海外ロングステイ

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July 28, 2007
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カテゴリ: 情報本


放送大学大学院のテキストを読んで、試験対策でなく考えさせられることが多い。江戸の街は自動車の走行できるような幅でもなく、ヨーロッパのような馬車と人との共存でもないが、日本を訪れた外人は一様に美しい街並みであったという。

明治維新国策で道路が拡張され、町が破壊されて以来、日本の建物はゴミの町並みになってしまった。日本の家屋の一つ京都の町屋も数が減るのに、オランダはアムステルダムで日本の町屋の間取りを移した連続住宅の設計がある。つまり今でも京都の町屋は世界に通じる美しい街並みなのだ。

高山の格子窓。藤山完美の劇にも出てきそうな軒先があり人の息吹が感じられる。道路は20mの幅以上では向こう岸の人の顔が見られないという。

現代はル・コルビジェの自動車社会を優先した高層住宅を設計しがちであるが、そこにあるのは廃墟と化した街。道がただ広すぎて人が行き来できない。

住宅の外はみんなのもの。だから統一した壁を作り、一階を通路にするなど必要だ。イタリヤの中世都市ボローニャも列柱廊の一つで美しい。

スペインのバルセロナを歩くと分かるが倉庫がきれいに並べられビル群を構成している。いつ見てもビルの壁(ファサード)の装飾は彫刻が飾られて素晴らしい。

スペイン2007年5月 152.jpg

価値観が変わればものの見方が変わる。アメリカ花見月やメタセコイヤの洋木は落ち葉などの手入れが楽なので道路に植えられるが、日本の風景を破壊してしまうので植えてはいけない。落ち葉がすごくても銀杏並木に心がいやされ、桜の季節に花の散り際の良さを感じる。また新学期を連想するのは私だけではあるまい。

日本人が大切にしてきた文化すら、街並みがビルの寿命で50年もすれば入れ替わる。諸外国は街並みを保存し、狭い道路は自動車一方通行にするなど共存共栄を目指しているというのに。







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Last updated  July 28, 2007 11:48:33 PM コメント(3) | コメントを書く


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