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本年目覚めて最初に聴きたいと思った音楽はジャズでも熱帯音楽でもなく、モーツァルトだった。
映画『短くも美しく燃えて』の主題曲として名高いモーツァル『ピアノ協奏曲21番ハ長調』k467第2楽章。
それから僕の好きな『ヴァイオリン協奏曲5番イ長調』K219の1楽章。
ついで、こちらも映画音楽に採用されて馴染みの深い『交響曲第40番ト短調』K550第1楽章。元日の朝にふさわしい音楽となった。
やはり旧年中、身も心もしびれさせてくれるような音楽に乏しかった証しのような選択であった。
本日は恒例の新年の墓参で諏訪山の追谷墓苑に全員集合し、祈りをささげ、そののち北方異民族慰霊碑に参詣すべく神戸市護国神社へ立ち寄り、弟の家でおせち料理を全員でつつき、弟家族の娘サーシャさんのピアノを聴いて、本年の健康と充実を誓いあって別れた。
ところがである。その席で弟の奥方のエリザベータさんからプレゼントされたCDが、一聴してたちまち気に入ってしまった。ZAZ(ザ―ズ)の『モンマルトルからのラブレター』、本名イザベル・ジュフロワのマヌ―シュのクレズマー音楽をバックに唄うとてもお洒落なアルバムだ。
それともう1枚はロシアのポップス ウマー・トゥールマンの『都会で』。これもひさびさにしびれる音楽だった。こちらはウラジーミルとセルゲイ(兄弟か?)・クリスト―フスキーとの二人組。ロシアのライナー・ノ―ツは実に短く細字で書かれた情報を眼鏡でみてみると、ウラジーミル君がメイン・ボーカルとギターとりリック、セルゲイ君がバック・ボーカルとアレンジとクラヴィーシヌィエ(鍵盤楽器)とある。近年CGをふんだんに駆使したロシア映画『ナチノイ・ダゾ―ル』の曲が入っているところをみるとこの映画の音楽を担当したのかも知れない。ジ―マ・ヴィラン、ヴィータスとともにロシアという枠組みを超えたインターナショナルな曲想をもつ彼らには、これから注目する必要がありそうだ。
というわけで、元日の夜は一転して心にしみわたる音楽に取り巻かれながら、静かにふけていく。帰路は上弦の月が空からさえざえと微笑みかける、時雨の名残りの残る山なみハイウェーを快適に飛ばして帰った。
さて、いよいよ2012年。僕は運命の神の導くままに前途を賭けてみたいと思っている。太る月がなによりも僕を見守ってくれるだろう。 月に祈ろう。
写真は去年の夏訪れた深草の石峰寺の若冲設計の五百羅漢のまします竹林。 今年は雪の季節に訪れたいと思っているが、うまく降ってくれるかな?。
ムックきのこクラブの初もうでのきのこは洛北。MOOKきのこ旗あげの地を探訪する予定。詳しくは明日、会員にはメールを。日時は旧年暮れに予告した通り、9日成人式ですので空けておいてくださいませ。
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