夢みるきのこ

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2005年02月28日
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 最近ようやくこの世界はアナロジーで成り立っていると考えるにいたった。人間はアナロジーでしか身の回りの世界を認識できないのだ。わたしたちの意識が生み出した神はアナロジーの終着点。宗教や科学、そして文化の問題。キノコの文化を考えつづけてきてようやくいろいろなものがリンクしはじめた。この10年あまり生物界は「利己的な遺伝子」の理論が主流になったかのような様相を呈してきた。これには教育系のマスコミがさまざまな生き物紀行的な番組で雄が雌を求めるのは自分のコピーを切望するからというもっともらしい意見を前提にしてつくってきたからだ。この不機嫌なジーンはその前提に立ったラブコメディーだが、この南原とジーンの息のぴったり合った演技が生物世界のアナロジーに真実味を帯びさせている。ドーキンズ理論もまた、ダーウィンの進化論や民間宗教の因果応報の理屈と同じで容易に納得できるところが味噌なのだ。生物世界はそんな単純なものではないという反論などこのなるほど感からすれば無視できるくらいの説得力がある。そして、これらのアナロジーは人間にこそぴったりの衣装なのだ。あらゆる理論はそう思いたい人々の時代的な総意で成り立っている。立証する以前に理論がある。「はじめに言葉ありき」である。
早くも21時48分。たった今、二人のしばしの別離のシーンが終わった。信をおけない相手とアンビバレントな関係を保ちつづけることで成り立っているドラマはいよいよ環境問題の泥沼にはまることで意外な方向に展開する兆しをみせはじめたようだ。
私好みの非日常語でみちみちた知的なフレーズが飛び交い、ドライブ感満点の筋はこびに月曜日の午後9時はうれしくはまっている。
奇しくもこの鳥獣戯画ならぬホモサピエンス戯画と呼ぶにふさわしいラブコメディーで私のアナロジー考も深まりを見せてきた。





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最終更新日  2005年02月28日 22時26分28秒
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