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今年から一新された東京ディズニーシーのクリスマスイベント「クリスマス・ウィッシュ」が始まってから初めて、夫と二人で車で舞浜を訪れました。APEC開催の影響もあってか大渋滞の首都高速道路を抜けて舞浜に到着し、R7立体駐車場の4階に車を停めることができたのは10:40くらいでした。それから連絡通路を歩いてシーに向かい、入園できたのは11:00前だったと思います。今年のクリスマスイベントが始まった とはいえ、メインのステージショー「クリスマス・ウィッシュ」は明日からのスタートですし、なんと言っても今日11月13日は「ブラヴィッシーモ!」が観られる最後の日です。エントランスのディズニーシープラザにもミラコスタ通りの入口にもクリスマスらしい飾り付けはたくさん見られましたが、今ひとつ気分が盛り上がらないのはやはり、「『ブラヴィッシーモ!』の最終日を見届けなければクリスマスも始まらない」 という空気がパーク内にそこはかとなく漂っていたからなのでしょうか。さて、ミラコスタ通りを抜けてハーバーに出た私達は、それでもとにかく「ビッグバンドビート~クリスマス・スペシャル~」だけはまず観なくては!と思い、(なにせ去年は座席抽選だったこのショーも今年は抽選なしで自由に観られるのですから!)アメリカンウォーターフロント方面に歩を進めました。途中通り過ぎた坂道のハーバー沿いには、既に「ブラヴィッシーモ!」鑑賞のために場所を確保しているのではと思われる熱心なゲストの方々が何組もいらっしゃったようでした。が、全パーク的に見ればその人数もさして多いようには見受けられませんでしたし、私達にとっての「良い」観賞場所もまだまだ多く残されていたようだったので、私達はそのままブロードウェイミュージックシアター前へと向かいました。本日一回目「12:15」からの回への入場待ち列最後尾についたのは11:00を少し過ぎた頃だったと思います。この時点で、私達の前には既に300~400人以上の方々が並んでいらっしゃるようでした。列は何度も大きく動き、11:30過ぎにはブロードウェイミュージックシアターとニューヨークデリの間の出入口から「ミート&スマイル」に出演するキャラクター達が現れて愛想をふりまく様子も待ち列から見ることができました。入場できたのは11:50過ぎで、通路沿いの席を諦めればサイドブロックならばかなり前方中央寄りの席も確保できるような状況でした。2年ぶりに好きな席で鑑賞できた「ビッグバンドビート~クリスマス・スペシャル~」は、それはそれは楽しくて もう言うことなしでした。今年のクリスマスはウォーターフロントパークでのステージショーが座席抽選となりますが、こちらのショーが抽選無しで観られるのなら、もうそれだけで満足できそうです。ショー終了後は混雑のために劇場から出るのにかなり時間がかかり、外に出られた時には時刻は12:55くらいになっていました。私達は今日はもうこのあとは最後の「ブラヴィッシーモ!」を観ることしか考えていなかったので、ハーバーへ出て今夜の観賞場所を定めることにしました。実は私自身は今日は、「ハーバーに面した最前列じゃなくても、『ブラヴィッシーモ!』が行われているその時にハーバーのどこかにいられればそれでじゅうぶん」くらいのつもりでシーに来ていました。数日前にこちらの日記にも書いたように、私の中では既に「ブラヴィッシーモ!」についての思いは自分でも驚くくらいすっきりと きれいに整理がついていたからです。しかし夫の方には夫なりのまた別の思いがあったようで、彼はある特定の場所から最後の「ブラヴィッシーモ!」を観ることを望みました。幸いにもこの時刻 夫の望むその観賞場所にはまだ空きがあったので、私達はその場所に落ち着くことに決めました。ショー開始の なんと約6時間も前のことでした。(13:10頃。)それからの数時間は、私達はその場所でテイクアウトで軽く食事をとったり、交代で買い物に出かけたりして過ごしました。すぐ近くにたくさん残っていた「ハーバーに対して最前列」になる場所は、レジェンド・オブ・ミシカが終わった15:00過ぎにほぼ埋まったようでした。私はクリスマスの風景をカメラに収めるために15:30からしばらくの間パーク内を歩いてみましたが、ブラヴィッシーモ!を待っていらっしゃる方の姿はいわゆる「ハーバー際最前列」以外にはまだそんなに多くないように見受けられました。ただ今夜の風向きを考慮してリドアイル内の火山側にはまったくゲストを入れておらずリドアイルの収容人数が普段の三分の一くらいに減っていたので、その周辺の観賞場所は条件のあまり良くない場所も含めてかなり埋まってきているようではありました。観賞場所に戻って、17:00を過ぎたあたりからは背後に2列目3列目が次々と出現しました。18:00前頃にはプロメテウス火山が大きな噴火を何度も繰り返して その度にもう暗くなっていたメディテレーニアンハーバーを赤々と照らし出し、ハーバー周囲に徐々に集まりつつある多くのゲストの姿を浮かび上がらせました。19:25のショー開始直前には、ハーバーには弱いながらも北東の風が吹いていました。普段であればリドアイル寄りのポイントからの噴水や炎や花火などの演出効果はゲストの安全を考慮して省略されるところでしょうが、今夜のショーは全てがまるで教科書どおりに行われたような「完全版」でした。早い時間から風下エリアへのゲストの立ち入りを大幅に規制していたのも、絶対に完全版で「ブラヴィッシーモ!」