クラシックどっぷり日記 ~音楽回想~

クラシックどっぷり日記 ~音楽回想~

2011.08.06
XML
知らず知らず一日一日を過ごしていると本当に時間の流れは、早いものです。

今日は、広島に原爆が投下されてから、66年目を迎えます。

私が、中学の時、記念だった50年目の式典に参加してから、早いもので16年が経過してしまったんですね。

あれだけの悲劇があったのにもかかわらず、我々は、原子力というものに頼っている、頼らないければならない現状があったりします。時には、味方にもなり、敵にもなる原子力というのが、今改めて見直されています。それは、今年起きた震災が大きな影響を与えています。

いまだに、核実験とか行い、自らの国の力を見せようと思っている、保有していることで、逆らえないようにしてる。しかし、使ってしまえば、当時の爆発の数十倍にもなるはず、それを考えれば、2つや3つの国が軽く吹っ飛ぶ可能性があり、そうなれば、すべての国に被害を及ぼし、放射能が降り注ぐ。
それを考えただけで、本当に憂鬱になります。

そんな歴史が始まった、広島では今朝から式典が行われています。

写真や映像で見るのは、本当に簡単なこと。これを実際に体験した人、そして被ばく2世、3世となった人の苦悩は、想像を超えるはずです。これを直接味わったわけではありませんが、唯一原爆の被害を受けた国として、後世に伝えていかないといけない。そして、決して忘れてはいけないと思います。

どうか平和でありますように、そして原爆の被害、原子力の被害がこれ以上起きないことを願うばかりです。




【送料無料選択可!】【試聴できます!】佐村河内守: 交響曲第1番 HIROSHIMA / 大友直人(指揮)/東京交響楽団

以前から紹介しています、佐村河内守さん。彼は被ばく2世であり、その後遺症で偏頭痛・耳鳴りがあるなかでも、とうとう耳が聞こえなくなってしまったという作曲家。2度交響曲を聞かせていただきましたが、彼の苦悩と彼に眠るDNAの叫び声が聞こえる、しかしどこかで平和を願っている素晴らしい作品です。


【送料無料】芥川也寸志 (1925-1989) / 『ヒロシマのオルフェ』、『月』 本名徹次&オーケストラ・ニッポニカ、黒田博、腰越満美、他(2010 ステレオ) 【CD】

衝撃的なオペラ、作曲は作家芥川龍之介の息子である芥川也寸志さん。台本は、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんというコンビ。広島で被爆した少年のさまようようなオペラです。


大木正夫 / 交響曲第5番『ヒロシマ』、日本狂詩曲 湯浅卓雄&新日本フィル  輸入盤 【CD】

かなりマニアックではありますが、カンタータ「人間をかえせ」で名声を得た大木正夫さん。そんな彼が、絵画「原爆の図」を見て触発された作品で、初め聞いたときは、原爆の惨さをここまで表現できるのか!と衝撃を与えられました。


ペンデレツキ / 広島の犠牲に捧げる哀歌~自作自演集(2CD) 輸入盤 【CD】

弦楽だけで奏でられるポーランド生まれのペンデレツキ。
広島に対し、敬意を払った作品です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.08.06 09:18:42
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: