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(…その1から続く)昼食まではあと一時間ちょっとあったので、それまでは今日もまたリゾートラインにでも乗って過ごそうか と 私達はとりあえずディズニーシーステーションへ向かいました。途中、ちょっと寄り道するくらいのつもりで ホテルミラコスタ下にあるディズニーシー ピクニックエリアの木陰に立ち寄りました。五月の風そよぐピクニックエリアは清々しく 訪れる人も殆どなくて静かで、なんだか気持ちが落ち着きます。大島桜の咲いている時期もこの場所は素晴らしくきれいですが、緑の時期もまた美しいですよね。あまりに居心地が良かったのでパラソルの下のテーブルで思いのほか長い時間を過ごしてしまい、これからリゾートラインに乗りに行っても慌ただしいだけで終わってしまうかなあ と思った私達は、結局ディズニーシーステーションからパークエントランスの周辺をお散歩しながら写真を撮り歩いて時間を過ごすこととなりました。ディズニーシーステーション。ノース側フォトロケーションのカウントダウンは「18」です。ディズニーシーステーションを出発していく“ファンタジースプリングス”ライナー。たくさんのお伽話を乗せ新しい世界へ走り出していくリゾートライナーを ミッキーも毎日この場所でこうして見送っているのですね~そして13:00を大きく過ぎ、そろそろホテル館内に戻らなければ!まもなく昼食の時間ですからね。本日お邪魔するのはオチェーアノのブッフェ。ブッフェは私 ほんとうは得意ではないのですが、先月の結婚記念日お祝いにディナーコースに伺った際に覗き見たブッフェカウンターのお料理が春らしい彩りでとっても綺麗だったので うまく予定が合ったら来てみたいなあ と密かに思っていたのです。ウエイティングエリアで少々待って、本日案内していただいたのは真ん中のパールのエリア。お誕生日のシールを貼っていたので、昨日のベッラヴィスタラウンジに引き続きこちらのお店でも 入店早々いろいろなキャストさんからいっぱいお祝いの言葉をいただきました。(よく知っているお店のお顔のわかるキャストさんからお祝いされるのって ちょっとくすぐったいような照れくさいような不思議な感じですね~)「カム・ファインド・スプリング!」のテーマにふさわしいお花畑のような色とりどりの前菜と 私だけスパークリングワインのグラスもお願いして、お食事を始めました。こちらはパンのコーナー。ダイニングイベント恒例のパンで作られたオブジェも可愛いかったのですが、今回は実際にカウンターで提供されているパンもそれぞれとても手が込んでいて 見た目も可愛いものが多かったです。これを全種類食べられる強靭な胃袋があったらなあ…14:00頃には、14:05からのハーバーグリーティングのためにテラスへの扉を開ける旨のアナウンスが店内にありました。(私達はケルプ側を指定されました。)私はすぐにはテラスへ向かわず開始直前になってのこのこ行きましたけれど、本日この回のケルプ側のテラスについては混雑もなく 皆さんかなりゆったり鑑賞できていたように思います。パーク内も穏やかな感じでしたよ。そして14:05、「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」開始。船に乗って登場する「ファンタジースプリングス」に住むキャラクター達。毎回毎回ほんとうに「まるでアニメーションそのもの!」と感心してしまいます。ミッキーとミニーもハーバーを囲む皆さんに全力でご挨拶。ドナルド達が乗る黄色い船と 「アラビアンコースト」「マーメイドラグーン」住人の皆さんの乗る青い船もこちらのテラスからはよくみることができました。せっかくのスパークリングワインをテーブルに残してきてしまったことが気がかりで皆さんよりも早いタイミングで室内に戻ると、なんと コースで過去何度もお世話になっているキャストさんとばったり鉢合わせ。周りに他のお客様がいらっしゃらないのをいいことに、夫と三人でしばしの間お話ししてしまいました。席に戻ると間もなく、私達のテーブルにはお誕生日シールとともにナプキンミニーさんがやってきました。そしてこちらのお店でも、「記念にお写真撮りましょう」とキャストさんがお店のカメラを手にやってきて撮影してくださいましたよ。15:00前頃には、私達は追加でアイスティーをお願いしてデザートタイムに突入しました。春らしいカラフルなデザートカウンターの上には、ダッフィーとそのお友達の姿も。それぞれのキャラクターをイメージしたデザートやエディブルフラワーがふんだんに添えられたロールケーキなど、デザートカウンターも前菜のカウンターと同様たいへんきれいで賑やかでした。たまたまお会いできた顔見知りのキャストさんが熱心におすすめデザートについて説明してくださったのですが、いかんせん量を食べられない私は軽めのものを選びに選び テーブルに持ち帰りました。(もうほんとうに …全てのお料理を食べられたらいいのに!)今回のダイニングイベントで活躍するダッフィーのお友達をイメージしたデザート。まあるいグラスがクッキーアンをイメージしたキャロットオレンジゼリー、すみれ色のお花がのっているのがリーナベルをイメージしたピーチムース、グラス入りグリーンのがジェラトーニをイメージしたパンナコッタとメロンソース。(ほかにもダッフィーをイメージした紅茶のチーズケーキなどもありました。)今回のホテルミラコスタのダイニングイベントでは各レストラン「担当キャラクター」があるそうで、そういえば4月にオチェーアノのコースにお邪魔した時は 当店はリーナベルを担当しています とキャストさんがちらっとおっしゃっていたし、シルクロードガーデンでは「当店はジェラトーニ担当です」、昨日のベッラヴィスタラウンジでもデザートは クッキーアンをイメージしている とおっしゃっていました。ここオチェーアノのブッフェカウンターにはその全てのキャラクター達が勢ぞろいして彩りあふれるお料理やデザートを提供しているというわけですね~作り手の皆さんは、キャラクターたちや「春」を表現するために 素材をいろいろ探してメニューを工夫なさったのでしょう。カウンターにお料理が並んでいる様子を目にして「なんだかきれい」と思ってしまった理由がよくわかりましたよ。全てのお料理を食べることは難しくても、眺めているだけで楽しいブッフェでした。食事が終わるころには、キャストさんが撮ってくださった写真もテーブルに届きました。そして、それぞれ皆さん苦心して工夫していっしょうけんめいこしらえてくださったのであろうお誕生日シールやメッセージを記したカードも何枚も手元に集まってきてしまって文字通りの嬉しい悲鳴でした。そのひとつひとつを落としたり忘れたりしないようによく確認して、テーブルを離れたのは16:00も近くなったころ。私達は会計を済ませてロビーに出て、帰りに向かうためベルデスクに伺いました。なんだか慌ただしくホテルをあとにした二週間前とは違い、きょうの出発時のロビーや正面玄関車寄せあたりは 本来のホテルミラコスタらしいゆったり温かな気遣いにあふれていました。――本当、二週間前の一種混沌としていたロビーはなんだったんだろう、ただ単に連休中だったうえにゲストもキャストも不慣れな方が多かっただけなのかしらん?そうも思いましたけれど、きょうホテルミラコスタとお別れするこのタイミングで私の心が穏やかなのはきっと、最後にオチェーアノを訪れたせいなのかもしれません。長い年月 ずーっと通い続けている「オチェーアノ」。大好きだったランチコースは世界を揺るがすような大きな出来事の影響ではかなくも営業を終了してしまったけれど。お店の運営方法も提供されるお料理もキャストさん達の顔ぶれも対応も その全てが日々変化していっても、オチェーアノがわたしにとって「大切な思い出をこっそりしまってある場所」大きな宝箱のような存在であることは変わりようがありません。もちろん オチェーアノだけが というわけではなくて。数十年もの間にこの場所で交わした言葉や出会った数多くの人たちすべて。わたしの舞浜での思い出はそんなものでできているのです。だから。まもなくこの地に誕生しようとしている新しい世界もまた、誰かにとってのそんな場所になってくれるといいのだけれどなあ。何かが始まる前の一瞬の静けさの中にあるような 五月も後半に入った緑あふれる舞浜を去りつつ、私はそう思ったのでした。 (おわり)(ちょっとだけ前を通ってみた「ファンタジースプリングス・ホテル」)このホテルも新しくディズニーシーの一部になるのですからね。遅かれ早かれ伺うことになるだろうなあ と今は思っています。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 19, 2024
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(…その1から続く)最初に明かしてしまいますけれど、本日私達が宿泊するのはヴェネツィアサイドのテラスルームです。正式な呼び名で言うと、「スペチアーレルーム&スイート ヴェネツィアサイド テラスルーム」ということになります。窓を全開にすることができて、いつでも自由にテラスに出ることができて。しかもポルトパラディーゾサイドのテラスルームと違ってパークからの情報があまり入ってこないので心穏やかに過ごすことができ、今回のようにのんびり休日を過ごしたい時にはぴったりの客室だと私は思います。…というわけで、ホテルに入館した後は5階のサローネ・デッラミーコへ、二週間ぶりの「ただいま」~伺ったときはちょうど15:00でしたけれど、皆さん既にチェックインを終えてお部屋に向かわれた後だったのか、はたまた前回そうだったように事前にオンラインチェックインして訪れる方が増えたせいなのか、サローネの中は空きテーブルばかりの状態でとっても静かでした。大きな窓からはポンテヴェッキオの向こうの大海原も見えて。ああ。 いいなあ。またあとでこの景色を見にここに来よーっと。前回来た時はお部屋がバルコニールームだったので、お部屋からの眺めがいろいろと面白すぎてサローネ・デッラミーコ滞在時間が短くなっちゃったけれど、今回はもっとたくさんの時間をこの場所で過ごしたいな。そんなことを考えているうちにチェックイン手続きも終わったようで、私のお誕生日カードやらシールやらもいただいて 夫が戻ってきました。きけば、今日は自分たちだけで本日宿泊するお部屋に向かうことになったそう。(夫がキャストさんとどんなやり取りをした結果なのかはわかりませんけど。)そのうえ何やら今日のお部屋は、かなり遠い「端っこのほう(夫談)」とのこと。ほほう。ではでは参りましょうかー――と、サローネを出て右手へと進み。廊下を歩いてヴェネツィアに突き当たり、さらに右手へ歩いてテラスルームとスイートルームが並ぶ一角にさしかかり。ようやくたどり着いた本日の宿泊先は 5室あるヴェネツィアサイド・テラスルームの中でも一番奥に位置する客室でした。ヴェネツィアテラスに泊まるのは今回が5回目ですけれど(たぶんね)、ここは初めて!ミラコスタのテラスルームはどちらのサイドでも一室一室テラスの造りが違って個性的なので、今回のお部屋のテラスはどんななのか 楽しみになってきましたよ。ドアを開けると、まず見えるのはリビングコーナー。テラスルーム独特の間取りです。ここ数年は入室時に遮光カーテンが閉じられているので、窓からの景色やテラスの様子は室内に足を踏み入れて自分でカーテンを開けてみるまではわかりません。で さっそく、部屋に入ってカーテンと窓を開けさせていただきました。そして テラスへ。テラスに出て、まず目に飛び込んできたのは右手側 アメリカンウォーターフロント方面の景色です。タワーオブテラーが覗いてる。部屋位置が一番端なので アメリカンウォーターフロントの港に停泊するSSコロンビア号の姿は予想通り建物に隠れて見えませんでしたけれど、タワーオブテラーは見えました。左側はヴェネツィアンゴンドラ乗り場の向こうに美しいホテルの建物が伸び それに抱かれるようにしてプールがちらっと。ホテルミラコスタ・ヴェネツィアサイドを愛する皆さんにはたまらない景色かもしれませんね。テラス正面真下、見下ろしたところには運河とリストランテ・ディ・カナレットなど ヴェネツィアの街並みが広がります。遠くに目を遣ると、 あっ! リゾートライナー!緑の中を行くファンタジースプリングス・ライナーも眺め放題です。そしてこの部屋のテラス。見上げるとこんな鐘楼のような塔のような建物が目に入ります。この建物があることでテラスの隅にはこんな鋭角のスペースが生まれています。この鋭角のスペースはベッドルームの小窓の外側に当たっていて、室内からも見えるようにちょうどいいサイズのグリーンがこうして置かれているんですよ。ここだけ見ると なんだか「お家」のテラスみたいでしょ?隠れ家みたい?―― やっぱりいいわあ~初めてヴェネツィアサイドのテラスルームに泊まった時も思いましたけれど、このカテゴリーのお部屋って「パーク内のホテルに宿泊している」っていうよりも「ヴェネツィアの街のアパートの一室にひっそり暮らしている」みたいな気分になるのですよね~(私だけかしらん。)お向かいの建物やお隣のテラスに洗濯物が翻っていても許せるんじゃないか っていうか、テラスのそばの煙突から香ばしい匂い(オリーブオイルやにんにくの香り)が漂ってきてもまあそれもアリかな っていうか…いやあ もう、できることならしばらくここに「住みたい」。同じように思う方、いらっしゃるんじゃないでしょうかねえ。一晩を過ごすことになるお部屋のテラスを隅から隅まで点検観察(?)し終わって ようやく落ち着いて私は一度お部屋の中へ。最後にヴェネツィアサイドのテラスルームに宿泊してからもう6年も経っているので、まあ6年もあれば内装を補修したり椅子を張り替えたりカーテンを交換したり はなさっているでしょうけれど、どこか大きく変わったことはあるかしら? と見まわしてみました。と、ソファのクッションの色が以前と変わって深い色合いになっているのに気が付きました。ということは、ベッドのボルスタークッションも? …などと思って確認したら、やっぱり同色のものになっていました。(参考までに、以前のクッション類はこちらの日記の最後にあるような青磁色でしたけれど、新しい色もベッドスローやカーペットと雰囲気が合っていて良いかも と思いましたよ。)テーブルの上の生花も健在で安心しました。お花の持ち帰り用の袋は以前はビニール袋でしたけれど 時代を反映してか小さな紙袋になっていました。その後は16:00頃からサローネ・デッラミーコにお邪魔して ただひたすらメディテレーニアンハーバーを眺めて過ごしました。16:10からは“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティングが始まりましたが、サローネにいらっしゃる方はごくわずかでした。グリーティングが終了してからも 私達は窓辺でそのままお茶をいただいて過ごしました。この時間帯のサローネには殆どお客様もいらっしゃらず、ほんとうに静かでしたよ。今回のホテルミラコスタ滞在はこれがしたくて決めたようなものですから、何もしなくてもここにいられるだけで私は満足でした。(水上を行く小さな船は、ポンテヴェッキオをくぐったらそのまま大きな海まで漕ぎ出していってしまいそうです)夫も呆れるほどただ黙ーってハーバーを眺めていたら いつの間にか時刻は17:00。アルコール提供時間帯になり、テーブルには前菜プレートも届きました。(前回お邪魔した時は逆向きに写真を撮ったのですけれど、キャストさん達としてはこちらがゲストに対しての正面、この置き方が正しいみたいです。)このころにはパーク内では19:30からの“ビリーヴ!”鑑賞エリアの準備が着々と進んでいたようでした。17:30を過ぎると あんなに空いていたサローネにもゲストが少しずつ訪れるようになってきたので、二時間近くも窓を独占していた私達は このあたりでいったんおいとましよう と席を立ち、サローネ・デッラミーコをあとにしました。18:00になる少し前のことでした。(その3 に つづく・・・)※私達がサローネ・デッラミーコで二時間も眺めていた景色「窓からの眺め」としては、ポルトパラディーゾ・スイートの窓からと同じような感じになりますかね~◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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「東京ディズニーリゾート40周年」のイベントが始まっている舞浜に、ちょっとお昼を食べにひとりで出かけてきました。お邪魔したのは、数日前に予約サイトで偶然「空き」を見つけた ホテルミラコスタ、ベッラヴィスタ・ラウンジです。予約できたのは店内でも後方の 窓際からはずーっと離れた席でしたけれど、よく知るお店がランチコース営業をやめてしまって以来 平日の舞浜から遠ざかり気味の私にとっては、お昼時にコーススタイルでお食事ができるだけでもうこの上なく嬉しいことなのです。電車に乗って舞浜駅に到着したのは13:00少し前頃でした。ほんの数か月の間に世界の状況はまたまた目まぐるしく変化したらしく、今日この時間の舞浜駅前あたりには外国からいらした?と思われる大勢のゲストの姿が見受けられ 驚くほどでした。隣接のリゾートゲートウェイステーションまで歩いて乗り換えたディズニーリゾートラインの車内は平日昼間とあってとても人が少なかったのですが、こちらもまた途中駅で楽し気に乗り込んでくるのは外国からのお客様ばかり。いろいろな条件が重なった結果、東京ディズニーリゾートに世界中からこうしてたくさんのゲストが戻ってきているのを目にして、思わず顔がほころびそうになりましたよ。私がリゾートライナーに乗車している間に 車内には「40周年を祝ってパーク駐車場に作られたコーンアートが車窓から眺められる」という旨のアナウンスが二度流れ、二回目のディズニーシーパーキング通過時には私も「40」の文字をしっかり見ることができました。東京ディズニーシーステーションに降り立ったのは13:15くらい。少し前までメンテナンス工事用の幕で覆われていて外を眺めることが難しかった駅のホームもすっかり元の状態に戻っていて、ディズニーシーパークの美しい景色を望むこともできました。連絡通路を渡ってミラコスタの正面玄関を入りロビーに足を踏み入れると、あちこちにリゾート40周年を祝うデコレーションがさりげなく施されているのに私は気づきました。かつてのクリスマスシーズンには天使たちも翼を休めにきていた灯りのそばには、キャラクター達が描かれた小さなタペストリー。ホテルの雰囲気を壊さないように控えめに...ということなのでしょうか、こんな奥ゆかしさ、私は嫌いではありませんよ~ロビーの隅のスーベニアメダルコーナーで40周年のデザインのスーベニアメダルを作成し、ミッキランジェロギフトを覗き。少し予約時刻には早いのだけれど行ってみようか とベッラヴィスタラウンジの店頭に行って名前を告げると、既に準備はできているのでご案内しますよ とのお言葉が返ってきたので、そのまま本日の昼食のテーブルに通していただきました。席に着くと、「メニューはようやく紙のものが復活いたしまして...」とキャストさんが懐かしいメニューブックを二冊(飲み物のとお料理の)開いて持ってきてくださったので、私は嬉しくなってパチパチパチ…と小さく拍手をしてしまいましたよー!さて。ただいまのこちらのお店のランチタイムに提供されているのはアレルギーに配慮したメニューの他はコースが二種類、いつもの ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース と リゾート40周年のスペシャルコース となっています。実は来月初めに夫と二人でお邪魔する予定もあるので40周年のコースはその時のためにとっておくことにして、今日のところはベッラヴィスタラウンジ・ランチコースをいただくことに決め スパークリングワイン「ベッラヴィスタ」のグラスもお願いして私はお食事を始めました。ベッラヴィスタの後、コース料理の先頭をきって私の前にやってきたのは前菜。真ん中のサイコロ状のものが鴨のコンフィ、その手前の黄色いのはマスタードソース。一番右側のコーヒーアイスクリームみたいに見えるのがレバーのムース、マルメラータというジャム状のオレンジソースやカリフラワーが添えてあります。ベッラヴィスタラウンジ・ランチコースの前菜らしい、ちょっとパンもいただいてしまいたくなるような内容で、楽しくいただくことができました。二品目は、今期はパスタではなくリゾット。桜海老とアンチョビのリゾット です。私はリゾット大好きなので、ありがたく美味しくいただきました。桜海老とアンチョビの他、トマト、きのこ(エリンギかな?)、キャベツなどのお野菜もたっぷり。散らしてあるのはイタリアンパセリなのかな?桜海老の風味が強く、あまりアンチョビは感じなかったです。メインはポークかお魚かの選択でしたが、お魚のヴァポーレの方にしました。このお魚料理は、40周年のスペシャルコースのメインのお魚料理と同じものだそうです。「本日の魚のヴァポーレ、ズッキーニハーブソース」。お魚の種類は日によって違うそうですが、今日はアイナメでした。「ヴァポーレ」は蒸し煮のような感じのお料理です。蒸した柔らかなアイナメの上にはズッキーニや日本伝統のエディブルフラワーの菊の花びら、周りにはナッツが散らしてあって 爽やかであっさりしたソースの良いアクセントになっていました。最後のデザートは、ベッラヴィスタラウンジ・ランチコースのデザートとしては定番の ティラミスとジェラートの盛り合わせ。ジェラートはハイビスカス風味とのことでした。テーブルに案内していただいてから約一時間半。ベッラヴィスタラウンジ全体を見渡せるお店の片隅で天井に広がる葡萄棚を見上げたり あちこちで時折繰り広げられる微笑ましい小さなドラマを眺めたりしながら、久しぶりにひとりで自分のペースでいただいたコース料理はとてもとても美味しく、ゆったりと楽しい時間を過ごすことができました。やっぱり私は「テーブルの上に順番にお料理が運ばれてくる」という形のお食事が好きなんだなあ と痛感しました。突然の運営方法変更から三年が過ぎ、ホテルミラコスタとディズニーシーのパーク内を合わせても 昼食時間帯にコーススタイルでお料理を提供してくださるお店は三つか四つか… それくらいになってしまいました。もちろん、わざわざ舞浜を訪れなくたって自宅から歩いて行ける範囲にもコース料理を提供してくださる素敵なお店はいくつもありますけれど。舞浜は、東京ディズニーシーは、ホテルミラコスタは、私にとってはやはり他に代わるところのない特別な場所なのです。だからこれからも私は「予約困難」というハードルをなんとか乗り越えて、この場所のレストランに足を運び続けることでしょう。そんなこと、いったいいつまで続けられるのか…私自身にもまったく見当がつきませんけれど ね! !!** ベッラヴィスタ・ラウンジ の「ベッラヴィスタ・ラウンジ」ランチコース **・鴨のコンフィ レバームース オレンジのマルメラータ・桜海老とアンチョヴィのリゾット・本日の魚のヴァポーレ ズッキーニ・ハーブソース または ポークのアッローストとセージ香るニョッキ タレッジョのソース・ティラミス ストロベリーとハイビスカスのジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2023年4月10日~6月30日(5000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 18, 2023
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(…その1から続く)さて、部屋のドアを開けてみて、まず驚いたのは入口周辺の「広さ」でした。数歩足を踏み入れてよく見回すと、室内はリビングとベッドルームが分けられている特殊な形。バスルームまで行ってみると そこは洗い場のない一体型でとっても広く、バスルーム以外の場所に独立したトイレがもう一か所...…結論から言ってしまうと、今回のアンバサダーホテルで私達に割り当てられたのはどうやら、車いすを利用しているゲストの方々などが室内の設備を使いやすいように工夫されている特殊なタイプのお部屋(アクセシブル・ルーム)だったようです。(「ようです」と書くのは、私自身がチェックインの手続きの際その場にいなかったので 直接ホテルのキャストさんから説明を受けていないからです。夫は説明を受けたかもしれませんけれど。)もともと私達が予約していたのは、おそらくこのホテルでは最も需要があるだろうと思われる 大人3人(プラス添い寝の子供2人)までが同じ料金で宿泊できるシンプルなツインルームでした。が、そういったごくごく普通のツインルームに比べたら、こちらの広い特殊なお部屋はきっと予約が入らないままの日も多いのではないでしょうか。今日のような夏休みの週末は当日になってからの「突然の空室問い合わせ」も多いでしょうから、そういった際に案内しやすい標準的な仕様の客室は できればいくつかは空けておきたい とホテル側が考えても不思議はありません。と 以上はあくまで私の妄想で 実際はどんな事情があったのかはわかりませんけれど。今回案内していただいたこのお部屋、「とにかく広い」ことに加えてもうひとつ 私にとっては大変嬉しいポイントがあったので記録しておきたいと思います。それは、この窓の向こう。カーテンを開けてみると、外に出ることができる小さなベランダがあって。ベランダに出て見下ろすと そこはリゾート感満載のパームガーデン・プール。そして正面に視線を移すと、なんと 遠くにディズニーシーのプロメテウス火山が頭を覗かせていたのです。アンバサダーホテルに宿泊していながらプロメテウス火山をこんなにもよく眺めることができる というのは予想もしていなかったことです。他の方はどうお感じになるかは別として 少なくとも私にとっては信じられないくらい素晴らしいできごとでした。レースのカーテンを開けてこの景色が見えた時、実は「もう今日このあとはディズニーシーでの予定をキャンセルしてずーっとこの部屋にいてもいいかな...外は暑いし...」と ちょっと思ってしまったくらいです。(でも、当選した「ビッグバンドビート」や待ち無しで乗れることが確約されている「ソアリン」を棒に振るのはさすがにもったいない とすぐに思い直しましたけれどねー!)で、素晴らしい景色を満足いくまで眺めてカメラに収めた後は、とにかく暑くてどうしようもなく消耗していた私はバスルームの広~いシャワーブースで汗を流してすっきりし、ディズニーシーに再入園する準備を整えました。夫の方は、私がバスルームにこもっている間に「今夜は閉園ギリギリまでシーにいてパーク内のどこかで夜景を眺めながらのんびり夕食でも… って思ってたけど、この部屋なら居ながらにして火山も眺められるから この部屋で夕食をとろう!」とかということを思いついてしまったらしく、再入園に向けて支度する私の傍らで アンバサダーホテル宿泊ゲスト限定のテイクアウトメニュー(ホテル内「エンパイアグリル」より)を モバイルで注文していましたよ~(夫によれば、このモバイルオーダーのことはチェックインの際に案内されたそうですが、実際の注文手続きはけっこう手間がかかったそうです。この「テイクアウト」について 公式サイトでの案内は こちら から。)そうして予定を少々変更し、体制を立て直し、私達が再び猛暑のディズニーシーに向かうべく部屋を出たのは16:15頃のことでした。(その3 に つづく・・・)※以下、今回のお部屋の様子などを少し記録に残しておきます↓室内は大きなリビングボードによってベッドルームとリビングエリアのふたつに仕切られています。テレビはこのリビングボードの中に収納されています。リビングの大きなソファー。大人3名宿泊時はこれがベッドになるのかもしれません。こちらはベッドルーム。ベッドタイプはツインです。ベッドルーム側にもテレビが収納されていました。冷蔵庫はこのテレビの下の扉の中でした。ベッドルームには バスルームへ続く扉(引き戸)がありました。バスルーム入口の幅はやや広めで、段差もありません。中に入ると、ダブルボウルの洗面台は低めになっていて、車いすのまま使用できるように配慮されています。洗面台の下やトイレの右側にしっかりした手すりが設置されていました。小さいですが、浴槽から見える位置にテレビも設置されていました。浴槽は洗面台を挟んでトイレと反対側にあります。アンバサダーホテルの多くの部屋とは違う仕様で、洗い場はありません。洗い場がない代わりに、とっても広いシャワーブースがありました。その他、こちらは部屋に入って右手に設置されていた大きな鏡など。こちらは部屋の奥側(窓側)から入口ドア方面を見たところ。普通の部屋よりもかなり通路が広いことがわかると思います。この通路写真の向かって右側(入口の鏡の向かい側)には、独立したトイレと 広いクローゼットが配置されていました。クローゼットはもう一か所、ベッドルーム側(バスルーム入口の隣)にもありました。《おまけ》クローゼットの中に備え付けのペーパーバッグはデザインが新しくなっていました。最近、ミラコスタもランドホテルもペーパーバッグは共通のこのデザインに変更になったとのことですが、これ 私は嫌いではありません。上品で実用的な上にディズニーホテルらしさもちゃんと感じさせてくれる いいデザインだと思いました。《さらにおまけ》こちらは6階のエレベーターホール近くの廊下の様子です。中央は吹き抜けになっています。下を見下ろすとこんな感じで、ホテル4階の廊下部分が見えます。ここは このホテル内で私の好きな場所のひとつです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
July 30, 2022
