山への情熱 音楽への愛

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2026年07月10日
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カテゴリ: 美術
7月10日金曜日。森美術館でロン・ミュエク展が開かれているのでピカソ展を観たあと、足を延ばしてみた。美術館のはしごである。

ミュエクというアーテストについては全く知らない白紙の状態で行ったので、最初から「これは何?」という驚きと戸惑いの連続だった。まず何といっても作品が巨大であること。
等身大のものもあるものの、以下3点の作品は縦横6メートルほどはあり、実物の数十倍である。なぜここまで巨大なの?という疑問は常にあった。

   縦横6メートルほどもあるベッドの中の女性     巨大な頭部        巨大な頭蓋骨
実物大の作品もあった。この薪を運ぶ女性やカンガルーのように赤ちゃんを服の前に入れて買い物する女性などは多少は大きいがまだ実際の人の大きさである。

次に驚いたのは人物の肌の質感や髭の生え具合、髪の毛、衣類などが実物と同じというか実物以上にリアルなのである。これをどうやって制作したの?という疑問も湧いた。

結局これはメメント・モリなのだ。従来の画家は具象画の中に慎ましやかに頭蓋骨を描いてメメント・モリを示唆したが、ミュエクははっきりした頭蓋骨を無数に配置することで「人間はどんなに華やかで壮健であっても死ぬとみんなこうなるのだ」ということを端的に表現しているのだ。

すべての作品がこれまでの美術の枠を超えていて、頭の中が刺激され、攪拌されて気分だった。これを観たあと、昔からある風景画や人物画をみたらひどく平凡に感じてしまったのだった。





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Last updated  2026年07月11日 18時01分04秒
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