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2007.03.02
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カテゴリ: びあへ(travel)
話がキューバに移る前に、今回は真面目な言語のお話。

どっぷりスペインのスペイン語を勉強してきたあたしの言葉は、果たして、中米でどこまで通用したのか。

念のためですが、一般に日本でスペイン語と呼ばれている言葉は、スペインのスペイン語であることが多いです。ちなみに、スペインでは、わたしたちが今スペイン語と読んでいる言葉を、“スペイン語”とはめったに呼びません。「カステジャーノ」つまり、カスティーリャ地方の言葉と呼ぶわけです。なぜなら、カタラン(バルセロナ含むカタルーニャ地方の言葉)に例があるように、全てのスペイン国民にとって、そのカステジャーノが母語(第一言語)というわけではないからです。

話は戻ってメキシコへ。
前から、聞いて知っていたものも含め、いろいろ面白い違いを見つけました。
自分が旅で関わったものを取り上げると・・・

ジュース/zumo → jugo オレンジジュースでさえ知らなきゃ頼めません
オーケー/vale! → okey この「ヴァレ」の癖から、あなたスペインで勉強したのね、とよく言われることに。。

あと、あたしがスペインで勉強したことをよく表していたのはc(z含む)とsの発音の区別がついていたことでした。ちなみにスペインではc(z)は英語のthの音です。sは日本語のサ行音となんら変わりありません。メキシコではこの区別はないのですね。


トイレ/bano・servicio → sanitario スペイン式でも意味は伝わるのでしょうが、一番目にしたのはこの言い方でした。

駐車場/aparcamiento → estacionamiento ちなみにestacionは駅です。

切手/sello→ estampilla これが一番のショック! 英語の影響でしょうか。驚いたことに、selloでは通じません。

え?!何て?/como?perdon? →mande? 謙虚な姿勢を感じます。まぁ、単なる言い方の違いだけど

もしもし/hola. digaまあ何でも → bueno? ホントに電話をみんなこういってとるのね~

あと気を付けねばならないのが、いきなり二人称(友達に話す感覚)で話さないこと。初対面の人であれば大抵三人称(相手に対して丁寧になる。日本語だと敬語で表されるような)です。スペインではどこでもまあ二人称で通っていたので、なかなかこれに慣れるのが大変!

そして、cogerという動詞(英語のtakeにあたる)を使わないよう、使わないよう、ホントに気を付けました。この動詞、スペインでは、バス・タクシーに乗る、取るという場面でも、極々普通に使えるものなんだが、なんとメキシコに来るとそれがjo○er(英語のf○ckにあたる)になってしまうから、知らなきゃそりゃ大変。メキシコでは変わりにtomarという動詞を多様します。スペインにももちろんtomarは存在しますが、そんなに使った覚えはなく。

しかし、基本的にメキシコ人はスペイン語を話すと、みんなやさしいです。「スペイン語できるの?!」「凄い!」「Que padre!」なんて、どこでも誉められちゃって、ちょっといい気なもんです。だって、スペインでこんな扱いうけたことありませんよ。しかも、みなさん結構親日家。まぁ、メキシコに観光にくるアジア人は大抵日本人だろうよってこともありますが。中国人と日本人の見分けができる人も多々いました。素晴らしい!

グアテマラへいくと、みなさん話すスピードが、メキシコよりさらにスローダウンします。
メキシコのあとだったためもあり、ここではあんまり苦労せず。もちろん、レストランとかで、料理の分からない単語は訊いてましたが。

面白いのは、カリブの島国キューバのスペイン語。


valeでも全然大丈夫!

島国ともなるとまた違うのでしょうかね。語彙的には中米色が強いものの、メキシコ・グアテマラにはない、スペインよりな感じを受けました。

この国のスペイン語は、なんといってもそのイントネーションが魅力。
スペインアンダルシアのように語末の s がよく落ちてます。
慣れていないと、聞き取りづらいかもですが、このリズム。


連れのMちゃんは、これがお気に入りで、よく真似してリピートしてました(笑)


最後の目的地ニューヨーク。これからは英語尽くしだと、頭の切り替えに四苦八苦してたのですが、町から聞こえてくるのは・・・・・・・スペイン語。

メキシコからの観光客でしょうか。デリの店員さん。ベーカリーの店員さん。美術館のカフェの店員さん。
そして、ユースで風邪で寝込んでいた時、ドミトリーに掃除に来て話した女性。

彼らの間の共通語は常にスペイン語なのです。もちろん、みんなバイリンガルで英語も堪能(大分聞きづらい)ですが。ここは移民の国アメリカなのだと、いたく実感したのでした。


最後に、言葉にまつわるドッキリ体験をひとつ。

それは、メキシコシティーからティオティワカン遺跡に向かうバスの中で。
こういったバスでは、運転手さんと提携しているのか、大抵、車内に飲み物やおやつの売り子さんが乗ってきます。
と、あるとき一人の女性が、こう言いました。

「dos japoneses, por favor.」(直訳的には、日本の二つ頂戴、って感じでしょうか)

えぇ?!声のやり取りが聞こえただけですが、何のことだかちっとも分からない我々日本人二人。
一瞬、「日本人二人を出せ」ともとれるこの発言。
だってちょうどうちら二人だし・・・でも形容詞男性形だったしな(女性形はjaposesas)・・・
この場に他に「日本」という名のものなんて・・・・

それが、あったのです。メキシコに「日本」と呼ばれるものが。
ピーナッツの周りにおかきがついたようなスナック。これをみなさん「japones」(日本のおかし?)と呼ぶようで。
先ほどのおばちゃんは、売り子にそのおかしを二個頂戴といっていたのですね(笑)

ちょっと勘違いなお話ですが、ホントにその時はびっくりしたのでした。だって、のってるアジア人うちらだけのローカルバスで、そんなこと言われたらそりゃびっくりしますよ。

ちなみにそのおかし結構定番ものらしく、あたしが最初に食べたのは、メキシコのカンクンからキューバに向かう飛行機の機内サービスでもらったときでした。結構ぼりぼりいけます(笑)
こうして、見事この[japones]というお菓子は、おみやげとして買い込んでくる品となったのでした
(笑):p





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Last updated  2007.03.02 18:39:14
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