刻印屋のつれづれ日記
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先日、たまたまつけていたNHKの番組で、「敗れざる君たちへ・・・阿久悠“甲子園の詩”を巡る旅」を観たその中でも「さよならボーク」のシーンに惹きつけられた1998年の夏の甲子園、豊田大谷VS宇部商業の延長15回、激戦の中での最後の決定打はホームランでも、ヒットでもなく、ピッチャーのボークだった正直、この番組を観るまで、私はこの話を知らなかった1998年の夏は、日本を離れ北米で写真を勉強していた時期と重なる15年ぶりに何気なくつけていたテレビから初めて知ったことになるが、映像を観て惹きつけられたのは、当時高校2年生だったピッチャーの藤田投手の背中だった翌日、「甲子園の詩」に寄せた阿久悠さんの一言が忘れらない「彼の背中はまさしく少年だった」映像を観て感じるのは、藤田投手の少年さであり、その無垢さが更なるドラマをつくっている観ていて痛ましい程の小柄な背中が、炎天下の中、勝利だけを求め投げ続けている、しかし勝敗を決めたのは、無謀にも最後の1球ではなく、最後の何気ないミスだった人生の全てが詰まったようなこのシーンに涙するのは私だけではないであろうやはり、懸命な青春って素晴らしいいやいや、まだまだ我々も青春だ40、50と年を重ねても、いつまでも懸命な青春を求めたい
2013年08月10日
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