を終わらせたい という関係者の皆さんの気持ちの表れだったのかもしれないなー・・と 私は思いました。ショーが終了して ハーバーに流れる「Swept Away」の曲も終わると、火の精はその身を静かに折って水中へと消えていきました。6年と4ヶ月前に鉄から生まれた火の精が再び鉄の塊へと返っていくのを、私と夫はただ黙って見つめました。それから20:30の花火までの間に、ハーバーの水上にあったいっさいの「ブラヴィッシーモ!」のための装置や機材は全て順調に撤去されていきました。作業するキャストさんに向けてのものなのか時折小さな拍手も起こりましたが、今夜もキャストさん達の作業ぶりはいつもの夜と変わらぬ堅実なものでした。リドアイルで夜景をバックに記念撮影するゲストの様子も、傍から見ている限りではいつもの夜と何ら変わらないようでした。私達も、今夜ここから最後のブラヴィッシーモ!を観たことを憶えておくために、キャストさんにお願いしてその場で一回だけシャッターをきっていただきました。ブラヴィッシーモ!を観ていた場所から一歩も動かないまま見上げた20:30からの打ち上げ花火「スターブライト・クリスマス」は、その名称が昨年までとは大きく異なっていることからもわかるように、曲も構成も昨年までのとはまったく違う 新しい「花火」でした。私の中で 過ぎ行くものとやってくるものが鮮やかに交錯した忘れがたい一日は、こうして終わっていきました。 本日のブラヴィッシーモ!(撮影者:夫)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 13, 2010
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シー:一人16:50 ディズニーシー着 「エンポーリオ」「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」 「ニューヨーク・デリ」 など17:20 ポンテヴェッキオに落ち着く19:25 「ブラヴィッシーモ!」 いよいよ明日が「ブラヴィッシーモ!」最終日。今夜のショー終了後は、「Swept Away」の曲が流れ終わってもまだその場に留まったまま 火の精プロメテオが畳まれて水中に収納されていく様子をじっと見つめている方が多くて、正直 私は大変驚きました。
November 12, 2010
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シー:二人ディズニーシーのクリスマスイベント「クリスマス・ウィッシュ」はまだ始まっていませんが、グッズの買い物や飾り付けを見ること、そして「ブラヴィッシーモ!」をこだわりのある場所から二人で一緒にどうしても観ておきたかったので、午後から出かけてきました。14:45 ディズニーシー到着 エンポーリオなど15:15 ポンテヴェッキオ~ポートディスカバリー方面へ15:30 「ケープコッド・クックオフ」屋外席16:00 ホレイショスクウェアのクリスマスツリーを見に。 ツリーの下には各ポートから届いたクリスマスプレゼントが置かれていました。 銀色のオーナメントにはプロメテウス火山が映っています。 16:15 メディテレーニアンハーバーへ ブラヴィッシーモ!の鑑賞場所を確保。 早過ぎるとは思いましたが、最後にどうしてもここから観ておきたかったので。 (こちら↓はその場所から見た17:00の風景) 20:05 「ブラヴィッシーモ!」 こちらはショー開始直前の周囲の様子。 魔法のように「完全無風」の中でのショーでした。 20:30 花火 今日はまだ「ディズニーマジック・イン・ザ・スカイ」でした。21:00 舞浜発
November 6, 2010
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11月13日土曜日、「ブラヴィッシーモ!」が終わります。スタートしたのは2004年7月17日ですから、6年と4ヶ月 このショーは東京ディズニーシーの夜のハーバーで行われてきたことになります。もちろん途中には何度も大規模メンテナンスや定期点検による休演期間がありましたし 悪天候によってショーが中止になった夜も何夜もありましたので 実際に上演された日数を数えたらもっと少なくなるでしょうけれど、6年4ヶ月という年月を長いと思うか短いと思うかは意見の分かれるところでしょう。東京ディズニーシーは来年2011年で開業10周年をむかえます。10周年の記念イベントは2011年の4月23日から11ヶ月にわたって盛大に執り行われることが既に発表されており、その目玉として新たに夜のハーバーショー「ファンタズミック!」が登場することも決定しています。「ブラヴィッシーモ!」は、その新しいショー「ファンタズミック!」に言わば後継を委ねる形で、2010年11月13日 東京ディズニーシーから消えることになります。このことが正式に発表された時、パークファンの方々や「ディズニー」ファンの方々の間では新しいショー「ファンタズミック!」の方に期待を寄せる声が大きくあがったのですが、私自身は正直に言うと少し残念に思いました。あまり賛同していただけないだろうと思っていたので とりたててここで書くこともなかったのですが、私は実は「ブラヴィッシーモ!」