた。**************************************************************噂には聞いていたけど…って、おいおい、じゃぁ きちんと指導しなよ。放置するな！人の家庭の問題とはいえ、それを聞いていながら何もしなかったのか？れっきとした犯罪行為じゃないか！横綱の次は行司か、まったく、この世界は相撲以外で常に騒がしいところだね。行司が短刀をさしているのは、不始末をやらかした時 潔く切腹するためだ。え？それは立行司だけだって？いや、行司たるもの皆そのくらいの覚悟で臨むべきだよ。行司の風上にも置けない奴は、把瑠都にぶつかり稽古してもらえ！てっぽう柱に縛りつけて、的にしてやれ！それにしても、春場所千秋楽を待って逮捕したのがミエミエだな。昨日今日容疑が固まったわけじゃないだろうし、こんな奴はもっと早く逮捕すればよかったのに。行司が裁かれるなんて皮肉だな。「残った、残ったー！」 いや、残れませんからー！決まり手は、逮捕牢獄行きでお願い致します。
2010/03/29
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さらば、史上最強のヒール役
あろうことか本場所中に泥酔し、一般人を殴って骨折までさせた朝青龍が、「皆様に大変ご迷惑をかけました」と引退を発表した。品格云々は抜きにして、あれだけ実績のある力士だから、せめて横綱のプライドを傷つけないように「引退」という体裁を繕って協会として配慮したんだろうけど、やはり甘いんじゃいないか。本来なら引退届を受理せず、解雇もしくは除名しなければならない案件だと思う。しかし、こういう形での引退は情けない限りだね。気力も体力も十分あるにも関わらず、私生活等を含め前科があまりにも多すぎた。もっとも、枚挙に暇がないので、遅きに失した感は否めないが…。白鵬の「まだまだやり残したことがあるんじゃないですか」との発言があるが、やり残したことより、やり過ぎたことが多かった。自ら引退ということで、退職金と横綱の称号が守られただけよかったじゃないか。ただ、引退したからといって暴行という犯罪が消えるわけではない。示談が成立したら罪を問われないというなら、金持ちや権力者のわがままが通る歪んだ社会になってしまう。警察は それらのことを踏まえて、法治国家のあるべき姿を示してほしい。＜おまけ＞バカ面の朝潮には何のお咎めもないのだろうか。最後の最後まで、どこか他人事のような態度だったみたいだな。運動神経も相撲センスも抜群の朝青龍、もし別の親方の元で教育されていたら、こんな結末は迎えなかっただろうに。勿論、本人に一番責任があるのは言うまでもないけど。
2010/02/04
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光法こそ真の侍
貴乃花親方への造反投票（この言い方が気に入らないが）３票のうち１票は、立浪一門の安治川親方（元幕内 光法）だった。「貴乃花親方だったら、何かしてくれるんじゃないかなという思いが一番強かったので、最後は、頭よりも心で動いてしまった」と話していた。権力に屈せず、自分が正しいと思ったことを愚直に実行できる人は格好いい！こういう人に改革の一翼を担っていただきたい。しかし その安治川親方、一門の意向に反して迷惑をかけたからと、相撲協会を退職すると表明した。あの～、辞表出す人が違うと思うんですけど。武蔵川や北の湖は協会の癌だよ。むしろ辞めるべきはこの人たちじゃないの。光法といえば宮城野部屋の力士で、白鵬の兄弟子にあたる。どの部屋からも声がかからない 痩せた少年だった白鵬の素質を最初に見抜いて、稽古相手になったのが光法。人望もあるんじゃないかな。白鵬が、最高位が幕尻付近の熊ヶ谷親方の言うことをよく聞いて稽古に励み、皆から信頼される横綱に育ったのも、稽古をつけてくれた光法や入門を受け入れてくれた熊ヶ谷親方への感謝があるからに違いない。（その点、朝青龍は相撲留学した明徳義塾で活躍していたので、大手の高砂部屋にポンとスカウトされ、皮肉にも…述語は 要るまい）安治川親方、あなたは 素敵です。立派です。今 消えつつある日本男児です。捨て身の行動、男気。人としての道。それなのに、出る杭は打たれるのか。小さなグループの中だけにしか通用しない価値観があり、それに逆らったら そのグループを追放されるという考え方は、海外には まず理解されないだろう。その意味でも、相撲界は日本の伝統ということか。大島親方の落選を受けて開かれた立浪一門の反省会は、犯人捜しの場となった。そこで安治川親方が、貴乃花親方に投票したことを告白すると、安治川親方に年寄株を貸している安美錦の師匠である伊勢ヶ浜親方は、「うちで貸している株で よその人に入れるということは、裏切り行為だ」と話した。ところが一転、一夜にして退職は撤回された。無記名投票で行われた選挙での犯人捜しに反発の声が上がったのだ。選挙管理委員長を務めた大山親方は「選挙の時だけ一門っていうのは、おかしい」。監督官庁である川端達夫文科相も「相撲界が変わっていく過程で起こった、少し残念なことかなというふうに思いました」と述べた。こうした中、立浪一門は、安治川親方に退職を思いとどまるよう説得した。呆れた話だ。「裏切った奴は名乗り出ろ」と恫喝した後、世論の反応を見て、「退職届、出すんじゃねぇ！」って恫喝したのがミエミエだな。今 退職されると、立浪一門が追い出したように思われるって？要するに、この引き止め工作すら、自分たちの既得権益に傷をつけないためのもので、別に安治川親方に配慮したわけではないのだ。そんなこと、ファンはとっくに見抜いているよ。一門は恥を上塗りしただけだね。立浪一門の理事である友綱親方は「勉強し直せ」と言ったらしいけど、その言葉、熨斗つけてくれてやらあ。オマエらが勉強し直せってんだ。朝青龍以上に 品格もスポーツマンシップもないじゃないか！真っ当な人間が辞めなくてはならない相撲協会なんぞ誰も支持するわけなかろう。それすらわからないジジイどもは幼稚園児以下だ。相撲協会としては、安治川親方が辞めて もしテレビなどで喋られたら困るってわけだ。それで、囲い込んで冷や飯を食わせるつもりだな。まったく汚い奴らだ。安治川親方は、今後は一門だけでなく協会からも睨まれて、針のむしろになるのは確実だ。今回 退職しなくても、いずれ近い将来、安美錦が引退したら相撲界を追われる身だが、彼が投じた一石が相撲協会の改革につながるのであれば彼の功績は大きいと思う。残り数年しかないと思われる親方稼業を精一杯、信念をもってやり遂げていただきたい。
2010/02/03
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圧力に負けず頑張れ貴乃花！
大相撲の理事選挙で、苦戦が予想されていた貴乃花親方が当選した。造反投票も含め、まだ相撲協会は完全に腐りきってはいない！行け貴乃花！新しい相撲界の幕開けだ！ところで、選挙が終わった途端、あぶり出しを始めたらしいね、そんなことばかりやってるから朝青龍の問題もビシッと解決できないんだよ。「○○一門に裏切り者が…」みたいな言い回しが出ること自体、異常である。公平な選挙なのに、造反だの何だの騒ぐほうがおかしい。犯人探しなんて やめていただきたい。ただの嫉妬だ、見苦しいことこの上ない。通常、造反というと悪いことだが、造反した人がまともに見えるこの団体って一体…。そもそも「犯人」という表現が気に入らない。自分の意思で投票した行為が犯罪だというのか。選挙は、自由な意思を表明するためのものであり、誰に投票するかが決まっているなら選挙ではなく「選挙ごっこ」だ。その「選挙ごっこ」を大真面目にやっているのは いい歳した老害ども。情けない！出来レースの選挙をするような組織は公益法人としての資格を剥奪してやれ！利権を離したくないジジイどもが組織を腐らせる。まるで自民党だな。だいたい、大麻騒動や時津風部屋リンチ事件の頃 理事長だった北の湖がいまだに のうのうと理事をやっていることが理解できない。不祥事で引責辞任した社長が取締役に留まっているようなもの、一般社会の常識で考えたら ありえない暴挙である。貴乃花親方以外の９人の理事たちは、部屋勢力を分割して きっちり票を獲得し、予定通りに当選している。「今までのやり方がよい」という連中が９割ということ。貴乃花親方はこの先、「変えたくない」９人（と、その後ろ盾の勢力）を相手に、理事として闘っていかなければならないのだ。武蔵川理事長は元々 貴乃花親方のことを快く思っていなかったようだし、嫌がらせみたいに閑職に追いやられないことを祈るのみである。
2010/02/02
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千代大海引退の裏の黒い話
魁皇が幕内通算808勝という、千代の富士超えをやってのけた昨日、その対戦相手は奇しくも、千代の富士の弟子である千代大海であった。千代大海は 65場所務めた大関の地位から陥落し、今場所は関脇として出場しており、大関復帰の可能性が絶たれる６敗目を喫したら引退すると宣言していた。そんな中途半端な気持ちじゃ15日間持たないんじゃない？と思っていたら、初日、２日目と いいところなく連敗。ほら見たことか…。そして３日目、魁皇に送り投げで敗れ、土俵にたたきつけられた。これで気持ちが固まったらしい。６敗目を待たず引退が発表された。どのみち あの痛々しい姿では、今場所限りでの引退が濃厚だったはずだけど、最後の相手が盟友の魁皇でよかったのではないか。引退会見の場で、千代大海は笑みを浮かべていた。どうやら この笑みは「やっと辞めることができた」という安堵の意味だったらしい。そこには、こんな裏事情があった。大関から落ちたら辞めるつもりでいたのに、師匠がそれを許さなかったようだ。来月、相撲協会の理事選挙があり、九重親方（千代の富士）が出馬する。理事選挙では、日本人大関にも投票権があるので、千代大海が初場所で10勝以上して大関に復帰すれば、その分の１票は確実だ、ということ。呆れた！そんなことのために、引っ張り続けたなんて！千代大海のあの状態では どうせ勝てやしないのに、恥をさらすだけじゃないの。しかも、本人は辞めたがっているのに、そんな事情のために続行させるなんて、恥の上塗りとは思わないのか？私はアンチ千代だけど、さすがに同情した。
2010/01/13
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千代の富士に並んだ！
もうダメか、ついに引退か、と心配されて続けてきた魁皇が、新進気鋭の豪栄道を破り、幕内通算807勝目をあげた。満身創痍の体だが、廻しを取ったらまだまだ強いと思わされる内容だった。この白星で、大横綱 千代の富士の記録に並び、史上１位タイとなった。幕内通算800勝以上は千代の富士と魁皇と北の湖（804勝）しかいない。700勝以上でも、大鵬と武蔵丸と貴乃花だけだ。なんという錚々たる顔ぶれ！魁皇以外はみんな横綱だもんな…。すごいな。最強の大関だ（これは誉め言葉にはならないのか？）確かにここ数年は勝ち越すのがやっとの状態だけど、20年近く幕内で頑張っているのだから、引き際がどうこう言うのはちょっとね。納得いくまで続けたらいいと思うし、魁皇ほどファンを魅了する力士は なかなかいないから、一場所でも長く、土俵にあがる姿を見せていただきたい。さぁ、明日勝って千代の富士超えだ！対戦相手は奇しくも、同じ時期に大関を務め、今場所ついに陥落した千代大海。千代の富士の弟子というのも何だかね…。
