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なかなか着手できなかった「No.6」最終話ですが ちょっと見終わった後で
唖然
としてしまいまして・・・
すぐに感想を書く気にはならなかったのですよ。。
とりあえず、原作を読んでから感想書いた方がいいかなっと思って
原作を読もうと頑張ったのですが 実は まだ8巻の途中(^^;
読もうと思えばさらっと読める分量なのですが 読み終わりたくないという気持ちが
どこかに働いているのか 一向に進まず。。
読み始めてしまえば1巻 一気に読んでしまえるのですけどね・・・。
そんな具合なので 原作を読了するまで待っていたら、来季アニメがスタートしてしまうってことで 取りあえずは一旦ここで感想を書きあげることに。。
そういえば 夏休みの間に 「薄桜鬼」黎明録のゲームを終わらせようなんて思っていたのに
一体どうしたことやら。。あれも すっかり取り置き状態で・・・。
神様、どうか私に眠らなくてもよい身体(肌)か 分身の術を与えてください。。
ま、そんなこんなで 最終話感想いきたいと思いますv
その前に ちょっとだけ総括としまして・・・
これは きっと多くの方が感想に上げていると思われますが 尺が足りなさ過ぎ
(><)
「NO.6」がノイタミナ枠で取り上げられたおかげで 私はこの作品に触れることが
できたわけですけど、多少端折られるのは仕方ないにしても この作品の根本となる原作者さまが描きたかった世界が ほとんど描き切れていなかったのではないかと
思われて それが非常に残念でした。
作画とかキャラとかキャストのみなさんは とても素晴らしかったと思うのです。
でも、作品の根本に流れるテーマというか 何を描きたかったのかという点では
ブレまくりというか・・・。
そのために キャラも一部ブレテしまってましたし。
ええ、そうです。紫苑さんです。
ネズミは やや 可愛
らしい性格にはなっておりましたが(原作はもっと 硬派
)概ね 満足
。
というか、これはこれでアニネズさんv・・・
別人格といえば そうですけど これもありかもと 受け入れられる範囲内。。
でも、紫苑の方は ちょっと・・・。掴み切れてないのではないかと思われる程 定まっていなかったように感じました。
尺が足りないからと言えばそれまでですが、それにしても これはないだろう・・・
って感じる描写が多々。。私の場合は、 ネズミに対する接し方
への不満がほとんどなんですけどね。
紫苑はネズミに 好意
を持っているのは 確
かだと思います。
それは原作でもしっかり描かれてますから。。
でも、その想いは 決してネズミに寄りかかろうとか思慕だけとか そんなんじゃない
のですよね。もっといろんな思いが含まれてる。。
紫苑はネズミと一緒に生活をすることで 人でなかった状態から人へと変貌を遂げる
ってくらいのとても大きな変化を経験するわけです。
人として生きるってことは 自分の身体を使い労働し、 自分の頭で考えて行動し、
自分の肌や心で感じたことを大切にして 誇りを持って生きる
ってことだと思うのです。。
NO.6では 恵まれた環境の中で生活してはいたけれど それらが全て制限されているか
抑圧されていて
紫苑はそういう人らしく生きるってことが出来ていなかったのです。
出来ていないことにも気付かないくらいで・・・。
それが ネズミによって気づかされることになるわけです。
自分が何も知らなかったことを知ってしまった。
知ってしまった以上、もう知らなかった時には戻れない・・・。
確かにネズミに対し恋愛感情を持っていたのですが、そういう感情から生まれた行動だけを
切り取るのではなく(キスとかね)、彼の心理的成長や背景を描いた上で、そういう 恋慕の情
を絡ませていただきたかったなと。
でないと、行動の意味がわからないから なんじゃそれ??になってしまいますよね。
紫苑はネズミに対し、憧れも友情も 対等でいたいう気持ちもあったわけですが
とりわけ対等でありたいと思ったのは ネズミに嫌われたくなかったからなわけです。。なぜなら、ネズミは 無条件に頼ってきたり、他人にナントかしてもらおうと考えるような人間は
相手にしてくれないことがわかっているから。。
だから 対等であろうと必死なんですよね。ちゃんと認めてもらおうと。。
全然思う通りにはなれなくても そうありたいと願い、一途に向かってくる紫苑だからこそ
ネズミは正面から受け止めずにはいられなくなるわけで・・・。
このあたりの紫苑の一途さと天然具合、そして、実は紫苑は弱くなく、計り知れないほどの
強さを持つのではないかと思わせるところ・・・
ネズミに気づかれることなく急所を押さえたとことか、ツワモノ相手でも、ネズミの命が
関わればこれまた殺気を出すことなく背後をとってしまうところとか。。