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(…その1から続く)9:50。美女と野獣エリアに戻り、「ファンタジーランド・フォレストシアター」への入場待ち列の最後尾につきました。(12:45開演の「ミッキーのマジカルミュージックワールド」初回。この日は初回のみ先着順でした。)ロープに沿って作られている待ち列は開演三時間前のこの時点で既に折り返していて、私達が並んだのは2列目中盤のようでした。(私達が何番目くらいなのかは見当もつきませんでした。)振り返ってみると さきほど朝一番に訪れた「美女と野獣」のアトラクションのあるお城が見えました。かなりちゃんとした雨が降っていたので腰をおろすこともできず、ここでこの後二時間以上待機。交代でお手洗いなど行く他は、周りの景色を眺めて過ごしました。12:10。列が大きく動き、シアターの建物が見えるところまで進んでいったんストップ。この後、人数を区切りながらゲストは何回にも分けてシアター内へと案内されました。キャストさんがゲストの着席状況(席の埋まり状況)を確認しながら、数十名ずつ中に入れていたようです。(安全のための配慮だと思います。)12:17。入場して1階席のサイドブロックの中盤通路沿いに着席。場内はバケーションパッケージ用などの予約席が大変多くて、私達が入場した時点では1階の中央ブロックはほぼ空きが無い状態でした。劇場の中の座席配置はディズニーシーのブロードウェイミュージックシアターにとても良く似ていました。ロビーの両サイドに2階席に上がる階段があることや お手洗いの位置もブロードウェイミュージックシアターと同じ。客席やステージや天井の「形」もよく似ています。が、劇場そのものも座席も なんとなく全てがブロードウェイミュージックシアターより一回りコンパクト。(ほんとに 図面を縮小して素材を変えて造ったの? って思っちゃいました。)木で作ったような雰囲気がいかにも「森の中」の劇場、小さな生き物も遊びに来そうなお伽話の中に登場する劇場 といった風情です。外観はこんな感じ。(ショー終了後撮影 一部加工してあります)12:45。「ミッキーのマジカルミュージックワールド」初回がスタート。システム調整による中断が多いという噂を聞いていたので 少しハラハラしながら観ていましたが、一応最後まで上演されました。(初めて観たのでこれが完全版だったのかどうかは判りません。)観終わってすぐの素直な感想は、「開演まで3時間近く待ったけれど、観られてよかった」というもの。内容に触れてしまうので詳細な描写は避けますけれど、出演するキャラクターが多彩なだけでなく、様々な演出技術や効果が採り入れられていて舞台装置もとても大がかり。出演者の衣装も舞台も大道具も華やかで、ダンスありアクロバットのようなものもありで、最初から最後までゲストを驚かせるようなシーンのオンパレードです。(こんなに各要素が盛りだくさんでは そりゃあシステム調整が頻発するわけだ と納得しました。)ディズニーランドとディズニーシーに長年通い詰めた者にとってはきっと「あのステージでやっていたあのショーの○○に似てる」といった 終了してしまったショーを懐かしく思い出させるようなポイントも多いのではないかと思います。また個人的には、1988年から東京ディズニーランドで上演されていた「ワンマンズ・ドリーム」と対になるような、「ワンマンズ・ドリーム」をウォルト・ディズニーから投げかけられた東京ディズニーランド自身とそのゲストが それから30数年を経た今 満を持して投げ返した「応え」のようなショーだなー ともちょっと感じました。――このすばらしい世界がひとりの男の夢から作り出されたことは何十年もかけてよく理解したよこれからは一方的に夢を与えてもらうだけじゃなく、自分たちの手で自分たちの新しい夢を探して世界を作っていこう!――と いうような。まあ、何の予備知識もないまま初めて観た私の第一印象にすぎないのですけれどね~機会があったらもう一度くらい見直してみたいですが、それもきっと難しいでしょう。このショーを観たいと願う人がみんな観られる日がやってくるといいなあ と思いました。13:15。ショー終了後 外に出て、シアター周辺の写真を撮ったり ベルの住む「村」をお散歩してあちこち眺めたりしました。この新しいエリア、なんというか、「美女と野獣」の世界の再現度がすばらしいですよね~物語の熱烈なファンの方々なら ディズニーランドに来て何もしなくてもこのエリアにいるだけで満ち足りちゃうのではないでしょうか。建物がきちんと作られているだけでなく山や森や滝などの自然の再現にも手を抜かない というのがディズニーシーとも共通していて、私は非常に好感を持ちました。美女と野獣のお城の全体像もカメラに収めたくて正面に行ってみましたが、この時間は中にあるアトラクションが「110分待ち」ということで、城門の中も外もびっちりゲストが並んでいました。13:30。ファンタジーランドの「キャプテンフックス・ギャレー」に行ってベーコンとパイナップルのピザとシーフードピザを購入。(ここは「ピッツア」じゃなくて「ピザ」なんですよね~)このお店のピザは、私達がディズニーランドの年間パスポートを所持していた頃(1988~1998くらい?)よく食べました。きっと 「冷静に考えたら美味しい物じゃないかもしれないけど、この場所で食べるとそれなりに美味しく感じちゃう食べ物 第一位!」 だと個人的には思います。ほぼ待ち時間無しで購入できました。13:40。(パレード直前ということもあり周辺に空きテーブルも空きベンチも見つからなかったので)アドベンチャーランドのアメリカ河に面したベンチまで行ってピザを食べました。こういう食事の仕方はいかにも「ディズニーランドに来た!」っていう気分になれて楽しいです。時折目の前を通り過ぎていく「ウエスタンリバー鉄道」「カヌー」「蒸気船」のうちのどれかに乗りたいね~ と夫と話しました。14:05。「蒸気船マークトウェイン号」乗り場へ。ディズニーランドでもやっぱり船に乗っちゃうのね~(実際のところは、カヌーは体力的に厳しいしウェスタンリバー鉄道には結構な待ち時間が生じていたのでこうなりました。)14:10。乗船、2~3分ほどして出航。船旅終盤、ジャングルの間からスプラッシュマウンテンが見えてくるこの感じが好きです。14:25。下船。そろそろディズニーランドを切り上げ、チェックインのためホテルへ向かうことにしました。14:30。ワールドバザールをお散歩。来園記念に「ペニーアーケード」で5月のスーベニアメダルを作りました。14:50。退園。再入園のためのスタンプを手の甲に押していただいて、ゲートを出ました。もう一度入園するかどうかわからないので、とりあえず東京ディズニーランドにさようなら。楽しかったよ!さあ、ホテルに向かいましょう。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 21, 2022
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2月も下旬にさしかかり、今年も夫のお誕生日ウイークがやってきました。過去にも触れたことがあると思いますけれど、理由(わけ)あって「夫の誕生日を祝う」ということが私は大好きなのです。夫の誕生日のお祝いは 当日でなくともその前後の日にちを選んでランチタイムにホテルミラコスタのオチェーアノ・コースへ出かける というのがここ数年の我が家の習慣でした。が、今は舞浜の施設はどこも運営状況が通常とは異なっていて オチェーアノのコースも「ランチタイムは休止、ディナータイムのみの営業」となってしまったので、今年のお祝いは久しぶりにオチェーアノ・コースのディナータイムに予約を入れてお邪魔することにしよう と ある日私は思い立ちました。しかし、ディナーに出かけてアルコールもいただくとなると 多くの人と接することになる公共交通機関などを利用せねばなりません。そしてこのご時世では 楽しい気分のまま帰宅する途中で「注意力が散漫になってついつい感染予防対策がおろそかになること」が何よりも心配です。――ならば、お祝いしたらそのまま舞浜に泊まってしまえばいいのでは? 泊まるなら車で行けるし。...というわけで(「タクシーで行けば~?」などという声には聞こえないふりを貫き)今年の夫のお誕生日祝いは 常日頃「ささやかなお祝い」を心がけている私にしてはめずらしく「ディナーコースにアンバサダーホテル宿泊付き」という 今までになく盛大な(?)ものになってしまいました。ぽかぽかと暖かい春のような陽射しのもと、大好きだけれどここ何年もの間なかなか宿泊の機会がなかったディズニーアンバサダーホテルの駐車場に到着したのは13:30過ぎのことだったと思います。オチェーアノでの夕食まであと三時間以上、ホテルのチェックイン開始時刻までだってあと一時間以上もあったので 私達は荷物を車に置いたままイクスピアリにお買い物に出かけ、14:45頃になってようやく駐車場に戻り 荷物を携えてチェックインに向かいました。リゾート全体が変則営業中であるせいか、この時間のアンバサダーホテルのロビーはゲストよりもキャストさんの数の方が明らかに多いような状況で、土曜日とはとても思えないくらい静かでした。(宿泊している方はみんなきっとパークに行ってしまっているのでしょうね。)いつもは自動演奏でゲストを和ませてくれているロビーの端のグランドピアノには今日この時間はホテルキャストさんの姿があり「塔の上のラプンツェル」のメロディー(「I see the light」)が奏でられていました。ゲストが多くないので順番待ちをすることも一切なく、フロントではすぐにチェックイン手続きに入ることができました。夫の誕生日が近いということでホテルの方ではバースデーカードやシール各種も用意してくださっていて、担当してくださったキャストさんとの会話の中では私達が前回このホテルに宿泊したのはなんと15年半も前だという驚きの事実も判明しました。――これからも(ミラコスタだけでなく)アンバサダーホテルにもぜひご宿泊くださいね!!とおっしゃる屈託のないキャストさんの明るい笑顔に見送られてロビーをあとにし、エレベーターを経て私達が本日宿泊する部屋に辿り着いたのは、15:00を少し過ぎた頃でした。今回アンバサダーホテルで私達が確保していたのは スタンダードフロアのスタンダードルームのダブルベッドのお部屋。こちらのホテルでは一番簡素なお部屋だと思います。このタイプの客室は建物の曲がり角に位置しているせいでちょっと変わった形をしています。が、限られた面積の中でリビングボードやドレッサーコーナーを上手く配置していて、お部屋全体がコンパクトにまとまっている印象です。ミラコスタに比べると窓も大きいので室内がとても明るく感じられますね。白やブルーを多用した内装や調度品が爽やかです。ドレッサーコーナーの鏡にはファンタジアに登場する「魔法使いの弟子」ミッキーが描かれています。このコーナーには椅子もちゃんと備え付けられていますよ。窓からはイクスピアリとの間にある中庭を眺めることができました。あまりに久しぶりなので、以前宿泊した時のことを思い出しつつお部屋の中を眺めたりあれこれチェックしながら写真を撮ったり廊下に出てホテル内を探検していたら時間はあっという間に過ぎて 気付いたら16:00を過ぎていました。そろそろお食事に出かけなくては と、16:30近くなった頃 私達はバタバタと支度をして部屋を出ました。アンバサダーホテルからミラコスタへは「ディズニーシー行き」のリゾートクルーザーに乗っていくこともできますが、ホテル前のクルーザー乗り場に行って時刻表を確認してみるとちょうど本数の少ない時間帯に入ってしまっていたので私達は歩いてミラコスタに向かうことにしました。近いですものね~この時期にしては気温が高かったので 心地よいお散歩をした後のような気分でホテルミラコスタに到着したのは16:45くらい、日没の時刻まではまだあと数十分もあろうかといったタイミングでした。ロビーから見えるディズニーシーのパーク内は今日もたいへん穏やかな様子で、相変わらず入園者数をしっかりと制限しているのだなあ…ということが手にとるようによくわかりました。今日この時間は階段上に通行を制限する旨の看板もなくロープも張られていなかったので、階段をトントンと下りてガラス越しに少しだけシーのパークに近づいてみました。夕暮れのプロメテウス火山。次に私がシーのパークに入園できるのは いつになるのかなあ。そうこうするうちにオチェーアノのディナーオープン時刻の17:00が近づいてきたので、私達は店頭に行って名前を告げ、店内ウエイティングエリアへと入りました。そして、キャストさんによるオープンの宣言の後、コースの席まで案内していただきました。お食事前にはテーブルにカメラマンキャストさんがいらして「プレシャスセレブレーションセット」に含まれる記念写真の撮影をしてくださいました。その後、見せていただいたワインリストから「フランチャコルタ・ベッラヴィスタ」のハーフボトルを選んでキャストさんに開けていただき、本日のお祝いがスタートしました。さて、オチェーアノのディナーコース。現在提供されているのは「“メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ディナーコース ~スペイン~」の一種類のみです。最初にテーブルにやって来たのは「アホブランコ」に帆立貝柱のヴァプールを合わせたもの。ニンニクの白いスープに少しだけ茶色くて香ばしいムース状のものが加えられていたのですが、バゲット(フランスパン)をミキサーにかけて作られているとのことでした。次は冷たい前菜。メニューの表記は「真鯛と甘エビのモンタディート」となっています。モンタディートとはスペインでよく食べられている「小さなオープンサンドイッチ」のことだそうで、お皿の左側の赤いのが クルトンを土台に真鯛や甘海老のタルタルをのせてピキージョ(赤ピーマン)を重ねて「モンタディート風」にしたもの。つけ合わせはブロッコリーニ(小さなブロッコリー)のソテーと小さな白菜ロールでした。(ここまでの二品があまりに美味しくてパンが早々になくなってしまい、「パン待ち」をしている間に窓の外の暮れていく空を眺めていたら プロメテウス火山が噴火を始めたので慌てて写真を撮ってしまいました。)温かい前菜はチキンロールと白インゲン豆の煮込み、蕪のピュレ。チキンロールの上には黒トリュフが添えられています。このあたりで私だけグラスの白ワインを持ってきていただきました。お魚は黒ムツのポワレをサフラン風味のスープで。そもそも素材が良いのかもしれないけれど、オチェーアノのお魚料理はだいたいいつも「好きだなあ」と私は思ってしまいます。合わせてあるポワロ葱とキャベツもとても美味しかったです。お肉は牛肉にも替えられますが、私達は「鴨胸肉のロースト」のままで。下にたっぷり敷いてあるのはビーツとプルーンのピュレ。茶色くて甘めのソースはスペインに特有な「ペドロヒメネス」という品種のブドウから作ったワインを使用しているとのこと。このお料理に合う赤ワインのグラスを「キャストさんにお任せ」でお願いしたら、グラスワインメニューの中から 鴨は鉄分が多いのでこちらが合うと思います と「クアトロ・メセス・ファン・ヒル」を選んで持ってきてくださいました。野性味あふれる赤ワインで本当に鴨肉によく合って お食事が一層楽しくなりましたよ~ありがとうございました。デザートはバスク風チーズケーキとブラッドオレンジソルベ。スペイン×スペイン ですね~お皿には闘牛が。ソルベは牛の頭に見立ててあって「つの」も2本ちゃーんと生えています。丸いチーズケーキにかかるように広がっている赤いゼリーのソースは闘牛士の赤いマントをイメージしているそうですよ。あ、そうそう。デザートの前にはプレシャスセレブレーションセットのケーキもいただきました。毎年同じように繰り返されるお祝いですが「同じように繰り返すことができる」ということそのものに最近の私は意味を見出しているので、これでいいのです。(これは年齢を重ねると誰もが感じることではないかと思います。)できあがった写真と記念品も受け取って、ほんとうに楽しい気分でオチェーアノを離れホテルミラコスタをあとにした時には、時刻はパーク閉園時刻の19時を大幅に過ぎていました。小さな階段を下りてパークエントランスノースへ出ると、あたりにはゲストの姿どころかキャストさんの姿も既になく、東京ディズニーシーに夜が訪れたことを感じさせるお馴染みの音楽だけが流れていました。ふとアンバサダーホテル行きのバス乗り場方向を見ると、今まさに一台のリゾートクルーザーが到着しようとするところ。これに乗りそびれるとこの後はもう便が無いかも… と思い、私達は少し急いでバス停に向かい、リゾートクルーザーに乗り込んでアンバサダーホテルへと戻りました。明日パークに行く予定の無い私達は、部屋に戻ってからは時間のことを気にしないで 今日撮った写真を見たり延々とおしゃべりをしたりして過ごしました。以前アンバサダーホテルに宿泊した時のことや、思いがけずのご招待でオチェーアノのディナーコースにうかがうことになった14年前のこと。同じ場所を同じようなタイミングや同じようなきっかけで訪れると 当時から何年が経過していてもその時のことが鮮やかに思い出されるものです。舞浜に来てこうしてゆったり過ごす度に、過去にこの場所で私達が交わした言葉や、出会ったたくさんの人やできごとを思い出すことができるのは とても幸せなことだとあらためて思いました。パークの気配を感じることのない 静かなアンバサダーホテルの夜。珍しく「まだ今日のうち」にベッドに入った私は、今年も無事に舞浜での夫の誕生日祝いができた安堵感に充たされて 気持ちよーく眠りについたのでした。《アンバサダーホテルのロビーにて》このピアノをホテルキャストさんが弾いているのを見たのは 私は初めてかもしれません。* オチェーアノ の ”メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ランチコース ~スペイン~ *・アホブランコと帆立貝 ・真鯛と甘海老のモンタディート ピキージョとオリーヴ ・阿波尾鶏のロール仕立て 蕪とトリュフ ・黒ムツのポワレ サフラン風味のカルド ポワローとキャベツのブレゼ ・鴨むね肉のロースト ビーツとプルーンのピュレ ペドロヒメネスのソース (別途2500円加算でシグネチャーアントレに変更可) ・バスク風チーズケーキ ブラッドオレンジソルベ ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・・・・2021年1月6日~3月31日(10700)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
February 20, 2021
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(前日から続く)さすが外が見えないお部屋に宿泊しているとあって ふだん眠りが浅い私もしっかり眠ることができ、気持ちよーく自然に目覚めたのは5:30頃でした。すぐにベッドから飛び起きてコーヒーをいれ前夜サンセットサンドリ―で調達してあった軽い朝食をとると、私はさっそく身支度を始めました。昨日ホテルの方に教えていただいたところによると、今日のディズニーシーは一般の開園時刻が8:45、ハッピーエントリー開始は8:30とのこと。7時ころには部屋を出たいなあ と夫が昨夜つぶやいていたような気がするので、6:30近くなっても起きないようだったら声をかけようと思いながら荷物をまとめていたら、6:00過ぎのモーニングコールですんなりと自力起床できたようで、恒例の朝風呂→軽い朝食と順調に支度も進み 夫の希望通り7:00前に私達は荷物を携えて部屋を出ることができました。(たくさん寝たのでいつになくご機嫌のよい夫。)そして、アンバサダーホテル地下駐車場を出てホテルの敷地を出て 交差点をふたつほど通過すると、そこはもうホテルミラコスタの車路ゲート。昨年の同時期に同じようにこの坂を車で上った時はちょうどホテル正面玄関が外壁工事中で幕が張られていて景色が違っていましたが、今年のホテルミラコスタはいつも通りの美しい姿で出迎えてくれました。正面玄関車寄せにはこの時間たくさん荷物を積んだ小さなお子さん連れの車も到着していたようで、数人のドアサービスキャストさん達が車の誘導や ついついはしゃいでしまいがちなお子さんたちの安全の確保、荷物のお手伝いなどきびきびと立ち働いていらっしゃいました。私達もキャストさんの手をお借りして車から荷物をおろして預け、その後はいつものように夫は車を運転して駐車場へ、私はパークエントランスノースの「ハッピーエントリー専用エントランス」へと向かいました。石造り風の小さな階段を下りながら専用エントランス周辺を見遣ると、なんだか今朝はずいぶんと列が長く伸びているように感じられました。(久しぶりだからそう思っちゃうのかも…?)右と左の二本に分かれてゆったり待機しているハッピーエントリー待ちのゲストの列を遡るようにして最後尾まで歩いて行くと、なんとまもなくバスターミナルに届こうかという位置まで来てしまいましたよ~時計を見ると このとき時刻は7:12。アンバサダーホテルの部屋を出てからここまで15分もかかっていません。――やっぱり早いし、ラクだなあ。すっかり前泊することに慣れてしまって もうクセになってしまいそうです。5分ほど経つと 車をホテル駐車場にとめ終えた夫が待機列までやってきました。このころには待機列がいよいよバス停に達して折り返してしまっていたので、最後尾あたりにはパークキャストさんがやってきて 立ち上がって移動の準備をするように とアナウンスをし始めていました。7:30頃にはハッピーエントリーの列の周辺にはホテルミラコスタのキャストさん達が姿を見せ始めました。時を同じくして先頭では保安検査が始まったらしく列はどんどん前進し、私達も7:40過ぎに保安検査場を通過、入園ゲート前のエリアに入ることができました。(待機列がずいぶん長いように思いましたが、実際に私達の前に並んでいた人数はそんなに多くなかったみたいです。)パークに入れるまであと40分くらいかな?…でも、ハッピーエントリーの待機列は一般の入園待ち列に比べたら人口密度が格段に低いので 待っている間ストレスを感じることも殆どありません。ありがたいことです。それにしてもきょうもまた良いお天気。朝のテレビの天気情報でも言っていましたが、今日は気温が25度を超え30度近くまで上がるそう。熱中症にならないよう気をつけて過ごさないとね~8:10になると、パーク内の奥の方から大勢のキャストさんが手を振りながら出ていらっしゃって配置に着き、パークゲート周辺で開園の準備をし始めました。おお、そろそろ私達も入園の準備をしなくては!(この券はゲートを入る時に回収されます)8:20にはゲートのシャッターが開けられ、さらに数分経つとゲートの向こうのディズニーシープラザにはキャラクター達が朝のご挨拶のために姿を現しました。あ!ミッキーだ! ミッキー来た!!(すかさず隙間から写真を撮る夫。)キャラクター達は入園ゲートの近くまでやってきてゲストに手を振りながらディズニーシープラザをぐるーっと一周して、再びミラコスタ通りの向こう ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーの方へと戻っていきましたよ~そうして8:30、ハッピーエントリー開始。私達もすぐに(1分後くらい)入園することができました。エンポーリオのショウウインドウ、カウントダウンの数字は「33」。ハーバーで出迎えてくれているミッキー達に手を振り返しながら、私達は今朝は左手のアメリカンウォーターフロント方面へ向かいました。いつ以来かちょっとわからないくらいの「トイストーリーマニア」です。入園してから写真を撮りながらここまで普通に歩いてきて、トイビルトロリーパークの入口に着いたのは8:38頃でした。ふと見ると、以前この場所に設置されていた「ファストパス」の発券機が撤去されてなくなっていました。これからはこの屋根下にもゲストの待ち列を作るのでしょうかね~アトラクションが稼働するのは一般の開園時刻からということでしたので建物のちょうど入口あたりの屋根下でそのまま少々立ち止まり、再び列が動き出したのは8:45過ぎのこと。その後10分ほどで乗り場まで辿り着きました。トイストーリーマニアから出た後は、アメリカンウォーターフロントの景色を眺めにホレイショスクウェアへ。30分待ちだったタワーオブテラーも20分待ちだったタートルトークもスルーして、昨日乗りそびれた小さなアトラクションを楽しむためにエレクトリックレールウェイに乗って(9:10頃5分待ちでした)ポートディスカバリーステーションへ向かいました。到着後はマーメイドラグーンまで歩いて スカットルのスクーター。(9:30頃 10分待ち)アラビアンコーストへ行き、ジャスミンのフライングカーペット。(9:45頃 5分待ち)私の大好きなこのふたつのアトラクション、小さなお子さんたちにも大人気でしょうから、ファンタジースプリングスがオープンしたらきっと今より待ち時間が長くなっちゃうんだろうな~今のうちに楽しむことができて良かったです。その後は、ロストリバーデルタの船着場からスチーマーラインに乗ってメディテレーニアンハーバーへ戻り。10:30頃、ザンビーニブラザーズ・リストランテでビールを購入し、二階奥のテラスへ。途中で購入した軽食と一緒に藤棚の下のテーブルでいただくことにしました。今年は例年より咲くのが早かったようで藤はもう花が終わってしまっていましたが、ソアリンの建物は相変らず瀟洒な姿を見せてくれていました。美しい博物館の建物を眺めながらビールを楽しんでいると、 昨日これくらいの時間にビッグバンドビートの初回座席抽選にエントリーしたら当選したから今日もやってみるかーと 夫。えいっ! と抽選ボタンを押したところ、本日もめでたくご当選。なので11:00過ぎには席を立ち、ハーバー沿いを歩いてブロードウェイへ向かうこととなりました。(ホテルミラコスタ、今日のお部屋はどこになるかしらん?)ああ ほんとうにいいお天気。ピアッツアトポリーノ上空には青い色しかありません。さて、座席を得られた11:30のビッグバンドビート。今日は前方のCブロック中盤からの鑑賞となりましたけれど、同じ列番号なら中央ブロックよりもサイドの方がステージからの距離は近くなるうえに 私の席からステージ方向を見た時の前方二列分がどういうわけだかまとまって空席になっていたので見通しがよく、なかなか楽しかったです。エントリー制度は思いが叶わなくて悲しい時もあるけれど、当選した場合はそれなりに いつも何らかの楽しみが見いだせるものですね。ショー終了後は、きょうはちょっと早めの昼食のためポンテヴェッキオを渡って「マゼランズ」へ。お店の前に着いたのは12:05。いつ見ても素敵なお店構えです。マゼランズはここ数年、上階の「マゼランズラウンジ」だった広い空間をウェイティングエリアとして使用していましたけれど、今日は特別体制になる前と同じの お店入口横のちょっと狭い感じのソファがウェイティングエリアとして使われていました。ほんのちょっとだけそこで待ち、案内された席は今日は本棚の奥の隠し部屋、ワインセラールーム。注文したのは、シェフズ・イマジネーションのスペシャルコース。こちらのお店のテーマはファンタジースプリングスの中の「ピーターパンのネバーランド」だそうです。コースは「ペアリングワイン(三杯)付き」と「お料理のみ」を選べるので、夫はお料理のみにグラススパークリングワインを一杯だけつけて、私の方はペアリングワイン付きでお願いしました。で、以下お料理の記録です。前菜はティンカーベルのご登場。「ピクシー・ホロウ」ですね~大きなまあるい葉っぱの陰に、いかにもティンクが隠れていそうじゃないですかー?実際は、茂みのようになっているサラダの下に隠れているのはズワイガニと帆立貝柱です。手前ブルーのはバタフライピーで色付けしたソースで、右側のスプーンの中にはティンクの魔法の粉(金粉)入りバルサミコ。ブルーのソースに魔法の粉をふりかけるとピンクに変化する という趣向でした。お魚は鱧と茄子をミルフィーユ仕立てにしたもので、これは大変美味しかったです。ファンタジースプリングスのピーターパンエリアにオープンする迷子たちのレストラン「ルックアウト・クックアウト」の「建物外観」をイメージしてミルフィーユ状にしたそうです。付け合わせは舞茸やゴボウやカリフラワー、揚げた湯葉などで、これがいかにも「男の子たちが森の中で拾ってきそう」な木の枝や石のように見えて さまざまな物語を想像してしまいます。セミドライトマトを使った酸味のあるソースも添えてありました。左側のソースはホワイトアスパラ、黒いのは粒状のバルサミコ。付け合わせからつながるように手前に置いてあるのはカラスミで、他のものと合わせて酸味と塩味を調整しながらいただけるのも楽しかったです。お肉は牛フィレのロースト、付け合わせにはヨークシャプディング。両方ともイギリスの伝統的な家庭料理です。新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」をイメージしたとおっしゃっていたので、子供たちが空を飛んで戻るロンドンの家の食卓を表現したのでしょうかね~たっぷり添えた揚げ葱やホースラディッシュも良かったです。デザートはベリーのケーキ、ベリーのソース、ベリーのソルベ。色からして分かる通りフック船長イメージです。ケーキの白い生クリームはフック船長の帽子についている「羽」とのこと。それと同時に小菓子も出てきました。マカロンと「マゼランズ」の文字の入ったチョコレートです。私のお皿の方はなんと「羽」増量で、さらに小さなバースデープレートも添えてありました。(今月5月は私の誕生月ということで前日アンバサダーホテルでシールをくださって、日にちがまだ先なのでこっそり付けていたのですが、キャストさん達は本当に目ざといです。)マゼランズのお料理がおいしいのは以前からよ~くわかっていますけれど、今回はその上にピーターパンの物語を思い出させてくださったり 新しいエリアについての想像を巡らせて期待を感じさせてくださったり、と 非常に楽しい食事になりました。私達の世代や私達の上の世代にとっては「ピーターパン」はとても馴染み深い物語です。こんなふうにして、懐かしい物語が新しい世代の若い皆さんにも楽しんでいただけるのは嬉しいですね。ありがとうございました。食事を終えてマゼランズを出たのは14:30近くになった頃でした。それから私達はソアリンの前を通ってザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段を下り、ホテルミラコスタに向かいました。(その2 に つづく・・・)* マゼランズ の ~シェフズイマジネーション~スペシャルコース ペアリングワイン付き *・ズワイ蟹と帆立貝のガトー仕立て 《スパークリングワイン》ロータリ ブリュット ロゼ(ロータリ)・鱧のミルフィーユ風、ホワイトアスパラガスのピュレ 《白ワイン》シャルドネ(ショウ・アンド・スミス)・国産牛フィレ肉のロースト、グレイヴィーソース 《赤ワイン》ピノ・ノワール アレナリア(クロ・デ・フ)・パン・ミックスベリーケーキ、ラズベリーソルベ添え・ミニャルディーズ・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2024年4月1日~8月31日《16500》/(12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(…その2から続く)サローネ・デッラミーコを出た私達はそのまま部屋に戻ることはせず、今日のうちにもう一度“ファンタジースプリングス”ライナーに乗ろう と ホテルを出てディズニーシーステーションへ向かいました。(特別仕様のリゾートライナーの運航時間は公式サイトで調べられますからね~)さきほどチェックイン前の時間帯にファンタジースプリングス・ライナーに乗車した時は、どの車両にも写真を撮って回りたいゲストがいっぱい溢れていて 車内が物凄く混雑していて驚いたのですが、この時間(18:00過ぎ)はずいぶんと空いていてゆったり乗ることができて楽しかったです。(両パークとも夜のショーやパレードの時間が近づいて皆さんリゾートライナーに乗ってる場合じゃなかったのかもしれません。)絵本の頁を開いたような列車に乗ってゾート内をぐるぐる回り ディズニーシーステーションで下車してからは、降車ホームにあるデッキに出て 暗くなってきたパーク内ディズニーシープラザを見渡しました。時刻は19:00を少し過ぎたところ。リゾートの公式サイトによれば、4月7日からミラコスタ通り入口では 毎夜、ファンタジースプリングス グランドオープンまでのカウントダウンと称して「夜間演出」が行われているそうで、私達は前回来た時うっかり見逃してしまったので今日はぜひ見たいところなのですが…ちょっと見たところ、ライトアップはされているものの何か変わったことが行われている様子はありません。でもね。ミラコスタ通りの入口周辺にはスマートフォンを構えてずーっと留まっているゲストが大勢いるように見えますし、ホームのデッキにもカメラを構えて何かを待っているふうの方が何人もいらっしゃるのです。