2010/01/11
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石の上にも６年
冷たい石でも３年座り続けたら温かくなる。だから、つらいことがあっても忍耐と辛抱が大切だという意味の「石の上にも３年」という諺は有名だ。しかし、それをはるかに上回る、６年越しの目標を達成した力士がいた―――。大獄部屋に所属する、森麗（もりうらら）。彼は2003年名古屋場所の初土俵から、１度も勝ち越したことがないという、ぶっちぎりのワースト記録を持っていた。ずっと本名の「森川」で土俵に上がっていたが、2009年九州場所で「森麗」に改名した。これは競馬のハルウララにちなんでつけた四股名だそうで、いくらなんでも自虐的すぎないかと反対する声もあったようだが…。角界のハルウララこと森麗、改名したての場所で千秋楽に４勝目をあげ、念願の勝ち越しを決めた！なんとなんと、苦節６年！これだけ負け続けて、よくモチベーションを保ち続けられたものだと感心する。一度も勝ち越したことがないということは、番付は下がり続けるということで、それが６年も続いたら、番付外になるんじゃないか？それとも、序ノ口の一番下にとどまれるのだろうか？幕下以下の力士なんて知らない人ばかりだけど、こんな力士がいたとは。普通なら腐ってしまいそうなものなのに、よほど相撲が好きなんだな。明日からの初場所では、序二段力士として土俵に上がる。頑張れ、森麗！
2010/01/09
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最後の気力だって…よく言うよ
５勝７敗からの３連勝で13回目のカド番を脱出し、大関残留を決めた千代大海だが、相撲協会は、千秋楽の把瑠都戦に対し無気力相撲の烙印を押したようだ。～産経新聞より～大相撲夏場所千秋楽に組まれた千代大海と把瑠都の一番が、無気力相撲をチェックする日本相撲協会の監察委員会から注意を受けた問題で、両力士は30日、「全力で相撲を取っている」などと弁明した。両力士は東京・両国国技館で開かれた元関脇玉春日の断髪式に参加。千代大海は「死ぬ気で相撲を取ると師匠に誓い、最後の気力を振り絞って勝つことができた。けがを治せば、みなさんに誤解されないような相撲を取れる」と述べ、把瑠都は「右足がはれていてまったく力が入らなかった。来場所はしっかり気合を入れて頑張るしかない」と話した。千代大海は左足、把瑠都は右足首に故障を抱えていた。****************************************************************怪我をしていようが、土俵にあがった以上は真摯な態度で相撲を取れ！全力を出し切らない相撲はファンへの裏切りにほかならない。ついでに魁皇にも注意したほうがいんじゃないの？14日目の対戦、どうでもいいような取り口に見えたのは私だけではなかったはずだ。自分は既に勝ち越しているから 助けてやった、みたいな。だいたい、あそこが痛いここが痛いと言い訳するのがいただけない。力士なら皆 多かれ少なかれどこかを痛めているのではないだろうか。そう思うと豊真将なんてホント立派だったよ、休場すべきではと思うほど明らかにどこか悪そうなのに泣き言一つ言わず、15戦全敗という不名誉な記録がちらつく中で連日精一杯の相撲を見せてくれた。ファンはそれをわかっているからこそ、千秋楽に勝った彼に拍手喝采だったのだ。
2009/05/30
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６勝３敗と７勝２敗
忘れもしない、小姐が一番最初に読んだ漢字は「山本山」だったが、最近さらに漢字に興味を持つようになって、今日の結果や明日の取組など、画面に漢字が写ると、読める字を必死に探している。取組が始まる時、四股名とともに何勝何敗という数字が出る。あの漢数字は何だろうと考えていた小姐、琴欧州と魁皇が登場したところで、ある法則に気づいたらしい。「６＋３＝９、７＋２＝９…あれ？さっきの人は５＋４＝９だったし…」５歳にして すばらしい着眼点だ！アンタは賢い、と褒めた後、「相撲を９回とったら、６回勝って３回負けたということだよ。こっちの人は７回勝って２回負けたんだね」と説明すると、「へぇ～、６回も勝つなんてブルガリアは強いんだね」と感心していた。い、いや、その…ハハハ。大関として６勝３敗じゃ決して強くないんだけどねぇ。魁皇は伝家の宝刀である強烈な小手投げで琴欧洲を破り、勝ち越しを決めた。満身創痍の土俵が続くが、なんとか九州場所まで続けてほしい。
2009/05/19
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オマエ自身が八百長だ！
時事通信より～週刊現代などで八百長を告発した元若ノ鵬（20）が28日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「八百長の証言はうそだった」とした上で、取材を仲介した日本人男性から現金250万円を受け取っていたことを明らかにした。元若ノ鵬は八百長したと記事で名指しした力士らの名前を挙げ、「すいませんでした」と涙ぐみながら謝罪。「大変なことを起こした。相撲界に八百長はない。はっきり言えます」と話した。虚偽の証言をした理由について、「男性から、八百長を告発して相撲協会をきれいにすれば、一週間で力士に戻れると言われた」と説明。「少なくとも3、4人いないと駄目だ」と具体的な力士名を告げられ、証言を捏造したという。同誌の取材後に男性から現金250万円を受け取ったとしたが、男性の名前は身の危険を理由に最後まで伏せた。元若ノ鵬は9月に開いた会見で、現役中に八百長したと発言。週刊現代の記事では、大関琴欧洲ら4人との取り組みでわざと負けたと証言していた。***************************************************************あなた、まだ日本にいらしたのですか。お母さんが「ロシアの恥だ、早く帰って来なさい」と言ってるんだから、とっとと帰りなさい。いくら日本にいても、大麻を売る人になるだけですよ。しかしまぁ、嘘に嘘の上塗りとは…。もう、奴の発言には何の力も影響もない。大麻で頭クルクルパーになっちゃったね、明らかに！偽証罪にでも問われてさっさと公の場からいなくなればいい。第三者が取材を仲介して250万も渡す理由がどこにあるというのだ。だいたい、角界に戻れると信じるなら、相手は相撲協会の人間である必要がある。そのくらいわからないのか？オレオレ詐欺とかに簡単にひっかかりそうな奴だな。個人的には、八百長はあると思う。だって、千秋楽に７勝７敗の力士と、もう勝ち越している力士が対戦したら大抵 ７勝７敗の力士が勝つ。しかもその７勝７敗の力士は負けたら十両陥落なんて番付だと、勝つ可能性はさらに高くなったりしてね。カド番大関が帳尻合わせみたいに どうにか勝ち越しできるとかね。最後に一つ。週刊現代なんて、ケツを拭く紙と変わらんレベルの雑誌だぜ！
2008/11/28
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盛者必衰
今場所、座布団が舞う場面が多くて 我が家の子どもたちは喜んでいるが…。またしても朝青龍が、あっけなく負けた。しかも、今までカモにしていた安馬に。昨日は豊ノ島に負けた。自分の足が土俵を割ったかどうかが微妙で（本人は出ていないと思っている）、行司には文句を言い、審判を睨みつけた。支度部屋に戻ると、剥がしたテーピングを丸めて投げつけ、マスコミに「たまったもんじゃねえよ！」とぶちまけたらしい。今更ですが、下品ですねぇ。今まで長く相撲をとってきたのだから、微妙な判定に助けられたこともあるだろうに。いつだったかな、琴ノ若との一番…先に手をついたのに、かばい手？あれは完全に白星を拾ったよね。自分が負けの時の微妙な判定にだけケチをつけるのは横綱としてみっともない。証拠は砂に残っている。ロシアのバカ兄弟と同じで往生際が悪いわ！フライング立会いでの勝利は満面の笑みのくせに。どこまで大相撲をバカにすれば気が済むのだろうか。イチローだってメジャーで活躍しているのだから、外国人が横綱になるのは構わない。その品格が横綱という地位にふさわしくないから 叩かれるだけである。「たまったもんじゃねぇよ」って言葉、熨斗をつけてくれてやらぁ。横綱の醜態ばかり見せられる我々相撲ファンが たまったもんじゃないんだよ。傲岸不遜、無礼千万、人間としては最低の奴だと ずっと思っていた。こんな奴を ただ相撲が強いというだけで甘やかしてきた相撲協会にも、私は不信感と軽蔑の気持ちが抑えられない。テニスをする人を「おテニスさん」とは呼ばない。他のスポーツも同じ。しかし、相撲をとる人のことは「お相撲さん」と呼ぶ。朝青龍は「相撲なんて勝ちゃぁいいんだよっ！」と言い放った時点でダメだね。相撲は ただのスポーツではない、日本人の武士道につながる美学がある。勝ち負けだけはでない、戦うことそのものに美学を見出す。奢れる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし…。
2008/09/22
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スポーツ報知！アホな記事を書くな！
～スポーツ報知より～大麻所持で逮捕された元幕内・若ノ鵬（20）が10日、解雇を受け入れる意思を固めた。前日は日本相撲協会が下した解雇の無効を訴え法的手段も視野に入れていたが、この日、所属していた間垣部屋など都内３ヶ所を謝罪行脚。間垣部屋では間垣親方（元横綱・２代目若乃花）に涙で断髪を希望し、３年間の短い力士人生にピリオドを打った。元若ノ鵬は、知人の出版プロデューサー・高須基仁氏らを伴い、墨田区の間垣部屋を紋付き袴姿で訪問。頭を下げて復帰を希望したが、間垣親方に「解雇されたからもう戻れない」と却下された。その言葉に観念したのか、別れ間際には「まげを切ってください」と号泣。師弟で泣きながら抱き合った。結局断髪はしなかったが、力士の命を切り落とす決意で引退を受け入れた。その後、04年９月の来日時に世話になった江東区の大嶽部屋を訪ね、元横綱・大鵬の納谷幸喜さんと大嶽親方（元関脇・貴闘力）に謝罪。最後に元露鵬（28）と元白露山（26）が住む中央区のマンションを訪問した。だが、インターホンで言葉を交わしただけで、わずか１分で門前払い。若ノ鵬事件がなければ抜き打ち尿検査はなく、２人の解雇につながらなかった。門前払いは解雇の原因を作った怒りの表れか。謝罪行脚の最終地点で残酷な現実が待っていた。*************************************************************叩くだけ叩いた挙句、最後にお涙頂戴に仕立て上げるマスコミは実にいやらしい！それなら最初から、部屋の教育不足を問題提起し、習慣も考え方も違う異国から来た若者を庇ったらどうよ。「若ノ鵬事件がなければ抜き打ち尿検査はなく…」って一体…。この記事を書いた記者の倫理観を疑う。じゃあ何よ、今回の件は若ノ鵬が全部悪いの？若ノ鵬が事を起こさなければ、露鵬と白露山はロスで大麻を吸ったことも隠し通せた、と？確かに若ノ鵬のしたことは悪いが、同時に露鵬と白露山が大麻を吸っていたとことも炙り出してくれたんじゃないか。