弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

2015.07.16
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カテゴリ: 7月の誕生花

晩春から初夏に、しっかりした細いへら状の葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、淡い紅紫色の花が一輪、7~10日ほど咲きます。

7月16日の誕生花は、佐渡の空を再び飛ぶトキ(朱鷺、鴇)の羽の色をした可憐なラン(蘭)の花、トキソウ(朱鷺草)。

花の名は、花色が鳥のトキの翼下や風切羽の色に似ていることから名づけられました。

トキソウの学名Pogonia japonicaは、属名がギリシャ語のpogonias(髭のある)で、唇弁に髭状の突起が密にあることから、種小名のjaponica(日本の)は日本の野生蘭であることからつけられています。

トキソウトキソウ

花言葉「幻の愛」は、花の名が絶滅したトキ(学名:Nipponia nippon)に由来することからつけられたのでしょうか。

それとも、日本全国の日当たりのよい湿地に自生する花の姿が見られなくなってきていることからつけられでしょうか。

花言葉「控えめ」は、花の下に小さな葉をつけてひっそりと咲く気品のある朱鷺色の華奢な花からでしょう。

トキソウは萼(ガク)片3枚、側花弁2枚、ひげの唇弁1枚の蘭形をしています。

トキソウトキソウ

十数年育てている鉢植えのトキソウはその年の気候によって増えたり減ったりしてきましたが、猛暑日が増えた頃から数を減らしています。

トキソウは水ゴケの中を根茎が這って次々と新しい芽を伸ばして増え、晩秋に葉が枯れて休眠し、春に葉が花芽を抱いて芽を出します。

朱鷺色(朱色がかった濃いピンク色)の美しい花色は自生地や育てる環境によって濃淡が出ることがあるそうです。

ラン科トキソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国

トキソウ(朱鷺草)の花言葉:控えめ、献身、幻の愛。

トキソウ(朱鷺草)の誕生花:6月5日、7月16日

流通時期:鉢花を春に見かけます。
四国ガーデン楽天市場支店 やましち山野草店 楽天市場店 トオヤマグリーン さんにあります。

サギソウ

寄せ植え






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Last updated  2015.07.16 10:30:19
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