って、独特な固有な文化を持つ「日本」という国にある「東京ディズニーシー」というテーマパークだからこそ受け入れられ存在することができた、東京ディズニーシーだからこそできたショーだと思っていました。初めてこのショーを観た時は、“巨大な能みたいだな”と私は思いました。懐に火山とハーバーを抱いた東京ディズニーシーという大きな舞台の上。火の精と水の精の感情の高まりを、わかりやすい説明も何も無しで水や炎や花火が表現していく。ショー本編にはディズニーキャラクターも「人」も一人たりとも登場せず、ただそこで起こっている事象だけで物語は展開していくのです。だからこの「ブラヴィッシーモ!」は、それを鑑賞して何かを想う観客がその場に居てショーの一部となって初めて、その存在が成立するのではないかと私は思っていたのです。火の精や水の精に極限まで感情移入して 自らの持てる力を総動員して観てくれるゲストがそこになければ、火の精も水の精も主人公ではなく ただの機械に、鉄の塊にすぎなくなってしまうのではないか と。ある人にとっては「ブラヴィッシーモ!」は「花火すっげえェェー! 炎あっちいィー!」というスペクタクルショーとして印象に残るのかもしれないし、またある人にとっては切なく心締め付けられる恋の物語として長く心に刻まれるかもしれません。抽象的であるというこのショーの特色は、「解らない」「つまらない」と言い放たれるという結果も生むかもしれないけれど、同時に、観る人ひとりひとりの心の持ちようによっては無数の物語を生み出すという可能性も秘めているはずなのです。なので私は、もっともっと多くの人にディズニーシーに来て「ブラヴィッシーモ!」を観てほしい、火の精や水の精にその人なりの魂を入れて「ブラヴィッシーモ!」の物語に生命を吹き込んでほしい とかねてから思っていました。この日本という国に暮らす私達は昔から、すべてのものには“いのち”が宿るのだという考えを抵抗無く受け入れてきました。そんな私達が観客としてそこにいるからこそ この国のこのパークで行われるこのショーは、ここにしかない唯一の素晴らしいものになるはず と 私はずっと信じてきたのです。そんな私からしてみれば、「ブラヴィッシーモ!」をたった6年4ヶ月で終わらせてしまうのはなんとも惜しいと思わざるを得ません。この先もこのショーを続けて まだご覧になったことのない方にも観ていただくことができたら、きっとそこには今よりもさらに多くの物語が生まれるでしょうに。が、しかし反面 営業的に見れば、10周年を機に目新しくて多くの人を呼べるショーを始めなければならない というのも大変よく理解できるお話です。以前にも書いたことがあるかもしれませんが、そうすることで「東京ディズニーリゾート」がこの地で存続して行けるというのなら、大抵のことは許容していく覚悟が私にはできています。願わくば、どうか後継の新ショー「ファンタズミック!」も「ブラヴィッシーモ!」と同じように、火山とハーバーというあの環境でしかできないものでありますように。東京ディズニーシーでしか 成立し得ないショーでありますように。あと数日でむかえる11月13日、「ブラヴィッシーモ!」最後の日。その日をどんなふうに過ごすかを、私はまだ決めていません。或いは、私はその日その時そこには居られないかもしれません。でもね、「ブラヴィッシーモ!」が終わってしまっても、きっと私は寂しくないし 悲しくなることもないでしょう。だってホテルミラコスタの客室から オチェーアノのテラスからプロメテウス火山の麓から ザンビーニブラザーズリストランテの小窓からタワーオブテラーの最上階から。メディテレーニアンハーバー沿いの石垣に腰掛けて。 ピアッツァトポリーノの人垣の後ろから背伸びして。リドアイルで。コロンブス像の足元から見渡すように。ポンテヴェッキオの上で凍えながら そしてその下のトンネルの中でふたり密かに。歌いながら 泣きながら 心の中でダンスしながら。 何度も見つめた「ブラヴィッシーモ!」は そのひとつひとつがいつまでも私の心の中にあって わたしだけが知る私の物語なのですから。 2010年9月18日 ポンテヴェッキオ 2010年4月30日 リドアイル 2009年8月22日 ポンテヴェッキオ 2009年4月28日 ホテルミラコスタ 2008年8月5日 ガリオン船横
November 2, 2010
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シー:一人16:40 入園16:50 ビッグバンドビートへ 300~500番目くらい17:20 ビッグバンドビート18:00 ハーバーへ出る 水辺の石塀沿い、最前列にあたる場所に一人分の空きスペースを見つける 19:25 ブラヴィッシーモ! 19:45 退園
October 22, 2010
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シー:二人16:00 ディズニーシー入園 ビリエッテリーアへ(30~40分待ち案内)16:30 「ごめんなさい」16:32 「マウスカレード・ダンス」途中から16:50 「ブラヴィッシーモ!」鑑賞場所決定 本日は こんな場所から 19:25 「ブラヴィッシーモ!」 そしてこちらが クライマックスでプロメテウス火山の火口から打ちあがる、その光跡がハート型になる(と私が勝手に思っている)花火です。(撮影は本日、撮影者は夫。)
October 16, 2010
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