膿を出し切ることが求められているのに、そんな考え方だったら また不祥事が起きてしまう。それこそ「バレなきゃ良い」って。おい、バカ兄弟！若ノ鵬に怒りをぶつけるのは筋違いだ！門前払いなんてするほど偉そうな身でもなかろうが！何様だ？勘違いも甚だしい。それは逆恨みというもの。むしろ、若ノ鵬のおかげで問題が発覚し、相撲界のあり方を再認識させる結果となった。大麻は悪いことだが、露鵬と白露山の人生を変えてしまった、という罪悪感までは若ノ鵬は持たなくていい（彼らに勧めたなら話は別だが）。ところで、若ノ鵬には温情を与えたいとする一般市民の意見が多いようだ。飲酒運転での免許取消のように、たとえば１年間等の欠格期間を与え、その間、東京都の掃除をするとか 被災地の炊き出しなど社会奉仕活動をさせ、それを過ぎた後でも相撲に対する情熱が変わらず復帰したいというのであれば序ノ口から出直しという条件で復帰させてはどうか…なんて意見だ。白鵬の口からも「やり直させてあげられないのかな」というような言葉が出たらしい。バカ兄弟の態度が悪すぎたから若ノ鵬は良さげに見えているが、やはり悪いものは悪い。反省の色は十分伝わるが、だからといって復帰は無理である。相撲界を立て直さなければいけないこの時期に、同情心から復帰を許可したら、また世間から批判を受けることは必至だし、薬物には依存症があるから、いくら口では反省しても、またいつ手を出してしまうかわからない。もし、復帰させた後にまた吸ったことが判明したら、相撲界は完全に終わりである。私は 個人的には、チャンスを与えてもいいという意見も、厳しい処分を課すべきという意見も、どちらの意見も共感できる。プロ野球は再チャレンジの機会がある。それにプロ以外に野球をやれる場所もある。相撲はそうはいかない。実力があっても、たった一つの相撲協会が牛耳っている。最近の相撲協会への風当たりを考えた上での解雇処分だろうが、これまでの事例と比べて公平な処分だったのだろうか。処分保留という軽微な罪でもあるし、まだ20歳と若い上、未成年時の行為だった。不起訴なのに一発退場だもんね。人身事故・死亡事故でも出場停止程度なのにね。元々素行がよくなかったから、どんな謝罪会見になるかと思ったら、かつてのやんちゃなイメージは微塵もなく、大きな体を小さくして「スイマセンデシタ」と何度も何度もくり返した。昨今の一連の食品偽装の謝罪会見や、星野監督の往生際の悪さと比べたら雲泥の差、謝罪とはこうあるべきという誠意を感じた。大麻に関する認識に甘さがあったとはいえ、「（日本で）悪いことは、悪い」と事実をごまかさずに認め、謝罪している。同郷の先輩たちのことは必死で庇って、自分の責任を身を以て引き受けている。「ゴメンで済めば警察はいらない」は正しいし、口先だけのパフォーマンスなら論外だが、あれだけ本気の謝罪をしても社会的に抹殺されてしまうのでは、さすがに酷だと思う。若ノ鵬は私利私欲に走ったわけでも、誰かを傷つけたわけでもない。正直さだけでも称えようぜ。断罪するのではなく、救いの手を！非を認めて素直に反省しても許されないような世の中にはなってほしくない。体が大きくてもまだ20歳。大人の仲間入りをしたといってもまだまだ子ども。会見を見ながら幼さを感じた（日本語が流暢でないという部分もあるが）。成人としての人生はこれからです。頑張れ。相撲人生は終わってしまったけど、最後は真面目に謝罪して反省したので、「元若ノ鵬」は、これから正しい人生を歩んでいけると信じたい。しかーし！悪いことをしたという自覚もなく、責任転嫁してばかりで器が小さすぎるバカ兄弟は、お先真っ暗！＜おまけ＞一つ気になることがある。出版プロデューサーの高須って何者だ？まさか、暴露本とか出すつもりじゃないでしょうねぇ…。
2008/09/13
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嘘つき糞ビッチ兄弟
北の湖理事長が辞任に追い込まれた大麻問題で、実は２力士は抜き打ち検査の際に、大麻吸引を告白していたことが明らかになった。陽性反応が出た２力士に対し、再発防止検討委員会に所属する委員（親方）が検査会場の片隅で「本当に身に覚えがないのか」と問い正したところ、露鵬が「吸っていました」と、あっさり認めたというのだ。やはり、クロだった。露鵬は基準値の５倍、白露山は10倍。真っ黒じゃないか！あれほど頑なに「吸っていません、見たことも触ったこともありません」と涙ながらに（？）否定していたから、本当に吸っていないのかな、陽性反応は何かの間違いなのかな、と信じたかった。それなのに！全部 真っ赤な嘘だったとは！裏切られた気持ちでいっぱいである。ファンでさえ こんなに悲しいのだから、最後まで弟子をかばい続けた師匠は…。６月のロス巡業で、知り合いの黒人歌手から大麻をもらったそうな。しかし、その告白を聞いた親方もどうかと思う。いくら露鵬が「師匠には言わないで下さい」と懇願したとはいえ、この日まで公表しなかったのは隠蔽でしかない。検査の結果がはっきりするまで言わなかったとか言い訳するつもりですか？もっと早くに公表していたら、事態がここまで長引くこともなかったのに。露鵬と白露山に下された「審判」は、理事会決議では最も重い解雇処分だった。スポーツの世界では通常、その競技を問わずドーピング違反が判明した選手は３ヶ月から１年間の資格停止処分とされるのが国際的な流れで、理事会でも「１年間の出場停止」という意見も出るなど、意見は分かれた。しかし「ロスで吸った」と告白した件を追及された２力士は「そんなことを言ったかどうか忘れた、日本語がわからない」と とぼけ続け、これが再発防止検討委員の心証を悪くしたようだ。まったく…これだけ確実な証拠を突きつけられても、しらを切りとおして迷惑をかけ続けた糞ビッチ（フェーリクソビッチ）兄弟！今の相撲界は、体ばっかり大きくなって、技は２流、心は３流といった感じ。これじゃファンに感動を与えることはできっこない！若ノ鵬みたいに逮捕されたわけではないから、不当解雇じゃないかと思ったけど、こんな大嘘つき野郎どもは、とっとと本国へお帰りいただきたいわ。まちがっても六本木のクラブあたりで用心棒として立っていないで頂戴よ。しかし、これでやっと北の湖理事長が辞任した。白露山が自分の部屋の力士じゃなかったら、また「部屋の問題」「師弟の問題」と知らん振りを通したんだろうけど、さすがに今回は腹をくくったようだ。とはいえ、理事にはとどまるらしい。なんですと！？それじゃ痛くも痒くもないし、北の湖の院政になるだけじゃないの？新しく理事長になった武蔵川親方の手腕の程はわかりらないけど、北の湖が理事にいるということは裏で牛耳って結局何も変わらなかったりして…。露鵬と白露山は世間に迷惑をかけたから解雇というけど、厳密に言えば大麻は吸引だけなら違法ではなく、犯罪不成立。よって逮捕もできない。誰が見ても重罪な殺人事件ではお茶を濁したまま、関係者すらすぐには解雇せず、罪には問われない大麻吸引の時は電撃的に解雇＆理事長辞任、罪でも何でもない母国での子どもたちとのサッカー親善には目くじらたてて噛みつき非難、世間に迷惑かけたというなら、殺人が一番に決まっているのに…。そう、既に逮捕された人殺し３人を早くクビにしなさい！相撲協会のHPには、意見を受け付ける仕組みすらない。これがすべてを物語っているように感じる。要するに、外部からの意見に貸す耳はなく、自分勝手な昔からの決して変わらぬルールが神（？）なのだ。力士の四股は邪気を祓うんじゃないのか？片山よ、その美しい四股で角界にはびこる自覚のない邪気を祓ってくれ！
2008/09/09
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北の湖理事長は死に体
先日の抜き打ち簡易尿検査で大麻に陽性を示した露鵬と白露山は、専門の検査機関による精密検査でも大麻に陽性を示したらしい。最悪の場合、２力士は解雇処分となるだろう。しかし、北の湖理事長は「何度でも調べればいい」と発言した。弟子（白露山）を信じたい親心はわかるが、情に流されている場合ではない。それこそ、何のための抜き打ち検査だったのかわからなくなる。また、露鵬の師匠である大獄親方は、弁護士とともに 検査の公平性を批判した。オリンピックの選手だって、陽性反応が出ればメダルを剥奪される。ディープインパクトだって失格になったじゃないか。本人がいくらやってないと言っても、それじゃ通らないよ！まったく相撲界というのは世間一般の常識が通じないところだな！理事長の地位と既得権益に必死にしがみつく北の湖は なんておぞましいのだろう。尋常ではない執念深さである。今回も逃げ切れると思ったら そうは問屋が卸さないぞ！おそらく露鵬と白露山は逃げ切るだろうからな…。そのうち、ロシア大使あたりが出てきて「ウラジカフカス出身だからアメリカの陰謀だ！」と言えば、うやむやになるのか？そんな中、委員以下の親方で構成される年寄会が緊急年寄総会を開き、理事会と評議員会をすみやかに開くよう 理事長に要求することを決定した。一部の親方からは「結果を待っているだけでは遅い」、「いい加減、理事長には辞めてもらったほうが…」という声が聞かれたという。北の湖は土俵際まで追い込まれたんじゃない、もう死に体だ。アンタと心中したい親方なんて誰一人いないよ。危機感のない理事長がいる一方で、危機感を抱き何とかしようとする人がいる。そういう親方たちがいることが救いだな。魚は頭から腐るんだよ！
2008/09/06
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ボラーゾフ、お前もか！
２週間ほど前に、若ノ鵬が大麻所持の疑いで逮捕され、相撲協会から解雇されたばかりだが、舌の根の乾かぬうちに、今度は露鵬と白露山！十両以上の力士を対象に抜き打ちの尿検査をおこなったところ、この２人が大麻の陽性反応を示したという。２人とも「身に覚えがない」と、吸引を否定しているとのことだが、簡易キットによる尿検査でも疑わしい結果が出るということは、２～３日前に吸ったのではあるまいか。陽性とはいえ、もしかしたら、自分で吸ったのではなく副流煙として他からの煙をたまたま吸ってしまった可能性もある。しかし、仮にそうだったとしても、若ノ鵬が解雇されてからまだ２週間であり、教訓をまったく生かすことなく、そういういかがわしい場所に出入りしていたなら、まるで危機感がないし、完全にナメている。若ノ鵬と同じロシア出身で（彼らの父は、若ノ鵬にレスリングを教えていたので子どもの頃から親交があったし、白露山は若ノ鵬のお目付け役だったらしい）、若ノ鵬逮捕の際には まず最初に事情聴衆された２人だというのに、軽率にもほどがある。そういえば、秋場所の番付が昨日発表されたが、昨年の時津風部屋新弟子リンチ事件で起訴された兄弟子３人のうち、先場所のＴに続いて、今場所からＤも番付外になったらしい。残る１人は三段目から序二段に降下したＡだけ。３被告は昨年九州場所から休場しており、裁判で有罪が確定すれば、相撲協会は３人を解雇とし、それまでは出場停止とする処分になっているという。ロシア人は葉っぱを吸い解雇。日本人は人を殺してもＯＫ。これが国技の正体？外国人だと速攻解雇するくせに、日本人だと「見守っていきたい」とかなんとか。そんなだから日本人力士はますます雑魚化していくわけだよ。逮捕された時津風部屋の３力士がまだ解雇されていないなんて信じられない。薬物で自分の体をボロボロにしたら解雇されるのに、他人の体を暴力事件でボロボロにしても解雇はされないんですか、そうですか。一連の報道を見るにつけ、現状認識の甘さ、管理監督の自覚不足、これはもはや相手が外国人かどうかということを超越した、基本の欠如に他ならない。大相撲に未来を…と考えるならば、とうに理事長以下の身の処し方は違ったものになっていなければならず、もはや自浄作用を望むべくもない有様だ。文科省に大ナタふるってもらうしかないだろう。ところで、秋場所は14日から始まるが、自粛すべきだと思う。呑気に開催している場合じゃないでしょ、こんなにファンを裏切っているのだから。最後に、北の湖理事長。若い力士は理事長の往生際の悪さを見習って土俵際の粘りに生かそう…なんて冗談を言っている場合じゃないのだ。時津風部屋事件にしろ、朝青龍サッカー事件にしろ、若ノ鵬逮捕にしろ、今までさんざん「部屋の問題」「師弟の問題」と、知らん振りを通しまくり、意地でも理事長の職にしがみついてきたが、今度という今度こそ、進退を問われかねない状況に追い込まれた。白露山は北の湖部屋の力士である。もし白露山がクロなら…。述語は、いるまい。
