英語では閏年のことを”leap day”と呼ぶ。こちらでは年ではなく2月29日という日に注目されるのが興味深い。Happy Leap Dayと書かれたポスターにはなぜかカエルのイラストがある。不思議に思い、近くにいた見知らぬ人になぜカエルが描かれているのか聞いてみると”Oh, it’s probably because of the word ‘leap’. I know it’s silly.”と答えてくれた。”I see. The frog is a symbol associated with February 29. Thank you.”と知らない人に感謝の念を伝えてその場を離れた。
”Take a leap on Leap Day”というダジャレがアメリカっぽくて好きだ。日本に戻ってもクスッと笑えるユーモアを大切にしていきたい。きっと日本だったら「閏年にカエルが登場するのはなんでですか」と知らない人に質問することなんて到底できないだろう。しかし、こちらの人々は嫌な顔を一つもせずに質問に答えてくれる。私も日本で海外の人から日本のことについて質問を受けたら嫌な顔をせずに堂々と答えられるようになりたい。今の日本人に必要なことは英語運用能力ではなく、英語の使用に対する「心構え」のような気がしている。無意識の内に「英検⚪︎級以上じゃないと話しちゃいけない、TOEIC⚪︎⚪︎点以下は恥ずかしい」という固定観念を抱いていないだろうか。変な偏見に囚われずにもっと言語は身近な存在であればいいのにと思う。