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パリ市街地はコンパクトな街です。
山手線の内側に入ってしまうほどの大きさなのだとか。メトロやバスも発達しているので、移動はとっても簡単です。
カルネと呼ばれる10枚綴りのチケットを買うと割安な上、メトロ、バス両方に共通して使えるので、専らこれを利用しました。
そうは言ってもここはパリ。 街ぜんぶが美術品のように美しいのですから、歩かないのはもったいないし歩きたい! (実際は石畳がけっこうきつかったりしましたがww 足裏マッサージをやったら繁盛するかも)
ルーブル美術館からひたすらまっすぐ歩いて行けば、かの シャンゼリゼ
を通って 凱旋門
まで一直線です。
さて、ガラスのピラミッドから外へ出ると、すぐに見えるのがこの
「カルーゼル凱旋門」
です。
みんなが知っている凱旋門は、 「エトワール凱旋門」
。
両方とも ナポレオン
の勝利を祝って建てられたものです。
「カルーゼル凱旋門」は、規模も小さくひっそりと建っているといった風情ですが、よく見ると大理石と金を用いて装飾され、とても美しいものでした。
このあたりは昔チュイルリー宮殿のあった場所です。 100年もかけて建設された宮殿でしたが、パリ・コミューンの際に焼失してしまったのだそうです。
現在は庭園だけが残り、 「チュイルリー公園」
として市民の憩いの場になっています。
ちなみにこの庭園を手がけたと同じ人が、後に ヴェルサイユ宮殿 の庭を作り上げたんですって。
ロダンやマイヨールといった有名な彫刻家の作品をはじめ、いたるところにローマ風の彫刻が飾ってあります。贅沢ですねー。
12月でしたので人影もまばらでしたが、季節のいい時ならカップルや家族連れでにぎわうのでしょうね。
このあたりには、観光客目当てに 絵
を売っている若者がたくさんいました。
パリの名所を描いた様々な絵画をイーゼルに立てたり、台の上に並べたりして、私たちにさかんに声をかけてきます。
見るとなかなかすてきな絵もあります。
芸術家の卵たちがこうやって自分で描いた絵を売って、学費や生活費や、絵の具を買う費用の足しにしているということを話に聞いていたので、パリの思い出と少しのボランティア精神のために、冬のシャンゼリゼを描いたすてきな一枚を買うことにしました。
曲がってしまわないように随分気を使って日本に持ち帰り、開いてみて唖然!
何とそれはプリントでした・・・
描いたのだってあの若者ではないのでしょう。
高い値段ではなかったものの、勝手にドラマチックな妄想をしていた自分がバカみたい
でもいいっか、気に入ってるんだもーん。
その絵は今でも家の中にちゃんと飾ってありますよ。
さあ、さっきの池を過ぎてもう数分歩くと、 「コンコルド広場」
へと入って行きます。
ルイ16世
や マリーアントワネット
がギロチンの刑に処された場所ですね。
今ではそんな血なまぐさい歴史が嘘のように平和な、巨大オベリスク (塔)がそびえ立つ美しい広場となっています。
夜になるとライトアップされてことのほか見事でした。