2008/09/03
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また不祥事…いい加減にして！
産経新聞より～大麻成分を含んだたばこを持っていたとして、警視庁組織犯罪対策５課と本所署は１８日、大麻取締法違反（所持）の疑いで、ロシア国籍で大相撲間垣部屋の幕内力士、若ノ鵬寿則容疑者（20）＝本名・ガグロエフ・ソスラン＝を逮捕した。警視庁は名古屋場所とそれに続く巡業を終えて自宅に帰ってきた力士の身柄を押さえ、自宅と間垣部屋を捜索。たばこの入手先などを追及する。調べでは、ガグロエフ容疑者は１９歳だった６月２４日午後１時ごろ、墨田区錦糸の路上で、大麻成分を含む乾燥植物片約０・３６８グラムを所持した疑い。ガグロエフ容疑者が落とした財布の中にあったロシア製たばこに、大麻成分を含んだ植物片が入っていた。「六本木で外国人からもらった」などと容疑を認めており、自宅からは大麻の吸引具も押収された。ロシア国内では、紙巻きたばこの中身を大麻に浸した植物片などと入れ替え、紙を巻き直して吸う手法があるというが、ガグロエフ容疑者が持っていたたばこには大麻成分だけでなく大麻の細片も含まれていた。財布に入っていたたばこは１本だけで、不審に思った署員が科捜研に鑑定に出していた。ガグロエフ容疑者は、２代目若乃花が創設した間垣部屋に入門し、平成17年３月場所で初土俵。今年７月の名古屋場所では前頭筆頭だったが負け越した。五月場所中には、敗戦の悔しさから支度部屋の風呂場の棚板をひじ打ちして壊したとして、日本相撲協会の執行部から厳重注意を受けている。*******************************************************************初土俵から２年あまりで幕内力士となった若ノ鵬には、複数の親方や力士から「あいつはおかしい」との声が常にささやかれていたらしい。神聖な稽古場では、いつも無意味にヘラヘラ笑みを浮かべていたし、巡業では、白鵬にぶつかりげいこで胸を借りながら「ウン○漏れた」と意味不明な言葉を発し、自らけいこを打ち切る奇行に走ったとか。今年夏場所８日目には、安馬に敗れた直後に支度部屋の風呂場の棚を破壊するという、自らの感情を抑えきれない情緒不安定さを露呈していた。上下関係をわきまえず、「アサショウリュウが…」などと話したり、連日のように深夜まで飲み歩き、朝稽古をすっぽかすこともしばしばで、周囲からは「師匠は何をやっているんだ…」との声が上がっていたとのこと。そうか、風呂場を破壊したのは薬が切れていたのか…（嘲笑）。あの舐めたようなはっそうとびも。どんなスポーツだって、筋肉バカ（！）だけで一流にはなれない。まして（彼にとって異国の）国技である相撲なら尚更。本人が悪いのは当然としても、上記を踏まえて、呼ぶだけ呼んでろくな指導をしていない師匠も協会も猛省せよ！だいたい、間垣親方ってのもだらしのない男だからね。恋人がいたのに親方の娘と結婚して、結局離婚して、横綱にはなったが引退しても年寄株がなくて、先日亡くなった荒瀬さんに「間垣」を譲ってもらったといういわくつきの男。ついこの間も「（相撲部屋で）リンチは当然」みたいな発言をして処分を受けた男。その弟子だもの、何をかいわんや。関取になってまだ２年も経っていない分際で、しかも部屋の個室に空きがないわけでもないのに、マンションを借りるだなんて。師匠の目が届かないところで生活していたら、ふまじめになるのも無理はないね。財布を落とさなかったら今回の騒動もなかったわけで、そういう意味では、神様はちゃんと見ていたんだと思うわ。こんなボンクラ外人（害人？）はとっとと祖国へ強制送還してほしい。まだまだ叩けば何が出てくるかわからない。国技という名のもとに胡坐をかいて自惚れていたつけが出ているのだ。もはや、どこから手をつけてよいのやら…といったところか。こんな非常事態でも、北の湖理事長は辞めないんだろうな。権力にしがみつくあの人の粘り腰は現役時代以上だ。このままではアナタ、国技を劇的なまでに貶めた国賊ですよ。協会は、すぐに他のロシア出身力士５人に事情聴衆したという。５人とも、天地神明に誓ってやっていないと言い、若ノ鵬のことも初耳だと言ったようだ。あの～、２つほどツッコミ入れてよろしいでしょうか。まず、事情聴取の対象をロシア人力士に限定したこと。調査する対象の優先順位が、同国籍の力士＞同部屋の力士っておかしくない？仮に日本人力士が同じ犯罪をやらかしたら、日本人力士を優先して片っ端から調査して、外国籍の力士は後からなのか？普通なら、まずは同じ組織の人間から調べる。相撲の世界の感覚はまるでわからん！ロシア人に聞いて日本人に聞かなかったらただの差別じゃないか！それからもう一つ。大麻所持・吸引なんて、もしやっていたら若ノ鵬と同じく逮捕なのにまさか自分から「やってます」なんて言うバカがいるはずないだろう。形だけの事情聴取なんぞ意味がない。もしやっていても、本人が否定して確実な証拠がなければ「やってない」という言葉を信じるしかないのだから。麻薬や薬物に関しては他に確実な検査方法がある。性善説に則って事情聴取ではなく、ハッキリ白黒出る検査を実施すべきだと思う。「これだから外国人力士は…」と眉をひそめる人がまた増えたに違いないが、琴欧洲のような、まじめに相撲に取り組んでいる外国人力士もいるし、若ノ鵬のせいですべての外国人力士が同じように見られてはたまらない。１人の不心得者がたまたまロシア人だったというだけである。日本人力士だって、ろくでもない輩はいるのだから。あぁ、それにしても。角界もここまで堕ちたとは…。関取は、近くで見るとびっくりするくらい肌がきれいで、おじいちゃんおばあちゃんから赤ちゃんまで、皆に尊敬されるすごい人で、力士に触れると健康になれるとか、そういう時代が懐かしい。
2008/08/19
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36歳バースデーに大鵬超え
大相撲名古屋場所12日目、魁皇が若の里を下して勝ち越した。これで幕内での勝ち星が747となり、大鵬を抜いて単独３位に浮上した。奇しくも今日は魁皇の36回目の誕生日だった。かど番をくり返し、昨年の九州場所では引退も取りざたされた魁皇だが、伝家の宝刀である右からの上手投げで健在ぶりをアピールした。右上手を取っただけで、会場から拍手が沸いた。こうなると本当に強い！本人は、偉大な記録について まったく気にしていないらしい。「一日一番、しっかり相撲を取ることだけを考えている」。いたってシンプルだが、簡単なようで 実は難しい心構えではなかろうか。ちなみに史上１位は千代の富士で、幕内通算807勝。２位が北の湖で804勝。あと60勝か…。更新不可能な数字ではないな。腰痛と闘いながらも、魁皇らしい相撲を１番でも多く見せていただきたい。＜おまけ＞ラジオの解説で音羽山親方（元 貴ノ浪）が、「栃ノ心には是非つりだしを覚えてほしい。彼ならできる」と期待をかけていた。「子どもの頃、北天佑と若島津のつりあいを見て興奮しました」と親方。うわー、私も同じだ。あの時代の相撲が一番好きだった。
2008/07/24
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桝席ひとり占め
今年の名古屋場所は、土日に何かと予定があり 行けそうにないと諦めていたのだが、本来なら出勤のはずの夫が今日は休めるとのことで、子守りをお願いし、当日券狙いで行かせてもらうことになった。朝９時半に最寄の駅で下ろしてもらい（夫と子どもたちはそのまま夫の実家へ）、愛知県体育館に到着したのは11時。足早に当日券売り場に向かったが…。なんと残念なことに、椅子自由席は売り切れ！当日券狙いの人は朝８時から並んでいるらしい。そりゃ勝ち目ないわ。祝日だから、当日券の枚数がそれほど多くなかったかもしれないし。やはり前売り券を買わずに突撃するのは無謀なのか。どうしよう、入場できなくても外にいれば力士の姿を見ることはできるぞ。えー？このクソ暑いのに？我慢大会かよ。しかーし！桝席Ｂなら僅かに残っているという。10300円…。うーん、椅子自由席の４倍近い値段だが…。こんな贅沢していいのか。清水の舞台から飛び降りる気分だ（大袈裟？）せっかく来たし、年に一度の楽しみだし、買っちまえ～！腹ごしらえのため、一旦 体育館を後にした。まず上前津まで行き、制覇できていなかったスタバ（名古屋大須万松寺店）を制覇。キャラメルフラペチーノのトールサイズを飲んだが、何？460円？440円じゃなかったっけ。ありゃ～、7/16から値上がりだってよ。物価高騰、おそるべし！次に栄へ行って軽く昼食を摂り、再び体育館へ。２時という 一番暑いであろう時間帯だったので、地下鉄の駅から体育館まで歩く３分くらいで目眩がしそうだった。入り口で切符を切ってくれたのは、浅香山親方（元 琴錦）。反対側にいた親方は、顔は覚えがあるが名前が出てこなくて悔しかった。向正面の桝席Ｂ12－６に陣取った。まだ幕下の取組だったが、祝日ということもあってか、わりと大勢の観客がいた。九州場所の平日の幕内取組と変わらないくらい！？いや～、しかし桝席ってのはいかにも相撲観戦って感じでいい気分だねぇ。知人のツテで７年前に一度だけ桝席に座ったことがあるが（その時、知人のおかげで横綱審議委員の内舘牧子と握手できた）、自分で券を買ったのは初めてだ。１人分だけ買えるなんて知らなかった。券を買った時「相席になるかもしれません」と言われたが、十両の取組になっても、誰も来なかった。このまま来ないなら、４人分の席を１人で使って広々だわ。幕内の取組になっても、誰も来なかった。この時点で来ないなんて、最後まで来ないんじゃないの？と確信した。白鵬の土俵入り。肝心の土俵のほうは、安馬と琴光喜が相次いで敗れ、白鵬が独走態勢になってしまった。９日目にして星の差２つは、あまりにも大きい。帰り際、こんな風景を見た。明日の取組に備え、電光掲示板をはめ替えていた。本場所の観戦はもう数え切れないほどだが、この風景は初めて見た。今日の取組が終わってすぐという早い段階で作業しているなんて知らなかった。琴欧洲の札を持っている体格のいい男性は協会のジャンバーを着ている。横顔だったが、見覚えのある顔だった。花ノ国かな。確か、親方じゃなくて若者頭。初詣のような状態で出口まで進んだ。フ～、暑い！外のほうが涼しかった。出たところにすぐ、千賀ノ浦親方（元 舛田山）がいた。力士を乗せた車が出てくるところに、黒山の人だかりができていた。どれどれ、と私も参戦してみた（ミーハー？）ベンツやらレクサスやら、いや～、皆さん いい車に乗っておられるんですなぁ。栃東がベンツを運転しているのを見た。自家用車ばかりの中、何故か九重親方（元 千代の富士）はタクシーだった。それから、毎日毎日西方の砂かぶりに座っている和服姿のおばさんがベンツの２シーターを運転して出てきた。何？あの人 関係者なの？