何分かに一回、何かやる ってことだろうか??そう思って私達もしばらく待っていたのですが、5分経っても10分経っても何も始まらないまま。そろそろホテルに戻ろうか なんて気持ちになってきた7:15頃、ミラコスタ通り入口上の照明が急に変化を始めました。タペストリーを照らしていた灯りが消え、浮かび上がってきたのは「19」の数字。あと19日 の表示です。それとともに、タペストリーに描かれたキャラクター達に順に照明が当たって行き、両側にアナとエルサやピーターパンのシルエットが出現しました。(ラプンツェルも現れたみたいですが私のいるとことからは見えませんでした。)最後は光の粉が降り注ぐようにシルエットがきらきらと輝いて。ミラコスタ通りの入口上のタペストリーはまた元のライトアップされた状態に戻りました。現在パークの閉園時間は21:00ですが、暗くなってから閉園までの間にこれを何回やるのかなあ。そんなに頻繁に(10分ごとに とか 15分ごとに とか)やるわけではないみたいなので、見られて良かったな と思いました。その後はホテルに戻り、部屋に戻る前にサローネ・デッラミーコへ立ち寄りました。ちょうどビリーヴ!が始まる寸前だったので、サローネ内は既に照明を落として入口周辺のカウンターのあるエリアとゲストのためテーブルがあるエリアを分かつ扉も閉じてしまってあったのですが、キャストさんがそーっと扉を開けてくださり中へ案内してくださいました。(ショー開催中は真っ暗になるので、ドリンクなどの提供は一時お休みです。)メディテレーニアンハーバーが見渡せるいくつかの窓辺にはそれぞれゲスト(ほぼ全て男女お二人連れ)がいらっしゃったので、私達は一番奥の「ピアッツアビュー」にあたる窓辺へ。すぐに時刻が19:30になり、ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~が始まりました。「正面からしっかり鑑賞」は何度か(前回も)させていただいているので、今夜は主に ビリーヴ!開催中のサローネ内はどんな感じになるのかなあ? それぞれの窓からは何がどんなふうに見えるのかなあ? …という純粋な興味で伺ったのですが、こちらの奥の窓からは向かい側のホテル外壁に投影される映像がたいへん鮮やかに迫ってくるように見えて 大迫力でした。こんな映像が次から次から流れるようにこちらへやってきて すぐ目の前でダイナミックに動くのですからね~ショーの中に巻き込まれていくみたいな気持ちになりましたよ。アラビアンコースト側のピアッツアビューのお部屋の窓からは ビリーヴ!はだいたいこんな感じに見えるのかな。サローネ・デッラミーコ内の照明が点灯したのはショーが完全に終了してから。20:05頃からはアルコールやソフトドリンクの提供も再開されました。私達はしばらく奥の窓辺の大きなテーブルで好き放題におしゃべりしながらお酒をいただいていましたけれど、徐々に周囲のテーブルが埋まってきたようだったので、パーク閉園が近づいて混雑してくる前に… と20:30には席を立ってサローネを出ることにしました。長い廊下を歩いて部屋に戻り着き 奥のベッドルームを覗くと、私達が部屋を開けていた間にターンダウンが終わっていて ベッドの上にはパジャマが準備されていました。パジャマの傍らには何やら小さなタオルが丸まっているように見えたので近づいてみると これはミッキー?!この他にもいろいろ、夜を迎えたお部屋には楽しい細工がされていて また嬉しいお心遣いもあったりしてちょっと感激してしまいましたよ。その後は、閉園に向かっていくパークの気配を感じながら 私達はテラスで時間を過ごすことにしました。こちらのテラスルームはパーク内からの視線を気にしなくても済むので、ビールをいただいたりおしゃべりしたり、写真を撮影したり、リラックスして自由に過ごすことができます。(あんまり声が大きいとお隣のテラスのお邪魔になるかもしれないので そこはちょっと注意が必要ですが。)夜を迎えたヴェネツィアサイドのテラスルームは昼間にも増して「おうち感」が強くなったように感じられて、本当、「このままここに何日か滞在したいなあ」って思ってしまいましたよ~やがて21:00が近づくと、パーク内には閉園予告アナウンスが流れました。真下を見下ろしてみると、ヴェネツィアの運河には小さな旅を終えて船着き場に戻ってくるゴンドラはあるものの この時間から出発する舟はもう無いようでした。リストランテ・ディ・カナレットも、店内には人の姿があってまだ営業は終わっていないようでしたけれど、人気のテラス席にはもうゲストの姿はありませんでした。21:00を過ぎて パークの閉園時刻が過ぎたことを知らせる男声アナウンスが繰り返し流れるようになっても、私達はしばらくテラスで過ごしていました。(テラスルームの場合は「テラス」がリビングルームみたいなものですから。)やがて21:30近くなってくると、宿泊者の皆さんがパークからホテルに戻っていらしたのか ヴェネツィアサイドの客室の窓におもしろいように続々と灯りが点き始めました。サローネ・デッラミーコもそろそろラストオーダーの時刻、お隣や周辺のお部屋にもそろそろ宿泊の方がお戻りになるやもしれません。では。このあたりで屋内に戻って休む支度をしようかな と、私達は夜のテラスのテーブルをいったん離れることにしました。入浴したり明日の支度をしたりする間もカーテンは閉じていたもののテラスへの窓は開け放していたので、室内にはパークのBGMがずーっと聞こえてきていました。が、その音楽も22:30に止まり(ほんとうに唐突にプツっと止まるんですよ!)、ディズニーシーのヴェネツィア地区には文字通りの静かな夜が訪れました。これがもしもポルトパラディーゾサイドのお部屋だったりしたら、―― 閉園後のハーバー水上に船か何か出てくるんじゃないか? ―― ピアッツアトポリーノで何か面白いことが始まるんじゃないか? …などといろいろ妄想が膨らんでしまってなかなか眠れないところですが(二週間前の夜がまさにそうでしたからね!)、きょう夜を過ごすのはヴェネツィアサイド。あしたもパークへ出かけるつもりはないし、朝食も遅い時間にお願いしてあるので早く休む必要もないのですが、なんだか今夜はよく眠れそうな気がします。平和で安らかなパークの気配を感じながら。おやすみなさい。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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(前日から続く)昨夜は日付が変わる前にベッドに入ることができて すぐに眠りにつきました。東京ディズニーリゾート滞在中としては珍しいことに 睡眠時間はたっぷり確保できたはずです。…と なれば?ホテルミラコスタに宿泊した朝に限ってとんでもなく早い時間に目が覚めちゃうこの私が、そんなにゆっくり遅い時間まで寝ていられるわけがありません。案の定、誰にも何にも起こされることなく自然に目が覚めたのは、4:20頃でした。さっそくテラスに出てみると、そこには美しい朝焼けに染まるテラスとヴェネツィアの街並みが。そうでした そうでした。ヴェネツィアサイドのテラスルームは東に向いているので、遮光カーテンを開けたまま休むとこの時期の早朝はベッドルームに朝陽が猛然と突進してくるのでした。でも 本日のお部屋のベッドルームは建物のかげになっているので、たぶん朝陽の直撃は無さそう。もうちょっと眠ろうかな と、私はカーテンを開けたままベッドに戻ることにしました。再び目覚めてベッドから飛び起きたのは5:30頃。太陽はすっかり昇っているはずの時刻ですが… 眩しい朝の光がベッドルームまで差し込んでくる気配はありません。テラスに出てみると、今朝の舞浜のお天気はどうやら「曇り」のようです。パーク内ヴェネツィアエリアにもまだ人影はなく、リゾートラインの軌道をいく車両もなく。各客室の中の様子まではわかりませんけれど、今日のディズニーシーのハッピーエントリー開始は8:45とのことですから、宿泊ゲストの皆さんもまだお休み中の方が多いのかもしれません。テラスの椅子に腰かけて音のない朝のパークの中にしばし身を置いたあと、私は室内に戻りました。その後はベッドに入ってみたものの流石にもう眠ることはできず、6:00過ぎには本格的に起床して支度を始めることにしました。ずーっとテラスへの扉を全開にして過ごしていたので、7:00ちょうどにパーク内BGMの音量が上がるのも感じることができましたし、朝のパーク内恒例の警報音(たぶん何かの訓練の音)もきくことができました。7:30が近づくと今度は館内廊下側からも パークへお出かけになるゲストの皆さんの低い話し声やルームサービスワゴンの行くかすかな音が 耳を澄ませば感じられるようになってきました。7:50くらいには、パーク内で何か指示を出しているような マイクを通した男性の声も聞こえました。そのどれもがホテルミラコスタで迎える朝にだけ耳にすることができる特別な音で、二週間という短い期間のうちにこんなことを二回も経験できるなんて 今年の記念日月間はなんて幸せだったのかしらん と私はあらためて思いましたよ。一緒に暮らしてきたなん十年もの間、遠慮していたわけではないけれどなんとなく自分のことは後回しにしがちで 思い通りにいかなくてもやりたいことができなくても気にしない~ と過ごしてきた私が、4月末の結婚記念日とは別にこの時期の私の誕生日も舞浜で過ごしたい と言葉にしてみるようになったのはここ数年のこと。この先もこれを毎年続けたい なんてさらさら思ってはいませんけれど、とりあえずわたしの口が滑ってこぼれ出たその言葉に 強く異議申し立てすることなく受諾してくれた夫にはちょっとだけ感謝です。さて、その夫も7時台のうちには目覚めて朝風呂を済ませ、8:00を過ぎた頃からは私達は部屋の屋外リビングであるテラスで殆どの時間を過ごしました。気付けば いつのまにか真下のヴェネツィアの運河パラッツォカナルにはゴンドリエさん達が姿を見せていました。船着場にはあとからあとからゴンドリエさんに操られた小舟がやってきてきちんと並び ゲストを迎えるための準備が着々と進んでいるようでしたよ。ところできょうの朝食。当初はベッラヴィスタラウンジでとろうと考えて遅い時間にPSをいれてあったのですが、「ポルトパラディーゾサイドのテラスルーム宿泊時は当然のように朝食はルームサービスにしてきたけれど、ヴェネツィアサイドのテラスで朝食をルームサービスにしたことって今まで一回もないよね~」という話になり、二週間前の朝食がやはりベッラヴィスタラウンジだったこともあり、今回はルームサービスにしてみることにしました。朝食をルームサービス指定することは 今はまだチェックイン手続きの際にしかできないので(近いうちに予約購入サイト経由でできるようになるらしいですが)、夫が昨日サローネ・デッラミーコでキャストさんにお話してベッラヴィスタラウンジの予約をキャンセルしていただき、その上でルームサービスの時間を9時過ぎに指定して手配をお願いしてありました。なのでキャストさんがルームサービスワゴンを押してこのお部屋に入って来られるよう荷物はざっとまとめて部屋の中を片付けて、9:00になるのをテラスで待つことにしました。(皆さんご存じだと思いますが、テラスルームの屋内部分は面積の割に調度品が多く置かれているので意外と狭く、動線も限られるのですよね。)そうこうするうちに、時刻は8:45。ハッピーエントリーも始まって、ヴェネツィアの運河にもゲストがやってくるかしら?そう思ってしばらくパーク内を見下ろしていましたが、たま~にヴェネツィアに姿を現すゲストは皆、運河の脇を通り抜けてアメリカンウォーターフロント方面へと進んでいらっしゃるようでした。(トイストーリーマニアへ向かわれるのでしょうかね~)ゴンドラの運航は一般開園時刻からと決まっていますから、ゴンドリエさん達のお仕事開始もきょうは9:00です。8:55頃には ゴンドリエさん達はイル・ゴンドリエーレ周辺に集合して、ホテルミラコスタの部屋に向かって盛んに「ボンジョルノ!」と手を振ってくださっていましたよ。そして 9:00になる1分ほど前でしょうか。きょうの朝一番のゴンドラのゲストは三世代ファミリーだったようで、ゴンドリエさんの案内で小さな階段橋をゆっくり渡って乗り場へ向かっていき、貸切状態で運河へ漕ぎ出していきました。その後 テラスの手すりに身体を寄せて、ひとくみ ふたくみ と訪れるゲストを数えていたら、部屋の中でチャイムが鳴りました。朝食です!(ドアチャイムはホテルミラコスタでは スイートルーム、ハーバールーム、テラスルームのみに設置されています。特別感があっていいですよね!)さっそく夫がキャストさんを部屋の中へお迎えし、ワゴンのお料理をテラスにセットしてくださるようお願いしました。「今朝はテラスで召し上がるにはちょうどよいお天気ですね~」とキャストさん。―― そうですよね~ここは東向きだからお天気が良すぎちゃうと陽射しが強くて大変ですものね~ほんと、今朝はほどよい曇り空でよかったです。これが快晴だったりしたら、私なんかは朝ご飯食べるのに帽子と日傘が必要になっちゃいますからね。朝食の準備を終えるとまず キャストさんは内容の確認をしつつ説明をしてくださいました。そしてテラスでの写真撮影をお手伝いしてくださり、それが終わるととびっきり爽やかな笑顔を残して去って行かれました。テラスで朝食の際には「鳥がやってくるのでお気をつけください」と毎度教えてくださいますが(実際わたしたちも過去に遭遇したこともありますが)、今朝の私達のテラスには まだ生まれたばかりで人間がいかに危険な生き物か知らないような小さなやせっぽちの雀が一羽やってきたのみで、平和な朝ご飯でした。(きょうのパンはクロワッサン、ミッキー型ミルクパン、チョコデニッシュの三種でした。)(オムレツにミッキー描いてみました。)(↑こういうこと、大人なので人目があるところでは絶対やらないけれど、ルームサービスの時はやっぱりやっちゃいます。)朝食後はテーブルを片付けてワゴンを廊下に出し、再び私達はテラスで時間を過ごしました。10:00前ごろ、パーク開園から一時間が経ったゴンドラ乗り場あたり。ファンタジースプリングス・ライナーが行くのも何回も見ることができました。テラスのテーブルで新聞を読んだりノートPCを広げたり コーヒーをいただいたり と、自宅での休日午前中と同じように寛いで過ごし、記念写真もたくさん撮影し、時刻は11:30過ぎ。私達はようやく部屋を出る準備をして、荷物を部屋に置いたまま出発する連絡をしました。(最近はこのお願いはテレビ画面からできるのですが、夫はサービスホットラインに電話していました。)そして11:50ころに ヴェネツィアの街を見下ろすテラスのあるお部屋をあとにしました。(テラスにあった生花は持ち帰り用の紙袋にぴったり収まってなんだか可愛らしかったです。)(こちらのお花ももちろん、荷物と一緒に帰る時まで預かっていただきました。)そのあとはサローネ・デッラミーコに行ってチェックアウトの手続きをしました。ホテルミラコスタでも現在は チェックアウトの際の精算も荷物を預けるための手配も客室内のテレビ画面からできるようになっているのですが、今回のお部屋はサローネと同じ5階だったので、夫は、――部屋を出てエレベーターまで行く途中で絶対にサローネの前を通るんだから わざわざテレビのリモコン操作して部屋でちまちまやらなくてもサローネでキャストさんにお願いすればいいじゃん?…と思ったようです。チェックインからチェックアウトまで、様々な手続きを対面や電話でなく殆どオンライン上でできてしまうようになったのは私達ゲストにとってとても便利でありがたいことですし、運営する側としても人の手も時間も削減することができてきっと助かることなのだと思います。最近は外国からのお客様もずいぶん増えているので、行き違いなく対応するためにも必要なことなのかもしれません。なので私は、新しい便利な制度はどんどん利用すればいい そのほうが翻ってみんなのためになる、と思うのですが。今も昔も人と話すのがどちらかと言えば好きな夫は、この省人化省力化の流れに素直にのることにやや抵抗があるようです。おそらく、事務的なことに関してなら夫だって省くことにまったく異論はないでしょうが、 ここ舞浜のパーク&ホテルで っていうところに何かすっきりしないものを感じているのでしょうね。ここはただのハコもの遊園地ではないと確信した、パーク開園当初リゾート創業当初のあの価値観がひっくり返るような驚きを、私達はいまだに忘れられないのかもしれません。でも時代は進み、パークやホテルに新しくやってくるようになった人たちの中には、できれば他人との接触や対話のような面倒くさいことは避けたい、システムを駆使して自分の利益さえ確保されればそれで満足、と思う方々も増えているのでしょう。訪れる側にもそこで働く側にもそんな感覚を持つ方々が増えてその割合が高まれば、いまを生きる私達はここ舞浜のパーク&ホテルの変化の潮流に逆らうわけにはいかない と私は思うのです。――まあそんな考えても仕方のないことはいったん頭の隅に追いやって。今回の滞在では訪れるのはこれが最後となるサローネ・デッラミーコはあいかわらず穏やかで いつまででも居たくなるような空間でした。新しくオープンするファンタジースプリングス人気の過熱にともなってホテルの予約も日に日に困難になっていっているので、次にいつサローネにお邪魔できるのか 果たして来年のこの時期も来られるのか、それは何とも言えませんけれど。でも ぜひぜひまた伺いたいと心から思いました。ありがとうございました。サローネを出た後は、PSを入れていた昼食の時間まで少しお散歩して時間を過ごそうと考えて、エレベーターに乗ってロビーに下りました。(その2 に つづく・・・)(ホテルミラコスタのエントランスはやっぱり素敵です)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 19, 2024
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4月の終わりごろにある結婚記念日を祝うために 今年もオチェーアノのコースに出かけてきました。とはいえ、きょうはまだ月も半ばの14日。「一足早く」というにはちょっと早すぎるようにも思えますが、如何せん最近はホテルミラコスタのテーブルサービスのお店は席の確保をするのもなかなか思い通りに行きませんからね~ いろいろ繰り合わせてこのタイミングになったというわけです。ふたりして電車に乗って舞浜に着いたのは16:00ごろ。イクスピアリのエントリープラザに掲げられた ディズニーシー新エリア「ファンタジースプリングス」の6月6日オープンを告知する垂れ幕を仰ぎ見ながらリゾートゲートウェイステーションを目指し、リゾートラインに乗ってホテルミラコスタへと向かいました。まだ春休みの名残なのかけっこう混雑するリゾートライナーをディズニーシーステーションで降りたのは16:30くらい。降車側ホームのデッキから眺めるパーク内ディズニーシープラザも日曜の夕方にしては意外に賑やかな様子で 少し驚きました。目を凝らしてみると、ミラコスタ通り入口には 6月30日まで開催されるというイベント「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」のデコレーションが施されていました。そういえば…前回ピクニックエリアにお花見に来た時、ファンタジースプリングスのフォトロケーションがシーステーションのノース側に設置されていることを夫に教えてあげるのを忘れちゃったなー ということを思い出し、ここでちょっと夫を引っ張ってフォトロケーションを見に。その後、二週間前には大島桜の花々が美しかったピクニックエリアへと行ってみました。花も終わってすっかり青い葉っぱばかりになったか と思いきや。よーく見ると ところどころにまだ咲いている花が隠れていて可愛らしかったですよ~大島桜は花の咲き始めからほどなくして若緑色の葉も出てくるので、葉桜を楽しめる期間が長いのかもしれませんね。ホテルミラコスタに入館すると 当然ですが40周年のタペストリーはもうどこにもなくなっていて、ゆったりと時空を旅するようなロビーは端正な様子に戻っていました。17:00を過ぎ、お約束の時間も近づいてきたので私達はふたりそろってオチェーアノの店頭へ。少しだけウェイティングエリアで待たせていただいて、奥のコースの部屋に通していただきました。案内していただいた席からは、幸運なことに本日もプロメテウス火山が(ちょこっとだけ だけど)見えていました。キャストさんが手渡してくださったメニューを眺める間もなくプレシャスセレブレーションセット用の写真撮影タイムに突入し、写真撮影終了後 ようやく本日のお食事内容が決定。きょうは最後にお祝いのケーキが控えているのはわかっているのでお料理は少しだけ皿数の少ない「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”ディナーコース」の方にすることにし、夫用にはシャンパン「二コラフィアット」のグラスを、私用には一杯目が夫と同じの二コラフィアットだというグラスワインセット(通称ミラコスタカルテット)をお願いして、お祝いを始めました。メモ:本日のグラスワインセット シャンパーニュ 「二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」 白 「ファミーユ・ヒューゲル・リースリング・クラシック」 白 「ラ・ラストラ・ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニーニャ」 赤 「カ・オロロジオ・カラオーネ」以下、お料理の記録をしておきますね。お祝いの日にオチェーアノのコースにお邪魔するといつも あまりに嬉しくて楽しくて浮かれてしまい、せっかくキャストさんに教えていただいたことも覚えていなくて 曖昧になってしまうのですけれど。――さて、最初にテーブルにやって来たのは冷たい前菜。オマール海老でこしらえたオモニエール(巾着袋の意)がフルーツトマトのガスパチョに浸っている美しいお皿です。贅沢にオマール海老を使った巾着の中身は甘えびやバジル、キュウリなど。上にはビーツやイエロービーツの細切りが散らしてあって彩りもきれいです。左上部には紫のエディブルフラワーとオリーブとマイクロバジルがヴィンコットソースとともに添えられていてなんだかちょっと藤の花のように見えて 春の到来を感じさせます。いや~ 一品目から美味しいねえ~ と、思わずため息が出ちゃいました。次が温かい前菜。鴨肉のコンフィとパルメザンチーズの焼きリゾット。鴨のコンフィの上にはマイクロアマランサスなど何種類ものハーブの新芽がのせてあり、これも「春」の表現のひとつでしょうか。鴨の下にはリゾット、周りのフォームはコンソメや鴨の出汁やシナモンなどのソース(エピスジンジャーソース?)で作られているとのこと。手前にライン状にしたコリアンダーパウダーが添えてあるので、それもあってかややエスニックな印象でした。お魚料理は、帆立貝柱とイサキのポワレにたっぷり春野菜のサラダ。春の野のようなサラダが盛り付けられたお皿に「わあ~きれい~…」と感動していると、キャストさんが「仕上げがありますので少々お待ちを」と。(前回の冬のメニューの時もテーブルで柚子をすりおろしてくださいましたよね?)今回はテーブルでそれぞれのお皿にレモンをすりおろしてくださって、メイン一つ目のお魚のお皿が完成しました。ポワレした帆立貝柱とイサキの下には豆苗のようなスプラウト野菜が敷いてあり、アンチョビやニンニクで作ったアンショワイヤードソースが大胆に添えられています。サラダはうるいやアスパラなどの春野菜、貝割れや火をいれたミニトマト、モッツァレラチーズ?など。盛り付けに使われているこのブルーのグラデーションのお皿(食器)は最近よく登場しますが、まるで徐々に深くなっていく海のような色合いで 奥に進むにつれてお店の内装が深海に近くなっていく「オチェーアノ」というこのお店そのもののように感じられて 私はなーんかとっても好きなんですよね~~……と ここまでお料理をいただいて、外は少し暗くなってきたかなー とふと窓を見やると、ハーバーにはいつの間にか「ビリーヴ!」のショーのための大きな機材が登場してきていました。(えっ?もうそんな時間? 楽しいと、時間はあっという間に経っちゃうんですねえ。)デザート前の最後のお料理は、牛フィレ肉のローストに これまた春の野菜が賑やかな楽しいお皿。お肉に添えられている野菜は そら豆やラディッシュや蕪、ししとう、舞茸などバラエティに富んでいて楽しいです。(その上ひとつひとつ小さいのにみんなちゃんと美味しいし、すごい。)手前にはグリーンマスタードのソース、下には人参ピュレのソース、全体に散っているのはパン粉です。お肉の向こう側のクリーム色のは牛肉とズッキーニを煮込んだものをオランデーズソースで纏めたグラタンで、上にはグリーンがまるで生えているように飾られていてちょっとした「春の小山」のようにも「新芽が出た切り株」のようにも見え…――となると、このお皿は春の野原なのか? 誰かここで遊んだ後なのか? パン粉は小さな動物が散らかした土なのか? …などといろいろ考えてしまいましたよ~そして デザート。「Come Find Spring!」のプレートを見てやっと私は納得。そうだった。今回のコースはダッフィーとそのお友達と一緒に「春を見つけにいこう!」っていうのがテーマだった...(だからそのテーマに従って 最初から最後まで春野菜やスプラウトなどがふんだんに使われていたのかもしれないなー なんて思いました。)可愛らしいデザートは、花が咲き蝶が舞う春の花壇で遊ぶダッフィーを表現したのでしょうか。花壇はチョコクッキーやライムのシブースト、アプリコットジェラートやフレッシュフルーツでできています。マイクロアマランサスやエディブルフラワーも使われていましたよ。最後までお見事!雪が解けてあちこちから新芽が萌え出る春のような、これからの新しい一年を思ってあふれる期待と希望で胸がちょっと高鳴るような 賑やかで楽しいディナーコースでした。19:15からの「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」の時はテラスに出ました。キャラクター達の乗っている船は照明が明るいのでその姿も結構よく見えますね~ショーが始まってから一年半ほど経ち最近ようやく全体の流れがわかってきて、エルサの変身シーンも見逃さなくなりました。ミッキー&ミッキーのご両人は最後にちょっとだけ登場です。ショーが終わって室内の席に戻ると間もなく、プレシャスセレブレーションセットのケーキがやってきました。前回(夫の誕生祝いの際)はまだ40周年期間中でしたので「40」のプレートでしたけれど、きょうはミラコスタの「М」です。ホテルミラコスタを特別な場所だと感じている者にとってはちょっと嬉しいです。テーブルにはメッセージを添えたミッキーナプキンと、帰り際には始めに撮っていただいた写真も届きました。こちらのお祝いのセットも7月からは内容と価格が変わるそうですよ。(フォト&フレームは6月末までの提供とのこと。)コーヒーをたくさんいただいた後、今年も無事に結婚記念日のお祝いを終えた私達はサービスしてくださったキャストさん達とオチェーアノとホテルミラコスタに心から感謝し、大満足でテーブルを離れました。毎年結婚記念日のシーズンを迎えてお祝いをすると、不思議ですけれど私は「またこれから新しい一年が始まるぞ~ ふたりでまた一年歩んで行こう」という清々しい気持ちになるのです。私達の記念日が4月の年度始まりの時期に重なっているせいかもしれませんけれど、でも 今日は私的なお祝いと共に 始まりの季節~「春」を強く意識するようなコース料理を美味しく楽しくいただくことができて本当に良かったと思います。そして気づいたら、東京ディズニーリゾートさんも明日4月15日は開業記念日、明日から舞浜の地でもまた新しい一年が始まるのですよね。特に今年はディズニーシーも新しい「始まり」を迎えることが決まっているので、あちらにもこちらにも、どなたの心の中にも新しい希望と期待の芽が生まれていることでしょう。小さな新芽が順調に育って 6月のその時にはどうか美しい青葉となって繁っていますように。自分たちの明日からの暮らしが平穏であることももちろん祈りたいですが、いつものことながら この地の未来の安寧もささやかですけれどお祈りしたいものだ と思いつつ、4月14日の夜 私は帰路についたのでした。(ブッフェカウンターの飾りを眺めながら帰りました)(カウンターに並ぶお料理があまりに彩り豊かできれいだったので、期間中にブッフェの方にもお邪魔してみたいなあ… と思ってしまいました)* オチェーアノ の “ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”ディナーコース *・オマール海老のオモニエールとフルーツトマトのガスパチョ リグーリア産オリーブオイルとヴィンコット・鴨もも肉のコンフィ パルメザンチーズの焼きリゾット エピスジンジャーソース・帆立貝とイサキのポワレ アンショワイヤードソース・牛フィレ肉のロースト オックステールとズッキーニのグラタン マスタードディップ・ライムシブースト アプリコットジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・2024年4月1日~6月30日(13000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 14, 2024
