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ハンプトン・ホースは戦後、進駐軍の一員として神奈川県の座間にいたので日本のジャズ揺籃期に日本のジャズメンたちとしばしばジャムセッションに加わり甚大な影響を与えた。私は彼のブァンキーなピアノプレイにも惹かれてきたがこのLPのタッチには往年のプレイにはないリリシズムがあり、この傾向は彼の音楽遍歴の中ですこしずつ変化をみせ、ここに至って完成した感がある。この録音は世界一周の旅に出た彼がドイツでヨアヒム・べーレントの監修で、ベースをエベルハルト・ウェバー、クラウス・ワイスがドラムを担当したトリオで、ハンプトンホースのさまざまな名盤の中でも最高の出来だと思っているし、聴く頻度もダントツに高い。秋を感じたら私は持っている音源のすべてから枯葉をピックアップして聴き比べをして楽しむのだが、このLPはA面最後の枯葉で終わらず、B面最後の My Foolish Heartまで聴かずには眠れない。これは本当に泣かせる演奏だ。
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