2008/07/21
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言葉の上達は相撲に比例する？
つまらない夕方…まるで抜け殻のような気分だ。相撲の千秋楽の翌日は、いつもこうである。今日はあちこちのワイドショーに琴欧洲が出ていた。昨夜の「サンデースポーツ」も含め、いくつか録画しておいた。力士らしからぬ美しい顔立ちもさることながら、日本語もかなり上手だ。たまに「？」と思う受け答えもあるにはあったが、２年半前 大関に昇進した時のインタビューと比べたら格段にうまくなっている。あの時は、もうこれ以上続けないで、この笑顔でわかるでしょ、とアナウンサーにお願いしたくなるほど たどたどしかったように記憶している。日本に来て、まず一番苦労したのは言葉の壁だったという。ブルガリア語がわかる人は誰もいないから、身振り手振りで伝えるしかなかった。しかも、幕下の頃までは、稽古に加えチャンコ番や付け人の仕事などで忙しく、日本語を勉強する時間があまりとれなかったという。十両に上がってから、本格的に勉強できるようになり、今では漢字も含めた文章を書けるほどにまで上達したらしい。食事にも戸惑った。白米がどうしても好きになれなかった。稽古も厳しかった。本当に何もわからなかった。ましてや、無理偏にゲンコツと書いて兄弟子と読むような、独特のしきたりをもつ大相撲の世界である。日本人でも苦労する封建的な世界で、言葉も文化も違う外国人力士にかかる重圧はいかばかりか。通訳がいるわけでもなく、特別待遇等は一切ない中で必死に努力を重ね、史上最速で大関まで駆け上がったのだから立派の一言である。外国人力士といっても、最近は モンゴル人なら山のようにいる。同郷の仲間どうし、母国の言葉で話すこともできる。その点、ヨーロッパは少数派になるが、ロシア人は何人かいる。黒海はグルジア出身だが、ロシア語が話せるという。しかし、ブルガリア人は琴欧洲しかいない。いまだに１人しかいない。その琴欧洲が、優勝力士インタビューでテレビに向かってブルガリア語を発したのが印象的だった。私はプレーンヨーグルトがあまり好きではないのだが、琴欧洲が出ている明治乳業のＣＭを思い出したら、急に食べたくなった。結局、買ったのはブルガリアヨーグルトといっても飲むタイプのものだったが、ヨーグルトは体にいいから、これからは毎日摂取しようかな！＜おまけ＞ヨーロッパつながりで一つ。若ノ鵬よ、君は完全にお騒がせキャラのイメージが定着した。注文相撲ばかりで勝っても真の実力にはならないよ。それに、公共の物に八つ当たりして挙句の果てに壊すのはやめてくれ。悔しいなら その気持ちを稽古にぶつけなよ。きっと強くなるよ、心身ともに。とりあえず、壊れたのが人じゃなくて風呂でよかったけど…。腹いせに 皿でも割りたいって？サンドバッグでも置いておけばいいのに。いや、どこかの国で ストレス発散に皿を割らせてくれる飲食店があるらしいよ？露鵬もカメラマンに暴行したことがあったな。「これだから外国人は…」と言われる。やめてよね、琴欧洲が いい迷惑だわ。
2008/05/26
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青と白の無意味な火花
琴欧洲の初優勝に沸いた場所の最後に、両横綱が醜態をさらした。結びの一番、朝青龍の引き落としに白鵬がバッタリと手をついた。朝青龍は、白鵬を転がすようにダメ押しした。まぁここまでは特に驚きもしない（朝青龍のダメ押しは今に始まったことではない）。が、その直後！憤然とした白鵬が、起き上がる時に肩をぶつけて仕返ししたのである。一触即発の睨み合いとなり、満員の観客は静まり返った。なんと無意味な火花！奇しくも、終盤の連敗で優勝争いから脱落した２人が！両者とも、子どもの喧嘩のような振る舞いを恥じる様子はなかったという。白鵬「むこうが先にしかけてきた」。反撃して当然と言いたいの？目には目を、歯には歯を、暴力には暴力を？朝青龍「彼はやっぱり若いね。俺もそういう時期があったが、熱くなっちゃダメだ」。あの～、どのツラさげてそういうことが言えるんですか。自分のことは棚に上げるんですか、そうですか。土俵の上でなかったら、殴り合いになっていたに違いない。優勝を逃した悔しさでイライラしていたのかもしれないが、そんなの理由になるものか。勝負の世界に身を置く力士なら、潔い態度をとるべきだ。おい、モンゴル人の横綱２人！日本には「おごれる者 久しからず」という言葉があるの知ってるかい？このところ 土俵を取り巻く空気は緩む一方である。入門したての序ノ口力士を死に至らしめた時津風部屋のみならず、間垣部屋や陸奥部屋でも暴力沙汰が明らかになったし、若ノ鵬は負けた腹いせに支度部屋で暴れたり、もういい加減にしてほしい。それにしても、琴欧洲ほど笑顔の似合う力士はいないと思う。この笑顔を、今後 何度も見たいものである。
2008/05/25
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悲願達成！おめでとう琴欧洲
ついに、賜杯がウラル山脈を越えることになった。大相撲夏場所14日目、琴欧洲が安馬を送り倒しで破り、念願の初優勝！琴欧洲、初優勝への軌跡 写真一覧琴欧洲は今場所をカド番で迎えた。それが、人が変わったような相撲であれよあれよと勝ち進み、優勝争いのトップに立った。両横綱も撃破し、このまま全勝優勝しちゃえ～という矢先の13日目、天敵の安美錦にいいところなく敗れた。見るからにガチガチになっていた。いつだったか、朝青龍と星の差２つで圧倒的有利の状態だったのに終盤に負けて結局 逆転優勝を許してしまった場所があった。プレッシャーに弱いんだよな…。あーあ、こうなると白鵬がまた息を吹き返してしまうよ。挙句の果てに優勝までさらわれたら…と最悪パターンを想像してしまったが、兄弟子の琴光喜の援護射撃により、白鵬との星の差２つは変わらず、さらに星の差３つだった朝青龍も敗れて完全に優勝圏外に消えた。マジック対象の相手も負けた。これは天が味方しているに違いない。今日勝って優勝だ！…しかし、対戦するのはクセ者 安馬。いや、昨日のことは忘れるのだ！１つ負けたくらいでクヨクヨしてはいけないのだ！琴欧洲は安馬を素早くつかまえ、そのまま送り倒した。悲願達成の瞬間であった。「まだ信じられない。嬉しくて、言葉にならない」美しく 流暢な日本語だった。そして、端正な顔立ちから溢れた笑顔が、まぶしく輝いていた。
2008/05/24
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正義は勝つ！
実に５年半ぶりとなった横綱どうしの千秋楽相星決戦は、まさに手に汗握る力相撲！白鵬が朝青龍を上手投げで破り、３場所連続６度目の優勝を果たした。今場所の目玉は何といっても 復帰した朝青龍だった。昨年夏の巡業で休場届けを提出しておきながら、親方にも無断でモンゴルに帰り、元気いっぱいにサッカーをしたので、２場所出場停止になったのだ。あのまま引退かと思われたのだが…（私は引退してほしかったけどね）。その朝青龍が不在の間、連続優勝したのが白鵬だったが、圧倒的な強さを誇って優勝したわけではなかったため、「朝青龍がいないから」という厳しい指摘があり、今場所が始まってからも、話題といえば朝青龍ばかりで、悔しかったに違いない。さらに今回、もし朝青龍に優勝をさらわれるようなことがあれば、それこそ立場がない。そんな いくつもの重圧の中、集中してよく力を出し切ったと思う。それにしても、やはり横綱どうしの頂上決戦というのは見応えがある。前売券は完売、350枚しかない当日券も徹夜組を含めて早朝から長蛇の列ができ、結びの一番への懸賞は48本（記録が残る2003年以降では最多）かかったという。ファンの期待にふさわしい熱戦になって、本当によかった。横綱は１人ではなく、東西に揃ってこそ土俵が充実するということだね…。なんだかんだ言っても、朝青龍が出ると盛り上がるということだね…。あぁ、でも白鵬が優勝してすっきりしたわ！２場所も休んでいた人に優勝させてなるものか、という気迫を見せてくれた。勝っても誰かさんみたいに派手なリアクションをしないところも品格を感じるわ！
2008/01/27
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武雄山、お疲れ様！
幕下まで落ちていた武雄山が引退、年寄・大鳴戸を襲名することになった。オラがクニの、しかも同じ市内出身の力士で 応援していたのに…。残念だけど、相次ぐ怪我では仕方ない。引いたり叩いたりしない、変化なんて絶対にしない相撲が好印象だった。お疲れ様！引退といえば、現役最年長の46歳、序二段の一ノ矢もついに引退だそうな。今後は、高砂部屋のマネジャーを務めるという。（これまでも部屋のＨＰを管理する等、親方の片腕だったような人だから、髷を結わず、まわしを締めなくなるだけだが…）今月末に帰ってくるらしい どこぞの横綱は、師匠のことはナメているのにこの一ノ矢には頭が上がらないらしい。琉球大学理学部卒で、学んだ物理学を生かして「しこ」の研究を続けたいという。相撲とのかかわりは一生続くんですね！オラがクニの力士といえば、琴光喜が千秋楽に白鵬を投げ飛ばしたので驚いた。終盤ガタガタと崩れたが、なんとか２桁10勝。それでこそ大関だ。クンロクなんてみっともないからね。一年おさめの九州場所、その最後の取組は絵に描いたような豪快な相撲だった。
2007/11/25
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朝赤龍が気の毒だ！
九州場所４日目、朝赤龍と時天空の一番を裁いた行司の木村玉光が、勝ち名乗りを与える場面などで計３回、朝青龍の名を呼んだ。会心の相撲で勝った朝赤龍は憮然とし、「最初から間違っていた。懸賞金を受け取るのをやめようかと思ったくらい」。名前を間違えるなんて、とんでもなく失礼な話である。朝赤龍と朝青龍、確かに紛らわしい四股名とはいえ、行司もプロである以上、間違いは許されない。軍配差し違えの場合は切腹だなんて言われているけど、呼び違えも同罪だぜ。しかし何だね、出場停止中の「朝青龍」だから余計に嫌な感じだね。確かに朝赤龍は朝青龍の陰に隠れて目立たない存在である。朝青龍が明徳義塾高校に相撲留学する際、一人では不安だろうから誰か話し相手になれるような性格のいい少年はいないかという話が出て白羽の矢が立ったのが朝赤龍だったというようなエピソードも聞いたことがある。それにしたって、きちんと稽古して実力をつけ、幕内上位で活躍している朝赤龍は、間違っても朝青龍のオマケなんかじゃない！
2007/11/14
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継がされるほうも大変よ