これらの行動によって、ネズミは紫苑に対し怖じてしまうという意外な側面を持つわけで・・・
こういう紫苑とネズミの隠された関係性をしっかりと描いておかないと二人の内面にどんな変化が起きているのかわかりにくく、行動が唐突に感じてしまうのですよね。。
作品のテーマというか原作者様が描きたかったことに対しても、
生と死に向かいあった時の人間とか、抗っても無駄だと思える相手であっても理不尽な
状況に追い込まれた時、人はどう対応するのか
物分かりの良い大人になってしまえば 長いものに巻かれろの選択をするかもしれないけど
青年期であれば 無謀と思えるような挑戦にも、命をかけてもやり遂げたいと無茶をする・・・
して欲しい って 半分願いのようなものを
作者様は若い二人の主人公を通して描きたかったのではないかと思うのですよ。。
あのラストでは それが十分に伝わったのかどうか・・・。
国家ってのは 結局は 組織ではあるけれど、それも人間が作り出したものであって、
完璧なように見えても 綻びが出来れば 内部から崩壊していくようなものであるってとこも
描きたかったことのひとつだと思うのですよね。。
結局 NO.6の中枢にいた者達については 途中意味深に出て来てましたが、
最後はほとんど触れずじまいでしたもんね。。
あれでは そのあたりを描き切れたとは言えないのではないでしょうか。。
そこを描かなければ 何をしたかったの??って ことになってしまって・・・
終わってみれば なんか主人公たちの唐突な行動だけが目立ってしまったようで原作を読んでなければ 理解できないようなことになってしまったように思います。
途中は ともかくとして、ラストは ちょっと私には受け入れがたい所が多々ありました。。
まず どうしても ??と思ったのは エリウリアスが 人間の命を生き返らせたことです。
彼女は そんなことに干渉してくるような存在だとは思えないのですが。
沙布の願いは受け入れてやっても 個人の些細な願いと 人の命に干渉することとは
違うのではないかと・・・。
自然の摂理に関わることですから・・・。
たかが一人の人間相手に あんな奇跡の大盤振る舞いのようなことをするのかと。
そんな人間臭い意志とか感情を持つのであれば、もっと早くに NO.6に対し、
エリウリアス自身で何か行動していそうですもん。。
なので 紫苑は一度死ぬけど生き返る
っていうのは 勘弁して欲しかったです
。
ネズミが紫苑の死を前にして泣き崩れる様は見てみたいという願望はありましたが
それは 公式でしてくれなくてもよかったです。
ちょっと公式が走り過ぎでは・・・。
原作にあることはしっかりと描き切って欲しい。それが不十分なままで、原作にないことまで
手を出してしまうのは サービスの過剰ではないかと・・・。
そりゃ 二人が いちゃこら
してるところはみたいって思いますよ。 好
きですから!!
でも それはあくまで 本来の彼らが描かれてこそであって。。
それを履き違えると 作品自体が 残念
って ことになりかねません。。
10話の覚醒した紫苑は(ちょっと遅いけど) ゾク
っとキマシタが、最終話の紫苑は
ネズミに対する思いも、彼の行動も府に落ちないところばかりでした。
最終話のあたりは せめて2話以上の尺が必要だったのではないでしょうか。途中 もっと切り詰めることができるところもあったはず。。
前半はゆっくり過ぎましたし、原作すら端折っているのですから アニメオリジナルの
描写は必要なかったのではと思いました。沙布に関しては 却って嫌な女の子のイメージができてしまったくらいですし、
特に意味のなかった留学先での話とかは無くてよかったと思います。
そんなエピを入れるくらいならラストに尺を回して欲しかった。。
あれだけホモホモしく 煽
って来るのであれば その路線の延長として、沙布のシーンは
必要最低限でよかったくらい。
ただ幼馴染ってだけで。。
彼女のおばあさんのエピも ラストのかけ足を思えば要らなかったのではと思います。
っとまぁ 最終話を振り返るつもりが 言いたいことを書きだしたらすでにこんなことになってしまいました(^^;
まだ 全然書き足りていないのですけどね。。
ただ、本当にアニメならではの 素晴らしい
と思ったところもたくさんありましたので そこはちゃんと評価させていただきたいと思います。
素晴らしいところがあっただけに 残念な思いもでかくなる・・・ってところでしょうか。。
好き過ぎるとこういう傾向にある私です、ごめんなさい。。
グダグダ書いてるだけで 字数が来てしまいましたので 一旦これでキリます(^^;
また鬱陶しい感想になりそうフラグがビンビンwwww
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