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カテゴリ: 山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。

今回ご紹介する山は「笹谷峠(ささやとうげ)」(川崎町・かわさきまち)です。

仙台市市街地から西に当たる山形市へ向かって国道286号線が走っていますが,笹谷峠はその県境にあります。国道286号線は,宮城県側の笹谷から山形県側の関沢まで笹谷トンネルを挟んで山形自動車道を通過しますが,旧国道286号線はトンネルを使わないつづら折りの峠道になっています。笹谷インター付近から旧国道を県境に向かうと左側に北蔵王登山道の大きな案内板があり,そこから少し林道に入って行きます。駐車スペースはないので林道脇に駐車することになります。
登山口には「笹谷古道入り口」と「笹谷遊歩道入り口 有耶無耶関?由八丁平3km」の標識が立ってあります。歩き始めは杉林になりますが,ほどなく馬頭観音の小さな石碑が路傍に見つけられ,さっそく古道へといざないます。「下栃」「上栃」の新しい標柱がりっぱな栃の木のわきにあり,かつて古人への道標となった古木を案内してくれます。周囲がブナの景色に変わり,「函水(はこみず)」の脇を過ぎるあたりの道は,舗装されていない土の上を歩く感じで,低いうねの谷間を縫ってゆっくりとなだらかに峠に向かいます。

s-s-27 笹谷峠 畝道.jpg
旅人を襲った化け物を退治したら大岩だったと言い伝えられている「化け石(ばけいし)」は,みごとに真っ二つに切られています。

s-s-27 笹谷峠 化け石.jpg
さらに進むと,樹木が途切れ,東側が切れ落ちた細い尾根道があり,「吹き越し」になります。牛馬が谷底へよく落ちた,とされているところです。次の標識「駒泣かせ」は前九年の役の八幡太郎義家の時代の伝説を紹介しています。胸突き八丁の坂を登り終えたところに「乾平(いぬいだいら)」,その先に「ウラ杉」の標識があり,ほどなく「東国山仙住寺跡(とうごくざんせんじゅうじあと)」に出ます。

s-s-27 笹谷峠 仙住寺跡.jpg
ここは小さなスペースになっていて,「手水鉢(ちょうずばち)」「空井戸」「畳石」の標識が,当時の境内の面影を案内してくれます。

s-s-27 笹谷峠 有耶無耶関.jpg
「地蔵坂」を過ぎると,いよいよ笹谷峠八丁平の東端に当たる「有耶無耶関跡」空間に出合い,りっぱな案内板が平安時代からの東西を結ぶ重要な峠道であったことを紹介しています。

s-s-27 笹谷峠 陀羅尼地蔵菩薩.jpg
ここからは「陀羅尼地蔵菩薩(だらにじぞうぼさつ)」など厳しい吹雪の中,遭難した旅人を供養し,道標ともなった六地蔵が八丁平の西端まで導いてくれます。

s-s-27 笹谷峠 仙人大観音.jpg


登山適期としては雪解けあとの晩春か,落葉で落ち着いた晩秋になります。夏は乾平あたりから八丁平あたりにかけて草木がうるさいので避けた方が無難と思います。

標高:笹谷峠693m
行程:約3時間(休憩時間を除く。)
参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)
労働委員会 T.M





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最終更新日  2010.11.10 07:55:42

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