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(前日から続く)まだ暗い部屋の中で ふと目覚めたのは4:00過ぎのことでした。頭は殆ど眠っていましたが、 目が覚めちゃったんだもの外の様子を見なきゃ… という、ホテルミラコスタ宿泊時のみ発動する謎の本能に突き動かされ、私はバルコニーに出ました。と、パーク内の街角の照明はまだ点いたまま。夜明け前のピアッツアトポリーノには 路面を洗い流すようなかすかな水音が聞こえていました。――もうちょっと明るくなるまで眠ろうそう思ってベッドに戻り、寝過ごしてしまわないようアラームをセットして 私は目を閉じました。次に目が覚めたのはちょうど一時間後の5:00過ぎ頃。開けた窓からは鳥の声がきこえてきていました。カーテンを開けたままにしてあったので、空が薄赤くなってきたことはベッドにいてもよくわかりました。一時間前までは点いていることがはっきりわかったパーク内の照明や街灯のあかりも もう感じられません。消灯したのかな?おそるおそるバルコニーに出て手すり際まで行くと、ハーバーの水面にはなんとなくですが「逆さプロメテウス火山」が映っていました。水上に船も何も出ていない状態で 無風で波がない時でないと見ることができない 逆さプロメテウス。きょうのお部屋は3階なのでややわかりにくいですが、早起きしたおかげで見ることができました。(パークが活動を始めてしまうと見ることはできませんからね!)5:20を過ぎるとプロメテウス火山には朝陽が直接当たるようになり、水域一帯はオレンジ色に染まり始めました。ホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイドで迎える朝はいつも、ぼーーっと景色ばっかり眺めているうちに あっという間に時間が経っていってしまいます。――そろそろ着替えなくては。きょうはパークに出かける予定はありませんが、とりあえず部屋の外に堂々と出られるくらいに身支度を整えないとね と思い、私は室内に戻ることにしました。シフォンのカーテンだけは閉じていたものの身支度する間も窓は全開にしていたので、バルコニーの向こうからは早朝のいろいろな「音」が室内にまで飛び込んできました。5:40頃には、パークの奥からなのかパークの外からなのかわかりませんでしたが マイクを通した男声の声が微かに聞こえてきました。6:00になると、窓の外では お馴染みのメディテレーニアンハーバーBGMがごくごく小さな音で流れ始めました。6:20くらいになると廊下側からも 朝食レストランやパークへお出かけになるのでしょうか、声を潜めてゲストが通って行く気配も感じられるようになってきました。(今回のお部屋はエレベーターホールに近かったのでね~)パーク側のほうからも何やら気配を感じたので外に出てみると、お隣にずらーっと並んでいるバルコニーにお子さんたちが出ていらっしゃって 手すりの間から小さな手を伸ばすようにしてパークに向かっていっしょうけんめい振っていらっしゃいます。 みると、手を振るその先にはピアッツアトポリーノを横切っていく私服のキャストさんの姿が。まだ6:30前ですけれど、もうご出勤なのですねえ。陽が当たり始めたピアッツアトポリーノにはこのあともキャストさんがぽつりぽつりと現れて、それぞれの仕事場へと向かっていらっしゃいましたよ。7:00ちょうどには パーク内に流れるBGMのボリュームがぐんと上がりました。バルコニーから見下ろすと、部屋の真下のグッズを販売するワゴンにも レストランのテラス席にも、開店準備をするキャストさん達の姿が見えました。私達が普段パーク内でお世話になっている見慣れた制服姿のキャストさんも 続々と広場を横切って出勤していらっしゃるようでした。もうこうなってくると、パーク内にはゲストの姿がないだけで 迎えてくださるキャストさん達にとっては完全に「きょうの一日」が始まっている状態なのでしょうね~まだ寝ている我が夫にもそろそろ「きょうの一日」を始めていただかないとねえ。…と思っていたら、7:20頃、鳴り出したモーニングコールを受けて夫は機嫌よく目覚め、バスルームへと向かっていきました。さすがホテルミラコスタの朝、いつになくお目覚めも佳ろしいようで 幸先の良いことです。さて、本日のディズニーシー。一般の開園時刻は8:45、ハッピーエントリー開始はそれより15分早い8:30です。朝食は遅い時間にPSを入れてあったので、私達は開園風景をバルコニーから見届けてからベッラヴィスタラウンジに向かえば間に合いそうです。なので、身支度を終えた夫と窓辺でのんびりコーヒーを飲んでいたのですが、――ハッピーエントリー開始が8:30 ってことは、8:25過ぎたらキャラクター達がエントランスからピアッツアトポリーノに戻ってくるんじゃないのー??昨日の朝のパーク開園時のことを思い出してそんな話になり、私達はにわかに カメラは?スマートフォンは?充電は? と慌ただしく準備をして8:20くらいからはバルコニーに出て過ごすこととなりました。(お隣に並ぶ部屋の皆さんも考えることは同じ、ハッピーエントリー開始時刻が近づくとバルコニーに出ていらっしゃる方多数でした。)朝の太陽が上りきり、すっかり日向になったホテル前広場ピアッツアトポリーノ。ハーバー水上にはヴェネツィアンゴンドラが 運河を離れてプロメテウス火山の前まで漕ぎ出して、試験運航なのでしょうか はたまた操作練習なのでしょうかね~ポンテヴェッキオに目を遣ると、赤いハドソンリバーブリッジの向こうの水平線には大きな白い船が浮かんでいます。昨日も一昨日も良いお天気だったけれど、今朝もまた素晴らしいお天気です。今年の記念日宿泊は本当に晴天に恵まれて、青い空ばかり見ている気がします。三日間も舞浜に滞在していてずーっと雨が降らないなんて珍しいことだし たいへんありがたいことですよね。やがて8:25頃になると、ピアッツアトポリーノには制服姿のキャストさん達がやってきました。ん? いよいよか?…と思っていると、8:28頃、ミラコスタ通りから最初に元気に飛び出してきたのはチップとデール。続いてミッキーとミニー、ドナルドが ホテルミラコスタの客室をふり仰ぎ 手を振りながら姿を現しました。ピアッツアトポリーノを囲むように建つホテルミラコスタの客室の窓にも テラスにも、彼らに向かってさかんにアピールするゲストの姿があったようで、ミッキーやミニーはその一組一組に気付いては手を振り返してくれていました。バルコニールームにも もちろん、ご挨拶をしてくれましたよ!そして8:30、ハッピーエントリー開始時刻になると、みんな並んでスタンバイ。一番にやってくるゲストを待ち受けるように身構えているミッキー。バルコニーから見ていた限りでは、(彼らのお出迎えに気付かないのか気付いているのかわかりませんが)ここでせっかくキャラクター達が待ち受けていてくれるにもかかわらず脇をすり抜けるようにして人気アトラクションに一目散に向かうゲストが意外にもとても多くて、今朝一番最初にミッキーのもとにゲストがやってきたのは ハッピーエントリーが始まって1分が過ぎた8:31のことでした。ハッピーエントリーのゲストだけが経験できるこの朝のグリーティングはこのあと10分間ほど続き、8:41にはエンポーリオの前で皆さんにお別れ、一般ゲストのお出迎えをするためにミッキーとミニーは仲良く手をつないで広場から去っていきました。最後の最後に仲の良いところを周囲のゲストに見せつけるご両人。今日のディズニーシーも平和です。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2024
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(…その1から続く)ディズニーシーのパークが一般開園時刻を迎え、ハッピーエントリー開始の時とは桁違いの数のゲストがピアッツアトポリーノに流入してくるのを見届けてから、私達は部屋を出て スペチアーレルーム&スイート宿泊特典の朝食会場となっているベッラヴィスタ・ラウンジに向かいました。エレベーターを経てものの数分もかからぬうちに店頭に到着して名前を告げると、すぐにテーブルまで案内していただくことができました。さて。ベッラヴィスタラウンジの朝食ブッフェは昨年6月からガラッと内容が変わったということで、席に着くと今朝はキャストさんから大変ていねいな説明がありました。以前の朝食ブッフェとの一番の違いは、メニューが「自分で作るサラダ中心」になったということ。店内中央にそのサラダカウンターがあり、ベースとなる様々な野菜やきのこ類の他、トッピングになるような海藻や魚介類やチキンやコールドミート、チーズやカポナータやオリーブ、フルーツなどが用意されていました。ドレッシング数種類の他に良質なオリーブオイルや塩や香辛料なども置かれていて、いかにも「イタリアの朝食」といった感じです。もちろん、以前よりは種類は減ったものの 前菜のようなものや卵料理、ブイヤベースのような具だくさんのスープなどもパンやヨーグルトやジュース類と一緒にバーカウンターの方に並べられていました。デザートの用意もありましたよ。そしてそして、朝食ブッフェとは別に料金を支払うことにはなりますが、スパークリングワインや赤白のワインも注文できるようになりました。(朝から! ですよ!)好きなように盛り付けた私のお皿。朝食というよりはランチの前菜の魚介マリネサラダみたいになりました。なので当然 スパークリングワイン(フランチャコルタ)もお願いしてみましたよ~(!)実は、ベッラヴィスタ・ラウンジで朝食をとる際 いつも「このお店のこの朝食内容なら絶対スパークリングワインが合うのになあ…」と心の中で密かに思っていたので、長年の夢が叶って個人的にはとっても嬉しかったです。ゲストも少なくゆったりとしたベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食を終え、部屋に戻ったのは10:30頃でした。それから私達はバルコニーに出て、ホテルミラコスタ宿泊時恒例の「部屋での記念撮影」をしました。見上げれば どこまでも青い空。お天気が良すぎてついつい笑っちゃうほどです。気温もこの時期としては高いんじゃないかな? 今日の舞浜は完全に「初夏」の気候のように感じられました。(ガラス窓にプロメテウス火山と青空が映っていましたよ!)バルコニーで、室内の窓辺で、と時間をかけて何パターンもの写真撮影をした後は、カーテンも窓も開け放したまま そよぐ風や室内に流れ込んでくるパークの音楽を楽しみながら部屋の中を片付けつつ荷物を整えました。そうして最後にもう一度 バルコニー越しのパークを眺めながらコーヒーをいただいて、私達は部屋を出ました。 11:50頃のことでした。荷物を部屋に置いたまま出発する手配はしたもののチェックアウトの手続きはまだしていなかったので、私達はそれから5階のサローネ・デッラミーコへ。(現在はホテルミラコスタでも レセプションやサローネに立ち寄らなくても部屋で出発前にクレジットカード精算することが可能になっているのですが、「いや、わざわざ画面通してやらなくてもサローネすぐそこなんだから行って精算すればいいじゃん! サローネ行きたいし!急いでないし!」と夫が言うもので。ごもっともと言えば ごもっとも なのですけどね。)間もなく12:00になろうかというサローネ・デッラミーコ内は、チェックアウト手続きするゲストよりもむしろ休憩しがてらプリチェックインに訪れたゲストの方が目立つような状況で 大変静かで落ち着いて過ごすことができましたよ。その後の私達はいったんディズニーシー&ホテルミラコスタを離れ、お買い物と用事を済ませるためにイクスピアリへと向かいました。再びホテルミラコスタに戻ってきたのは13:40くらい。ホテルエントランスへと続く見慣れたこの坂も、お天気の良いきょうの青空の下では光の加減も影の出方もいつも私達が通りかかる朝の時間帯とは違っていて何か新鮮でした。ホテルに入館した後は、お昼ごはんのためにシルクロードガーデンへ行きました。お昼ごはん って言っても、さきほど10:30まで朝ご飯食べていたのであんまり空腹にはなっていないのだけれど。(私はスパークリングワインまでいただいちゃったしね!)でも、最近めっきり席が確保しづらくなってしまったシルクロードガーデンなので、行けることになったら行っておかないと後悔しそうですからね~公式サイトによれば現在シルクロードガーデンで提供しているランチメニューは「コース」っていうよりなんだか飲茶っぽいみたいだし、それならコースより軽いだろうし、そんなにお腹空いてなくてもきっと美味しくいただけるよ!…と思っていた私達。入店後メニューを眺めて、その「飲茶っぽい」と思っていたスペシャルメニュー、「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”カントニーズランチ」というのを注文したのですが。これがまあ、ボリュームがあるうえにいつものコースとちょっと勝手が違い、もー大変~ でした。注文を済ませると可愛らしいトレイがセットされ、そのあとすぐに人数分の前菜盛りプレートがドドーンとテーブルにやってきました。この細長い前菜のお皿、内容としては…小さな丸いお皿のが焼売、花椒ソース。四角いお皿が自家製叉焼、紫キャベツの甘酢漬けとシナモン風味のお豆。足のついたグラスの中身はイタヤ貝とお豆腐、紹興酒のジュレ添え。背の低い透明の器の中は季節野菜(スナップエンドウ、長芋、筍など)を青さ海苔ソースで和えたもの、上にとびっこをトッピング。「どうぞお召し上がりください。このあとお料理もお持ちします。」とキャストさんがおっしゃるので まずは前菜からね~ と食べ始めようとしたところ、2~3分後くらいには温かいお料理までテーブルにやってきてしまいました。せいろに入った花巻も。シルクロードガーデン定番のお料理が三種。「海老のチリソース」「大山鶏の蒸し物、ナンプラー葱ソース」「真鯛と帆立貝柱と季節野菜(本日は黄パプリカ、エリンギ、紅大根など)の炒め」。「こちらでお料理は全てです」とキャストさん。できあがったテーブルの まあ豪華で賑やかなこと。これで二人分。あとから出てきた温かいお料理は一皿一皿(一人前)が少量に見えますけれど、以前のランチコースで提供されていたお料理一人前よりも量は多いんじゃないかと思います。さらに、花巻は「おかわり自由」だというのですからね~かなりのボリュームだということがおわかりいただけるでしょうか。いやあ。そんなに空腹でなかったせいもありますし私達がもう若くないせいもあると思うのですが、正直なところ テーブルいっぱいに並べられたお料理を見ただけで視覚的に「おなかいっぱい」になってしまって、ちょっと戸惑ってしまいました。あとですね、こんな調子ですから中高年の私達は食べ進むのに時間がかかってしまい 前菜を食べ終えて温かいお料理に手を付ける頃にはすっかり冷めてしまっていて、せっかくのシルクロードガーデンのできたてのお料理を一番良い状態で楽しむことができず、少し残念に思いました。いつものようなコースだったら時間をおいて一皿ずつ 出来たてのものを少しずつテーブルまで持ってきていただけるので、量が多くても空腹でなくても合間におしゃべりなどしているうちに結構食べられるのですけれどね~今回のメニューもせめて「前菜」と「お料理」の提供の間を10分程度あけて提供してくださったら、温かいお料理の良さをもう少し味わえたかな と思います。(でも、全てのお皿をテーブルに並べて「じゃじゃ~~ん!」と披露するのが今回のメニューのコンセプトかもしれないので、注文してしまったゲスト側としては何も言えないのですけれど。)まあ、ひとつひとつ持ってこられるコース料理よりもこんな感じで一気に全部持ってきてくれた方がいい という方もきっといらっしゃるでしょうし、人の好みはいろいろですからね。今はきっと試行錯誤の時、メニューだけでなくシルクロードガーデンというお店の在り方そのものもいろいろ試している時期で、今後きっと何かしらの変化があるのかもしれませんね。と。まるで全部食べ終わっちゃったみたいに締めちゃいましたけど、このランチにはちゃんとデザートもあったのです。可愛らしいデザートプレート。左の丸いのはイースターの卵に見立てたマンゴーとジャスミン茶のソルベ。右のはオレンジムースに八角風味のジュレ、フレッシュフルーツ。ソースは蜂蜜レモンソースとのこと。春を見つけにやってきた(エッグハントかな?)ダッフィーとお友達もお砂糖菓子になって登場です。「カム・ファインド・スプリング」というランチメニューのタイトルを一身に背負っているかのようなデザートでした。とにかく想像以上におなか一杯になって、お店を出たのは15:20過ぎ頃でした。シルクロードガーデン入店からここまで一時間半も経っていません。以前のようにシルクロードガーデンのランチタイムがコース主体だったら、とてもとてもこんな短時間ではお食事を終えてお店を出ることはなかったでしょうから、今回のような提供方法は「ゲストの回転を良くする」という目的もあるのでしょうね~ きっと。ホテル開業から今年で丸23年。携わる人が入れ替わればお店だってホテルだって変わっていく。―― 時間の流れは止まらない 止められない。ここ舞浜ではホテルミラコスタ自身すらも時空を旅する大きな船だってことを 忘れちゃあいけないのよねー… ロビーに出て、ミッキーの乗る帆船と天井画を仰いで、そんなことをあらためて私は実感してしまったのでした。ベルデスクに行って荷物を用意していただき、車に積み込むお手伝いをしていただいて、私達がホテルミラコスタの正面玄関から旅立ったのはまだ16:00になる前のことでした。大型連休中の しかもチェックインタイムに重なる時間。ロビーからエントランスにかけて今日この時間のミラコスタはなんだか慌ただしい様子で、いつもの去り際のような感傷的な気分に浸る間もなく、私達は珍しくあっさりと舞浜の丘の上のホテルをあとにしました。私達の結婚記念日に絡めての舞浜滞在は今年は二泊三日、それも二泊とも今まで宿泊したことのないタイプのお部屋となりました。(「未体験」のことってまだまだ際限なくあるものです。)いつもならキャンセル期限直前になって「ゴールデンウィーク中で宿泊料金も割高だし、前泊はやっぱりもったいないかな~」と悩んだりするところですが、今回はほぼ迷うことなくそれも決行。レストランも 宿泊者特典枠も利用してS.S.コロンビア・ダイニングルームとマゼランズの両方、内容が新しくなったベッラヴィスタラウンジの朝食に加えてシルクロードガーデンまで、「かなり豪勢になっちゃうけど行けたらいいな」と思って多めに予約していたお店には結局全部いくことができました。それもこれも、今までだったら「予約できているけど全部は贅沢すぎるからひとつにしよう。残りはまた次の機会でいいよね?」と考えたであろうことも、最近はうっすら「次はもう無いかもしれないから いま機会を得られたんだったらいま行っておこう」と考えるようになってきたからです。10年前、20年前には思いも及ばなかったことだけれど、年齢を重ねるとこういう心境の変化が起こるものなんですねえ。そして年齢を重ねても 健康不安を抱えるようになっても、もう少しの間はマイペースで舞浜を訪ねたい。年に数回くらいはパークも楽しみたいし、起ころうとしている新しい変化も見てみたいと思ってしまうのです。ありがたいことに ここ最近の舞浜には、だんだん無理ができなくなってきた私達のような年代の者でもなんとか楽しめるように助けてくれるプランやシステムが続々と登場してきています。そんなものの恩恵も受けながら近いうちにまたこの舞浜の地に戻ってこよう 必ず。控えめながらも貪欲な私は、また今日もそんなことをひとりこっそり考えながら 家に帰ったのでした。(おしまい)** シルクロードガーデン の “ダッフィー&フレンズの カム・ファインド・スプリング!” カントニーズランチ **・前菜・中国蒸しパン・海老のチリソース・真鯛と帆立貝の炒め・大山鶏のスチーム 葱とナンプラーソース・八角香るオレンジムース マンゴージャスミンティーソルベ ・・・・・・・・・2024年4月1日~6月30日(7000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2024
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大型連休中の舞浜をあとにしてから二週間後の土曜日。私達はふたたび ホテルミラコスタの正面玄関へと戻ってきました。車寄せで待ち受けてくださっていた元気なドアサービスキャストさんに荷物を預かっていただいのは10:30過ぎ頃。到着する車の波も落ち着いて朝の慌ただしさもひと段落といった時間帯だったからでしょうか、こちらから何も告げないうちに ぜーんぶお任せしちゃってください!! といわんばかりの打てば響くような手際の良さで、その頼もしい笑顔に私は久しぶりに清々しい気持ちになりましたよ。ロビーに足を踏み入れ仰ぎ見るのは、前回舞浜を去る時に見たのと同じ天井画。あれからもう二週間も経ったとは。月日が経つのは早いものです。さて。本日ホテルミラコスタにやってきた目的は 5月後半にある私の誕生日祝いのため。物のプレゼントは何もいらないから… という 昨年同時期のディズニーランドホテル泊と同じような顛末を辿った結果です。でも、――あれあれ~? それってたった二週間前に結婚記念日と一緒に祝いませんでしたっけ??そうおっしゃる向きもあるでしょうが、あくまで前回のは「結婚記念日のお祝い(注:私にとっては)」。きょうこそが正統単独「私の誕生日祝い」なのです。(!!)もともと私は自分の誕生日祝いに関しては頓着しない方で、最近までは夫の誕生日ばっかり毎年いっしょうけんめい祝ってきたのですけれど、数年前あたりから「スケジュールの都合がつけば(意訳:諸々予約などの手配が整えば)舞浜で祝っちゃってもバチ当たらないんじゃない?」となんとなく思うようになってきました。きっとそれもこれも年齢が上がってきたせいなのかもしれません。(なんでも年齢のせいにして甘える中高年。)まあそんなわけで、誰からもどこからも異論は出ぬまま今日はホテルミラコスタにやってきたので、この週末はパークも行かずに好きな客室と好きなレストランを楽しみながらのんびり過ごそうと思います。まずは手始めにリゾートラインに乗って話題の新エリア周辺の様子を見に行こうかな と、駐車場からロビーに戻ってきた夫と一緒にディズニーシーステーションへ向かい、フリー切符を購入。カウントダウン表示をしているフォトロケーションも忘れずにカメラに収めました。やってきたリゾートライナーに乗り込んでベイサイドステーションで降り、駅舎からグランドオープン間近のファンタジースプリングスホテルを眺めてみました。目隠しの塀さえ取り払えばもう完成といった感じです。時折、ホテルの車寄せまで続く長い坂を黒塗りの高級車が上っていく様子も見られ、ホテル前の路上にも多くの私服キャストさんの姿もあって、なにやら今日は大事なお客様向けのプレビューでも行われているのかなあ と思いましたよ。こちらの屋根のあるあずまや風の施設はホテル専用のパークエントランス関連のものなのかな?と以前から思っていましたけれど…駅から出て植栽越しに見てみたら「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス・エントランス」という看板が設置されていたので、やっぱりそうなんだ と確信しました。この屋根の下で入園前の保安検査を行うみたいですね。もうちょっと見ていたかったのですが、昼食の予定があったのでこのあたりで一旦切り上げて 私達はホテルミラコスタへと向かいました。PSを入れてあったベッラヴィスタラウンジ店頭に着いたのは11:30頃。土曜にしては空いている店内を通り抜け 窓辺のテーブルまで案内していただき、夫の方はメインに大好物のポークがある「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」を、私は「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース」をお願いすることにしました。そしてお祝いなのでフランチャコルタのグラスも(今日はこのまま宿泊なので夫も)お願いして、乾杯することにしました。以下、いつものようにお料理の記録です。はじめに私の注文したスペシャルメニュー「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース」を簡単に。前菜はスモークして炙った鰹にサラダ。カツオの下のサラダはみょうがやタマネギ、フェンネルなど。上にハーブとトマトを使ったソースをたっぷり添えて、トッピングはグリーンアスパラとフライドケール。彩りきれいで味は爽やか、この時期おいしい鰹のタタキも たまにはこんなふうに使ってみてもいいなと思いました。パスタは春らしい色あいのロングパスタ。具材はたっぷりのサルシッチャとパセリに紫タマネギ、筍の一種など。手前の若緑色のはそら豆のエスプーマです。パスタはスパゲッティより太めの「スパゲットーニ」で、お肉たっぷりの上にそら豆のコクも加わっていたので 食いしん坊さんでも満足度高いんじゃないでしょうか。メインはお魚の方にしました。イサキと帆立貝柱のインパデッラ。上のまあるいのがパン粉とハーブをまとった帆立貝柱です。ソースはサフランで風味付けした白ワインソース、具材はマッシュルーム、アサリなど。皮目パリッパリのイサキの下にはキャベツ、上には刻んだスナップエンドウやイタリアンパセリ、ラディッシュなどをトッピング。酸味がきいていて見た目も春らしく、私の好きな「これぞベッラヴィスタラウンジのお魚料理」といった感じのお皿でした。ここまでどのお皿もハーブや野菜がたっぷりで、ダッフィー達が遊ぶ「春の野の草むら」に見えなくもないといった見た目でなかなか楽しく、その上美味しくいただけたので良かったです。デザートはタルトフランとジェラート盛り合わせ。夫が食事前にキャストさんに「今日は妻の誕生日祝い」とかなんとか話したので、私のお皿には小さなバースデープレートもプラスされてやってきました。ありがとうございます。真ん中のカスタードタルトの上にはグレープフルーツ、卵に見立てたグレープフルーツジェラートとお花やイースターエッグを模った砂糖菓子などがのっていて、春のお花畑か大きな植木鉢のようです。手前と左右の三方にはダッフィーのお友達クッキー・アンと同じ色のオレンジのバブル。「クッキーアンちゃんのエッグハント」をテーマにしたデザートだそうですよ。夫の選んだベッラヴィスタラウンジ・ランチコースも写真だけ載せておきますね。(6月末までの内容です。)前菜は鶏のゼリー寄せとサラダ。パスタは海老とトマトと長いも、オリーブ、ルッコラなどを使ったコンキリエ。(こちら、ものすごーーーく美味しかったそうです。)メインは夫の大好きなポークのアッロースト。(外れなし! とのこと。)デザートはメロンジェラートとメロン、アーモンドパンナコッタ。こちらのコースも、どのお皿もお花畑のような野原のような盛り付けで春らしく きれいでしたよ。(そしてとっても美味しそうでした。)お食事を終える頃になると キャストさんがテーブルにやってきて「お誕生日と伺ったので」とお店のカメラで記念写真を撮影してくださり、すぐにプリントして簡単なカードフレームに入れてプレゼントしてくださいました。(ゲストからの申告制なのでしょうかね~)ベッラヴィスタラウンジでささやかながらも私の誕生日を祝っていただいたのって、たぶん20年ぶりくらいのことです。20年前の時も同じような流れで写真をプレゼントしていただいたと思いますが、…当時はアニバーサリー用のオプションプランもまだできる前で 確かポラロイドカメラでの撮影だったよね~… などと、夫と二人で過去を振り返って盛り上がってしまいましたよー時は流れ、ほんとうに様々なものがどんどん変わっていきますね。ベッラヴィスタラウンジでの小さな写真は良い記念になりましたし 遠く20年前の思い出に浸ることもできたので、今日ばかりはおしゃべりでお調子者の夫に感謝です。キャストさん達にありがとうとさようならを言って、また来ますね とお店を出たのは13:30を過ぎた頃でした。チェックインまではまだ一時間以上も時間があったので、私達はもう一度リゾートライナーに乗ってみようとホテルを出てディズニーシーステーションへ向かいました。と、連絡通路の途中で。「ああーっ! ファンタジースプリングス・ライナー!!」行っちゃったー…5月7日から運行を始めた「東京ディズニーシー“ファンタジースプリングス”ライナー」、公式サイトですぐに調べると 今日はこのあとしばらくは走っているようでした。なので駅で待ち受けて乗車してみました。やってきたブルーの車両に乗り込むと、中には様々なお話のイラストと文章が。こちらは「眠れる森の美女」。車両ごとに描かれている物語が異なり、まるで走る絵本のようです。こちらは「アナと雪の女王」。「ポカホンタス」。「ピーター・パン」。「塔の上のラプンツェル」。こちらはミッキーとミニー。「ミッキーの巨人退治」でしょうか。今度よく読んでみますね~窓にはファンタジースプリングスの綺麗なロゴ。座席にも。こちらの車両は来年の春(4月初め)まで運行するそうですよ。おとぎ話を運ぶような車両に乗ってリゾート内を何周かした後、チェックインできる時間が近づいてきたのでそろそろ…と 私達はディズニーシーステーションで下車しました。ホテルミラコスタへの連絡改札を通って通路に出ると、つつつー…っと駅を出ていくファンタジースプリングス・ライナー。ゆっくりとカーブを曲がって去っていく車両の後ろ姿を見送った後、私達はホテルミラコスタへと向かいました。(その2 に つづく・・・)** ベッラヴィスタラウンジ の ”ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース **・カツオのセミクルード トマトとマジョラムのソース フェンネルと茗荷のインサラータ・スパゲットーニ サルシッチャとソラマメ・イサキと帆立貝のインパデッラ 浅蜊 サフラン香るマッシュルームのソース または 牛フィレ肉のビステッカ チャンボッタ カルチョフィのピュレ・タルトフラン グレープフルーツジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・2024年4月1日~6月30日(6700)** ベッラヴィスタラウンジ の ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース ** (2024年4月1日~6月30日のメニュー)・阿波尾鶏のアスピック オレンジとセロリのインサラータ サルサ・ヴェルデ・コンキリエ シュリンプ 長芋 トマト・イサキと帆立貝のインパデッラ 浅蜊 サフラン香るマッシュルームの ソース または ポークロインのアッロースト ポテトとローズマリー ホースラディッシュのクレマ・アーモンドパンナ・コッタ メロンのジェラート・コーヒー または 紅茶(5200)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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舞浜には行きませんでしたが、先日シーのショップ「マーチャント・オブ・ヴェニス・コンフェクション」で購入した「ザンビーニブラザーズ・ラベル」のワインの写真を今日は載せておきますね。ラベルには、メディテレーニアンハーバーにある「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」を兄弟で力を合わせて経営している、あのおなじみの三人の肖像が描かれています。パーク内レストランで飲むこともできるそうですよ。(この週末にも飲んでしまいそうなので、ラベルの写真だけ撮っておきました。)赤「ベルサーノ ピエモンテ・バルバべーラ(D.O.C.)」白「トレビアーノ マルケ」 ・・・・・・・だそうです。
January 26, 2007
