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設定では一郎とさくらは80年に活動した元過激派となっているけど、演じる役者の年齢と照らし合わせるとかなり設定に無理があるように感じたが、あくまでも寓話として判断してその辺は目をつむる事に・・・。
区役所のおばさん、学校関係者、建築業者を相手に自論で相手をねじ伏せる一郎の姿は、豊川のネッチリとした論法と共になかなか良い事を言っているのに共感する。
映画前半は二郎の目線で現代社会を生きる小学生の姿が面白く描かれ、母の実家を桃子と共に訪ねるシーンで、リッチな生活を送る実家の子供たちのシーンが初期の森田作品に通じる印象を受けた。
かなり話としてはギスギスとした話なのだが、桃子を演じた松本梨菜の子供らしい難しい言葉に対して「過激派ってなぁに?」と聞く姿が映画のガス抜きになっていたように感じた。
映画後半、グウタラだった父がキビキビと働く姿が、東京と沖縄の生活の対比になっていて面白い、働くトヨエツもまたカッコいい。
西表島のリゾート開発のエピソードは2003年7月に提訴された「 西表島リゾート開発差止訴訟
映画の着地点は、「 パイパティローマ
」というファンタジーの世界に話が行ってしまい、一郎の今までの思想や言論から矛盾するように感じたが、見る人によって好みが分かれると思う。
映画全体としてなかなか面白い作品だった。二郎を演じた田辺修斗の自然体の演技と、他を圧倒する豊川悦司の演技が光る。北川景子はあまりにもナチュラルすぎて本人と判らなかった。森田の演出も奇をてらった物ではなく、正攻法のスタイルに好感を持った。
映画「 サウスバウンド
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