2日目の午後はバリヒンズーの総本山ブサキ寺院を訪ねた。雨季は終わって乾季のはずなのだが、雨がしとしと降って傘をさしたり帽子をかぶったり、すっきりしない天候の中、ウブドから車を1時間半くらい走らせてやっと今回の旅の本命ブサキ寺院に到着した。物売りをやり過ごして初めて目にした寺院の門の異様さには仰天!!。どうしてこんな形をしているのだろう?左右対称なのだが中央で真っ二つにすっぱり切った門なのである。 割れ門 という門で門が閉じると両手を合わせた形という。


左右対称の大胆な門に圧倒される 石段をお供物を頭に載せて運ぶ女性たち
信者でない私たちは中には入れないということで壮大な寺院群の外周を歩いて見学する。独特の形をした寺がたくさん建てられている。この寺の中には修行する人や管理する人など誰も住んでいないという。甍は棕櫚の葉で葺かれているらしい。だから屋根のフォルムが柔らかくやさしい印象なのだろう。でも葺き替えの時は相当大変だろう。


寺院は11層で作られていて、とても高い。ここは地震がしょっちゅうある日本とは違うから大丈夫なのだろうな。どういう建築法なのか興味もあるが、失礼かもしれないが、法隆寺五重の塔のような緻密な計算がされているとは考えがたい。

雨の中に寺のシルエットが浮かぶ


寺院の内部 お祈りをしているらしい 雲の間から一瞬姿を見せた霊峰アグン山
この寺では1週間に1回、月に1回、年に1回、 10年に1回、100年に1回とお祭りが 行われると言う。1979年にはスハルト大統領ら閣僚が列席し、ブサキ寺院とヒンドゥー教徒に対する国家の保証を象徴する儀式が執り行われ、1989年には10年に一度のお祭りが実施されたという。
そのお祭りの時、牛をアグン山の火口に投げ込んで生贄にすると言う。寺の背後にアグン山がそびえているのである。ガイドからこれを聞いた時には「ふーん、外輪山の縁まで登り返すのでは」と思ったりしたが、後日実際にアグン山の火口まで登ってみたらそんな生易しい火口ではなかった。あのすさまじい火口に突き落とされたら人も動物の絶対這い上がっては来れないだろう。

左 100年に一度の祭りの様子 右 10年に一度の祭りの様子
信仰を持つ人たちのエネルギーを強く感じた。


小ぶりで美しい寺 南国の樹木の中に建つ
想像以上の寺だった。バリヒンズーとヒンズーの違いなどガイドの説明を聞いてもほとんど覚えられなかったが、この建築物は強烈な印象を残した。
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