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(・・その1から続く)「東京ディズニーランドホテル」の駐車場は、ホテルの建物の一階と二階部分の屋内にあります。(屋外にも駐車場はあるようですが、夫によるとそちらは今日は閉鎖されていたそうです。)ちなみに収容台数は「526台」だそうです。(客室数は705です。)アンバサダーホテルやホテルミラコスタに比べると、そしてこのホテルには婚礼施設が併設されていないことも考え合わせると、かなり多くの駐車場スペースが用意されているように思います。ホテルの正面玄関やロビーは建物の三階にあたるので、駐車場からロビー階へ向かうには階段やエレベーターを使って上に上がるという形になりますが、この駐車場専用エレベーターも二台あって既存の二つのホテルよりも広めです。(階段も、駐車場用のいわば「非常階段」にしてはとっても綺麗なつくりになっています。)そしてエレベーターや階段で三階に上がると、そこはもうロビーのベルデスクのすぐ脇(レセプションもすぐ近く)です。アンバサダーホテルの地下駐車場と同じくらいロビーに近いといえます。ただ(後で気付いたことですが)やや不便なのは、車で訪れたゲストが駐車場からレストランやショップの集まっている「一階」へ行くためには、いったんロビーフロアの三階まで上がった後、ちょっと離れた場所にある客室エリア寄りのエレベーターに乗り換えて一階に下りるか、ロビー中央のメイン階段を2フロア分徒歩で移動して一階に下りなければならないということです。(東京ディズニーランドホテル 館内マップ 参照)この構造は「レストランのみの利用者が車で訪れること」は殆ど無いだろうという考えに基づいているのかもしれないですね~。(注:宴会場エリアはロビーフロアの「三階」にあるので、こちらは駐車場からのアクセスはとても良いです。)駐車場からホテル館内へと向かう入り口駐車場の案内板駐車場からホテルのロビー階(三階)へ続く階段駐車券さてさて。駐車場の探検を終えた私達は、ややこしい順路でやや戸惑いながらホテル一階のディズニーランド側に位置するエリアに向かい、レストラン「カンナ」の位置を確認した後、お隣にあるTDRやホテルのグッズを扱うショップ「ディズニー・マーカンタイル」を覗きました。時刻はこの時12:30過ぎくらいだったと思いますが、店内はシー閉園時刻間近の「エンポーリオ」並みに混雑していました。なので私達は昼食後にまた買い物に来ることに決めてお店を出て、今度は同じ一階にある日用品ショップ(コンビニエンスストア)「ルッキンググラス・ギフト」に行ってみました。こちらのお店は、舞浜地区のディズニーブランドホテル初の「24時間営業」で、ちょっとお洒落な雑貨もあれば町なかのコンビニと同じように日用品やお弁当やドリンク類からアルコール類まで置いているという、ホテル宿泊者にとってはとても有難いお店です。(おそらく今後は、ディズニーランドに遊びにいらしたゲストにとっても心強い味方になるでしょう。)そしてその奥には、ブッフェとカフェレストランとして営業する「シャーウッドガーデンレストラン」の入り口がちらっと見えていました。(こちらのお店はまた今度・・・です。)これらのお店やレストランの集まっているホテル一階のエリアは、先ほども書きましたが駐車場から直接来るにはややアクセスしにくい場所なのですが、「ディズニーランド・パーク方向から歩いて来る場合」や「ホテル客室から来る場合」は、とてもわかりやすくてアクセスもしやすいです。やはり「東京ディズニーランドホテル」は、主にディズニーランドに遊びに行くために宿泊するゲストの利便性を最優先に考えているホテルなのかもしれないですね~。その後私達はもう一度三階のロビーフロアに戻り(階段を歩いて上りました)、宴会場エリアの入り口の公衆電話コーナーに設置されている「スーベニアメダルマシーン」のところへ行ってホテル限定デザインのスーベニアメダルを作りました。こちらのメダルは人気があると聞いていたのでさぞや混雑しているだろうと覚悟して行ったのですが、この時間(12:40くらい)メダルを作っているゲストは私達の他には殆どいませんでした。事前にホテルの公式HPで調べていたのでデザインが10種類あるのは知っていたのですが、うち3種類は25周年のロゴ入りで、残りの7種類はホテルのグランドオープニングの日付入りでした。4台もの機械が並んでいる光景はなかなか壮観で面白かったですよ~。それからレストランの予約時刻までの時間を、私達はロビーフロアを見てまわりながら過ごしましたが、全体的にお庭や植栽が望める開口部(窓)が多くて、暗くなりがちな廊下のちょっとした曲がり角にも照明が工夫されていたり鏡が設置されていたりして、本当に隅々まで明るくて健康的な印象を受けました。この「東京ディズニーランドホテル」がグランドオープンする前に、総支配人のチャールズ・べスフォード氏が何かのインタビューに答えてお話しなさっていた中に、 ―― このホテルをオープンするに当たっては、都心の高級ホテルのようなモダンやシックなどという流行はあえて追わなかった。5年後にも10年後にも通用する「テーマ性」を持たせることに執心した。 ――という一説がありましたが、今日実際にホテルに足を踏み入れてみて(客室エリアには一歩も入ってはいませんが)、このホテルを個人的にどう思うかは別として、確かにいつの時代も世界中に必ず多数存在する、心優しき夢見る人たちに愛され続けていきそうな、そんな普遍的な魅力を持つホテルになる可能性は高そうだな・・・と、つくづく思いましたよ~。(その3 に つづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
July 20, 2008
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(…その3から続く)16:10。部屋を出てホテル内を少々探検した後、1階にあるショップ「ルッキンググラス・ギフト」へ。夕食の予約(ホテル内レストラン)を数日前にキャンセルしてしまっていたので、こちらのお店で夕食になり得るものを調達しました。ディズニーランドホテルにはこのお店があるので、レストランの予約が取れなくてもルームサービスが混んでいてもなんとかなります。助かりますね~16:40。購入したものを置くため いったん部屋に戻りました。16:45。「マーセリンサロン」へ。お茶をいただきながら今日この後どうするかなどふたりで考えました。この時間は混雑もなく、空いているテーブルの方が多かったです。途中でキャストさんが紙のメニューを持ってテーブルにいらしたので「?」と思っていると、 17:00になるのでカクテルタイムスタートです とのこと。(マーセリンサロンは現在ウェブ上のメニューと実際の提供内容が違っているので、QRコード読み取り式ではなく紙に印刷されたメニューを用意しているみたいです。)ふたりともアルコールをお願いしました。17:50。マーセリンサロンを出て部屋に戻りました。部屋の窓から外を眺めると、リゾートラインの駅にもディズニーランドのパーク内にも明かりが灯り始めていてとても綺麗でした。18:45。ディズニーランドに再入園するため部屋を出ました。(窓からの景色がきれいだったのでこのまま部屋にいても良いかな~ と思ったのですけれど、もしも花火があがるならパーク内で観たいとも思ったので。)18:55。東京ディズニーランドに再入園。19:00。ワールドバザールからトゥモローランドあたりをお散歩。雨が降り出しそうな気配だったので、エレクトリカルパレードは場所取りなどせず雰囲気だけ眺めることにしました。(場所取りしてしまうと雨が降ってきた時に気軽に移動できない という大人ならではの考えで。)19:05。なぜか「スターツアーズ」へ。前を通りかかったら5分待ちだったので突発的に行くことに。(実は夫はけっこうコレが好きらしい。)まったく立ち止まらないまま乗り場まで行ってしまいました。えー!なんで夢と魔法にあふれた今日の最後にスターツアーズ乗らなきゃいけないの~?? と思いましたけれど、初めてレイア姫に会えたので(しかもレイア姫から「お願い!助けて!」と懇願されたので)結果的には満足です。本当にこれって乗るたびにストーリーのパターンが違ってくるんですね~19:30。スターツアーズを出てワールドバザールの「リフレッシュメントコーナー」へ行ってコーラなど購入。外のテーブルにつき、エレクトリカルパレードの雰囲気だけでも楽しもうか と思っていたところ、雨が降り出してきました。19:45。雨が本降りに。ワールドバザールの屋根下に避難し、ミッキーがシンデレラ城の正面を通過していくところまでエレクトリカルパレードを眺めて ホテルに戻ることにしました。20:00。部屋に戻りました。20:30の「花火」がもしもあがったら きっとこの部屋からも見えるよー 音楽は聞こえないけどー…ということで窓から様子を見ていましたが、雨はますます激しくなる一方。風も出てきたのでほぼ諦めつつアプリで実施状況を確認していましたが更新されず。20:30。パーク内からうっすら「花火中止」のアナウンスが聞こえてきたのでマーセリンサロンに行くことにしました。20:35。本日三度目となる「マーセリンサロン」へ。こんなお天気なので混雑しているかと思いきや、私達の他にはゲストが一組?二組? というような感じでした。空いていたので、私は年甲斐もなくサロン内をうろうろ…気になっていたカウンターの上の写真を見に行きました。これは、ウォルト・ディズニーの幼少期?家族と一緒に撮った写真でしょうか。このサロンの名前の由来にもなっている ミズーリ州のマーセリンで過ごしていた頃の写真なんでしょうか。(キャストさんにうかがえばよかったかなー?)こちらの下の写真は、既に私達の良く知るウォルト・ディズニー氏ですね。壮年期 といったところ。21:15。マーセリンサロンのテーブルがほぼ埋まり 混雑してきたようだったので、部屋に戻ることにしました。21:30。部屋のテーブルでさきほど購入してきたものなどを広げ 簡単に夕食。窓の外を眺めてみると、閉園時刻から30分が経ってもまだ パークエントランス周辺やディズニーランドステーションのホームにはたくさんの人影が見えました。こちらは左から二番目の窓から望む夜景。意外と綺麗です。22:20。パーク閉園から一時間以上が経ちました。窓のカーテンを開けてみると、ゲストの姿が消えてからも煌々と輝いていたワールドバザールや入園ゲートあたりの明かりが いつのまにか消えているのに気づきました。シンデレラ城やプロメテウス火山や 遠くに見えるタワーオブテラーの照明はまだ点いていましたが、ディズニーランドのパーク内の建物は既に灯りを落としたものもあるように見えました。22:30。パークが閉園した後もずーっと聞こえていた ディズニーランドのエントランス周辺で流れている音楽が止まったようでした。23:10。眠る前にもう一度 とレースのカーテンを開けてみると、シンデレラ城やプロメテウス火山など 最後まで灯っていたパーク内の大きな建造物の照明がすべて消えていました。残るは まだ運行を続けているリゾートラインの駅舎の灯りのみ。東京ディズニーリゾートの長い長い一日も終わる時が近づいてきたようです。13年と7か月ぶり、私達がディズニーランドのパークにどっぷりつかって過ごした一日もこれで無事終了です。来る前に やってみたい と思っていたことは、おかげさまで殆どすべてできました。ディズニーシーにいる時とはちょっと時間の流れ方が違うような、短いような長いような なんだか不思議な一日でした。何に感謝していいのやらよくわからないけれど、とにかくありがとう! おやすみなさい!(明日につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 21, 2022
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(…その1から続く)ホテル&パーク・ゲートウェイからホテルミラコスタに入館し、5階のサローネ・デッラミーコに着いたのは14:40頃でした。キャストさんの出迎えを受けて足を踏み入れたサローネの中は多くのテーブルが埋まっていて ――これはチェックイン手続きを済ませるまでには時間がかかりそうだなあ… と思いましたけれど、最近はスペチアーレ&スイート宿泊でもオンラインチェックインを利用してから訪れるゲストが増えているようで、サローネにはチェックイン手続きにいらしたわけではなく「部屋に入れる時間がやってくるのをお茶しながら待っている」といった風の方々も多いように見受けられました。なのでそんなに待たずに声がかかり、夫がデスクに行ってしまったので私はお水をいただいてしばし休憩。(今日は暑かったので、サローネのお水の美味しいことといったら!!)夫が手続きを済ませて戻ってきたのはちょうど15:00になるころでした。何やら本日はキャストさんから、「スペチアーレ&スイートでは何年間も中止していたターンダウンサービスもお部屋へのご案内も復活しているので、今回はぜひぜひ久しぶりにお部屋までご案内させていただきたい」とのおすすめがあったそうで、テーブルにやってきた非常に初々しい感じのキャストさんとともに私達はサローネを出ることになりました。さて 本日予約していたお部屋はハーバービューのバルコニールーム。オンライン予約購入サイトの表示通りにいうと スペチアーレ・ルーム&スイート ポルトパラディーゾサイド バルコニールームハーバービュー ということになります。(バルコニールームには今までご縁が無く、これが初めての宿泊です。)このカテゴリーのお部屋は主に3階にあり、その殆どがメディテレーニアンハーバーを正面に見る位置、ちょうどベッラヴィスタラウンジの上あたりに存在しています。(一部、他の場所にもあるようです。)もともとホテル開業時は一般のハーバービューの客室だったところを 数年後に改修工事をすることによってバルコニーに出られるよう仕様変更したお部屋ですね。サローネを利用できるお部屋なのに3階 ってなんだか不思議よね~…とか言いながら、キャストさんと一緒に部屋に到着したのはサローネを出てからわずか1、2分後。5階サローネ前からエレベーターに乗って3階で降りれば エレベーターホールからほんの数歩でバルコニールームが並ぶ一角にたどり着いちゃうのですから、テラスルームやハーバールームに宿泊している時よりもサローネまでの距離は近く感じられるかもしれません。(しかも今日のお部屋はエレベーターホールのかなり近くだったのでなおさら…でした。どれくらい近かったかは ↓一番最後に。)さっそくドアを開けてみると。普通のスーペリアルームと室内の様子はそんなに変わらないように見えますが。窓辺に大きなデスクがなく、小さな肘掛け椅子とティーテーブルが窓を避けて壁に寄せるようにして置かれていました。そしてカーテンを開けると、「プロメテウス火山とハーバー」というお馴染みの景色がバルコニー越しに正面に見えていました。(この窓を開けた時に、案内してくださったまだ歳若いキャストさんが「パークの音や風を感じられること」や望める景色の素晴らしさに純粋に感動していらっしゃって、まるでご自分がこの部屋に宿泊するかのように飛び上がらんばかりに喜んでくださっていたので、わたしはなんだかとても嬉しくなってしまいましたよ。あとになって思ったことですが、最近はオンラインチェックインやプリチェックイン利用の方が増え、こういったお若いキャストさんがお部屋への案内業務に携わる機会やゲストに接する場面も少なくなってしまっているでしょうから、新しい世代の働き手の皆さんは実地経験を積むことが思うようにできなくて大変になってきているのかもしれません。勝手な推測ですけれど。)バルコニーに出るための窓は片側しか開けられないようでした。出てみると、お隣のバルコニーとの間には目隠しも何も無いので「初めまして!こんにちは!」状態です。他者とのコミュニケーション能力が問われそうではありますが、仲良し同士で隣り合わせに宿泊できたら楽しいかもしれませんね!案内してくださったキャストさんが去られた後は、私達は窓をいっぱいに開け放してしばらく室内から外を眺めて過ごしました。うん。いいですね!バルコニーに出られることが「良い」というよりも、こうして窓を完全に開け放してディズニーシーの メディテレーニアンハーバーの音楽や風や温度や香りを感じられることが 私にとっては何よりも「良い」、素晴らしいことです。(思えば、昨夜は全く外の見えない1ミリも窓の開かない部屋に泊まっていたというのに、今日泊まるのはそれと真反対のこんなに開放的なお部屋だなんてね!)風に乗って客室内まで聞こえてくる 広場を行き交うゲストの歓声や小さなお子さんのはしゃぐ声に耳を傾けていたら時刻はあっという間に16:00近くなり、16:05、目の前のハーバー水上では「”ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」が始まりました。昨日と同様、まるでアニメーションから飛び出してきたような 生き生きと動くキャラクター達。新しい世界に思いを馳せるミッキーとミニーも愛らしいです。バルコニーから水上までは少々距離がありますが 高さがあるので、昨日はよく見えなかったスチーマーラインで登場するキャラクター達の姿もしっかり捉えることができましたよ。グリーティングの最後では対岸のフォートレスあたりから花火があがり、ミッキーやミニー達がその名残の白煙の中 手を振りながらハーバーから去っていく様子を見届けてから、私達は室内に戻りました。その後は、午前中にパーク内のショップで注文してあった写真プリント(フレームを付けてプリントしてくれるサービス、今でもちゃーんとやっています)を受け取るために 16:20頃 1階の「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園。(今回の部屋はこのゲートウェイにもアクセスが良いので助かりました。)今日は夕食の手配をしていなかったのでその代わりになりそうなものも購入してからホテル内に戻りました。ここで時刻は17:00過ぎ。サローネ・デッラミーコではアルコールを提供する時間帯に入っていたので、私達は5階に向かいました。サローネでアルコール類と共に提供されている前菜プレートは、昨年利用時とは内容が変わっていましたよ~アルコール類は、ビール、ワイン、ウィスキーなどがカウンターに用意されていて、この他にもカクテル類やカウンターにない物で用意のあるものはキャストさんにお願いすればテーブルまで持ってきていただけるようでした。カウンターにはお菓子に混じってお酒のおつまみになるチーズなども置いてあり、パスタスナックだけはキャストさんにお願いして出していただくようになっていました。サローネに一時間ほど滞在し、部屋に戻ったのは18:10過ぎ頃でした。バルコニーに出てみると、メディテレーニアンハーバーは日没の時を迎えていました。実は部屋に戻った際、ドアに見慣れないプレートがかけられていたので「???」と思ったのですが、なんとこの時間帯、私達のお部屋はターンダウン作業の真っ最中だったのでした。ハーバーが見えるお部屋はきっと夜のショーの前にターンダウンを済ませようと皆さん頑張っていらっしゃるのでしょうね。ありがとうございます。バルコニーに出て気持ちのよい風に吹かれながらハーバーの夕景を眺めている間にターンダウンは終了したようで、キャストさんは私達に「他に何かお手伝いしてさしあげることはありませんか」と声までかけてくださり、笑顔とともに去っていかれました。(突然部屋に戻ったので 室内で作業に当たっていらしたキャストさんを驚かせ焦らせてしまったかもしれません。ごめんなさい。)キャストさんが整えてくださったベッド周りはこの通り。ベッドの上にはメッセージカードも添えられていて嬉しかったですよ。(その3 に つづく・・・)※入浴剤のタブレットはホテル名入りのものに変わっていました※以前は何人部屋であろうとも1個しか置いてなかったコップやアメニティの入った缶も4個(宿泊定員分)も置いてありました※アメニティー缶は以前はヒンジ付きでしたが、昨年くらいから蓋が完全に外れるタイプに変わったようです※今回のお部屋のドアを開けて廊下を覗いてみたところエレベーターホールがすぐそこです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(…その2から続く)さて、今夜のビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~。スタート時刻は19:15と告知されています。太陽がホテルミラコスタのアラビアンコースト側ウイングの陰に消え あたりが薄暗くなってきた18:40くらいからは、私達はちょこっとだけバルコニーに出てハーバー水上のショー準備の進捗状況を見ては すぐまた室内に戻る ということを繰り返して過ごしていました。「…あと15分で… 」というお馴染みのショー開始予告の男声アナウンスがメディテレーニアンハーバー一帯に流れた19:00頃には、水上にはバージが勢ぞろいし 中央の大きな機材も背を伸ばして準備は既に万端。バルコニーから眺める水域を囲む鑑賞エリアはゲストで埋め尽くされて動く人影も少なくなり、誘導のキャストさん達が頭上で大きく振っているらしい薄黄色い光ばかりが目立つようになりました。見ると、お隣にずーっと並んでいるバルコニーにはどのお部屋もご宿泊の皆さんが出てきていて 手すりにもたれかかったり縁石に腰をおろしたりしてショーの開始を待っていらっしゃる様子です。特に 数多くいらっしゃった各部屋のお子さんたちはもう待ちきれないようで、心の中のワクワクが体の外に出ちゃってるみたいなはしゃぎっぷりで とっても可愛らしく微笑ましかったです。そんな姿を見ていて、私は 小さなお子さんがいらっしゃるファミリーやグループにはバルコニールームはもってこいだなあ と実感しましたよ。(お部屋ごとについているバルコニーは決して広いわけではありませんが、滞在中はひとりじめできるスペースですからね~ショーを待つ間も鑑賞している時も周囲を気にせず立ったり座ったり自由に動き回れますし、みんなでおしゃべりしながらショーを観ることもできますし、なんならショー待ち中のお手洗いだってすぐに利用できます。お子さんと一緒にショー鑑賞する場所としては最高に便利で快適だと思いますよ~ キャラクターを見るにはちょっと遠いですけれど。)夫と私も ここから先はバルコニーに出てショー開始時刻が近づくハーバーを見守ることにしました。そして19:15。ミッキーとミニーの可愛いおしゃべりでショーが始まると、私達のいるバルコニーはまるごと「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」の世界の中に取り込まれたようになっていきました。なにしろ、前方の水上で繰り広げられる光のスペクタクルに加え、ホテルミラコスタの外壁に「これでもか!」という感じで次から次へと投影されるさまざまな映像が左から右からと私達にどんどん迫ってくるのですから。それに「音」もまた、ハーバーのあちこちで発せられる音や音楽が私達をぐるっと囲む建物に跳ね返ってバルコニーに降り注ぐように感じられるのです。途中でふと振り返り見上げると(当然ですが)私達の背後の外壁にも映像は流れるように投影されていて、…ということは今ここに立ってハーバーを眺めている私達の身体もスクリーンの一部 ショーの一部になっているのだなあ… と、なんだか不思議な気持ちになりましたよ。また、こちらのバルコニーはピアッツアトポリーノ中央に少しですが突き出しているような環境なので、まるでショーの中にぽーんと放り込まれたような没入感も感じることができます。とにかくこんな感じなので、今回の客室からの鑑賞では …ショーの構成がなんちゃらかんちゃら…アニメーション映像が多すぎてどうのこうの… といういつもの屁理屈はどこかに吹っ飛んでしまい、「360度すっぽり光と音と色彩に包まれてしまった」ことに圧倒されて、さすがにディズニーアニメーションのストーリーに疎い私でも この状況に置かれてしまっては何か心を動かされるものがありました。何をどう説明しても この場所での体験を写真と言葉だけで伝えるのは難しそうです。―― うわあ これはすごいなあ…凄い っていう言葉は、こんな時についつい口から出ちゃうものなのですねえ。バルコニーから水域までは距離があるのでバージ上のキャラクター達の姿を肉眼でとらえるのはなかなか難しいですが、彼ら彼女らにはかなり強めの照明が当たっているので全く見えないというわけでもありません。(夫は最近はエルサの変身シーンがお気に入りのようです)(最後の最後にしか登場してこないミッキーミニーのご両人もなんとか確認できました)(プリンセスチームの皆さんは動きが優雅なので写真撮影しやすいようですよ)キャラクター達が水上から姿を消し、音楽が終了し、メディテレーニアンハーバー一帯の街灯に光が戻り。ホテルミラコスタを浮かび上がらせていた夢の中の映像が現実の照明に切り替わるころには、時刻は19:50近くになっていました。そうして 再び大きく人波が動き始めたのを確認してから、私達は室内に戻りました。その後は、さきほどのショー鑑賞でこの部屋の素晴らしさを再認識してしまったこともあってサローネに伺う気にもならず、窓を大きく開け放したまま室内の窓辺で過ごしました。やがて20:45くらいだったでしょうか、パーク内には閉園時刻が近いことを知らせるアナウンスが流れ、続いて21:00ちょうどには いよいよ閉園時刻を迎えたことを告げるアナウンスも流れました。が、バルコニーに出て見下ろすと ピアッツアトポリーノはまだまだ日中とそう変わりない数のゲストの姿が。数年前までは22:00まで正式に営業していたパークですもの。21:00までの営業では ついついギリギリまで遊んでしまう皆さんが多いのも無理はないのかもしれません。閉園時刻が過ぎたことを知らせる男声アナウンスは、その後も21:15頃と21:25頃に(それぞれ二回ずつ繰り返して)流れました。(10分ごとに流すようにしてるのかなー って思っちゃいましたよ。)帰りに向かってピアッツアトポリーノを横切っていくゲストはまだまだ多いようでしたが、このころには遠くのポンテヴェッキオの上やプロメテウス火山の麓には 警備のキャストさんが点検のために隅々を照らしていると思われるサーチライトの光がちらちらと見えるようになってきました。その動き回る小さな光は時間が経つにつれてだんだん大きくなっていって 私達のいるホテルミラコスタの方へどんどん近づいてきて、21:35。閉園アナウンスがまたしても流れる頃、その光の持ち主たちはついに ゲストが誰もいなくなったピアッツアトポリーノに姿を現しました。植え込みの陰もレストランの軒下も 光で照らして細かく見回る警備のキャストさん達。パークの奥の方からそれぞれ順に最後の点検作業をしながらこの広場まで辿り着いたと思われる大勢の警備キャストさん達は やがて全員がいったんミラコスタ通りの中へと消えて行ったと思うと、そのうちの幾名かは再度ピアッツアトポリーノに戻っていらして ホテルミラコスタの客室の窓に向かって手を振りながら去っていきました。そんな中、21:45。またまた流れる閉園のアナウンス。(やっぱり10分おきに流れるのか…)このころには、パーク内は 各施設の閉店作業を終えた制服姿のキャストさんが時折通り過ぎる他は もう誰もいなくなりました。――今日のパークも本当に本当の活動終了か。私はこのあたりでバルコニーを離れ室内に戻り、パーク内の気配を感じられるように窓のガラス扉は開けたまま シフォンのカーテンだけをゆるやかに閉じることにしました。22:30には パーク内に流れていたBGMがぱたっと唐突に止まりました。音楽の聞こえなくなったディズニーシーのメディテレーニアンハーバー水上では、その後 出演者の姿も映像もない記号と色だけが表示されたバージが登場して、おそらくビリーヴ!の夜間リハーサル(というよりは船の操作や位置の確認だと思われます)が行われていたようでした。音も照明も全くない中の粛々としたこの作業は 一時間ほどかけて二回繰り返して行われていたようでした。気付けば日付も変わり、ぼーーっとハーバーを見つめ続けてる間に東京ディズニーシーにはもう「明日」がやってきてしまった! と慌てた私は、ようやくバルコニーを離れてベッドに入り 眠る努力をすることにしました。ガラス窓を開け放てば メディテレーニアンハーバーがすぐそこにあるお部屋。やっぱりなかなか眠れないけれど、明日の楽しいことのためにも目を閉じなければ ね。おやすみなさい。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(…その2から続く)14:53。東京ディズニーランドステーションの駅舎下を通り抜け、ディズニーランドホテルのパーク側(ミッキー&フレンズ・スクエア側)の入り口から入館。この時間はホテルキャストさんによる入館者確認が行われていました。14:56。チェックインのため、ホテル3階(ロビー階)にある「マーセリンサロン」へ。今回宿泊するのは「コンシェルジュ&スイート」のカテゴリーに属するお部屋なので、こちらでのチェックインとなりました。(マーセリンサロンを利用するのも、今回の「初めてづくし」のうちのひとつと言えばひとつです。)ミラコスタのサローネは部屋が細長い「く」の字のような形をしていて テーブルも縦並びに置かれているので全体を見渡すのが難しいけれど、こちらは長方形に近い大広間にソファーセットやテーブルセットがたくさん置かれているという感じで どこにいても部屋全体が見渡せます。いかにもイギリス・ヴィクトリア朝風、天井の高い巨大な応接間みたいだな~ って思いました。この時間はドリンクはセルフサービスで、カウンターから自分でお菓子やスナック類と共にいただいてくる形になっていました。(夫撮影のセルフサービスカウンター 壁の写真が気になります)15:30。マーセリンサロンを出て本日宿泊の部屋へ。荷物は既に客室内に入っているとのことでした。3階からエレベーターに乗り 6階で降りると、エレベーターホール近くの廊下にこんな八角形の交差点のような場所が。交差点?を抜け、ホテルに似つかわしい植物柄のカーペット廊下を直進し、左手に曲がると…15:34。本日のお部屋到着。廊下の果て、突き当りの小さな窓の横に部屋のドアが隠れていました。ドアを開けると右手奥に向かってちょっとした廊下があり、その先に明るいリビングコーナーが見えていました。少し前に内装をリニューアルしたときいていましたが、カーペットの柄が以前のシンプルなものからわかりやすい派手目な柄へと変わっていて少々驚きました。バラと蔦と鳥の柄です。…さて。本日のお部屋は「コンシェルジュ・タレットルーム(4-6階)(ダブル)」です。外から東京ディズニーランドホテルを眺めていると、建物の角に「塔」のように見える部分が何か所もあるのに気がつきますが、(皆さんご存じの通り)タレットルームはその「塔」の中に位置しています。パーク側からホテル正面を見上げるとこんな感じですが。この写真の両端に映っている塔の部分が今回のお部屋です。(同じタレットルームでも、ツインのタイプは別の場所の「塔」に位置しているようです。)そして、私達が今回案内していただいたお部屋はこちら側の塔でした。私達が前回ディズニーランドホテルに宿泊したのは13年半ほど前、ホテルが開業して間もない2008年10月のことで、その時は「新しいホテルができたからちょっと泊まりに行ってみよう」くらいの気持ちで宿泊しました。その後このホテルの客室バリエーションをよく調べてみて「次に宿泊する機会があったらタレットルームに泊まりたいなー」と思っていたのですが、ディズニーシー&ホテルミラコスタ一辺倒の私達にはなかなかその機会がなく、いつか…いつか… と言っているうちに13年も経ってしまいました(!)。ではでは、楽しみにしていたタレットルーム、どんなお部屋でしょうか。室内廊下の左手にはクロゼットが二か所と鏡台やティーコーナー、右手には洗面所やバスルーム。廊下を抜けると右に寝室コーナー。ベッドはダブルが一台です。ヘッドボードの上の壁紙も変わったのですね~これはまた可愛らしい…寝室コーナーのさらに奥に ゆったりとしたリビングコーナー。ソファも肘掛け椅子もテーブルランプも、家具調度の類はホテルと同様 曲線的なデザインのヴィクトリア朝風のものです。テーブルも猫足?このリビングコーナーが、外から見た時に多角形の塔のように見える部分です。窓が五面もあるので非常に明るいです。一番奥の窓に背中をつけて部屋の入り口方向を見るとこんな感じ。変わった形をしていますが、とても広いお部屋です。そして、五面ある窓。窓から眺められる景色も それぞれ違ってくるのでしょうか。こちらは一番左の窓。正面の建物3階には さきほどまでいたマーセリンサロンの特徴的な形の窓が見えます。窓に近寄って覗き見ると、真下にはあずまやのある小さな中庭「ミッキー&フレンズ・スクエア」。続いて 左から二番目の窓。反対側の塔部分が見えています。近寄ると「ボン・ヴォヤージュ」の建物やリゾートラインの軌道も見えます。少し右手に東京ディズニーランドステーションも。左から三番目の窓。この窓は完全にディズニーランドステーションビューです。遠くにはホテルミラコスタの屋根も確認できました。そしてこちらは左から4番目。東京ディズニーランドを真正面に捉える窓です。この窓の前には大きなソファーが置かれているので、窓に近づいて景色を眺めるためにはソファーの後ろに回り込まねばなりません。近づいてみると、手前から ディズニーランドステーションの屋根、東京ディズニーランドパークゲートの屋根、ワールドバザールの屋根 と 薄青い屋根屋根が連なって見えます。その向こうに ディズニーシーやディズニーランドのパークが広がります。視界の一番左にはホテルミラコスタの特徴的なドーム型の屋根がちょっと覗き、少し離れてディズニーシーのタワーオブテラー。正面にはシンデレラ城、その向こうに隠れるようにしてシーのSSコロンビア号の煙突、プロメテウス火山もはっきりと見えていました。最後に一番右の窓。こちらはディズニーランドの駐車場とホテル群しか見えないのかな~と思いきや、遠くに東京湾を望むことができました。いやー ほんとに。当初の予定通りパークに行かないでチェックインからチェックアウトまでこの部屋で過ごしても、きっとじゅうぶんに満足できたであろう贅沢な景色です。それにリビングがゆったりしているのもすばらしい。長い間「泊まりたい」と思い続けてやっと宿泊にこぎつけた客室ですが、足を踏み入れて数分も経たないうちに 私は「再びディズニーランドホテルに宿泊するチャンスがあったら やっぱりまたこのタイプの客室がいい」…なーんて言葉を口にしていました。(その4 に つづく・・・)《おまけ》タレットルームの洗面所は 一般のお部屋と同じつくりのようです。こちらのホテルでもアメニティから小容器のシャンプーやコンディショナーは姿を消して…バスタブのふちにホテルロゴ入りの大きなボトルが置かれていました。《さらにおまけ》マーセリンサロンで誕生日カードと結婚記念日を祝うメッセージカードをいただきました。メッセージカードはキャストさんの手書きで、「ミラコスタでも以前はキャストさん手書きのメッセージカードをよくいただいたなあ…」と 昔のことを懐かしく思い出しました。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 21, 2022
