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春から夏に、地表に広げたへら型の葉の中心からまっすぐ伸びた花茎の先に、橙赤色の頭花が幾輪か咲き、花後に白い冠毛をつけた実をつけます。5月16日の誕生花は、タンポポに似たヨーロッパの繁殖力の強い紅い花、コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)。花の名は、紅色の車輪状の花がタンポポ(蒲公英)に似ていることから名づけられました。タンポポは古名のツヅミグサ(鼓草)から鼓をたたく音を連想したという説、タンポ(稽古用の槍の頭につける綿を丸めて布や皮で包んだもの)に似た綿毛の形からという説などがあります。別名のエフデタンポポ(絵筆蒲公英)は、直立する花茎と花の美しさからで、アメリカではビーナスの絵筆、繁殖力から悪魔の絵筆と呼ばれています。 花言葉「眼力」は、鷹が視力を高めるためにこの植物の汁を飲んだという古い伝説が由来の英名のOrange Hawkweed、属名Hieracium(ギリシャ語の鷹)からきています。花言葉「目ざとい」も、鷹が遥か上空から獲物を見つけることができる優れた視力をもつことからつけられています。 コウリンタンポポのポット苗は春に家の西側の狭い花壇に植えると匍匐茎で広がって増えたので、数年後の秋に南東の棚が錆びたガラス温室を片づけて、ロゼット状の根生葉を移植しました。開花時期は夏のようですが、匍匐茎を伸ばして増えながら、暖地の我が家では一年中耐えることなく冬のさなかも花を咲かせています。キク科ヤナギタンポポ属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ別名:エフデタンポポ(絵筆蒲公英)コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)の花言葉:眼力、目ざとい。コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)の誕生花:5月16日流通時期:ポット苗を春に見かけます。オミナエシ ホトトギス
2024.05.16
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春に、放射状に広がった縁が浅く切れ込んだ葉の中心から伸びた花茎の先に、花弁の中心にオレンジの斑がある明るい濃黄色の長い筒状花が一方向に固まって下向きに咲きます。5月1日の誕生花は、プリムラの原種のひとつ、カウスリップ。花の名は、英名のcowslipの音読みで、古英語のcu-slyppe(牛フン)に由来し、牧場の草地など牛のフンが落ちているような所に生えていることから名づけられました。別名のキバナクリンザクラ(黄花九輪桜)、キバナノクリンザクラ(黄花の九輪桜)は、同じ属のクリンソウ(九輪草)に似ていて黄色い花が咲くことから呼ばれています。 プリムラは種類が多く、サクラソウ属(Primula)の花の総称として使われ、花言葉「青春の始まりと悲しみ」はプリムラ全体の花言葉です。花言葉「青春の始まりと悲しみ」は、寒い頃に咲きはじめ、夏前に枯れてしまうことからつけられています。花言葉「豊穣」「豊かさに恵まれる」は、牧草地などに自生し1茎に明るい黄色の花をたくさん咲かせる様子からきているのでしょう。 カウスリップの花は鎮静や去痰などの作用があり、エディブルフラワーとしてジャムや砂糖漬けなどに利用され、ハーブティーとして飲まれています。毎春訪れる植物園で、カウスリップが散策路から離れたガーデンのあちこちに植えられているを一度だけ見ましたが、花が一方向に向いて咲いていました。サクラソウ科サクラソウ属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ、西アジア別名:キバナクリンザクラ(黄花九輪桜)、キバナノクリンザクラ(黄花の九輪桜)カウスリップの花言葉:豊穣、青春のはじまりと悲しみ、若い時代と悲しみ、豊かさに恵まれる。カウスリップの誕生花:5月1日、5月6日流通時期:プリムラのポット苗を初秋に、晩秋から花つきポット苗、冬に鉢花を見かけます。ノリウツギ
2024.05.01
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