4月28日、FM放送を聴いていたらあのゴジラのテーマが流れてきた。映画のゴジラ登場の雰囲気ではなくオーケストラ演奏のクラシック作品である。曲の作り方も演奏も洗煉されている。あのテーマが様々に加工されて幾度も登場するが、それ以上に作品そのものが大層魅力的なので、思わず作業を止めて聴き入ってしまった。
きちんと調べたところ、伊福部 昭作曲 「バイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲」という作品だった。 バイオリンソロは前橋汀子さん、指揮は山田一雄さんだった。お二人とも高校時代、いつもテレビでその演奏を聴いていた演奏家だ。十代の前橋さんの演奏はみずみずしく新鮮で心躍るものだった。番組はNHKFM「クラシックの迷宮63」という番組でNHKのアーカイブから名演を再放送しているのだった。
日本が世界に誇る特撮怪獣映画「ゴジラ」。そのテーマ音楽を作ったのが作曲家 伊福部 昭(いふくべ・あきら/1914-2006)で、私は一応その名前だけ知ってはいた。「ゴジラ」は今年、公開60年を迎え、ハリウッド版の全米公開も迫っていると言う。世界中で愛される作曲家伊福部は今年生誕100年でその行事がたくさん企画されているようだ。
いやあ、いい音楽を聴いた!!。ゴジラが目を啓かせてくれた。日本の現代音楽をほとんど聴かなかった私は無知でもったいないことをしていた。



伊福部 昭 若き日の前橋 汀子 ハリウッド版ゴジラのポスター
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