序ノ口力士が急死した問題で、時津風親方が解雇された。「厳しい処分」なんて言われているけど、どこが厳しいのかね？当たり前でしょ。ぬけぬけと「通常の稽古の範囲」とほざきやがって。まったくどういう神経しているのやら。明らかに傷害致死か殺人でしょ。兄弟子たちが実行犯なら親方は殺人の教唆、暴行を加えた後に放置しているということは殺意があるのだ。なければ直ちに取るべき行動を取っているはずだ。救急通報しなかったということ自体が殺意の表れではないか。ところで、師匠がいなくなった部屋は消滅してしまうのだが―――。これまでも、部屋の消滅や吸収合併はあった。記憶に新しいところでは、二十山部屋は師匠（元大関・北天佑）が病死したので白露山ら弟子たちは一門である北の湖部屋に転属することになった。しかし、今回の時津風部屋は、かの有名な69連勝の大横綱・双葉山が創設した名門で、一門の総本山でもある。なんとか消滅だけは避けたい、とのことで部屋付きの枝川親方が継承するという動きだったが、ここへ来て急展開である。なんと、現役幕内力士の時津海が急遽引退して部屋を継ぐという話が持ち上がった。時津風親方（って、もうこの呼び方じゃおかしいよね。双津竜とでも書くか）以外に親方がいなくて、外部から招聘することも避けたいなら、時津海を引退させて部屋を継承させるのも一万歩（！）譲ってわからなくもないが、現在、時津風部屋には２人の部屋付き親方（枝川親方と錦島親方）がいる。このうち、錦島親方は元々鏡山部屋の力士であり、年寄株も借りている状況だという。では時津風直系である枝川親方でいいではないか。ところが、枝川親方が継承することには双津竜が難色を示しているとか！何を！オヌシ、解雇された分際で口出しするのか？…と、これには訳があるようだ。相撲協会の理事長を務めた先代時津風親方（元大関・豊山）の意向があるらしい。先代も時津海も、東農大出身である。双津竜に部屋を継承する際、ゆくゆくは時津海に継承させたいと言ったらしい。何ですか、学閥ですか！既に親方になっている蒼樹山（枝川親方）に継がせるよりも、東農大出身の命脈を保つためなどというくだらないメンツのために時津海を強制的に引退させることを選ぶのですか！さすが、世間と乖離した価値観で問題を起こす相撲界ならではの体質だ。いや～、時津海さんヘッドハンティングですね…。じゃなくてっ！！！年寄名跡の譲渡、間違っても双津竜に１億円なんか渡さないでよ。奴を経由せず時太山の遺族に支払いなさい。それと、今度の一件でアナタは立件されるようなことをしていないでしょうね。後で発覚したら恥の上塗りですから！！！しかし、双津竜をクビにしたらそれでおしまいというわけではない。部屋が存続するとはいっても、これだけ騒ぎが大きくなったわけで、今後、入門しようとする若者や我が子を預けようとする親がいるとは思えないし、国民の信頼を取り戻すことはできるのだろうか。理事長などお偉方が発するのは、亡くなった斉藤俊さんへの哀悼の言葉ではなく、大相撲の歴史に傷がついたとか相撲に対する言葉ばかりなのが気になった。＜おまけ＞どこぞの番組で西川史子が「しごきは必要でしょ」とか「死ななきゃわからないから」などと言っていたので耳を疑った。信じられん。こいつ本当に医者かよ…。
2007/10/06
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双葉山が泣いている
デイリースポーツより ―――大相撲の時津風部屋の力士、時太山（ときたいざん）＝当時（17）、本名斉藤俊さん＝がけいこ後に急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長（元横綱北の湖）は２日、「尊い命が失われたし、協会の名誉も大きく傷つけた。（解雇は）やむを得ないだろう」と語り、師匠の時津風親方（元小結双津竜、本名山本順一）を解雇する方針を明言した。協会の緊急理事会を５日に開いて決める。解雇は協会の賞罰規定で最も重い処分。協会広報部によると、解雇処分を受けるのは1997年１月に本場所の無断欠勤を続けた山響親方（元小結前乃森）以来２人目。また理事長は、時津風部屋出身で同部屋付きの枝川親方（元幕内蒼樹山（あおぎやま））が師匠として部屋を継承する方向になっていることを明かした。************************************************************************「警察が捜査中だから」と、まるで他人事のような口ぶりで相撲協会としての事情聴衆をおこなわず、我関せず（？）だった理事長がようやく重い腰をあげたか！（朝青龍騒動の時もそうだった。トップとして毅然とした態度をとるべきなのに）混沌とした世の中、いろいろなことに腹が立つが、時津風など人間ではない、獣と言えば獣が気を悪くする、憎悪を通り越して吐き気を覚える。理事長は、呑気にしていないで さっさと解雇通達してしまえばいいのだ。それにしても時津風とやら、まさかこの期に及んで「稽古中の事故」と釈明するとは。何が稽古だ。そんなことを言って誰が納得するというのだろう。挙げ句の果てに「自分は懸命に介抱しました」なんて、よくもまぁ臆面もなく…。来たる裁判に向けて あんな発言をしているのだろうが、なんとみっともないことか。世にあまねく存在するカス野郎どもと同じである。「赤ん坊が泣き止まないので口を塞いだら窒息しました」とか言う輩と同じである。ビール瓶や金属バットで殴ることが、指導の範囲内であるはずがない。ふざけた言い訳をするヤツはとっとと地獄に堕ちやがれ！
2007/10/02
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今なお残る鉄拳制裁
相撲界にまたもや激震が走った。その内容は、朝青龍問題など比ではない。法を犯しているのだ。名古屋場所前の６月末、時津風部屋の序ノ口力士が稽古後に急死した問題について、愛知県警捜査一課は、制裁目的の暴行があったとして、師匠の時津風親方と部屋の兄弟子ら数人を立件する方針を固めたのである。調べに対し、親方と兄弟子の１人はそれぞれ暴行の事実を認めている。直後の記者会見で親方は「ぶつかり稽古の後、息が荒くなった。申し訳ないとしか言えない」と話していた。そして親方は確か、心労のため名古屋場所を全休したのではなかったか。その心労は演技だったということ？それとも、嘘がバレないように取り繕うための「心労」ですか？死亡した力士（本名・斉藤俊さん）は、５月に入門したばかりの新弟子で、部屋を逃げ出すことがたびたびあったという。死亡前日に部屋に連れ戻され、親方がビール瓶で額を殴り、兄弟子らに「かわいがってやれ」と暴行を指示したらしい。死亡当日の稽古では、力士３、４人と約30分のぶつかり稽古が続けられ、斉藤さんが倒れても、蹴るなどの暴行が加えられ、金属バットも使用されたという。死亡直後の遺体を確認した医師は、死因を急性心不全としたが、耳や額には切り傷、足にたばこでつけたような火傷の跡があったことで遺族が真相究明を強く求めたため、行政解剖がおこなわれた。そこで、多発外傷によるショック死の可能性が浮上し、警察が立件にむけて動き始めた。17歳の少年は、死亡する５日前にも部屋から抜け出し、新潟の実家に戻り、「稽古がつらい。上下関係が厳しい。もう辞めたい」と両親にもらしていたという。最愛の我が子をこんな形で失った親御さんの気持ちを思うといたたまれないが、息子にそう打ち明けられた時、両親は何と答えたのだろう。「入門したばかりだし、もう少し頑張りなさい」なんて言ったのかな。「そんなにつらいなら辞めて帰っておいで、まだ若いんだからいくらでもやり直しはきくよ」と声をかけてあげれば、もしかして悲劇はおきなかったのかもしれない。相撲界は、無理ヘンにげんこつと書いて兄弟子と読む（？）ような封建的な世界である。特定の若手を集中的にしごく「かわいがり」という慣習がある。親方衆によれば、純粋に期待の若手を鍛える場合と、脱走や盗みなどの不始末をした者への制裁としておこなう場合があり、後者は辛抱の重要性や集団生活のルールを教え込むことが目的で、鉄拳や竹刀を振るうことも多いという。それでも、若い力士の心身がひ弱になったことや、アットホームな雰囲気の少人数の部屋が増えたこと、厳しい指導を望まない親が増えたために、近年は制裁は減る傾向にあったという。スポーツの世界では、愛のムチが正当化されることがしばしばあるが、こうした制裁の慣習が残る社会が、今の時代に受け入れられるとは到底思えない。斉藤さんの死により、入門予定だった新弟子３人が入門をとりやめることになった。ごもっともです。そんな暴力団みたいな世界になんか入りたくないよね～！（彼らは時津風部屋志望ではなかったようだが）昔ながらのやり方では通用しない。厳しさの意味を見つめ直していただきたい。
2007/09/26
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誰かの姿がダブって見えた
相撲を見ていたら、小姐が「あさしょうりゅうっていう人は勝ったの？」と言うので「悪いことしたから出ちゃいけないって言われて、ここにはいないよ」と説明すると「ふーん」と、わかったのかわかっていないのかわからないような返事だったが…。そう、今は大草原にいる誰かさん（って冒頭に名前出しておいて何を言う）も真っ青の野蛮な技をくり出した力士がいた。その名を安馬という。彼もまた、本名の中に「ドルジ」という文字が含まれるのだとか。安馬といえば、軽量ながら真っ向勝負を挑み、常に「お客さんに喜ばれるような相撲をとりたい」と口にしている力士である。そのケレン味のない相撲は、名前こそアマだがプロ中のプロだと思っていた。それなのに…。優勝争いの単独トップという快進撃を続ける新入幕の豪栄道に対し、安馬らしい内容の濃い相撲をとった、ここまではいいのだが、最後に相手の後ろに回り、そのまま慎重にいくのかと思いきや持ち上げて土俵にたたきつけるという品のないことをしでかしたもんだから驚いた。あの体で、幕内上位で安定した成績を残すのは並大抵の努力ではないと思う。実際、最近では珍しいと言われる「稽古の虫」らしい。研究熱心でもあるようだ。元々気が強く、闘志をあらわにするタイプだが、この日は、新入幕力士に負けてなるものかと相当気合が入っていた。小結として力の違いを見せつける形になったが、何もあんな結末にしなくてもよかったではないかと思うのは私だけだろうか。ああいう、美しさの欠片もない 相撲をとるのは、どこぞの横綱だけで十分である。願わくは、安馬が「これはお客さんが喜ぶ相撲」と思っていませんように…。
2007/09/20
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蒔いた種は刈り取るということ
