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性懲りもなく「ギルティ」から好きなカットを集めました(笑)。俯瞰で見下ろした螺旋階段。俯瞰で見下ろした新川優愛。角度も斜め。小物の光沢も美しかったです。蛇口と水流。フォーク。じつは凶器!エレベーターの押しボタン。いちばん怖かった中村ゆりか。コワ美しかった!
2021.03.13
わたしは、もともと、NHKのミニドラマとか、日テレドラマのスタイリッシュな映像が好きだったけど、最近は、各局の深夜枠に、映像の綺麗な秀作ドラマが多いと感じます。昨年末にTBSで放送してた、飯豊まりえと塚地武雅のドラマなんかも、「そのご縁お届けします~メルカリであったほんとの話」ってやつ。途中から見たのだけど、映像が綺麗だなあと思ってました。TVerで配信してくれないかなあ。できれば最初から見てみたいです。◇てなわけで、また「ギルティ」から綺麗なカットをいくつか拾ってみました(笑)。手前から青・赤・黄のトリコロールの色彩になっています。ゴダールがよく使ってた手法。小津安二郎もカラー映画でけっこうやってます。手前から赤・黄。奥の水差しは青。左から青・黄・赤。左半分を黒、右半分を白で構成した画面。上のほうは茶色。上半分が白で、下半分が黒。これも青・赤・黄の配色。奥が全体に青。花は赤。椅子の座面は黄色。天井のグリーン。照明は黄色。テーブルは赤。白い部屋に、ブルーとオレンジを配したインテリア。これは新川優愛が可愛く撮れてたカットです。眼福。
2021.03.09
TVerが、昔のいろんなドラマを再配信している。坂元裕二の「Mother」と「anone」もやってるし、古いところでは、一色伸幸の「彼女が死んじゃった。」も。◇2004年の「彼女が死んじゃった」は、湘南を舞台にした、どこか鄙びた感じの作品。とても好きでした。佐藤東弥の演出。ショーロクラブの音楽。横山剣がTOKIOの主題歌を作曲。全体的に、イナたい雰囲気。めちゃめちゃ視聴率が低かったけど、ちょっとイナセな長瀬智也がいい感じで、木村佳乃の謎めいた役どころも面白かった。深キョンがいちばん可愛かったころですね。香川照之がまだ顔芸を極めるより前。このあたりから、わたしは日テレのドラマばかり見るようになった。ほんとうは第1話を見たかったけど、気づいたときには配信が終わってました。残念。◇去年の「ギルティ」も再配信してたので、とくにお気に入りだった第5話を見直しました。やっぱり映像の美しさが尋常じゃない!あまりにも映像が綺麗すぎて、内容がぜんぜん頭に入ってこない!(笑)とくにお気に入りのカットがこれでした↓バックにエスカレータが流れていくだけなのに、なぜかとても美しい。これも好き↓左半分がゴールド。右半分がパープル。メタリックの微妙な色合い。そして、暗い照明の室内映像もすばらしかったです↓
2021.03.08
「ギルティ」最終回。やっぱり収拾がつかなかったようです。"どう終わらせていいか分からなくなっちゃった" 感が満載で、ひたすら意味もなくグルグルさせただけの最終回でした。全10回のなかでいちばんひどかったです。まあ、こんなことだろうとは思ってたけど(笑)。◇おそらく当初の構想では、爽と瑠衣が、ともに母子関係の呪縛を乗り越えて、ともに救済されていく展開にしたかったんだろうけど、それを具体的な脚本にするだけの実力がなかったのかもしれません。◎爽の母親はなぜ入院していたのか?◎その病院で、瑠衣は爽の母親に何をしていたのか?◎そこで彼女は、爽の母子関係について何を知ったのか?そこらへんをすべて明らかにしたうえで、爽と瑠衣の両方を、母子関係の呪縛から同時に解放しなきゃならなかったのです。でも、結局は手に負えなくなって、そこらへんの手続きをまるごと放棄して、サジを投げてしまったような最終回でした。それとも、外部から変な横槍が入って、脚本を改変させられてしまったのでしょうか?とにかく、いいかげんに終わらせちゃったのですね。兎のキーホルダーのエピソードも、なんだか取ってつけたようなものになってしまいました。本来なら、あのウサちゃんは、爽と秋山の関係だけでなく、爽の母子関係をも象徴するアイテムだったはずですけど。そこらへんも、すっ飛ばしてしまいましたね。◇とりあえず、次の眞島秀和のドラマに期待することにします。あとは、水10の美波と流星のドラマにも期待したいところだけど、「ノワール」や「偽装不倫」の出来には不満だったので、あまり大きな期待はしていません。せめて「シロクロ」のスタッフだったらよかったのに…。いまのところ、日テレのドラマは全滅です。「ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜」新川優愛 町田啓太 中村ゆりか 小池徹平 徳永えり 戸田菜穂 矢田亜希子「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」丘上あい
