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2011.04.10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
震災から早一ヶ月になります、この間いろんなことがありました。

足の悪い母親を連れては逃げ切れぬと思ったのとまさかここまでは来まいという甘い考えでとりあえず家の2階に避難、
2階に上がってほどなく津波がやってきた。
始めこそちょろちょろだったのが直ぐさま黒い濁流にかわり家になだれ込んできた、
下の部屋から聞こえるガラスの割れる音、あっという間に水嵩は増していく。
2階の窓からは今まで見たこともない光景が繰り広げられていた、
どんどん流れてくる車や流木、家の物置は直ぐに流され玄関を塞いだ。
一行に退かぬ水位、それどころか津波が来る度に2階に迫る水位、

暗いなか夜通し窓から水位を見守り助かったと思ったのは翌日の朝、水位が下がってきのだ。
その間食べ物は煎餅が数枚、飲み物は無かった、喉が渇いたという母親の言葉で水に胸までつかり飲み物を求めて近くの避難所を目指した。
結局避難所には水すら無かったたが、途中偶然に荷物を持ってあげた見知らぬ人から烏龍茶をいただいた、うれしくてなみだが溢れた。
2階に上がる途中一階でまだ濡れてない袋入りの煎餅を数枚見つけその日はそれだけ食べた。
翌日水位はさらに下がったが母親は地震と津波の恐怖でほとんど歩けない状態、
無理でも避難所に行くか迷っていた時親類が救助に来てくれようやく家をでれた。
一日だけ母親を預けるついでに世話になり翌日からまた家の2階で寝泊まりして家の片付けを始めた。
最初の一週間は親戚の安否確認と食料確保に明け暮れた、朝は6時に起き避難所で余った物があれば貰い新聞店に行って無料の新聞を余分に貰い近所に配った。
津波を免れた地元のスーパーが在庫で営業しているという話を聞いて朝7時前から並んだ、5時間以上待ってようやく食料を手にできたときはありがたかった。
十日を過ぎた頃から自衛隊が朝昼晩とお湯を配給してくれるようになり温かいカップラーメンが食べれるようになりお菓子中心の食生活が改善された。
二週間を過ぎると避難所中心だった救援物資が自宅避難者にも配給してくれようになり水の給水と合わせて食料の不安が無くなった。

これが今私の住んでいる石巻市の大街道地区の状況です。
ただ僅か数十メーター海側に行っただけで状況は激変し瓦礫が散乱し手付かずのところも多数あります、
さらに二、三キロ離れた門脇・南浜町地区は津波の直撃と火事により壊滅しており幹線道路さえいまだ自衛隊が瓦礫の処理を終えていません。一ヶ月たってもそこはまるで戦後の焼け野原のごとき光景が広がるばかりで同じ石巻市民として見るに堪え難いものです。
今日たまたま市役所に行く機会がありました、
行ってみると街中にはボランティアと見受けられる沢山の方々が懸命に道路沿いの泥を取ってくれていました。

地元もそうだけど同じ県内でも津波の被害が無かった地域からの活動は見えてきません。
遠くから駆け付けてくれたボランティアの方々を見て何も感じないのか、
壊滅した門脇、南浜町地区の惨状を正視できるのか、
結局信頼できるのは近所の他人と遠くの他人だけというのは寂しい話だね。





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Last updated  2011.04.10 21:37:06
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