腰やひじの骨折による休場届を出しながらモンゴルでサッカーをしていたことが発覚して２場所出場停止の処分を受けた朝青龍が、精神科医の往診を受け、「うつ病の一歩手前の抑うつ状態と神経衰弱状態」と診断された。神経衰弱って、あのねぇ…。夏目漱石がかかっていたとかいうやつですか？やだわ、戦前の呼び方じゃないの。そんな精神科医信頼できるのかね。まさか朝青龍の立場を守るために適当な医者を連れてきて、適当な病名をつけたわけじゃないでしょうね？ まぁそれはともかくとして、「うつ病の一歩手前」？仕事がうまくいかなくて眠れない、食事が喉を通らない、そんなの昨今のサラリーマンならゴマンといるでしょうよ！！！ それに、精神科医の「早くモンゴルに帰してあげるべきだ」の発言には笑った。 天然記念物ですか？相撲界は、しきたりの多い世界である。日本人でも それについていけなくて脱落する人が多いのだから、 モンゴル人である朝青龍には、相当高いレベルでの躾が必要なことは確かである。 しかしながら、以前から何度もマスコミに叩かれているのに、 ちっとも振舞いが変わらないのは、躾に従うつもりがないからとしか思えない。 朝青龍の性格を知りつつ放任しておいた高砂親方にも問題がある。その高砂親方は、今月１日に処分を本人に電話で伝えて、それ以降は一度電話をしただけらしい。あとは関係者づてに話を聞いただけ。「俺ですらまだ本人に会えないから会見なんてとても無理」って何よ。師匠ってその程度のもの？何かあった時は真っ先に師匠じゃないの？接触できたのは主治医とマネジャーだけ？（っていうかマネジャーなんていたのか）なんというか、師弟のコミュニケーションがあまりにも希薄だよね…。親方は「信じている」と言っているようだが、 今まで「信じて」放置しておいたからこそ、こんな事態を招いたのでは？ 日本人のように、あえて突き放すことを愛情ととらえる感性を、はたして朝青龍が持ち合わせているだろうか。 朝青龍は「お山の大将」である。師匠すら、見下しているかもしれない。今回の処分に対して「どうして」とくり返しているのは 「このオレ様にこんな処分が下るのはおかしい」と憤っているからに違いない。 謝罪会見もしないでモンゴルに帰ろうだなんてそんな虫のいい話があるか、謹慎の意味がないじゃないか！相撲界では、大関までは「人」で横綱は「神」である。 どこの世界でもそうだが、人の上に立つ者は皆の手本とならなくてはいけない。 朝青龍を一人の人間として見た場合は「モンゴルで静養してきな！」と送り出してもいいが、横綱として見た場合は「甘えるな！！」と一喝したい。 厳しくても、罰則は罰則。 粛々と反省しなさい。ただ、本当に深刻な状態であれば、一人の人間の将来を左右しかねない問題だから、帰国もやむをえないだろう。病気のつらさは、なった人にしかわからない。挫折を知らないのだろう。立場が弱くなった場合の立ち回り方を知らないのだろう。 簡単にいえば「ガキ」。それなら、母の手料理が食べられる故郷に帰してあげたら？とりあえず１回帰って心身ともに元気になって、よーく考えて、やっぱり相撲をとりたいと思ったなら 幕下あたりからやり直すなんてのはどうかね？
2007/08/06
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不始末が生んだスモウレスラー
全治６週間の怪我人でありながら、モンゴルで元気いっぱいにサッカーをして、体重を微塵も感じさせない身のこなし、瞬間的な動きの速さ、さすが朝青龍だ！この男は、何事も集中すれば そんな怪我さえ吹っ飛ばしてしまうのか？…なんて感心している場合じゃなくってよ。許せないわ。完全にナメている。 何かと格式ばった角界とはいえ、そのすべての儀礼の上に成立しているのが相撲であって、それが守れない人間に無理して相撲を取ってもらう必要もないでしょうよ。そんなヤツに月給280万ですか？呆れるわ。 会社員だったら、会社規定を守れない人間なんか とっくにクビだわ。 本人にしてみれば「結果を出しているんだから」という気持ちだろう。 外国人は そういう人が多いように思う。しかし、日本はそれだけでは通らない。 それを古い慣習だという人もいるかもしれないけど、私は、そういう慣習（心を鍛える、礼を尽くす等）は世界に誇るべきだと思っている。朝青龍は今までに何枚イエローカードを出してきただろうか（サッカーなら二度目で退場）。さらに、ここまで放置してきた（イエローカードの段階で次は追放だぞ！と勧告しなかった）協会の姿勢にも問題がある。一人横綱をチヤホヤした協会が、朝青龍をつけあがらせた。今回、２場所出場停止に加え、九州場所千秋楽までの謹慎に３割減棒という、事実上の引退勧告とも解釈できる処分が下された。今までさんざんトラブルを起こしてきた朝青龍に対していつも苦虫を噛み潰したような顔で黙認していた協会にしては思い切った決断だな～というのが正直な感想であるが、遅きに失した処分であることは間違いない。 もっと前に処分していれば、横綱の名誉に傷をつけずに済んだはずである。マッチ１本火事の元というではないか。先送りしても、問題は大きくなるだけである。野村克也は「４番打者はチームの鑑でなければならない、そのためには人間教育が必要である」と言う。数字だけでは鑑にはなれない。横綱とて同じである。朝青龍の言動は、勝利を積み重ねていることを除けば、そのすべてが鑑とはほど遠い。 高砂親方の指導がなっていないのだと批判が集まるのも当然だが、これまで厳しい処分を下せなかった協会も同罪である。今まで甘かった協会が、今回は何故 厳しい処分ができたのか。逆に言えば、何故これまで厳しい処分をできなかったのか。それは言うまでもなく白鵬の存在が大きい。３年半ぶりに東西に横綱が座ることになり、朝青龍が休場しても 横綱不在は避けられる。今までは、一人横綱の名を汚さないように処分を甘くせざるを得なかったのだとすれば あまりにもご都合主義である。私はアンチ朝青龍なので、かばおうという気持ちなど毛頭ないが、今まではチヤホヤしておきながら 急に掌を返したような対応をする協会は本当に一貫性がないと思う。朝青龍に品格品格と求める協会こそが実は一番品格がないのかもしれないと思ってしまった。最初から毅然とした態度をとっていればよかったのに。問題は早く解決するに限る！とはいえ、一番悪いのは言わずもがなで、「横綱とは何か？」と問われ「俺だ」と答えたなんて話を聞いた記憶があるが、 記者が問うたのは肩書きや格のことではない。 禅問答にも似た哲学を持つことこそ、求道者の究極である横綱の務めである。 頂点に立つ者として、あまりにも情けない。 相撲界の中心を支えるには「青い柱」よりも「白い柱」の方が見栄えがするかもね。
2007/08/02
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美しい相撲が見たい
新聞記事より ―――◆大相撲名古屋場所８日目 ○朝青龍（つり落とし）高見盛●（15日・愛知県体育館）朝青龍の全身に忘れかけていたパワーがよみがえった。約２年ぶりの対戦でいつも以上に過剰な高見盛のパフォーマンスに闘志が沸点に達した。「何だ！と思うぐらい向こうが気合入ってたからこっちも気合が入った」。立ち合いで激しく当たると強烈なもろ差しで高見盛のまわしを引きつけた。クライマックスは次の瞬間だ。両腕で、188センチ・143キロの“ロボコップ”の体を挟み込むようにつり上げた。「まっすぐ上げたからどこに落とそうかと思った」。足をばたつかせる敵をあざ笑うかのように土俵にたたきつけた。出たぁ。つり落としだ。朝青龍スペシャルがさく裂だ。あまりの勢いに最後は高見盛の背中に乗っかってしまうほど。本場所では04年夏場所10日目の琴光喜戦以来、約３年、19場所ぶりの復活だ。「向こうの気合にこっちも気合で返してやった。相撲は気合だよ」。久々の荒業復活はＶ２０の横綱に闘志がよみがえった表れだった。初日で黒星を喫し１敗で全勝の新横綱・白鵬らを追う。古傷の左ひじはいつ痛みが再発するか分からない苦しい場所だが、前夜、母国モンゴルから勇気をもらった。モンゴルを訪問中の皇太子さまが出身地のハラホリンを視察され、両親が所有する遊牧民の住居「ゲル」を案内したのだ。「両親から電話があった。皇太子さまがいらっしゃってくれてうれしいです」。母国での感激が横綱を支えた。北の湖理事長は「こういう相撲を取れば乗ってくる」と評価。今場所は夜も出歩かず全神経を土俵に集中している。折り返しの後半戦。白鵬に主役の座は譲らない。 ************************************************************************げげげっ。これ、スポーツ報知だったのか！迂闊だったわ。そんな記事を読んでしまったことが悔しいわ…。「出たぁ」って何よ。勿論、皮肉よね？まさか賞賛なんかしないでしょうね？その昔、無敵の横綱といわれた千代の富士が、寺尾をつり落としで破ったことがあった。これがつり出しなら、まるで人間起重機だわ～と感心するところなのだが、つり落としだったから背筋に冷たいものが走った。なんて野蛮なんだろう…と。気分が悪くなるから あんな決まり手はもう見たくないと思っていたのに、どうも朝青龍はこれをやりたくて仕方がないようである。相手が誰だったか忘れたが、後ろについて捕まえた時、さっさと送り出せばいいのに、捕まえただけの体勢で、いつ投げ捨ててやろうかと考えているのがミエミエで、吐き気をもよおしたことがある（結局、つり落としにはならなかったのだが）。綱とりがかかった先場所の白鵬も、千代大海戦で一瞬つり落としを狙ったが、思い直して取った。やってはいけないことを止められる白鵬は、このままいけば期待される横綱像に限りなく近づいていくのではないか。相撲には、殴る・蹴るなどといった暴力的な技はない。それぞれの技は皆 美しさを持っている。朝青龍は、つり落としは決まり手にあるのだから何がいけないんだと言うだろうが相手がもう打つ手がないのにそこまでやる必要があるのだろうか。怪我をさせることもあるし、やめたほうがいいと思う。他にも、勝負がついているのにダメ出ししたり、張り差しにいったり、張り手を食らわしたり（今日の雅山戦でもやろうとしたな。空振りだったけど）、どれもこれも柄が悪くて、相撲道から外れている。頂点に立つ横綱ともあろう者が、地位を汚すようなことをしてみっともない。品格にふさわしい振舞をしていただきたい。敗者をいたわったという双葉山のように。
2007/07/16
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ファンを大切にする北桜
幕内前半戦の目玉といえば、塩まきで有名な北桜だろう。今日は春日王の内掛けをよく凌いで勝利をおさめた。これで初日から３連勝である。おじさんパワー炸裂！いや、おじさんと言っては失礼なほど若々しい相撲をとっている。高々と挙げる両手や気合の表情など、一挙一動がユニークで注目を集めているが、決してパフォーマンスだけの力士ではない。彼はファンをとても大切にする。今日も花道を引き揚げる時にファンに呼び止められ、サインに応じていた。名古屋場所は、西方の力士は桟敷席の下を通って支度部屋に戻るようになっている。取組を終えて（しかも今日は長い相撲だった）引き揚げる途中ではまだゼーゼーいっている最中だろう。そんな時に声をかけ サインをねだるとは なんたる図々しいファンだろうと思ったが、嫌な顔一つせず、ささっと書いて渡していた。正面解説の出羽海親方は「取組後すぐにとは珍しい。まぁ力士にもよりますけど、彼はサービス精神旺盛ですからねぇ～」と言っていた。そういえば 昨年の初場所だったか、千秋楽の取組に勝てば敢闘賞と言われていた。惜しくも敗れ、三賞を逃してしまった。それでもインタビュールームに呼ばれると、明るくハキハキした受け答えをしていた。負けた、しかも三賞を逃した、インタビュールームなんて行きたくないだろうに…。ここでも嫌な顔一つ見せなかった。彼に元気をもらった視聴者はどれほどいただろうか。今日の取組後のコメント「たまたまですよ、たまたま。明日からまた頑張ります！」生の声を聞いたわけではないけど、すがすがしい顔が見えるようだ。
2007/07/10
