リスボア物語

2006年07月19日
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 日曜日にアウトレットでとんでもないハプニングがあった後、気を取り直して友人たちと落ち合うためにカスカイシュに向かった。とても暑い日で、リゾート的雰囲気いっぱいのカスカイシュは観光客で賑わい、近くのビーチもすごい混みよう。メインストリートをビキニで歩いている観光客もちらほら。

 海の見えるカフェでしばらく過ごしてから、そろそろアルバイトが終わるであろう友人を一人迎えに行くことになった。彼女はカスカイシュにある、フレンチのレストランでウェイトレスとして働いている。ちょっと外れたところにあるけど、そのフレンチなカフェっぽいお洒落な雰囲気と気持ちのいい木陰があるテラスで観光客もよく入り、週末はなかなか忙しいそう。でも彼女からさんざんそのレストランの悪口を聞いていたので、どんなところかとても気になって、皆でレストランまで迎えに行くついでに偵察に行こう!ということになったのだ。

 レストランは、本当に聞いていた通り、フレンチのカフェらしいお洒落な感じ。中にはたくさんの絵が飾ってあり、モロッコやオリエンタルなフレーバーを取り入れたとてもいい感じのインテリアだし、外の小さなテラスは木陰にうまくなっていて、静かでこんなところで美味しい料理がのんびり食べれるのなら、ぜひ訪れてみたいと私も思った。

  でも、ここはその肝心の料理が大問題!ちょうどアルバイトの時間が終わる彼女を待ち、テラスのテーブルに座ってビールを飲むことにした。興味半分でメニューを見せてもらうと、タパスは生ハムやオリーブ、カマンベールチーズなど、まあ普通にある品揃え。でもメインはモロッコ風タジーンや私の大好きなフランスの田舎料理coq au van(チキンの赤ワイン煮込み)、そのほかにも美味しそうなものがたくさん!・・でもあれ?このメニューの横の黒い点は何?「ああ、黒いマークがついているのは今ないってことだよ。」とアルバイトを終えた彼女は言う。ええ、てことは、メニューの半分はないってこと?!タジーンにもcoq au vanにも黒いマークがついている・・。紅茶なんかもメニューにはすごい種類があるのに、やっぱり半分はないらしい。「ああ、オーナーが面倒くさがって買いに行かないのよ。」だそう・・。

 まあ、ここまではそんなレストランもあるかな、くらいでそこまで驚かなかった。その後彼女が、「うちはねぇ、レストランなんだけど、実はガス台がないのよ。」ええっ?!どういうこと?じゃあどうやって料理するわけ?? 「サラダとかそういうものはいらないでしょ?あと暖かい料理はいつも前もってオーナーが作ったものを注文が入ったときに温めるの。でも大半は缶詰ね。」 ええっ?缶詰、ですか?「そうよ、これもこれも缶詰よ。」とメニューを指差していう。なんとチキン赤ワイン煮込みも缶詰の一つだった。でもそんな缶詰、売っているのを見たことがない。どこに売っているの?「フランスから取り寄せているのよ。だから切らしているときは黒のマークがついているの。」 なるほど・・。そりゃあぼろ儲けですな。電子レンジも大活躍だ。「そうなのよ、うちは電子レンジ3台も使うから、たまに全部使っているときにヒューズが飛んで、店が真っ暗になってお客さんにビックリされる時があるわ。」

 「このレストランはさ、その缶詰をデコレーションみたいな感じでなんと、店内の棚に見えるように置いてあるんだよ!」とそのウェイトレスの彼氏が言う。まさか、すごい度胸だね。「それでさ、この前お客さんがあるものを頼んだから、その缶詰を棚から取らないといけなくて、その缶詰がたまたま注文したお客さんの頭の上の棚にあったのね。でも届かなかったからお客さんが手伝って取ってくれたの!」と面白そうに言う。それって、ものすごく大胆!「そうなのよ、もうちょっとで『あなたの注文した料理をその棚から取ってもらえますか?今温めますから。』て言いそうになったわ!」 もうこの時点で私たちは大爆笑。もしかしてオーナーのいるキッチンまで聞こえていないかちょっとひやひやしたけど。「しかも、食べた後でたまにお客さんから『すごく美味しい料理だったよ。あれは時間をかけて作っているんだろうね。』なんていわれて、後からキッチンでスタッフ同士で『私たちの訓練された缶詰を開けるテクニックが美味しさの秘密ですってなんで言わなかったのよ?!』と騒いだりするんだけどねぇ。」 なんかここまで来ると、もうジョークみたいなレストランです。。このフランス人のオーナー、かなり変わった人なんだろうなぁ。。

 実際にこんな話を聞いてかなりびっくりしたけど、観光客が来るところだったら、あらゆる場所にこんなお店が点在しているのかもしれない。。リピーターがいなくてもやっていけるもんね。お腹が空いた私たちは、もちろん場所を移してカレーを食べに行った♪夜のカスカイシュは少し涼しくなり、どのレストランも通りにテーブルを出し観光客で大賑わい。そしてあちこちでアコーディオンなどを弾いていまわるミュージシャンの音楽が聞こえ、みんなとてもハッピーに見える。「ああ、いいなぁ!みんなきっとバカンス中なんだね。なんてハッピーな雰囲気なんだろう!僕たちは明日から仕事なんて、信じられないよ。」と一人が叫ぶ。ほんと、ここに住んで毎日を過ごしている人たちって、どんな感覚なんだろう?慣れちゃって、普通になるのかな?行ったインド料理屋は、昔リスボンのアベニーダの方に店を出していたところが場所をこちらに移したお店で、私たちの何人かの顔も覚えてくれていた。イギリス人がインド料理屋に行ってインド人やパキスタン人のスタッフと話すときは必ず英語でしかも、クリケットの話がお決まりらしい。新鮮な野菜がカレーに入っているところを見ると、ここは缶詰はなさそう。本当に美味しいカレーでした!

  






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Last updated  2006年07月19日 19時03分40秒 コメント(14) | コメントを書く


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ボーボー侍@ 脇コキって言うねんな(爆笑) 前に言うてた奥さんな、オレのズボン脱が…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
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