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(…その4から続く)19:40。メディテレーニアンハーバーから一切の光が消えると、キャラクター達の可愛らしい声に導かれて新しいディズニーシー夜のハーバーショー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」は静かに始まりました。上演が開始されてから二か月半ほどの間に既に私はこのショーを様々な場所から数回鑑賞していますが、周りに夫以外誰もいない状況で寛いでこのショーを観ることができたのはこれが初めてです。11月にパーク内で観た時は目の前に膨大な数の人影があったため、身長がそれほど高くない私は 水上を転がっていくたくさんの星たちや水面を走る光や象徴的な金色の海賊船の姿をあまり見ることができなかったのですが、少し高い場所であるミラコスタの部屋の窓からだとそのいずれもがよく見えて、暗闇から始まるこのショーの導入シーンの美しさを私は初めて理解しました。ピアッツァビューのこの部屋からは水域が全て見渡せるわけではないのですが、それでも視界にピーターパンやウェンディを乗せた金色の船がすーーっと滑り込んできたときは あ!船が来た! と思わず声をあげてしまいましたよ。ハーバーの中央(私達の視界でいうと右の端)に立つ大きな機材が 映像の力でラプンツェルの「塔」に自らの姿を変えた場面も、手に取るようにとてもよく見えました。ホテルミラコスタの建物への映像投影は部屋位置的にほぼ見ることはできませんが、プロメテウス火山への投影はとてもよく見えて楽しかったです。このショーは、既存のアニメーション映像を使った演出が多用されているためか、また構成が「願いをかなえた人たちの物語」をいくつも紹介する形で進んで行くにとどまり全体を貫くドラマティックな展開が無いためか 「ショー」鑑賞というよりは「パレード」鑑賞に印象が近く、内容的には強く心を揺さぶるという種類のものではありません。が、花火や噴水や炎や光など視覚に訴える演出や音楽など見どころはたいへん多いので、終始「すごいなあ」と感心しながら私は目の前で起こることひとつひとつを見逃さないよう努めました。また 全体がスクリーンにもステージにもなっている複数のバージや 中央に鎮座してその姿を変えながらショーを操る巨大な怪物のような機材の存在感はとにかく暴力的なほどに凄まじく、科学技術の進歩の前では人力に頼る旧来のエンターテイメントや牧歌的なテーマパークはもはや「参りました」と頭を垂れるしか術はないのだろうか… と、ちょっと複雑な気持ちにも一瞬なりました。ほんとうに、ディズニーシーがこの場所にこの造形で誕生した二十数年前、ここメディテレーニアンハーバー水域でこの「ビリーヴ!」のような風合いのショーが上演される日が来ようとは 誰も想像していなかったことでしょう。やはり、このパークは生きていて 日々変化し続けている。今このハーバーを埋め尽くしているたくさんのゲストが時を経て一人残らずいなくなっても、ディズニーシーはここに残って新しい楽しみをその時代の人たちに向けて提供し続けていくのだろうなあ。上演時間としては少々長い30分の間にはそんなふうに心は過去へ未来へと時間の狭間を飛び回り、ショーが終わりに近づくころには私は少し感傷的になっていました。始まった時と同じように静かにショーが終了すると、ハーバーの周囲を埋め尽くしていたゲストはすぐに四方八方に散り始め、部屋の窓から見える景色も見慣れたパーク夜景へとあっという間に戻っていきました。時刻は20:10過ぎ。このあと20:40には花火があって、それが終わればもうすぐに21:00の閉園時刻ですものね。皆さん残り少ない時間のうちでやりたいことがまだまだたくさんあるのかもしれませんね~私達もシーが閉園する前にパーク内で少しお買い物をしたくて ホテル内で花火を眺めた後20:50頃にはホテル&パーク・ゲートウェイから再入園をしました。向かったのはエンポーリオなどのミラコスタ通りにあるショップでしたが、この時間は当然のことながらどこもかしこもごった返していて、たったひとつのグッズを購入するために随分と手間どってしまいましたよ。ホテル館内に戻ってから軽い気持ちで立ち寄った「ミッキランジェロギフト」も かつて経験したことのないような混雑ぶりで非常に驚きました。(21:15くらい。)三年前とあまり変わらない数のゲストを受け入れ始めている現在でもパーク営業終了は「21時」と早い時刻に据え置かれているので、閉園後のホテル内ショップまでもこんなことにもなってしまうのかなあ とちょっと思いました。部屋に戻ったのは21:20過ぎ頃でした。窓からパーク内を覗き見るとまだまだ路上を行くゲストは多く、リドアイルへの入口あたりでは立ち止まって火山をバックに記念撮影をするグループもたくさんいらっしゃるようでした。もう一方のヴェネツィア側の窓からは、光煌めくニューヨークの街並とSSコロンビア号やホテルハイタワーが作り出す美しい夜景が見えていました。それからしばらくは 私はカーテンの陰に隠れるように窓辺に立って、くり返し流れる閉園のアナウンスを聞きつつ だんだんと人影が少なくなっていくパークの様子を眺めていました。21:30近くになると、警備担当のキャストさん達が手にするサーチライトの光の筋がアメリカンウォーターフロントやポンテヴェッキオの各所を照らしながらこちらに近付いてくる様子が部屋の窓からも見て取れるようになってきました。きっとパークの奥の方から順にゲストがいなくなったことを確認して回っていらっしゃるのでしょうね。21:35頃にはリドアイル入口あたりの橋の上の交差点に警備キャストさん達がいったん集合し、その後ヴェネツィアエリアやピアッツァトポリーノ方面へと分かれて進んでいらしたようでした。そして21:40を過ぎると部屋の窓から見渡せる範囲にはゲストの姿は全くなくなり、路上を歩いていくのは勤務を終えた制服姿のキャストさんばかりとなりました。22:30には、閉園後もずーっと流れ続けていたパーク内BGMが唐突に止まりました。マクダックスデパートメントストアやSSコロンビア号などパーク内の建物を明るく照らし出していた灯りも消えて、いよいよディズニーシーのパークの「今日」も完全に終わりを迎えるようです。私はこのあたりで一度、閉園後のパーク内を眺めるのをやめて窓辺を離れることにしました。一時間ほどして。ベッドに入る支度を終えた私は、窓の外からかすかにモーター音が聞こえてくるのに気が付きました。時刻は23:30過ぎ。再び窓辺に寄ってカーテンを開けてみると、月の光に照らされた真っ暗なハーバー水上ではさまざまな色に輝く小さな星々を乗せたジェットスキーが駆け回っていました。音楽も流さないままでいったい何をやっているんだろう?? と思ってぼーっと眺めていると、ビリーヴ!に登場する金色の海賊船までもがやがてハーバーに姿を現しました。よーく目を凝らしてみると、金色の船にはピーターパンやミッキー、ミニーもちゃーんと乗っていて そこにいるはずもないハーバーを囲むゲストに向かって盛んに愛嬌を振りまいているようでした。私に呼ばれて窓辺に駆けつけた夫は「きっと『ビリーヴ!』反省会のあとの居残り練習だね!」と笑っていましたよ~この「居残り練習(?)」はパターンを変えながら何度も何度も繰り返し行われていましたが、23:45には全て終了したようでメディテレーニアンハーバーには照明が点き いつもの穏やかな閉園後の風景が戻ってきたので、私もベッドに入って眠ることにしました。――夜更けに窓のカーテンを開けたら目の前の水上に色とりどりの星や金色の船が浮かんでいたなんて、ほんとうに本物のお伽話か夢の中の物語みたいだったなあ… なーんて。ちょっと得をしたような不思議な気持ちになってニヤニヤしながら、私は幸せな幸せな眠りに落ちていったのでした。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 28, 2023
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数日間続いていた雨の降りやすいお天気が一段落したので、久しぶりにメディテレーニアンハーバーで「ファンタズミック!」でも観たいな~ ということで、午後からふたりで舞浜に出かけてきました。ディズニーシーの入園ゲートを入ったのは15:30前頃でした。二週間ぶりにやってきた土曜日のディズニーシーは夏休みらしい明るい賑やかさにあふれていて、インフォーメーションボードを見ると人気アトラクションにはそれなりの待ち時間が発生しているようでした。いくら「ファンタズミック!」が目的でやってきたとはいえ、「ビッグバンドビート」を観にいくとか何かアトラクションに行ってみるとか、この時間ならばその前にまだいろいろできそうな感じでしたが、どこへ行っても中途半端な時間の過ごし方になりそうだったので 私達はまずは「ガッレリーア・ディズニー」で8月のスーベニアメダルを作成し、それから以前から購入したいと思っていたグッズ類を求めて「エンポーリオ」から「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」へとハーバー沿いに歩きました。そして無事お買い物を終えた後は再びピアッツァ・トポリーノ方向へ戻り、ハーバー沿いのヴェネツィア側に並ぶショップや、さらにアメリカンウォーターフロントのショップも隈なく見て、それから「ニューヨーク・デリ」で少し休憩をしました。4月下旬の営業再開後、ディズニーシー園内のレストランはメニューをリニューアルしたお店が多いのですが、ここニューヨークデリでも若干のメニュー変更があったようで、デザートからは私が好きでよく注文していた「バナナケーキ」も姿を消し、新しく「カスタードプリン」が登場していました。(写真上↑)ニューヨークで「なぜプリン?」とも思いますが、見た目どおりの甘い甘~いデザートで 歩き疲れた時の「ちょっと休憩」にはぴったりでした。ハーバーで「レジェンド・オブ・ミシカ」が始まった気配を感じてニューヨーク・デリを出たのは16:40頃でした。私達はコロンブス像の前から坂を下り ホテルミラコスタ前の広場ピアッツァ・トポリーノまで行って、立ち見の後ろの方から「レジェンド・オブ・ミシカ」のショー終盤を観ました。アトラクションにそこそこの待ち時間が発生しているわりにはハーバーの周囲でショーを鑑賞しているゲストは少なく、ミシカが終了すると多くの方がすぐにその場を立ち去ってしまったので、私達は今日はここピアッツァ・トポリーノから「ファンタズミック!」を観ることに決めました。このとき時刻は17:00数分過ぎでしたが、広場の正面座り見エリアは既に2~3列めまでが埋まっていました。が、正面とはいえ水際からかなり離れた立ち見の最前列の方はまだ数名のゲストが場所を確保しているだけでしたので、私達は立ち見の最前列のほうを選ぶことにしました。広場正面の立ち見最前列はせいぜい10名分くらいしかスペースが無いこともあって、私達が場所を確保したあと数分で埋まってしまいました。正面の座り見エリアの方は、18:00過ぎ頃にはほぼ全てが埋まったように見えました。同じ頃には私達の後ろに立ち見の2列目もでき始めました。その後18:30くらいまでには、広場の側面部分の立ち見の最前列も埋まっていったようでした。そうしてショー開始の一時間前の19:00を迎えましたが、不思議なことに今日は「ハーバーショー開始一時間前」を知らせるお馴染みのアナウンスが流れず、19:05くらいになってやっとキャストさん達が口頭で広場のゲストに「ショー開始一時間前」を案内し始めました。 ・・珍しいこともあるものだなぁ~ と私は思ったのですが、しばらく経つと今度はキャストさんから「本日の『ファンタズミック!』はシステム調整のため開始時刻が遅れまして20:05スタートになります」というアナウンスがなされました。さらに ショー開始15分前を知らせる園内アナウンスまでもが今日は流れず、代わりに「ただ今 ショー開催のための準備をしております。もうしばらくお待ちください・・」というような内容の、今まであまりきいたことのないアナウンスがハーバー一帯に流れました。・・これは何かおかしい。 何か深刻なシステムトラブルでもあるのでは?パークによくいらっしゃる皆さんはこの時点で、かなり不安になった方が多かったと思います。その不安は、「開始時刻」とされた20:05を過ぎても「ファンタズミック!」のショーが始まらないことで余計に助長されました。そんな中 20:07を過ぎてようやくハーバーの照明が消え、ゲストの皆さんの期待のこもった大きな拍手とともに「ファンタズミック!」は始まりました。歓声と興奮の中、空を駆けるサーチライトを目で追って。そのてっぺんにやがてミッキーが現れるはずの水上に浮かぶ大きな帽子のフロートに視線を落としてその瞬間を待っていると。あれ?大きな帽子に映し出されるはずの様々な映像が なぜか全く映りません。システム調整ってこのことだったのか・・・ひょっとしたら途中から映像が復旧するのかも・・と思ってしばらくは観ていましたが、結局帽子フロートのスクリーンは真っ暗なままショーは進行していきました。それでも「帽子」以外のウォータースクリーンや花火などの演出は問題なく、初めて真正面からこのショーを観た私は 今までよく観ることのできなかったウォータースクリーンや魔法の鏡に映る映像をしっかり観ることができたのでかなり満足でした。ショーの終盤では、普段はこの場面には登場しないはずの4つの球体スクリーンが大活躍し、本来は「帽子」に映し出されるはずのディズニーアニメーションの名場面や星や三日月を映し出しました。「ファンタズミック!」を初めて観た時、正直言って「シーンが多くて演出要素が盛りだくさん過ぎるなあ・・」とちょっと思ったのですが、別の側面から見ると要素が盛りだくさんであるということは様々な突発事態にも臨機応変に対応できるという強みにもなるのだな~・・と、私は少し感心しました。大量の花火が水上からあがってショーが終了した時には、ピアッツァ・トポリーノを埋め尽くしていたゲストの皆さんの多くは感嘆の声を漏らし賞賛の拍手を心から贈っていらっしゃるように私には感じられました。 ――― とても大きな不具合はあったけれど、今夜のショーが中止にならなくてよかった。やってくれて 良かった。ショー終了後再び灯った街灯の明かりの下でたくさんの満足そうな顔を見て、私はそう確信しました。おそらく何度も「ファンタズミック!」をご覧になったことのあるリピーターの方だったのでしょう。今夜のショー内容に対して不満を述べる声も耳に入ってきましたが、それでも手早く後片付けをして 私達は20:40にはディズニーシーのゲートを出ました。帰りの車の中で、夫と私は今夜の「ファンタズミック!」について 多くのことを語りました。私達は大人の社会人としてもう随分長い年月 舞浜のパークに通ってきているので、今夜のような出来事があるとどうしても「お客」の立場ではなくパーク運営に携わる方々の立場で物事を考えてしまいます。・・・今夜の「ファンタズミック!」開始の数時間前、設備のテストをして大きな不具合があることが判明した時、ショー運営に携わる方々は 特に責任ある立場の方は一体どんなふうに思ったのでしょうか。早い段階で「システム不具合のため本日の『ファンタズミック!』は中止です」と告知するという判断を下すことだって可能だったでしょうに。でも。「ファンタズミック!」が中止になったら多くの人がどんなにがっかりするだろう。何時間も前からショーを待っている人をどれだけ悲しませるだろう。きっと彼らは彼らのイマジネーションを駆使してそんなふうに考えたに違いありません。そして、メインのシステムが動かなくてもなんとかゲストに喜んでもらえるようできる限りのことをしようと、これまたイマジネーションを駆使して短い時間で必死に準備してくださったのでしょう。その結果が、今夜の変則的な「ファンタズミック!」だったのかもしれません。(そりゃあもちろん、不具合の全くない完璧なショーを毎日上演できるのが一番素晴らしく、企業としてはそれを目指すのが当たり前のことなのでしょうけれど。)ショーの中でミッキーマウスが高らかに言う「イマジネーション」。それは、夢をみるとか楽しいことを空想するという甘く美しい意味の言葉でもあるけれど、他者の立場にたって相手の気持ちを慮る能力を表す言葉でもあります。ディズニーシーにはミッキーマウス以外にもイマジネーションの使い手がたくさん存在しているのだなーと、今さらながらあらためて実感した夏の一夜でした。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
August 6, 2011
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2024年春 ゴールデンウィーク後半。今日からはカレンダー上にも赤い数字が四つ並ぶという連休初日5月3日の朝 8時を過ぎた頃、私達の車は東京ディズニーリゾートに到着しました。――ちょっと早く着きすぎちゃったなあ~ー…なんとバチ当たりなことを言うのだ! と思われるかもしれませんけれど、この時期に私達が舞浜にやってくる目的は 毎年恒例の「ディズニーシー&ミラコスタに滞在してふたりの記念日を祝うこと」。本日は言わばその前泊日のつもりだったので、パークオープンの一時間後くらい、9:30過ぎくらいに到着できればじゅうぶん と私達は考えていたのです。(その頃には入園ゲート前の混雑も落ち着いているかもしれませんからね~)が、直前になって「5月3日の朝は道路がずいぶんと混雑する」という予測を耳にし、用心しすぎた結果 こんな早い時間の到着になってしまいました。(実際には今朝の首都高速道路環状線の内側はいつもの日曜日の朝とかわらない交通量で「がら空き」といってもいいくらいで拍子抜けでしたよ!)本日の宿泊先となるディズニーアンバサダーホテルの地下駐車場に入ったのは8:10過ぎくらいだったでしょうか。この時間は出ていく車が非常に多くて(皆さんパークに車を移されるんでしょうか?)空きがたくさんあり、ホテルロビーにアクセスしやすい場所にすんなりと停めることができました。とりあえず とロビーのベルデスクで荷物を預け、きょうは16:30前に部屋に入ることもないだろうから…とフロントでプリチェックインの手続きを済ませ、ここで時刻はようやく8:30前。ただいま絶賛外壁工事中だというアンバサダーホテルの中庭の景色を確認してから(実は本日は人生初「外壁工事対象客室」宿泊の予定なので どの辺りのお部屋なんだろうね~? という興味もあったのです)、ディズニーシー行きのリゾートクルーザー乗り場に向かうことにしました。(工事用の幕もアンバサダーホテル専用デザインで違和感がまったくありませんでした)私達が乗ったリゾートクルーザーがディズニーシーのパークエントランスノース側バスターミナルに着いたのは8:40過ぎ頃で、ちょうどパークが正式開園時刻を迎えようとしているタイミングでした。(本日の一般開園時刻は8:45とのことでした。)この時間ノース側の入園待機列最後尾はバスターミナルのすぐ近くまで来ていて うわあ混んでる~ と一瞬思っちゃいましたけれど、よくよく考えたらエントランスが一日中で一番混雑する開園直前の時間帯にしては そして大型連休にしてはこれは「ゲストが少ない」うちに入るのかもしれません。(だって本当に混雑する日のこの時間帯なら この場所にゲストが並びきれずに最後尾は立体駐車場1Fにまで伸びているはずですからね~)それにしても今日の舞浜はいいお天気。晴れ渡る青空に緑まぶしく 申し分のないさわやかな5月の朝です。入園待機列の最後尾についた8:45頃から列は止まることなくじりじりと前進し続け、水分補給をしたり日焼け止めを塗ったりしながらおしゃべりしているうちに私達は9時過ぎには屋根下の保安検査場まで辿り着き、9:10頃に入園することができました。(「予定では今ごろ舞浜に着くはずだったんだけどなあ」と夫。)約5ケ月ぶりに見上げるミラコスタ通り入口のタペストリーは「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」仕様です。落ち着いた色調とほど良い甘さのキャラクターイラストがディズニーシーらしいといえばディズニーシーらしい… ですかねえ~?ミラコスタ通りに立ってゲストを迎えてくださるキャストさんの手にも同じ雰囲気の小さな旗が。柱にもそれぞれファンタジースプリングスの住人となるキャラクター達をあしらったタペストリーが掲げられていました。(ティンカーベルのこのポーズは可愛いですね。)エンポーリオのショウウインドウにはファンタジースプリングスのグランドオープンまでのカウントダウン表示がなされていました。あと「34」日です。ミラコスタ通りを抜けてメディテレーニアンハーバー ピアッツアトポリーノに出ると、こちらの街灯にもファンタジースプリングスを夢見るキャラクター達のバナーが翻っていました。深いブルーと金色の縁取りが今日の青空によく映えてほんとうに美しいです。ドリーミング・オブ~というイベントテーマの文言も含め、「ワクワクドキドキしていてもたってもいられない」ような気持ちというよりは 新しい世界に足を踏み入れるその時を待ちながら「うっとり夢見る」ような気持ちにゲストになってもらおう という導き方ですね。ディズニーシーに何か新しいものがやってくるのは嬉しいけれど、それによってしばらくの間パークが騒がしくなるのはちょっとなあ… とついつい思いがちな年長(高齢とも言う)ゲストにはこの雰囲気作りは嬉しい限りです。さて、ディズニーシーの「いま」の景色を眺め渡す という入園後の儀式を終えた後は、この時期にパークに来たら絶対にやりたいことのひとつ「記念写真を撮影する」という目的のために 私達はカメラマンさんを探してハーバー周辺を歩きました。そして出会ったのが、以前パークで無料配布していた「TODAY」の表紙風の写真を撮影してくださるというとっても楽しいキャストさん。年甲斐もなく少々はしゃぎ気味で、素晴らしく面白い写真を撮っていただくことができましたよ~(ここで撮った写真は加工後どこかに載せておきますね)写真撮影のあとは、パークの一番奥の様子を見に行きつつ小さなアトラクションでも楽しもうか とメディテレーニアンハーバーのトランジットスチーマーライン乗り場へ。10分待ち表示で実際のところもけっこう待ち時間が長かったので、並んでいる間には 試してみたかったパーク内レストランの新システム「ディズニー・モバイルオーダー」というのにも取り組んでみました。これは公式アプリに新しく搭載された機能で、このシステムを採用しているレストラン(主にカウンターサービスレストラン)のメニューから注文したいものを選んで受け取りに行く時間を事前に指定しておき 受け取り時間がきたら予め登録してあるクレジットカードで決済する というものです。私達は今朝はまだ何も食事をとっていなかったので、スチーマーラインの到着先から近いマーメイドラグーン内のレストランで待たずに軽食をとれたらいいな と思って利用してみたのですが、操作も簡単でわかりやすく ずいぶんと便利になったなあ… と実感しましたよ。気持ち良い風に吹かれながら景色を堪能し、ロストリバーデルタの船着場に到着したのは10:00前頃でした。それからは橋を渡って ロストリバーデルタとアラビアンコーストの間にある話題の新エリア「ファンタジースプリングス」へ続く小径の入口(というか継ぎ目)へと行ってみました。新しいエリアとの継ぎ目に当たる場所にはキャストさんが立っていらっしゃるほかは背の低い植栽が並べられているだけだったので、既に完成していると思われるファンタジースプリングスの中の様子を覗き見ることも自由にできましたよ。どういった方々なのかわかりませんけれど、中に入って楽しんでいらっしゃるゲストの姿も多数見受けられました。関係者の方なのでしょうか 外国人のゲストもいらっしゃったようでした。私達はそのままアラビアンコースト方向へと進み、さきほどモバイルオーダーを入れたマーメイドラグーンのセバスチャンのカリプソキッチンへと向かいましたが、途中アグラバーあたりで後ろを振り返ると…フライングカーペットの向こうにファンタジースプリングス・ホテルの「グランドシャトー」の建物が見えていました。全室テラス付きスイートルームで 開業すれば東京ディズニーリゾート内最高級ホテルになるというグランドシャトー。いつか宿泊できるタイミングが私達にもやってくるんでしょうか??そのあとカリプソキッチンへ行き、注文した食事の受け取り方をキャストさんにきいて(初めてなので不安なことはとりあえずキャストさんに聞く中高年夫婦)無事に受け取り、ダイニングエリアに落ち着きました。(このとき10:30少し前。)きょうこの後の予定は遅めの昼食をパーク内でとることくらいしか決まっていなかったので、アプリを開いてふたりでパークのスケジュールや待ち時間をチェックしていると、「――11:30のビッグバンドビート、まだ座席抽選間に合うよ。やってみる?」(ビッグバンドビートの初回公演は以前は全席自由席だったのですが、最近は抽選になったのですね~パークの制度やシステムはどんどん新しくなっていくので、日々情報の更新をして認識を改めねばなりませんねえ。)期待せず気軽にチャレンジする時に限ってこういうものはうまくいくようで案の定良い結果となり、私達には後方ながら中央「B」ブロックの座席が用意されました。あらあらこれは大変!もうこうなったらマーメイドラグーンでのんびりしてちびっこに混じって小さなアトラクションで遊んでる場合ではなくなってしまいました。食事を済ませた私達は海底のダイニングエリアをあとにし、アメリカンウォーターフロントへと向かうことにしました。たどり着いたアメリカンウォーターフロントでは現在「フード&ワイン・フェスティバル」開催中とのことで、ブロードウェイの両側にはバナーも登場していました。初回公演分から「一階席は全て抽選(二階席は先着順)」となったブロードウェイミュージックシアターのビッグバンドビートは、劇場内への入場チェックもスムーズで ゲストに対応するキャストさんの人数が少なくなってもつつがなく運営されているようでした。人手を減らして効率よくゲストも快適に というパーク運営の大きな方向性はもう揺るぎなさそうですね。今後も様々なことがどんどん変わっていくのでしょう。もう3年も続いている、出演者を極力減らした特別体制のショー「ビッグバンドビート~ア・スペシャル・トリート~」。演出は少々変わったとのことですが、相変わらずステージ上にはバンドの皆さんの姿はなく、生の演奏や歌声を聴くこともなく。それでも今日もステージを背負って立つキャラクター達とダンサーの皆さんは大奮闘で、ショーそのものはたいへん楽しかったですよ。ショー終了後は、フード&ワイン・フェスティバル開催中のニューヨークエリアに繰り出しました。あちこちのワゴンタイプのお店でこのイベント限定のメニューを出しているので迷っちゃうのですが…やっぱり私達はこちらのお店かなー桟橋にある「バーナクル・ビルズ」。普段は骨付きソーセージとビールを販売しているこちらのお店、現在のおすすめメニューは「ポルペッティ&骨付きソーセージ」とビアカクテルですが、やっぱり普通にビールがいいなあ… ということで ハートランドビールふたつとおつまみにポルペッティ―&ソーセージを購入しました。そして、日陰を求めてうろうろ…今日は日差しが強いせいか考えることは皆同じ、日陰のベンチなどはどこも悉く埋まっていたので 結局私達はレールウェイの高架下を抜けてリドアイルの裏まで行くことになってしまいました。誰もいない。この場所で私達は一時間近くを過ごし、13:15くらいにお隣のリドアイルに移動して貴重な「日陰になる場所」を確保し14:00スタートの「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」を待つことにしました。(その2 に つづく・・・)※現在、パーク内で発行されるレシートには「ファンタジースプリングス」のきれいなロゴが印字されるようです◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2024