2020.08.07
「ギルティ」第9話。終盤のネタバレ展開。いよいよ大詰めです。話としては悪くないと思ったけど、いまひとつ表現がスリルに乏しかった。もっともっときわどく描ける内容だったはずなのに、全体的に、手ぬるかったです。できれば、捨てられた徳永えりの可哀相な姿も見せてほしかったし、なにより、中村ゆりかの絶望的に不幸で可哀相すぎる姿を、もっともっと見たかったです。毒親の狂気の描き方も、いまひとつ食い足りない。矢田亜希子の狂気と、戸田菜穂の狂気を、かわるがわるオーバーラップさせてもいいと思うんだけど、なんだか、あっさりした説明だけで終わってしまった。正直、冒頭のコミカル紙芝居は要らなかったです。それから、神尾楓珠の演技も、ちょっと迫力に欠けるのですね。ここまで来たら、とことんメインのキャストだけで攻めてもよかったのでは?そうすれば、最後の主演2人の悲しいデートも、もっともっと切なく見えただろうと思います。
2020.08.01
「ギルティ」第8話。あいかわらず映像は綺麗です。(新川優愛や中村ゆりかの体もキレイ…)今回は、コロナ対策っぽい演出制限というのは感じなかったけど、若干、脚本の収拾がつかなくなってる雰囲気がある。先週は、母親を病院から連れ出すところで終わったのに、そこらへんの詳細にはほとんど触れず、なんだか放置しちゃった感じ。その代わり、秋山がイタリアに行った経緯や、帰国してから結婚した経緯は明らかになりました。それから、瑠衣の狂気の根源も見えてきた。あれは憎悪というより、たんなる嫉妬ですよね。幼少期の不幸が、女の嫉妬に転化しちゃってる。ほんとうに憎悪を向けるべき相手がいるとすれば、それは彼女の母親なのだけど、その憎悪を、第3者への嫉妬に転化してる感じです。◇これだけ散らかしまくったドラマですから、終盤で収拾がつかなくなるのは想定内だけど、このドラマも、なかなか円満なハッピーエンドは望めそうにありません。残りの2回、予告では矢田亜希子が再登場するみたいだけど、いったい何が描かれるんでしょう?
2020.07.26
「ギルティ」は相変わらず映像が綺麗です。とくに第5話は、トリコロール(赤・青・黄)を取り入れた画面が印象的だった。第7話は、むしろ茶系などワントーンの画面が多かったけど、それはそれで美しかったです。◇一方、脚本のほうは、ちょっと評価が難しい。切り返しの会話だけで展開する長いシーンが多かったのは、もしかすると、コロナの感染を防ぐための配慮なのかも。複数のシーンを一つにまとめちゃってる感じがした。俳優の人数も、最小限に抑えてるように見えます。内容的には、親の虐待とか、兄弟の近親愛とか、かなりドロドロした話に広がったのですが、それを、説明的なセリフで一気に済ませちゃった感じ。過去の真実がまとめて明かされてしまうのは、ある意味、サスペンスドラマの最後の崖の上みたいだった。◇前半の教会のシーンでは、寺嶋の復讐と、爽の赦しと、夫婦の和解と別れを、ひとつの場所でいっぺんに片付けちゃった感じ。ちょっと脚本に無理がかかってる気がします。むりやり一つのシーンに押し込んでるような。寺嶋の役どころもかなり難しくて、ちょっと神尾楓珠には荷が重すぎたかなあ…。キャスティング次第では迫力が倍増したかも。夫婦は、お互いの罪を自覚することで和解に至りました。これは、なかなか壮絶な展開だったし、せっかく和解したのに別れてしまうのも悲しい。ただ、それをぜんぶ教会のなかで済ませちゃうのは駆け足でしたね。◇後半は、瑠衣の過去についての話を、秋山と爽のセリフだけで説明していましたが、これも、ちょっと迫力に乏しい。いまや、秋山をめぐって、3人の女性の四角関係になっていて、そのカオス状態も見どころなのですが、説明的なセリフだけでは迫真性に欠ける。すでに中村ゆりかの演技は、助演女優賞に値するレベルだと思いますし、兄にむかって色目を使ったり泣いたりする場面は、かなりヤバかったのだけれど、それがドラマ全体に活かしきれないのが惜しい。それもこれも、コロナがらみの演出制限によるものだとすれば、仕方ないのですけどね。◇◇他のドラマも、感染予防のことを差し引いて見なきゃならないのかなあ。…なんてことを思ってしまいました。
