懐かしいですね~!小学生だったか、中学生の時に夢中で読んだ名作です。
ウィキ
ってみると、第1話が雑誌に掲載されたのが1981年だそうです!
ひー!30年前だって!!
いや、全く古さを感じさせませんし、アラフォー女がニヤニヤしたり、時に涙しながら読みました。
少女小説って、すごいなぁ~…
平安時代の名家のお姫様、瑠璃姫の恋と冒険の物語なんですが、当時の都の社会風俗も詳しく描かれていて読みごたえあります。
当時の貴族社会では、殿方が姫君の家に通う「通い婚」が一般的で、男性はいわゆる「逆玉」を狙い、姫の実家に援助してもらいながら出世を目指すという…
なのでお家繁栄のためには、他家へ婿入りしてしまう男の子より、女の子の誕生のほうが望まれていたそうです。
中でも長女は「総領娘」として、それは大事に育てられたとか。
四半世紀前にも読んでたハズなのに、「へぇ~っ」て、感心しきり。
非常に残念なことに、作者の氷室冴子さんは3年前に若くして肺がんでお亡くなりになられました。
でも先生の描かれた瑠璃姫、高彬、鷹男の帝達の活躍はこの先もずっと読み継がれて、少女たちの胸をときめかせるはずです。
原作単行本は全10巻が出ています。
なんて素敵にジャパネスク
第1巻。平安時代なのに「ピンチ」「ショック」などの外来語がバンバン出てきますが、全く気になりません(笑)
なんて素敵にジャパネスク(2)
昔は鷹男派だったと思うのですが、今読み返してみると高彬がかわいくって…
年のせいか??
ジャパネスク・アンコール!
続ジャパネスク・アンコール!
番外編扱いですが、この2冊を読まないと次の第3巻に続きません。
珍しい高彬、小萩、守弥の1人称でつづられています。
なんて素敵にジャパネスク3(人妻編)
ついに人妻になった瑠璃姫の活躍。私はこの巻以降は初読みでした。
強烈なライバルキャラも登場して、目が離せない展開に。
なんて素敵にジャパネスク4(不倫編)
若いころではなく、今読んで正解だったな~としみじみ思います。面白さが違います。
あの瑠璃姫に不倫疑惑が持ち上がり、高彬がきっちりそれに反応して…
なんて素敵にジャパネスク5(陰謀編)
そうか!今までの騒動はすべてこの陰謀の布石だったのか!!
ライトノベルズあなどれず、物語の持って行き方が絶妙です。
なんて素敵にジャパネスク6(後宮編)
人妻になっても後宮に忍びこんじゃうところがすごいなぁ…
瑠璃姫の企みにいっつも高彬は蚊帳の外で、気の毒な事です。
なんて素敵にジャパネスク7(逆襲編)
画像がなかった…
毎回危ない橋を渡っては瀕死の重傷を負う平安姫君ってどうなのって感じですが(汗)
ここら辺から陰謀の裏側が見え隠れしてきて、盛り上がります。
なんて素敵にジャパネスク8(炎上編)
完結編です。
7人いる高彬の兄弟のうち数人が登場しました。活躍しました。
そして鷹男はよっぽど身内運がないというか…
ちょっぴりほろ苦くて余韻が残る、でもきっと未来は明るいぞ、と思わせてくれる素敵な大団円でした。
「この後はこうなって…」と楽しく想像できる、後を引くおもしろさがある素晴らしい作品でした。
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