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2005年06月23日
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カテゴリ: オーストラリア
今日は教師助手(ティーチャーズエイド)として働いている養護学校で助手(エイド)の職員の集まりがありました。

職場の安全管理、労働条件についての話し合いでした。生徒の中には身体的に攻撃的な子供がいるのですが、今年度はその子供の数が今まで以上に多く、他の子供たちへの被害を防ぐ目的もさながら、助手達自身の安全を守るにも今の人数配置では少なすぎると多くの助手が感じていること、そのことへの対策を検討してもらえるよう学校長や政府にどうやって働きかければいいのかについて話し合いました。

この学校は公立の特別養護学校で、政府から補助金を受けて運営しているため、学校職員の人数や配置に関して政府の承諾を受けない限り変更はできません。

日本で言う「労働安全基準法」にあたるオーストラリアの法律には労働者の権利として安全な労働環境整備を主張する権利はすべての労働者にあると定めているので、多くの助手達が危惧している今の労働環境を経営側(ここでは政府に当たるかな?)も真剣に受け止めて対応していく必要があるのではないかと多くの職員は考えています。

政府の職員配置基準は20数年前に設定されたものらしく、それ以来大きく変わっていないこと、それに反して生徒の安全基準や権利が強調されてきていることがこの問題の解決を複雑にしています。

今回のケースを通して、自分が日本で看護師として働いていたときのことを思い出しました。病院(公立)の経営側は患者の権利を強調して更なるサービスの向上を職員に求めるがそれにも増してナースがやらなければならないデスクワーク(書類等)や雑用も増えて、残業が避けられなくなる。しかしながらその分の人件費増加は経営側としては痛いので、「税金」から給料をもらっている「公務員」としては「国民のために奉仕するのが勤めである」ということから労働者の権利というのは無視され、サービス残業は当たり前のようになっていました。

政府機関で働くというだけで労働者の権利が主張できなくなるのはおかしな話ですよね。


話が少しそれてしまいましたが、労働環境を整備していくには労働者一人一人が声を大にして問題だと思うことを主張していかなければ何も変わっていかないのだと改めて感じました。そして政府を相手に補助金の増加を依頼するのは本当に難しいことだと感じました。政府のお金、つまりは国民の税金なのでそうは無駄に使えないことは分っているけれど、ハンディキャップをもつ人々が問題なく暮らせるように医療・福祉を充実させていくことは、多くの政治家に十分すぎるほどの人件費を払うより、また大規模な利用者数の見込まれない道路や建築物を造るより優先されるべきことだと思います。

日本ではなかなか声を大にして主張できなかった労働者の権利ですが、この先オーストラリアで働いていく上でもっといろんなことについて知り、労働組合などの活動や会議にどんどん出席していきたいと思いました。







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Last updated  2005年06月23日 22時27分55秒
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