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名古屋場所50周年、白鵬時代の幕開けか？
愛知県体育館に到着したのは３時半頃。入口でチケットを切ってくれたのは、私が通った列は熊ヶ谷親方だった。別の列には東関親方がいた。それから、元 高望山の…何親方だっけ（私としたことが！）。ちょうど、初日恒例の協会御挨拶の最中だったようで、マイクで喋っている北の湖理事長の声が聞こえてきた。正面玄関を入ってすぐのところにモニターが設置されており、役力士たちが礼をしていた。白鵬がアップで映ると 歓声があがった。まだ十両の取組だというのに満員御礼の垂れ幕が下がり、冷房はかなり強いはずなのに熱気でムンムン。さすが白鵬人気だわ。新横綱の初日を一目見ようと…って私もその一人だが。席は西方の椅子席。上のほうだが、正面や向正面の椅子席よりは少し土俵に近い。立会いの音は、ものすごい迫力だ。こんな上にいてもすごいと思うのだから、タマリ席にいたらどんなにすごいのかしら。一度でいいから座ってみたい。十両の取組が終わり、幕内力士の土俵入りが始まった。豊真将への声援ってこんなに大きかったっけ？まぁあの顔だし人気はあるだろうけどさ。私も注目している力士の一人である。相撲内容そのものも勿論だが、所作がとにかく美しい。それに、勝っても負けても 深々とおじぎをしている。高見盛への声援は相変わらずだ。ご当所で大関獲りの琴光喜にはひときわ大きな声援が送られた。そして、お待ちかねの横綱土俵入りだ。白鵬が花道の奥に姿を現しただけで歓声があがった。入場してくると拍手喝采！不知火型の土俵入りは豪快で、背の高い白鵬によく似合う。怪我で十両に陥落していた把瑠都が幕内に戻ってきた。幕尻に近い地位なら大勝ちするだろうと思いきや、初日にコケた…。当たり前だが生での観戦はリプレイがないので、一瞬たりとも見逃すまいと目をこらして それはそれは真剣に見る。テレビは特等席だが、やはりどうしても緊張感には欠ける（笑）。いや～野球もそうだけど やっぱりスポーツは生で見るのが最高だわ。琴光喜は危なかった。すくい投げを打った時、若の里が痛めているほうの足で踏ん張る形になったのでなんとか勝ったようなものだ。それくらい、防戦一方だった。体調はあまり芳しくないようで、先場所からの腰痛も引きずっているようだが、そんなことは言っていられない。今場所ダメならもう大関昇進のチャンスはない！関脇通算22場所で史上１位になったそうだが、「史上最強の関脇」なんて名誉じゃないんだからねぇ…。琴欧洲は投げの打ち合いの末に出島に負けた。上がってきた頃の勢いはすっかり影を潜め、足踏みというより低迷している。あの膝の怪我がなければ…って、勝負事に「たら、れば」は禁句だが…。白鵬は緊張していたようだが、落ち着いて自分の相撲を取り切った。序盤を乗りきれば大きく崩れることはないだろう。結び３番くらい前に「座布団を投げないでください」というアナウンスがあり、横綱がそんなに簡単に負けるわけないでしょうよ…と思ったのだが、本当に負けた。朝青龍といえば、同じ相手に２場所連続負けないことで有名なのに！先場所の終盤は信じられない負けっぷりだったが、まさかあれをいまだに引きずっているわけではあるまいに！負けん気は人一倍強い（いや、十倍か？）のだから、必ず巻き返してくると思ったのに、信条であるスピードが見られない。仕切り線より下がることなんてまずなかったのに、下がっている、すなわち相手に攻められているということだ。いや～安美錦は自信になっただろうねぇ。先場所は、たいして元気のない大関が全員 朝青龍に勝ったし、これじゃ他の力士も「じゃぁもしかしてオレも勝てるかも！？」と思うかもしれない。土俵を割った後の朝青龍は、ボーッとしていた。実に珍しい表情だった。座布団投げたかったなぁ。でも私は椅子席…残念！さあ、初日にして白鵬が一歩リードである。どんな15日間になりますやら。
2007/07/08
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宮城野部屋宿舎訪問
一昨日、大相撲の一行が名古屋入りし、昨日は白鵬が宮城野部屋の宿舎で記者会見をおこなったらしい。今日は ちょっと遠くの店までバーゲンに出かけようと予定していたが、昨日 新聞を読んだ途端、相撲部屋を見学してみたくなった。新横綱を抱える部屋は見物人で混んでいるだろうから他の部屋にしたほうがいいかな、と思ったが、どこの部屋に行くにしても我が家から遠いことには変わりないのだから、どうせなら新横綱を見たいじゃないかと宮城野部屋へ。名古屋の緑区鳴海町にある浄泉寺が宮城野部屋の宿舎となっている。この地域には友人がいるので、鳴海駅周辺は何度も通ったことがある。なーんだ、あの辺じゃん！わかるわかる、と思ったのだが、メインストリートから１本奥へ入ってビックリ、寺の付近は道幅がとても狭く、運転しながらヒヤヒヤしていた。隣の空き地は、寺の敷地ではないようだが、「○○建設様のご好意により正午までは駐車できます」という看板が出ていた。ＣＢＣの中継車がとまっている以外は、１台もとまっていなかった。あれれ…。なんだか拍子抜けだわ。新横綱を擁する部屋だから初日から大賑わいに違いないと思っていたのに。稽古は朝だから、早い時間にはもっと混んでいたのかな（私が到着したのは10時半）。空き地から写した力士のぼり。寺の敷地へ入るとすぐに土俵があった。昨年は別の場所に土俵をつくったが、下がアスファルトで水はけが悪く、大雨の日に浸水してぬかるんでしまい、稽古ができなかったそうだ。そうか、それが綱とりに失敗した一因か！梅雨のジメジメと その後の猛暑という時期にあたる名古屋場所は、ただでさえ体調管理が難しいだろうに、稽古までできなかったら最悪だよね！今度は下が砂利で水はけも良好だから、昨年のような心配はないとみられる。さらに奥へ行くと、宿舎らしき建物があり、ＣＢＣの取材班とおぼしき一行と、数人の一般見物人がいた。え？たったこれだけ？車はないにしても、歩いてくる人とか もっといないの？呆気にとられていると、足立ナンバーのステップワゴンが入ってきた。助手席には、眼鏡をかけた白い髪の男性が乗っている。ん？もしや…。車からおりてきた男性は、紛れもなく熊ヶ谷親方だった！続いて、後ろの座席から若い力士が２人おりてきた。両手に買い物袋をさげている。スーパーへ買出しに行ってきた模様。彼らが歩いて行くと、鬢付け油のにおいがした。まさに両国のにおいだ（笑）。坊に「お相撲さん大きいねぇ～」と話しかけていると、地元民らしき おじいさんに声をかけられた。「今日は稽古せんのかねぇ～。せっかく来たのに残念だね」「えぇ、そうですね…」と言いながら、まさか私が県の端から高速とばして来たなんて思わないだろうなと思った。と、その時。シニアカーに乗っている別のおじいさんが「あ、白鵬だ！」と叫んだ。何々！そのおじいさんのほうへ行ってみると、白鵬が風呂場の窓を開け、ＣＢＣの記者と話していた。いや～それにしても、お風呂が狭くて窮屈そうだねぇ。（って、外から見ただけの判断だけどさ）欲を言えば稽古を見てみたかったけど、まぁ本物の白鵬を見たからヨシとしよう。浄泉寺の本堂はこんな感じ。この辺りは坂が多く、寺は高台にある。門の横は見晴らしがよく、名鉄電車が見えるので坊が興奮していた。坊は何が一番嬉しかったかって、これだよね。うちの近所と違って名古屋市内は本数が多いから、何本も見れてよかったじゃん。その後、アピタ鳴海に行ってスタバで一服し、パンを買って大高緑地公園に行った。私の趣味ばかりじゃなく坊にも楽しんでもらわないとね。とはいえ、あまりに蒸し暑くて母は倒れそうでしたよ…。今度こそ、稽古風景を見るぞ！名古屋から遠く離れていて、県内でありながら名古屋文化圏とは言い難い我が市にもたった１つだけ相撲部屋の宿舎がある。７月になったら行ってみるとしよう。
2007/06/26
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土俵への執念
夏場所11日目、皇司と春日錦の取組は、春日錦が突き落としを食らって土俵に転がった。その際、行司・木村和一郎が よけきれずに巻き込まれる形になり、土俵下に落ちた。皇司に勝ち名乗りを受けさせるため土俵に上がろうとした和一郎だが、右足を負傷したため、ガクンとなって動けなくなってしまった。控え行司として出番を待っていた式守錦太夫が異変に気づき、急遽 軍配を上げた。和一郎は まったく足を着くことができない状態で、両肩を担がれて退場した。診断の結果、全治１週間の怪我だという。力士にとって土俵は戦いの場であるが、行司にとってもそれは同じなのだ。とても動ける状態ではないのに、任務をまっとうしようとした和一郎に「アッパレ！」安易に引いたり叩く等、ともすれば無気力に見える取組も少なくない中、脇役である行司が 土俵への執念をまざまざと見せつけてくれた。余談だが、テレビにも映るタマリ席というのは別名「砂かぶり」といって、取組の展開によっては力士が転がってくる危険も覚悟しなければならない席だが、あそこに座っていて怪我をした人はいないのだろうか？
2007/05/23
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僅か0.3秒の決着に興ざめ
大相撲春場所千秋楽、２敗で並んだ朝青龍と白鵬が優勝決定戦をおこない、白鵬が立会いに変化して あっけなく勝負がついた。昨日の直接対決で勝っていればその時点で優勝が決まった白鵬、いい体勢に持ち込みながらも負けてしまって悔しかっただけに今日は何が何でも勝って優勝したかった気持ちはわかるが、桜塚やっくん風に言えば「ガッカリだよ！」。会場の観衆も、お茶の間の相撲ファンも、誰もが熱戦を期待したはずである。白鵬は、朝青龍と互角に戦える唯一の力士といってさしつかえないのだから。私などアンチ朝青龍だから、白鵬に対する期待は相当なもので、「いけいけいけ～！土俵に叩きつけちゃえ！君ならできる！」なんて思っていたのに。それを何だよ。手段を選ばず、ただ勝ちゃいいっていうのかよ。こんな相撲でファンが納得すると思うかね？立った瞬間とっさに変わったというけど（まぁ本人も真実は言わないだろうけど）あのガッツポーズは何だい。不謹慎だといって審判部から注意されるよ！責められるべきは白鵬だけではない。朝青龍も同罪である（敢えて「罪」と書く）。本割で、千代大海に対して立会いで変化して勝った。優勝決定戦に臨むためには絶対に倒さないといけないわけだが、相手は７勝７敗だし、過去の対戦成績から考えても自分が有利に決まっているじゃないの！普通にやったら負けるはずがない。それなのに立会いの変化とは汚いにも程がある。アナウンサーは「横綱の執念ですね～」と言っていたが、執念だなんて言葉でまるくおさめてしまってよいものだろうか。本割で変化した朝青龍が、優勝決定戦では立場が逆転して 這いつくばることになるとはなんとも皮肉な結果である。誰一人こんな結末を予想しなかっただろう。しつこいようだが私はアンチ朝青龍だから、ほら見たことか、注文相撲で安易に勝とうとするから反対にやられるんだよと思ったが、勝負がついた後 苦笑いをおさえきれなかったね。どっちが勝者かわからない光景じゃないの。負けて笑う朝青龍なんて初めて見たよ。とにかく、相撲界の看板力士である横綱や大関がこういう相撲をとっていたら下位の者に示しがつかないということだよ。
2007/03/25
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