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(…その1から続く)テラスでのお茶を終えて、スペチアーレ&スイート客室についている朝食をとるためにベッラヴィスタ・ラウンジを訪れると、ちょうどディズニーシーのパーク内では9:30からのご挨拶プログラム「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」が始まろうとしているところでした。ショーではなくあくまで「ご挨拶」のための短いプログラムなので、お店の大きな窓から眺めていても 何か来た!何かやってる! くらいの感じになってしまいますが、タイミングよく居合わせるとやっぱりちょっと嬉しいものですよね~さてさて、本日のベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食。私達が案内されたのは窓辺の丸テーブルではなく、その後ろに位置する 6人くらいは座れるのではないか と思われるゆったりしたソファー席でした。普段のランチタイムなどでは「窓際1~2列目」の予約しか(私は)したことがないので、このソファー席で食事をしたことは今まで殆どありません。(お茶の時間にお邪魔した際は、何度が案内していただいたことがありますが。)が、ベッラヴィスタ・ラウンジの朝食時間帯は予約の際に座席位置を指定するというシステムではなく、お店の方が店内状況を見ながら順番に調整、配席をなさるので、朝食時ならばこのソファー席に案内されるチャンスは私達にもあったはずなのです。それでも今まで案内されたことがなかったのは、おそらく私達がいつも夫婦二人っきりであること(大きなソファー席を利用するほどの人数ではないこと)が関係していたのかもしれませんね。実際、今回、「こちらのお席です」と私達が案内されたその大きな細長い立派なテーブルには、4~5人分のシルバーのセットに加え 小さなお子さん用(たぶん)のランチョンマットまでが用意されていました。いつもはあまり目にしたことのない 可愛らしいキャラクターランチョンマットを見て夫が「~??…」という顔をすると、案内してくださったキャストさんは、「失礼いたしました。こちらはお子様用のご用意になっております。よろしければお食事の記念に どうぞお持ちください。さしあげます。」と、ニッコリなさいました。そして不要になった数人分のセットを手早く片付けて 去って行かれました。さしあげます と言われると、それが何であろうと人はだいたい嬉しくなっちゃうものですが、可愛いランチョンマットを思いがけず手にした夫もそれは同様で、「いいもの貰っちゃった~ これ折ったり丸めたりできないな~ どうやって持って帰ろうかな~」と、その後とっても嬉しそうにしていたので ちょっと可笑しかったですよ~ちなみに そのランチョンマットはこちら↓です。お子さんのいらっしゃる皆さんならよくご存じの物だとは思いますが。(お部屋に戻ってから記念に撮影しました。もちろん折れないようにクリアファイルに入れて丁寧に丁寧に持ち帰りましたよー)それから私達は、一時間近くをかけてゆったり朝食をとりました。ソファー席で テーブルも二人用にしては非常に広かったので、いつもよりも余計に「ゆったり」した朝食になった気がしないでもありませんが…食事中ふと上を見上げると、ソファー席の上の天井部分に葡萄棚が描かれているのに私は気づきました。何度も何度もお邪魔しているお店だというのに、店内のこのあたりの天井の様子など今までは気に留めたことがなかったので こんなふうになっているなんて正直よく知りませんでした。(よく利用する窓際のテーブルの上の天井はもっとシンプルです。) わあー 私達ったら今 葡萄棚の下でご飯を食べてるんだわ~ 素敵~ ピクニックみたいだね~などと、気付いてからというもの天井を見上げるたびに私はひとりではしゃいでいました。(だってねえ、枝葉の間から見える青空に薄い白い雲まで描かれていて、本当に葡萄棚の下にいるみたいな気分だったんですよ~)すると、おおかた食事が終わりコーヒーをいただいている頃になって男性のキャストさんが近くにいらして「実は…」と 小さな声で私に話しかけてくださいました。「実は、ちょうど今座っていらっしゃるあたりの天井にミッキーが隠れているんです。」……ええぇーっ! そんなぁー!『隠れミッキー』だなんて。そんなことを聞いてしまったら、もうすっかり大人の私だけど、探さないわけにはいかないじゃないですか!さっそく、夫と私は必死に目を凝らして天井の葡萄棚に隠れているというミッキーを探し始めました。(いました!)(わかります?)数分かかってなんとかミッキーを探し出すことができてホッとしていると、今度は「他にも、天井の葡萄棚にはミッキーが隠れているところがもう2か所あるんですよ。」などとおっしゃいます。……またまたまたー!ほらほら このあたりですよ、こちらです、とキャストさんは店内のバーカウンター(朝食ブッフェの時はお料理が置いてあるカウンター)の上あたりを示してくださいます。この時、時刻はもう10:30近くなっていて店内には食事中のゲストの姿も殆どありませんでしたし、朝食時間帯はブッフェ形式ですから席を離れて少々立ち歩いても他のお客様ににご迷惑をおかけすることも少ないだろう… と 思い切って私はソファーから立ち上がり、天井の葡萄棚に隠れているもう2つのミッキーを探しに出かけました。と、いました いました。最初に見つけたミッキーよりも私にとっては見つけるのが簡単だったので、なんだか嬉しくなってしまいました。キャストさんが「実際に目で見た時よりも、広いエリアを写真に撮っておいて あとでなんとなく眺めていた時に気付いた という方が多いみたいですよ」とおっしゃるので、私も持っていたスマートフォンでちょっと天井を撮影させていただいちゃいましたよーキャストさんからのふとした一言がきっかけで、いつものように窓際の丸テーブルでパーク内の景色ばかりを眺めて食事していたら絶対にできなかったであろう楽しい経験を 今朝 私はすることができました。『隠れミッキー』の話題はこの地でゲストをもてなすお仕事をなさっている皆さんにとっては一般的な話題のひとつなのかもしれません。でも、お子さん連れファミリーでもなく 一見したところSNS投稿が好きそうな方々でも若くて賑やかなグループでもない 結構な年齢の夫婦ふたりきりで訪れた私達のようなゲストにこの話題を提供するのは、喜んでもらえるか…呆れられるか…という きっとひとつの「賭け」に近いことだったでしょう。(ミッキーなどのディズニー要素に一切興味のない ただの旅行者、ホテル利用者かもしれませんものね。)その点では 入店してすぐに夫にランチョンマットをくださった女性キャストさんの行動も同じだと思います。(「すみません」と言ってさっと片付けてしまっても良かったわけですから。)こんな風体のゲストだからこんなことには興味ないだろう…喜ばないだろう… なんていう固定観念の垣根を軽々と飛び越えて。フレンドリー過ぎず、かしこまり過ぎず、舞浜の地に建つホテルらしいほどよい距離感で私達に接してくださったベッラヴィスタ・ラウンジのキャストさん達には 今さらながらに頭が下がる思いでしたよ。ありがとうございました。あんまり楽しくて笑ったような顔のまま スキップして(心の中でね!)部屋に戻り着いたのは10:30過ぎ頃のことでした。この時間、東向きのテラスには初夏のような陽光が降り注ぎ、これは日傘が必要… と思われるほどでした。たっぷりの光の中で はっきりと見える水平線。私の好きな景色です。見渡すと東京湾では 大きな船が数隻、かなりのスピードで航行中のようでした。私達はそれから、テラスに面した窓を全て開け放して室内で記念撮影をしたり、部屋を片付けて荷物を整理したりしました。そして11:20過ぎ頃、テレビ画面でエクスプレスチェックアウトを選択し、部屋を出てサローネへ。(ドアノブにかける「エクスプレスチェックアウトしました」のカードは無くなり、代わりにテレビ画面で操作するようになったのですね~)※余談ですが、サローネに着いたあと、夫が「サービスホットラインに電話しないまま部屋に荷物を置いて出てきてしまった」ことに気付いたのですが、サローネキャストさんが手配してくださり事なきを得たようでした。感謝です。お邪魔してみるとこの時間のサローネには数名のゲストがいらっしゃるのみで、今回もまたとても静かでした。昨日も何度もこちらを利用しましたが、今回の滞在中では「大混雑で賑やか」という場面に一度も遭遇せず、「こんなこともあるんだなあ… タイミングかなあ…」と思いましたよー11:30からは、今滞在中サローネ・デッラミーコから眺めるのは二回目となる「ファッショナブル・イースター」が始まりました。昨日の夕方ここから観たのと内容は多分同じはずなのですが、光の加減で随分と印象が変わるものなんだなあ と思いましたよ。眼下のステージやショーエリアでのパフォーマンス時も、色彩が生き生きして綺麗によく見えます。飛び立った凧も五色五連でした。やがて ショーが終わろうとする頃、私達はキャストさん達にお礼を言い 滞在中に諸々お世話になったサローネ・デッラミーコを出ました。12:00になる少し前のことでした。(その3 に つづく・・・)私の大好きな椅子。背面に地図がデザインされています。こちらはヴェネツィアサイドのソファー。落ち着いた色合いで、これもまた好きです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 28, 2018
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お休みの午後、ひとりで電車に乗って昼食のためにホテルミラコスタまで出かけてきました。舞浜駅に降り立ったのは13:00前くらいだったでしょうか。JRの改札を出てリゾートゲートウェイステーションへ向かい ホームで待っていると、滑り込んできたのは40周年仕様のリゾートライナーでした。乗り込んでみるとこの時間の車両内はとーっても空いていて、特に私のいた最後部車両は他には誰もゲストがいないような状況でした。あら~ 平日とはいえどうしてこんなにゲストが少ないのかしら??パークのパレードやグリーティングに時間が重なっているタイミングなのかな??(最近のパークのエンターテイメントスケジュールには非常に疎い私です。)この車両に乗るのもずいぶん久しぶり、前に乗ったのいつだっただろうか……と、しばらくボーっとしていましたが、 あ!これは写真を撮るチャンスなんじゃないのー?? と急に何かの「魂」が呼び覚まされたので、私は慌ててカメラを取り出してシャッターを切りました。突然の感染症の登場で、世の中が急変化の時を迎えてからまもなく四年。2020年の初め頃までは こうして平日にひとりでリゾートラインに乗ってディズニーシーのパークやホテルミラコスタでのんびり過ごすことは 私にとっては決して特別ではない「よくあること」で、ごく普通の日常の一部だったのよねえ――見慣れた車窓の風景にカメラを向けたり眺めたりしているうちにふとそんなふうに思い、過ぎてしまった月日の重さに気付いて一瞬身震いしそうにもなりましたが、四年前と同じようにまたこうして好きな場所へひとりで赴ける日々が戻りつつあるんだな と考えると、じんわりと嬉しさが湧いてくるような気がしました。ディズニーシーステーションで降りてからは、いつものようにまずホームのデッキへ出て パーク内を見下ろしました。時を経ても変わらず美しいディズニーシープラザ、そしてホテルミラコスタの建物。目を凝らせば、ミラコスタ通りの入口にはささやかなハロウィーンデコレーション。この先もしばらくパークに入園する予定がないので、私の今年のハロウィーンは予想通り遠くから眺めるだけで終わりそうです。さて。本日のお昼はベッラヴィスタ・ラウンジでいただきます。先月ハロウィーンのメニューをいただくため夫と二人で後方のソファー席を利用しましたが、その後運よく窓に近いテーブルの予約枠に空きを見つけたので これはぜひ伺わなければ! と 今日はひとりでやってきた次第です。(夫は残念ながらお仕事です。)注文したのは、今日は「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」(と、シャンパン「二コラフィアット」のグラス)。お料理は先月来た時に夫が注文したのとほぼ同じなので、記録は簡単にしたいと思います。前菜は「鶏むね肉とカリフラワーのインサラータ パルミジャーノソース」とのご案内。鶏むね肉とカリフラワーやみょうがやグリーンの野菜、きのこなどをハーブオイルと白バルサミコ酢などで和えたサラダにパルミジャーノをたっぷり。手前のはポークリエットと ちょっとオレンジ風味っぽいかぼちゃのピュレ かな??(確認しなかったので違っていたらごめんなさい。)パスタはタコとトマトのラグーソース。具はタコとトマトの他 ズッキーニやナスなど。パスタの種類は日替わりだそうで本日はショートパスタでした。コンキリエッテか?と思いましたが、端が尖ってないし厚みがあってモチモチしていたのでごく小さなニョッキなのでしょうかね。(先月夫がいただいた時はロングパスタでした。)メインはお魚にしました。ハロウィーンのコースのお魚と同じお料理だそうで、本日のお魚は鯛。セモリナ粉をまぶして焼いた鯛と帆立貝柱のグリルにマントヴァ風ソース(ケッパーやハーブを使った酸味のあるオイルソース)。付け合わせのお野菜はブロッコリー二と京赤水菜とのこと。デザートはこのコースとしては定番のティラミスとジェラートの盛り合わせ。今期のジェラートは葡萄、葉っぱのように見えるのは抹茶風味のチュイールだそうです。途中14:50過ぎくらいでしょうか、食事をしながら目の前に広がる火山とハーバーの景色を眺めていたら、視界の右端にあるオチェーアノのテラスにゲストがぱらぱらと出てくるのに気づきました。15:00からメディテレーニアンハーバー水域で行われるグリーティング「レッツ・セレブレイト・ウィズ・カラー」のためにテラスが解放されたタイミングだったようでした。私のいたテーブルからも、なんとなく様子を見ることができましたよ。(遠いけど。)食事を終え、お店を出たのは15:30少し前ごろだったと思います。帰宅ラッシュの混雑が始まる前に東京駅を通過してしまいたかったので(電車の混雑も戻ってきましたからね)、私はそのままホテルを出てリゾートラインに乗りJRに飛び乗り、まっすぐ家に帰りました。たったひとりで約二時間、大好きなプロメテウス火山とメディテレーニアンハーバーを眺めながら過ごすことができた 素敵な午後でした。** ベッラヴィスタ・ラウンジ の 「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」 **・鶏むね肉とカリフラワーのインサラータ パルミジャーノソース・タコとトマトのラグーパスタ・本日の魚のセモリナ焼きと帆立貝 マントヴァ風 または ポークタリアータ 栗 里芋 コラトゥーラとエシャロットのソース・ティラミス 巨峰ジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・2023年9月1日~10月31日(5200)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
October 17, 2023
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(…その1から続く)14:00から始まった「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」は、新しくオープンするエリア「ファンタジースプリングス」の住人となるキャラクター達が登場する10分ほどのごく短いハーバーグリーティングでした。(ショーではなくグリーティングなので、鑑賞する際はどこの場所でも何列目でも全て立ち見になります。)草花で飾られた大きな船に乗ってハーバーにやってくるのはミッキー&ミニー(上)、アナ&エルサ(正面向かって右)、ウェンディ&ピーターパン(下)、ラプンツェル&フリン(正面向かって左)。この4組が船上で次々場所をローテーションしていって、中央の上のデッキに立ったところで新しい世界への想いを表現する という趣向のようで、みどころは主に表情豊かなキャラクター達の姿そのもの と言ってよさそうな感じです。各キャラクターが場所を移動することでハーバーの全方位に姿を見せてくれるのは嬉しいですね。みんなまるで たった今ディズニーアニメーションの絵の中から飛び出してきたか と思うような溌溂ぶりで、それぞれのファンの皆さんにとってはかなり楽しいグリーティングなんじゃないでしょうか。もちろんミッキーとミニーも、自分たちが中央上で語る時以外も全方位のゲストに対して全力で愛嬌をふりまいてくれます。終盤には他のキャラクター達を乗せたスチーマーラインも二隻ハーバーに登場してきました。黄色い船にはドナルト、チップ&デール、プルートとグーフィーの姿が見えました。青い船には既に23年前からディズニーシーに存在しているお伽話(ファンタジー)エリア、「マーメイドラグーン」と「アラビアンコースト」に住むキャラクター達が乗っていましたよ。6月6日からは、ディズニーシーのプロメテウス火山を抜けた先、右手の奥のエリアは「マーメイドラグーン」「アラビアンコースト」「ファンタジースプリングス」と3つのエリアがつながって、ひとまとまりの大きなファンタジーの世界となってゲストを楽しませてくれることになるのでしょう。水上に登場した大小三隻の船は 最後はリドアイルのすぐ前を通って水際に沿ってぐるっと回り、ハーバーから退場していきました。全てが終了し、リドアイルから退出して 時刻は14:10過ぎ。そのあとは遅い昼食のため PSを入れてあった「SSコロンビア・ダイニングルーム」へ行きました。名前を告げて店頭で数分待った後、中へ案内していただけました。現在パーク内の3つのテーブルサービスレストランでは「ファンタジースプリングス」をテーマにした「シェフズ・イマジネーション」メニューを提供中です。ここSSコロンビアダイニングルームの担当テーマは「フローズン・キングダム」。アナとエルサの住む世界ですね~こちらのお店はその「スペシャルコース」のみの用意(単品などは無し)ですが、メインは「ローストビーフのみ」「黒毛和牛サーロイングリルのみ」と「その両方盛り合わせ」の三種類から選ぶことができます。(選んだ内容によって価格が変わります。)私達の場合は、夫はローストビーフ 私はグリルを選択しました。そして私だけ、「ソムリエおすすめのペアリングワインセット」というのも付けてみました。 《メモ》 スパークリング:アンリオブリュット・スーヴェラン 白:シャトーメルシャン・北信シャルドネ 赤:シャトーメルシャン・長野メルロー (4500)以下簡単にお料理の記録です。前菜は三種盛り合わせにしました。イメージしているのは映画の中の「トロールの森」のシーンだそうです。四角いグラスの中身はアナをイメージしたグリーンピースムースで中に帆立貝柱が入っていました。左のはそりに乗ったクリストフで、そりは鮪、ふわふわした帽子は蟹サラダ。右は見ての通りトロールと彼らが暮らす森をイメージしたとのことで、グリーンのトロールの中身は合鴨のリエット、周りはピスタチオです。魚料理は「エルサの閉ざされた心」をイメージしたお料理。自分でセロファンを開いていただきます。左側の小さなのはフランですが、エルサの心のように表面が凍っていました。セロファンの中身は金目鯛と ホワイトアスパラガス、ヤングコーン、ズッキーニなどの夏野菜でした。お肉は「エルサの戴冠式」のパーティーシーンを思い起こさせるような豪華なお料理を用意したとのこと。ソースはどのお料理を選択しても同じクランベリーソースです。こちらは夫の「ローストビーフ」のお皿。こちらは黒毛和牛のグリル。付け合わせのグリーンの長いのは戴冠式でエルサが持つ笏(杖)をイメージした甘長唐辛子、赤いラディッシュは権力の象徴である「宝珠」をあらわしているとのことで両方ともフリッター仕立てでしたが、とてもおいしかったですよ。ホースラディッシュがちゃんと添えてあったのも大変嬉しかったです。デザートはたっぷりのレアチーズムースとミントフォームのゼリー。愛の力で氷が解けて平和が戻って来たアレンデールの国の幸せな様子を表現しているそうです。レアチーズムースの下にはフルーツが隠れていて、上にはエディブルフラワーやハーブ、雪の結晶型のホワイトチョコレートも添えてありました。どのお皿も量がたっぷりだったので、かなりお腹がいっぱいになりました。楽しかったです。お食事を終えてお店を出てからは、SSコロンビア号のデッキへ出てパークの景色を眺めながら少し食休み。(ちょっと食べ過ぎちゃったのでね~)朝方アラビアンコーストから見たファンタジースプリングスホテル・グランドシャトーの建物を こちらのデッキからも眺めることができましたよ~その後はミラコスタ通りまで戻ってフォトグラフィカに立ち寄り、朝撮影していただいた「TODAY」表紙風の写真(↓参照)を受け取ってパークを出ました。(この時はまだ、のちほどもう一度シーに入園しよう なんて思っていました。)そしてパークエントランス・ノースのバスターミナルからリゾートクルーザーに乗って18:00前頃アンバサダーホテルに戻り、エレベーターに乗り込んで本日宿泊する6階の部屋に向かいました。さてさて、本日のお部屋は初めて予約してみた「外壁工事対象客室」。朝、外から確認して、「おそらくイクスピアリ側だろう」という見当はついていたのですが、お部屋 どこだろう??ルームキーケースに記された部屋番号を頼りに進んで行くと。本日のお部屋のドアはこの素敵な吹き抜けに面した場所にありました。――「外壁工事対象客室」って窓に目隠しフィルムが貼られていると聞いているけど、室内まっ暗なのかしらん?そう思いながらドアを開けると、意外にも室内には窓から光が差し込んでいました。今日はよく晴れていましたからね~ 西陽ですかね~なんだー けっこう明るくて外の気配も感じられそうじゃないの!!が、レースのカーテンを開けると窓ガラスにはしっかりとフィルムが貼られていて(しかもアンバサダーホテルのロゴ入りフィルムです)外はまったく見えませんでした。窓ガラスに近づいてフィルムの隙間によーく目を凝らすと、どうやらこのお部屋はバルコニー付きのようで 普段は窓を開けて外に出られる造りになっているみたいでした。(西陽の中、バルコニー手摺のシルエットもはっきり確認できました。)工事中じゃなければきっとアンバサダーホテルらしいリゾート感あふれる素敵なお部屋なんだろうなあ… と思いましたよ。部屋に入るまでは どうせ真っ暗だろうから少し休んだらすぐシーのパークに戻ろう なーんて思っていたのですが、思っていたよりも広くて居心地が良かったので、結局私達は今日はパークに戻らずこの部屋やホテル内でゆっくり過ごすことにしました。あれこれ考えていた夕食のプランも、SSコロンビアでの昼食が充実していたために実行する気持ちになれず、私は「夕食抜き」で済ますことにしました。(夫はサンセットサンドリ―で軽食を購入していましたけれどねー!)それからは明日の予定を考えたり今日撮った写真を見たりして過ごし、22:00過ぎには休みました。予想外に道路が空いてたおかげで朝からパークに行くことになっちゃってすっかり忘れてたけど、私達きょうは「前泊」のつもりだったんだものね~ではでは おやすみなさい。明日こそが本番の「ホテルミラコスタ&ディズニーシー」になるはずです。(翌日につづく)※朝ハーバーで撮影していただいた台紙付きの写真(しっかり加工してありますけど)(2024年5月3日の「TODAY」の表紙にしていただきました。かなり浮かれてます。)** S.S.コロンビア・ダイニングルーム の ~シェフズイマジネーション~スペシャルコース (フローズンキングダム) **・アペタイザー盛り合わせ グリーンピースムースと帆立貝、ピスタチオを纏った合鴨のリエット、鮪と蟹のサラダ仕立て または ソーセージとチキンのベジタブルスープ・金目鯛と夏野菜の包み蒸しとシーフードの冷製フラン・ローストビーフ クランベリーソース または 黒毛和牛サーロインのグリル クランベリーソース または 黒毛和牛サーロインのグリルとローストビーフ クランベリーソース・パン・レアチーズムースとミントのフォーム、ピーチとローストアーモンド添え・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2024年4月1日~8月31日(8800~13400)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2024
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ホテルミラコスタ「オチェーアノ」へ行き 10日ほど早いですが結婚記念日を祝ってきました。舞浜到着はお昼過ぎ。まっすぐお店に行くと予約時間よりもずいぶん早く着いてしまいそうだったので、ふたりでリゾートラインに乗ってしばしリゾート内をぐるぐるしてみました。今年からはディズニーランドに加えてシーでもイースターのイベントを執り行うということで、リゾートゲートウェイステーションの改札の中にはこんな↓飾りつけが。ホームのドアもこんなふうに。これからしばらくは舞浜全体で毎年「春はイースター」ということになるのでしょうかね~。オチェーアノ到着は13:30頃でしたが、ウェイティングエリアにはゲストがあふれ大盛況のようでした。やはりパークの季節イベントがあるのと無いのでは このお店の混雑状況もだいぶ違ってくるのでしょう。窓からは 水際が遠ーくにいってしまったホテル前の広場「ピアッツァトポリーノ」がよく見えましたよ。さて、本日予約していたのはコースの方でしたが、案内していただけたのは普段は宴会用個室として使われている一番奥の「エテールノ」の部屋の窓際のテーブルでした。ユアアニバーサリープランをお願いしてあったので まずは写真撮影があり、その後シャンパンと「ディズニー・イースター」のランチコースで今年もささやかに でも楽しく 結婚記念日を祝いました。14:30からパーク内メディテレーニアンハーバーで行われる水上ショー「ファッショナブル・イースター」は雨天のため内容が変更されてごく短いグリーティングになりましたが、テラスは解放されました。テラスからピアッツァトポリーノ方向を見てみると、前進した水際の様子がよくわかります。空けられている場所には埋め込み式のステージがあり、本来ならばこの部分がせり上がってショーが行われるんだそうです。コース側テラスの前のエリアも広くなりました。こちら↑にはバケーションパッケージや有料ツアーを購入したゲストのための鑑賞席も設けられているとのことです。グリーティングが始まると水上にはキャラクター達の乗ったカラフルな船が登場。レインコート姿のミッキーとミニーに会うことができました。テラスから屋内に戻って、ようやく落ち着いてお食事です。まず前菜。リエットが鴨肉の帽子をかぶってるんだそうです。二皿目は帆立貝柱のソテー。メインは、お魚はマスです。(このお皿にはロブスターがプラスされています。)お肉は牛フィレ。デザートのお皿はこんな素敵な帽子をのせてテーブルにやってきました。中身は今回はずいぶんとまた賑やかです。デザートと一緒にユアアニバーサリープランのケーキもいただきました。そして帰り際にキャストさんが記念品と一緒にテーブルに届けてくださった記念写真は、イースターに因んでミッキーの帽子仕様になっていました。いつも通りのグリーンの台紙が出てくるものとばかり思っていたので これにはちょっとびっくりでした。食事を終えてお店を出ると 時刻はとっくに16:00を過ぎていました。16:30からはパーク内では本日三回目の「ファッショナブル・イースター」が行われ、ホテル内から少しですが眺めることができました。確かに、立派なステージがせり上がっています。凧が舞う場面もあるのですね~~。次に舞浜に来た時にはしっかり観られるといいな・・ と思いましたよ。その後、私達はミラコスタ下の ディズニーシーピクニックエリアの新緑を眺めて帰宅しました。あっという間に季節は移っていきますね。美しい花の時は終わり、我が家にとって大切な季節が、そして私の大好きな風薫る季節が もうすぐやってこようとしています。*** オチェーアノ の “ディズニー・イースター”ランチコース ***・低温ローストにした鴨胸肉と白レバーのリエット サラダ仕立て ベリーソース・帆立貝のソテー 夏みかんのマーマレード 空豆のフランを添えて・燻製にしたマスのポワレ 菜の花ピュレとレモングラスの香るソース (※別途料金にて「ロブスター」追加可) または 牛フィレ肉のグリル タマネギのエスプーマとワサビ風味ソース 山菜のフリットと共に (※別途料金にて「マスのポワレ」「ロブスター&マスのポアレ」追加可) ・シトラスフルーツのカッサータ ジャスミン風味のアイスクリーム添え・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・・・2015年4月2日~5月12日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 19, 2015