2020.07.18
「ギルティ〜この恋は罪ですか?〜」第5話。けっこう展開が早いのと、中断を挟んで、だいぶ時間が経っているので、もう7話ぐらいかなと思いました。まだ5話なんですね。今回は、中村ゆりかが、神尾楓珠や結城モエを裏で操っていたことが判明。中村ゆりかの憎しみは一体どこから来ているのでしょうか?彼女も、人知れず悲しみを抱えているのかも。この悲しみの連鎖が、徳永えりにまで及んでしまいそうなのが辛い。やっぱり新川優愛が町田啓と結ばれるのは難しいよね。結局は、小池徹平とも別れて一人になるのかしら?前回の内容だけど、小池徹平の子供は、火遊びの結果ではなく、前妻の子でした。彼は、そこまで自己中な人間ではない。じつは彼も不幸な家庭環境に育っていて、ある意味では新川優愛と境遇が似ている。夫婦が和解する展開もあるのかなと期待しますが、とりあえず新川優愛は、離婚を切り出しました。彼女が、母親の呪縛から逃れて、自分の生きる道を見つけることはできるのでしょうか?敵だと思っていた大西礼芳は、どうやら味方になりそうな感じだし、後半は、犯人探しのサスペンスになっていくのでしょうか?◇それはそうと、このドラマは、映像が異常なくらいに美しいのですよね…。とくに第5話は素晴らしかった。ストーリーそっちのけで、思わず映像の美しさにばかり見入ってしまう。とくに綺麗だったのは、降りのエスカレータを背景に、町田啓太にメールを送るシーンと、ラストのところで、主人公の家の中がわずかな光のなかに浮かび上がる、ちょっと北欧のハマスホイの絵みたいな映像。そこだけ録画を切り取って保存しておきたいくらいです。これ以外にも、公園の池の向こうに中村ゆりかが立っていた怖いシーンや、小池徹平に離婚話を切り出したレストランのシーンなど、ワンカットワンカットが絵画の構図のように撮られてたし、エレベーターの中でさえ、不思議な照明の色合いが美しかったです。
2020.07.04
深夜ドラマ3本まとめてレビュー。◇コタキ兄弟と四苦八苦さすがでしたねえ。主演二人のキャラの活かし方が見事。キャラ造形も、エピソードも、オリジナリティに富んでいる。あらためて野木亜紀子の脚本って、「こじらせた人々」への眼差しが深くて優しい。こじらせをほどいていくところにドラマが生まれている。もともと、こじらせる人間が悪いのではなくて、こじらせずに平然としてる人間のほうが不誠実なのです。技術的にもすぐれた脚本だけれど、技術だけでは真似できない人物造形と切り口があります。だから、そこらの脚本家には容易に模倣できない。この男は人生最大の過ちです逆ツンデレもの。"逆"といっても、ツンデレは「男/女」と「貴/賤」の掛け合わせによって、大きく4つのパターンがあるので、「恋つづ」なんかとは二重の意味で"逆"になります。ハイスペック男子が一般庶民の女子に恋いこがれるパターン。しかも、女子は「デレ」になりそうで、最後までならない。ある意味では「トム&ジェリー」みたいな世界でした。映像も綺麗だったけど、なにより池永正二の音楽がお洒落でカッコよかった。ギルティ目下、第3話ラストの衝撃から宙ぶらりんのまま再開待ち。日テレ本体のドラマ制作能力が落ちてるから、おのずと読売テレビのほうに期待が傾いてしまう。東村アキコのドラマは全般的に内容が薄いし、こっちのほうが見栄えがします。内容的には下世話な"昼ドラ"なのだけど、映像は綺麗だし、出演陣は美形ぞろいだし、全体に上品な雰囲気があって好きなドラマ。主人公は、はやいとこ小池徹平と別れて、町田啓太とくっついてほしいと願ってしまうけど、実際にそうなったら徳永えりが気の毒なんだよね…。でも、意外に徳永えりも性悪女だったりして!(笑)小池徹平の子供を産んだのって、大西礼芳でもないし、筧美和子でもないし、もしかして徳永えり?
2020.04.25
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