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2006年10月09日
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カテゴリ: 御伽衆
秋の夜長に、現実と妄想の世界を行ったり来たりしているまっこーです。(笑)

まず最初のお話は、「とある男の一生」です。
これはすご~く短いお話なので、皆さんも妄想を膨らませてお楽しみ下さい。m(__)m



*****************************************

まだ車も飛行機もない時代。
聖書の舞台にもなったこの町で、体は大きいがとても優しい男がいました。

その男は小さい時から正義感が強く、大きくなったら皆の役に立ちたいと望み、成人
した時には迷わず守衛になる事を選びました。やりがいに満ちた生活そして結婚。


とある午後に男は、ものすごい勢いで呼び出され、処刑の警護に当たる事になりました。
その処刑とはイエス・キリストでした。
群集とともに十字架を背負いコチラに向かってくるその姿を見て男は『何も悪い事
をしていないのに、なぜ彼が処刑されるんだ』何度もそう叫びそうになりました。

 男  :「俺は結構、あんたのこと好きだったぜ。逃がしてやりたいが、そんなこと
      したら家族に迷惑がかかちまう。。。すまねーな。」
キリスト:「(静かに微笑みながら)いいのです」

彼が処刑台に登る前に男は最後の懺悔をし、ついに処刑が始まりました。
背中越しに彼がうめき苦しんでいくのを感じながら男は苦悩します。
『俺はなんのためにこの仕事を選んだんだ。見ろ!こんなに嘆き悲しんでいる
群集を。俺はこのまま何もできないのか。。。』と自分を責め続けました。


日々を送りました。以前の男からは想像できないその姿に誰もが目を背けました。
そして誰にもその苦しみを打ち明けられないまま、その生涯を閉じたとさ。






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Last updated  2006年10月13日 11時27分43秒
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