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あれ?なんで 4巻の感想書いてないんだろ??
新キャラ登場で ますます面白くなってきた新刊の感想を書きたいのですが、まずは 4巻の感想をざっくりと。
これまでの感想は こちら 。
ボールルームへようこそ(4)
著者:竹内友
価格:450円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る
4巻では
辛くも「天平杯」決勝に残った多々良はパートナーの真子が「花」として輝けるよう、自分が目立つ事を捨て、「額縁」に徹する事を決意。そんな多々良の覚悟のダンスが絶対的強者である賀寿の心を揺さぶって‥‥。決勝、混戦必至!!
スタミナがなくなりボロボロになって踊る多々良。決勝の結果は・・・
優勝したのは 賀寿&雫のペア。それは実力的には当然の結果。
多々良&真子のペアは 6組中、6位。
でも、それが 正当な評価
でした。
真子はともかく、多々良は初心者。
これまで残ってきたことが奇跡のようなもの。。
決勝になれば 実力は 歴然
・・・
が、大会中、最も華のある女性ダンサーとして選ばれたのは・・・ なんと真子!
これまで 個性がないと思われてきた真子の魅力を 多々良が最大限に引き出したって
ことですね。
これによって 試合には負けたけれど、雫よりも魅力的だったと評価されたことで 勝負は
多々良と真子たちの勝ちってことになりました。
結果、真子は兄・賀寿と再びペアを組むことに。。そして、多々良と真子のペアは解散。
4巻では 真子を勝たせるために 多々良が技術面では太刀打ちできないけれど、とにかく
真子を 魅力的
にみせようと工夫するところがいいですよね。
実力の差を認めながらも、それでも勝つために 渾身の力
を込めて踊る多々良。
その情熱には 読んでるこちらも 熱 くならずにいられなくなり・・・
とにかくダンスシーンの迫力は 凄 いです!!
剥き出しの 闘争心
を見せながらも、あくまで余裕を持って笑みを絶やさず、優雅に踊るのが
競技ダンス。
キツイでしょうね。。
体力も相当使うし・・・
が、そんな勝負もラストに近づくと・・・
多々良は 真子と踊るのを名残り惜しみつつ、ラストダンスを楽しむという・・・
これは 正に勝負を挑みながらも ダンスを楽しむ姿勢 そのものですよね。
そして 多々良の踊りは格上の賀寿や雫にも伝播。
闘争心
が刺激され、全力を出し切ることとなる二人。
特に 雫のダンスは 圧巻
でした。
自分に挑んで来る者に 圧倒的な実力差
を見せつけるがごとくの踊りで。。
雫もまた ダンサーなんですね。
負けず嫌いだし、自分に注目が集まることに 快感
を覚えて・・・
ジュニアでの彼女の実力は 相当なものだったのでしょうが、技術面だけでなく、内面の
魅力もダンスには現れてくるでしょうから、これから先の彼女の成長が 楽しみであります。
特にラテンなんかは 女としての成長がそのまま 表現 に直結しそうですもんねv
試合には勝ったものの、多々良たちとの勝負に負けたことで 雫が涙を流す姿はとても
印象的でした。。
こんなときは まだ中学生なんだなって思いますね。
彼女は 自分は真子に負けたとは思ってなくて、多々良に負けたと思ってるんだと。。
でも それって単に悔しさだけじゃなくて、私は もっとやれる!次は負けない!って更なる
闘争心に火が着いたって感じだと思うのですよね。
そして それだけでなく、全ての力を出し切る面白さってのを多々良と同じフロアに立つことで感じたのではないかと。。
だから 戦って楽しかった って気持ちもあったのではないかと。
で 5巻ですよ。 続きます。
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