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6月30日から限定的に営業を再開したホテルミラコスタに 昼食をとるために出かけてきました。静まりかえったホテル正面玄関脇に佇んで咲き誇る大島桜を眺めたのは3月21日のことですから、あの日から実に約4ヵ月もの月日が経ったことになります。 きょうの時点では、ホテルミラコスタはまだ入館できるゲストを「宿泊、レストラン、婚礼、宴会を既に予約している」者のみに限定しています。たまたま私達は レストランの予約受付が突然停止になった3月以前に「シルクロードガーデン」にPS(プライオリティーシーティング=優先着席)を入れていたため きょうこの場所を訪れることができたというわけです。車で舞浜に到着し、ホテルミラコスタの車路ゲートにさしかかったのは13:10過ぎのことでした。守衛所の付近で出迎えてくださった女性のドアサービスキャストさんに食事で来た旨と名前を告げると、キャストさんは瞬時にタブレット端末で予約者リストを確認し、私達の車を快くホテル駐車場へと通してくださいました。本日のホテルミラコスタ駐車場はパークが休園していた3月下旬に来た時よりは混雑していましたが、それでもやはり週末にしては空いていて、私達は立体駐車場にまわることなく平面部分に難なく車をとめることができました。予約時刻が迫っていたので、「久しぶりにミラコスタに足を踏み入れる」という感慨に浸る間もなくちょっと急いで正面玄関を入ると。風除室には「in」と「out」を分けるためのロープが張られており、手指消毒用のアルコールボトルもしっかり設置されていました。今となってはもうなんてことはない 首都圏在住の者にとっては完全に日常になってしまった見慣れた光景ですが、これをやらないことにはこの場所も営業をすることができないのですよね~…あらためて、この数か月の間に目まぐるしく変化した私達の生活のあれこれに思いを馳せざるをえませんでしたよ。足を踏み入れたロビーでも、「変化」はすぐに目につきました。まず、以前は柱の陰などロビーのあちこちにたくさん置かれていた小さな椅子や手荷物台が一切見当たりません。ディズニーアニメーションを絶えず流していたモニター前に並べられていたお子さん用の小さな椅子すらも、ちょっと腰を掛けてしまいそうな「台」になりそうなものは固定されている物以外は殆ど全てが撤去されていました。有名な天井絵の下、帆船のオブジェを囲むように設置されているソファーにもソーシャルディスタンス保持のため使用できないエリアが設けられていました。レセプションにも、チケットを販売するカウンターにも、キャストさんとゲストが一定時間以上対話しそうな場所には強固な透明のガードが取り付けられていました。人の数は意外に多いように思われましたが、よく見ると実はこの時間ロビーにいる人間の半数近くは「キャストさん」で、ロビーにさり気なく散らばってゲストを見守っていらっしゃるようでした。レストラン入口もこの通り。ゲストの動線が無為に重ならないように という配慮でしょうか、ここでも入口と出口はしっかりと分けられていました。予約した時間に少しだけ遅刻して訪れたシルクロードガーデン店内は空いていて テーブルの使用率は通常の二割ほどといった感じでした。きょう現在はまだホテル宿泊ゲストと3月末までに予約したゲスト(…のうちキャンセルしなかったゲスト)のみしか受け入れていないので、こんなものなのかもしれませんね。案内していただいた奥の席につき店内を見渡してみるとテーブルレイアウトには大きな変更はないようで、入口のカウンターに透明なガードが設置されていることとキャストさん全員がマスクを着けていらっしゃること、メニューがQRコード読み取り式(自分のスマートフォンで見る)になったこと以外は 以前と変わらぬ様子のように思われましたよ。さて、本日のお食事ですが、私達は現在シルクロードガーデンで提供されている「ジャーニー・スルー・チャイナ」という企画のランチコース(~四川~)をお願いすることにしました。(もともとこの企画は「シルクロードガーデンで中国の四つの地方の料理を楽しむ」という主旨のもので 3月末から「北京」「四川」「上海」「広東」と一年かけてぐるーっと中国をまわるようにお料理を楽しめるはずでした。その第一弾「北京料理」目当てに5月に入れていた予約はホテル臨時休館のため自動キャンセル処理となってしまいましたが、ようやくホテルの営業が再開されたため第二弾の「四川料理」は幸運にも味わえることになりました。)注文を終えると、テーブルにまずやってきたのは「マスク入れ」と「お箸」。お箸と箸置きは以前は直接テーブルクロスの上にセッティングされていましたが、きょうはナプキンで包まれた状態で出て来ました。(飛沫がかかるのを予防しているのでしょうか?)外したマスクを入れる「マスク入れ」として提供されたのは、ディズニーホテルで普段使用されている大判の紙ナプキンでした。お食事の際は袋状になっているところにマスクをしまってください とのことでしたよ。今日はドリンクを注文しなかったのでグラス入りの冷たい烏龍茶を提供してくださったのですが、こちらのグラスも約30分に一回は(全然減っていなくても)新しいものに交換してくださいました。これもおそらく、同じものを長い時間テーブルに置かない という一種の飛沫対策なのかしら~ と ちょっと思いましたよ。では 簡単にお料理の記録を。まず前菜の盛り合わせのお皿です。真ん中はイベリコ豚の厚切りローストで、黄色い器に入っているお醤油ベースのソースと左下の白いソース(柚子風味のサワークリーム)でいただきます。左上のグラスの中身は海老、イカ、鱧を麻辣ソースであえたもので、結構ピリ辛でした。(「四川」ですからね~)スープは海老ワンタン入り蟹肉スープ。大きな海老入りワンタンの他に 柚子風味のお麩を揚げたものも入っていました。次は、牛肉と季節野菜の炒めもの。お野菜は、玉ねぎ、インゲン、舞茸などキノコ類。中に大きな茄子も隠れていました。「四川」のコースの中にあってはやさしい味で、安心していただけました。次は、白身魚とたっぷりのチリソース。本日の白身魚は「鯛」とのことでした。↑こちらは私が撮った私のお皿ですが…↓夫が自分のお皿を撮った写真はこちら。夫はきょうも、コースとは別に「白いご飯」を注文していたのでした。食事の最後は冷やし担々麺。シルクロードガーデン特製の「自家製ラー油」を加えていただきます。自家製ラー油はフルーティーで爽やかな香りで辛さはそんなに強くなかったので、多少多めに加えても(私は個人的には)大丈夫でした。デザートはお米のプリン。ドライフルーツが添えてあります。別皿で「おこげ」もついてきました。おこげは五香粉風味でした。プリンの量がとても多いので 途中で飽きるかな~と思ったのですが、おこげを混ぜたりドライフルーツを混ぜたり… と いろいろ味を変えながら食べられるのは良いなーと思いましたよ。全て食べ終わって、時刻は15:00過ぎ。4ヵ月ぶりにミラコスタで食事をした記念にキャストさんに写真を撮っていただき、テーブルで会計を済ませて、私達はお店を出ました。それからは ロビーでスーベニアメダルを作ったり(幻となった「イースター2020」のものが二種類と「パイレーツサマー2020」のものが一種類ありました)、ミッキランジェロギフトでお買い物をしたりしてから 15:30頃ホテルを出て舞浜を発ちました。――世の中の要請に応える形で変わらざるを得ないところは確かに変わっていたけれど、長いお休みを経ても変わっていないところは何も変わっていなかったじゃない?それに何よりも、ホテルミラコスタとディズニーシーはこの数か月の社会の混乱をくぐり抜けて まだちゃんとここにあったじゃないの!(!!)そんな他愛のないことに ついニヤニヤとほくそ笑みそうになるのを我慢しながら、私は今日のところは舞浜をあとにしたのでした。《ロビーの階段上からディズニーシーのパークを覗き見る》※この階段とこの先に続くホテル&パーク・ゲートウェイは現在「パーク→ホテル」の一方通行になっていて、ホテルからパークへは通行できないようになっていました。広い窓辺の近くには立ち入り不可の斜線が引かれていて、立ち止まることもできなくなっていました。* シルクロードガーデン の “ジャーニー・スルー・チャイナ” ランチコース ~四川~ *・イベリコ豚と海鮮の麻辣ソース ・海老雲呑と蟹肉のスープ ・牛肉と野菜の炒め ・白身魚のチリソース ・冷やし坦々麺 辣油添え ・お米のプリン ドライフルーツシロップ ・・・・・・・2020年7月1日~9月2日(4300)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
July 19, 2020
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(11月13日の日記から続く)目が覚めたのは7:00頃でした。きょうはパークに出かける予定もないし、チックタック・ダイナーに頼んである朝ご飯は夫が取りに行ってくれると言っていたし。夫よりも先に起きて身支度などする必要もないのですが なぜか自然に目が覚めてしまいました。窓の外を覗いてみると、クロックタワープラザにはようやく朝陽があたり始めたところ。ホテル内のレストランでは朝食営業も始まっているのでしょうが、早朝の小さな中庭には人の姿はありませんでした。しばらくするとミッキーからのモーニングコールを受けて夫もご機嫌よく目覚め、バスルームへ行ってシャワーを浴び始めました。そして 夫は乾ききっていない髪のまま部屋を出ると、10分ほどしてアンバサダーホテルの建物やキャラクター達の姿が描かれたホテルの紙袋を提げて戻ってきました。中身は オンラインのレストラン予約を通してホテル内チックタック・ダイナーに頼んであった朝限定の「ブレッドセレクション」です。ミッキーフェイスの持ち手のついたテイクアウトボックスを開けると、中には四種類のパンが一個ずつ入っています。これで「一名分」となります。どのパンも存在感がある大きさでしたので、とりあえず早く食べたほうが良さそうな物だけを選び 二人で分け合って食べることにしました。こちらのオリジナルサンドウィッチ(ポテトと卵のサラダ入りのようでした)と…フルーツデニッシュ。(本日のはオレンジや黄桃入りでしたが、季節によって変わると思いますよ。)二種類ともフィリングぎっしりでした。美味しくいただきました。あとのふたつは、チョコレートコロネと プルートの大好きな「骨」の形のソーセージブレッドでしたので、帰宅後の夕食にしようと考え 持ち帰ることにしました。このブレッドセット、私達は今回は昼食もちゃんと食べる予定があったのでふたりで1セットのみの予約にしたのですが、これで量的にはじゅうぶんだったように思います。ホテル宿泊時の朝食としては便利ですし、また機会があったら利用したいと思いましたよ。食後のコーヒーも飲み終わったところで、私はカメラを手にひとりでホテル内のお散歩に出かけました。エレベーターでロビーに下りたのは9:20くらいでしたが、もうこの時間には礼服姿のゲストがいっぱいいらっしゃいました。午前中の一番最初の挙式はこんなに早い時間の設定なのですね~きょう一日、アンバサダーホテルではきっとたくさんの結婚式が予定されていることでしょうね。その婚礼の前後に記念撮影が行われるロビー奥の階段には 毎年お目見えするクリスマスツリーが今年もちゃんと飾られていました。この時間はたまたま誰もいなかったので これ幸いと撮影。この場所のツリーはホテルのテーマカラーでもあるブルーのオーナメントがとても綺麗で好きです。続いて、レストランエリアに行って開店前の「エンパイアグリル」店頭のクリスマスツリーも撮らせていただきました。こちらはカリフォルニア産の柑橘のような 大きな金色のオーナメントが特徴的です。ディズニーシーのパーク内では今年はあまりクリスマスツリーをみることができなかったけれど、ホテルでは毎年必ず飾られる場所やお店の前のツリーはちゃんとあったりするのね~パーク内のツリーはあくまでも「イベント装飾」だけど、ゲストをお迎えするホテルではツリーは日本のお正月における門松や鏡餅のようにこの季節の到来を知らせるものだから おもてなしの一環として絶対欠かせない! ってことなのかなー と、ちょっと考えてしまいましたよ。そのあとはクロックタワープラザに出て宿泊している部屋の窓を探したり、館内のショップを見たりしてから 10:00過ぎに部屋に戻りました。(結構長いお散歩でした。)それから部屋を片付けて荷物をまとめ 私達はホテル宿泊時恒例の記念撮影をしました。窓辺で撮影中にふと外を見ると、中庭の先のあずまやでは結婚式後のサイニングセレモニーの真っ最中で、新郎新婦が祝福にかけつけたキャラクター達を交えて記念撮影をしているようでした。アンバサダーホテルの結婚式は きちんとキャラクターも参加して執り行えているのですねえ...こちらの結婚式も一時は中止や延期続出だったことでしょうから、安心して希望通りの結婚式ができるようになってほんとうに良かったと思います。その後、テレビ画面でエクスプレスチェックアウトの手続きをして部屋を出ました。(支払いは昨日のうちにフロントデスクで済ませてありました。)11:00過ぎのことでした。アンバサダーホテル地下駐車場を出たあとは、昼食のためホテルミラコスタに向かいました。駐車場に車をとめて向かった先は今日はシルクロードガーデンです。シルクロードガーデンの入り口の中国風クリスマスツリーも今年もちゃんとあり、ひと安心 といったところです。何度も繰り返し書きますが、どんな時でも何があっても「あるべきものがあるべき場所に在り続ける」っていうことは、人々の安心につながり ひいては希望の光になり得ると私は思っているのです。変わらない とか 長く続ける っていうのはカッコ悪いし全然生産的じゃないと思われがちですが、それを徹底するのは実は難しいことですからね。毎年このツリーがここに在り続けてくれるのを見ると(オチェーアノのクリスマスツリーも同様ですが)季節のご挨拶をしてくれているようで 私はやはり素直に嬉しいと感じてしまうのです。さてさて。ほぼ予約時刻どおりにお店にうかがった私達が席に着いて注文したのは “ディズニー・クリスマス”ランチコースですが、その前に私だけ お約束(?)の「二コラフィアット」。夫は烏龍茶です。では、お食事の記録を簡単に。前菜はこんな素敵な重箱のような器に入ってやってきました。今年のクリスマスのこのロゴマークは大好きです。キャストさんがふたを外し、このようにセットしてくださいます。(「ふたはさげてしまうのでその前にお写真どうぞ」と声をかけてくださいました。)左、小さい方に入っているのは、万願寺唐辛子の和え物(器の中)、自家製叉焼、野菜の甘酢漬け。右は アオリイカと海老とインカのめざめやブロッコリーを使ったサラダ マンゴーマヨネーズソース。夫よ 私だけシャンパン注文するのを快くOKしてくれてありがとう…と 思わず感謝したくなる一品でした。次は蟹肉と百合根の入った卵スープ。このあとの海鮮とさらにそのあとの肉料理は、それぞれ用意された二品から選択となります。海鮮は帆立貝柱とつぶ貝の柚子胡椒炒めにしました。青菜のほか、里芋や百合根、紅芯大根が入って季節野菜たっぷり。そこはかとなく見た目が「クリスマスカラー」になっています。けっこう柚子胡椒が効いていたので、夫の前にはここで白いご飯も追加で登場しました。お肉は黒豚のスパイシー胡麻ソースに。見た目通りのピリ辛ですが、普通に美味しかったです。最後は今回は炒飯固定です。具は、鮭、しめじ、くわい、叉焼など。日によって少しずつ違ってくるかもしれません。デザートは今回はふたりともプレートの方にしました。(ちなみに季節の杏仁豆腐は11月は「柿」とのこと。)器の中はジャスミン茶を使ったティラミス。右の小さなクリスマスツリーのようなのはピスタチオクリームをのせた焼き菓子。クリスマスのロゴもピンクのリボン付きで可愛いですね。まだ11月だけれど「クリスマス」を満喫して、私達がお店を出たのは14:00頃でした。舞浜を発つ前に、最後に私はホテルミラコスタのロビーのクリスマスツリーを見上げてカメラに収めました。ホテル2階の廊下やバンケットエントランスに飾られていたクリスマスツリーや正面玄関脇のミッキー&ミニー像がいつのまにか何らかの事情で姿を消してしまったのを補うかのように 昨年からこの場所に登場したホテルミラコスタのクリスマスツリー。少しずつ姿を変えることがあっても多少場所を移動しても これからもクリスマスになったらここに戻ってきてくれるといいですね。今朝からホテル内で見たいくつかのツリーと同じように、これも「毎年変わらないもの」のひとつになってくれたら嬉しいのにな と思いつつ、私はホテルミラコスタのロビーを離れ 2021クリスマスシーズンが始まったばかりの東京ディズニーリゾートをあとにしたのでした。(おわり)** シルクロードガーデン の “ディズニー・クリスマス” ランチコース **・海老とアオリイカのサラダ マンゴーマヨネーズ風味 ・蟹肉と百合根の玉子スープ ・真鯛の紅麹蒸しと真鯛の唐揚げ ガーリックソルト または 帆立貝と螺貝の柚子胡椒炒め ・黒豚のスパイシー胡麻ソース または 牛ばら肉の醤油煮込み 八角とレモンの香りとともに ・季節の五目炒飯 ・ジャスミン茶のプリン ティラミス仕立て ピスタチオの焼き菓子 または 今月の特製杏仁豆腐 ・・・・・・・2021年11月1日~12月25日(5500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 14, 2021
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今年は週の真ん中にぽつんと出現した「文化の日」の休日。舞浜までドライブしつつ、ホテルミラコスタ シルクロードガーデンで昼食をとってきました。ホテル駐車場に到着したのは13:30頃。ちょうど「ハロウィーン」と「クリスマス」という二大イベントの狭間に当たっているせいもあってか今日の駐車場の混み具合はとても緩やかで、すぐに平面部分に空きを見つけることができました。宴会場側のエントランスからホテルに入館して長い廊下を経てロビーまで行き ディズニーシーを眺められる階段の上に立ってみると、パーク内の方もきょうは休日にしてはゲストが少ないように感じられました。でも、目を凝らしてよーく窓の外を見てみると...パーク内の街灯には昨年は無かったクリスマスのバナーが設置されているのがわかりました。ディズニーシーのクリスマスイベントは11月の8日からのスタートですが、この調子で行くと… 今年のクリスマスは飾りつけなど昨年よりも増えるのかな~ちょっと期待してもいいのかなー?? などと ついつい思ってしまいましたよーその後、お約束していた時間ほぼぴったりにシルクロードガーデン店頭に伺いました。正式なクリスマスシーズンはまだ始まっていないのでシルクロードガーデンには(オチェーアノのウェイティングエリアにも)クリスマスツリーは登場していない様子でしたけれど、お料理の方は既に「クリスマスメニュー」の提供が始まっていましたので、私達はふたりともクリスマスのランチコースをお願いすることにしました。アルコールのグラスセット「シルクロードジャーニー」は今期はシャンパーニュ、白、オリジナルカクテルの三杯とのことで、こーんな↓↓素敵なご案内も用意されるようになっていましたよ~このフランスからイスラエルを経て中国へと旅するシルクロードジャーニーにはたいへん惹かれたのですが、今日のところは私はシャンパーニュ(二コラフィアット)一杯だけにしておくことにしました。そして夫はお酒ではなくいつものように白いご飯を追加し、シルクロードガーデンでの昼食がスタート。以下、簡単にお食事内容の記録です。まずは前菜の盛り合わせ。グラスの中身は アナゴのフリッターと牛蒡やお芋や大根などの根菜類、底にマッシュポテトを敷いて上にはガーリックや七味やココナッツやスパイシーソルトで風味付けしたカリカリのパン粉をまぶしてあります。添えてあるのは紫色のチコリのような野菜(ラディッキオと呼ぶらしいです)や辛くない唐辛子ペッパードロップなど。右側は「クリスマスらしく」ということでしょうか、鴨肉のローストにグリーンサラダとポテトサラダ添え。手前のソースは赤いのがチリソース 緑が分葱のソース。お皿全体がさりげなくクリスマスカラーに彩られていて楽しく、美味しくいただけました。気分が盛り上がりそうな最初の一皿だと思いました。次はスープ。雪のように白いスープにたっぷり蕪と蟹肉が入っています。赤いのはクラッシュしたピンクペッパー、緑の葉物は最初「三つ葉?」と思いましたが香菜(パクチー)で、ともに淡白なスープの良いアクセントになっていました。この後のお料理は、今回は魚介料理と肉料理をそれぞれ一種類ずつ選択できるようになっています。魚介料理は「海老マヨ&帆立葱生姜蒸し」か「真鯛季節野菜炒め」からの選択とのことで 大いに迷いましたが、 海老のチリマヨネーズ風味と帆立貝柱の葱生姜蒸し の方にしました。左側の海老はチリ風味の卵たっぷりなタルタルソースのようなものが合わせてあり、エビマヨと呼ぶのは申し訳ないような贅沢な仕上がりでした。右の帆立貝柱は軽くソテーし葱生姜ソースを合わせて蒸したとのこと。真ん中の緑色のはほうれん草で色付けした焼売の皮の素揚げだそうです。肉料理は「牛ロース炒め」と「やまゆりポーク唐揚げ」が用意されていましたが、 牛ロース肉のバルサミコソース炒め の方を選びました。上には三色のピーマン、周りには百合根。バルサミコソースは酸味があまりなくて甘みが深い印象でした。見た感じお肉がけっこう大きく ごろんごろん とした感じで、ひと口ではとてもとても食べられなさそうだったので「ナイフとフォークが要るかな?」と思ったのですが、非常に柔らかくてお箸だけでいただくことができてしまいましたよ~お料理の最後は、今回は選択ではなく「焼きそば」指定で、しかも「あんかけ」タイプではなく炒めて仕上げた焼きそばでした。「大山鶏と野菜の焼きそば」です。メインの具材が鶏肉なのはやはり クリスマスだから なんでしょうかね~大き目サイズの大山鶏の存在感が圧倒的でした。(とても美味しい鶏肉でした。)野菜は(日によって違ってくるかもしれませんが)きょうは、もやし、人参、黄にら(?)、豆苗(?)、タマネギ… などが確認できました。デザートは、今日はふたりともプレートの方にしました。(杏仁豆腐は「柿」でした。)真っ白な淡雪のようなものはココナッツ風味ヨーグルトをメレンゲ状にして固めたもの。口当たりがとても良かったです。添えてあるのはフレッシュフルーツと蓮根餅、薄焼きクッキーの後ろには胡麻餡の入った揚げ団子が隠れていました。個人的には、クッキーに記された「Fetive Winter」の文字が待ちわびていた季節の到来をしみじみと感じさせてくれて たいへん嬉しかったです。今年も舞浜でクリスマスを祝うことができるなんて ね。たまたま人手が少ないタイミングだったのか、何かの手違いでもあったのか、今日のシルクロードガーデンはとてもコースの進み方がゆっくりで、私達が食事を終えた時には時刻は16:00を過ぎていました。(テーブル担当のキャストさんはお料理の出るタイミングが遅いことを申し訳なさそうに何度も何度もお詫びしてくださいましたが、私達は今日は食事の後に特に予定もなく のんびりしに来ただけだったのでちょうどよいくらいでしたよー)ミラコスタ駐車場を出て 舞浜を離れる前に少しだけ立ち寄ったアンバサダーホテルのロビーはこの時間チェックインを待つ大勢のゲストでたいへん賑わっていて、私は時間が数年巻き戻ったような錯覚に陥りました。小さなお子さんが 大好きなキャラクターモチーフを見つけて「ミッキー!」と呼ぶ可愛い声や あちこちであがる幼い笑い声。…ああ アンバサダーホテルってこういう場所だったんだよな~ と、私は胸の奥でお砂糖がとろけるような甘く温かな幸せな気持ちになりました。この場所が、この先もずっとこんなだったらいいなあ...その後、すぐそばの舞浜入口から首都高速道路にのって 私達は家に帰りました。もうすぐ始まるパークのクリスマスが待ち遠しく感じられた休日でした。(本日の帰路)※夕刻にレインボーブリッジを通り抜けたのは久しぶりでした** シルクロードガーデン の “ディズニー・クリスマス” ランチコース **・穴子と根菜のスパイシーソルト 鴨肉のロースト 分葱ソース・蟹肉と蕪のスープ・海老のチリマヨネーズ風味と帆立貝の葱生姜蒸し または 真鯛と季節野菜の炒め・牛ロース肉のバルサミコソース炒め または やまゆりポークの唐揚げ 宮廷ソース・大山鶏と野菜の焼きそば・ココナッツヨーグルトのメレンゲ仕立て 胡麻餡入りカダイフ揚げ団子 蓮根餅 または 今月の特製杏仁豆腐 (別途¥500加算) ・・・・・・・2022年11月3日~12月25日(5500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 3, 2022
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昨年よりもずいぶん遅くようやく咲いた花の下で、本日最初のお食事をしてきました。東京ディズニーシーのパークエントランス・ノースに設けられているピクニックエリアに、ホテルミラコスタの建物を見上げるようにして咲いている大島桜です。ささやかな手作りのお弁当を携えて、車で舞浜に到着したのは9:30過ぎくらい。イクスピアリの屋外駐車場に車を止めて、私達は歩いてディズニーシーに向かいました。パークエントランス・ノースにたどり着いたのは まもなく10:00になろうかという頃でした。いったいどれくらい花が開いているのか確認もしないままに出かけてきたので不安でしたけれど、行ってみると大島桜はちゃーんと咲いていました。驚いたことに、ピクニックエリア内にいくつもあるパラソル付きのテーブルはこの時間 そのほとんどが埋まっているように見えました。しょうがない、花の下の地べたにレジャーシートでも敷いてお弁当を広げようか... と思っていたら 空いているテーブルを見つけることができたので、私達は写真を撮るのもそこそこにまずはお食事を始めることにしました。しかし、まだ開いたばかりのふんわりとした清らかな花々はきょうの青空に映えて愛らしく、素晴らしく。見上げる度に夫も私もついつい見入ってしまい、カメラを手にテーブルを離れてしまい、食事は何度も中断せざるをえませんでした。お馴染みのソメイヨシノと違って、大島桜は花が開くのとそんなに時間差なく若草色の葉が出てきます。また 散り始めるタイミングもやや早いようで、まだ満開に達していないというのにピクニックエリアにはもう花吹雪がはらはらと舞っていて、路面には花びらが散っていました。一時間ほどして11:00頃になると、ピクニックエリアには多くのゲストが訪れるようになってきました。なので食事を終えていた私達はテーブルの上を片付けて ホテルミラコスタへと続く小さな階段を上り、今度はホテルの正面玄関脇から大島桜を見下ろしてみることにしました。ミラコスタの正面玄関車寄せのあたりは陽当たりが良いので この場所の枝は花が開くのも早く、ほぼ満開のように見えましたよ。きれいでした。お花見を終え、ホテルミラコスタを離れディズニーシーのパークエントランスを離れ、イクスピアリの駐車場に向かったのは11:30くらいだったでしょうか。その後は少々寄り道しながら家に帰り、いつもと変わりない日曜日を過ごしました。思えば、約一年続いた東京ディズニーリゾート40周年イベントもきょうが最終日です。舞浜じゅうにさまざまな色があふれかえったこの一年の最終盤にもうひとつ、最後の色として本物の「さくらいろ」を加えることができてほんとうに良かった。間に合って良かった。帰りに向かう途中 私はふとそんなふうに思いついて、なんだかとっても嬉しくなってしまったのでした。《40周年のリゾートライナーも今日が最後です》◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
March 31, 2024
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このところずっと、真冬らしい晴天にはなかなかなってくれない週末が続く首都圏。きょうも朝から雨模様でしたが、お昼にホテルミラコスタ、シルクロードガーデンの予約が取れていた私達は車で舞浜まで出かけました。天候不順や受験シーズン到来の影響か、はたまた世間を騒がす新しいウイルス登場の影響か。日曜日の首都高速道路はガラガラで、舞浜到着は予定よりもかなり早い到着となりました。時間調整もかねて イクスピアリの屋外駐車場に車を停めてアンバサダーホテルのショップでイベントグッズなどのお買い物をして車に戻ってくると、目の前やや上方のリゾートライン軌道上を「ダッフィー&フレンズ・ライナー」が つつーっと滑っていくのが見えました。先頭車両にダッフィーと一緒にいるオレンジ色のワンちゃんが最近登場した「新しいお友達」のクッキー・アンちゃん(?)ですかね~ダッフィーの最初のお友達シェリーメイちゃんは 最後尾にいましたよ。ホテルミラコスタ駐車場に車を移動したのは13:00少し前ごろでした。週末なのでさすがにホテル建物下の一階部分には空きを見つけられませんでしたが、立体駐車場の手前の屋根付き平面部分に停めることができ、私達はそのままバンケット側の玄関からホテルに入りました。シルクロードガーデンにお邪魔したのは予約時刻の少し前でした。お願いしたお料理は、3月19日までの限定メニュー「カントニーズ(広東料理)セレクション・ランチコース」。ホテル内の他のレストランとは違い、パークイベント「ピクサー・プレイタイム」とは一線を画したこのお店独自の冬季メニューです。「シルクロードガーデン」は皆さんご存知の通り中国料理を提供しているレストランですが、ホテルが開業してからしばらくの間は その紹介文には必ず「広東料理を中心にした」とか「本格的広東料理が味わえる」といった言葉を見つけることができました。が、そのあと時間が経つにつれパークイベントに合わせたスペシャルコースの提供が盛んになるなどお料理の味も見た目も「冒険」を繰り返すうちに 私達ゲストの認識から「もともと中国料理の中でも広東料理に強いレストランである」ということがやや薄れつつありました。なので今回の冬季限定メニュー「カントニーズ・セレクション」は、「珍しくパークイベント色が感じられない」というよりは 原点回帰した という印象の方がわたしにとっては強いです。以下、内容を簡単に記しておきますね~前菜は盛り合わせのお皿。器の中身はザクロやビーツで色付けした「ルビーくらげ」、真ん中は豚トロの叉焼、右は野菜の甘酢漬けロールとカシューナッツの飴がけ とのことです。二品目は海老のから揚げXО醤ソース。海老はソフトシェルで殻ごといただけました。XО醤ソースは細かく刻んだ数種の野菜や貝柱や小エビかと思われるような「具」も合わせてあり、海老によくからんで満足度が高かったです。次は広東風のローストダック。こちらは二人分です。一人分ずつキャストさんが取り分けてくださった後、蒸し花巻と一緒にいただきます。ソースはプラムソースとのことでしたが、ちょっと「梅風味」と思っていただけばいいかと思います。次は帆立貝柱とイカと季節野菜の炒めもの。こちらは二人分。帆立貝柱が立派でうれしかったです。お食事の最後は豚肉と野菜のイ―フー麺。平たい細い麺で、もともと乾麺だったのを揚げたり湯通ししたり炒めたり…と何工程もかけてテーブルにやってきたとのこと。柔らかく、もちもち感のある焼きそばでした。デザートはココナツミルクに大きなわらび餅が入ったものの上に ドーンとたっぷりのマンゴー豆腐がのっている という贅沢なもの。全て食べ終わったらもうお腹いっぱいでした。ただただ美味しかったです。シルクロードガーデンの底力を感じましたよ~デザートを食べ終わって温かいお茶をいただいていると、時刻は14:50過ぎくらいだったでしょうか、各テーブルに「テラスへご案内」の声がかかりました。きょうはずーっと雨模様だったのでパーク内メディテレーニアンハーバーのショーは開催されないものと私達は思っていたので(15:00のショーは開催するなら声をかけてください とはお願いしてあったのですが) あらら テラスに出られるんだー と 少々バタバタと席を立ちました。二列に並んだまま粛々とシルクロードガーデンを出て、オチェーアノのブッフェ側のテラスに案内されたのは14:55くらいだったと思います。今期のショー「ピクサー・プレイタイム・パルズ」は 鑑賞するというよりは「参加して一緒に遊ぶ」タイプのものなので、オチェーアノのテラスからは終始「様子を眺める」感じになります。それでも 最後に膨らむバルーンはよく見ることができるのでちょっと嬉しいです。アニメーションの世界に飛び込んでキャラクター達と一緒に遊ぶ という、これもまたこの場所にとっては原点回帰と言えるのかもしれませんね。シルクロードガーデンに戻った後はお茶をいただいてテーブルで会計を済ませ、15:30過ぎにはお店を出てホテル駐車場に向かいました。そして 曇り空の下を首都高速道路を走り抜けて帰宅しました。途中通りかかったレインボーブリッジの上からは、お台場に設置されたばかりの大きな五輪のマークを見ることができました。夏に向けて、いつもの年よりもきっと賑やかになるであろう今年の東京湾岸。私達が舞浜に足を運ぶ頻度も今年はさらに減るかもしれないなあ…なんて考えが、ふっと頭の隅をよぎったのでした。《ホテルミラコスタ駐車場から》※パーク内の「ソアリン」の建物のてっぺんとプロメテウス火山の頭が見えていました。** シルクロードガーデン の カントニーズ・セレクション・ランチコース **・季節の前菜盛り合わせ ・海老の唐揚げ XО醤ソース ・広東風ローストダック プラムソース 花巻添え ・帆立貝と烏賊と野菜の炒め ・豚肉と野菜のイーフー麺 ・マンゴー豆腐とわらび餅入りココナツミルク ・・・・・・・・2020年1月8日~3月19日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇○東京ディズニーリゾートR特集○
January 26, 2020
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(…その1から続く)いつもの宿泊時よりも少し早めのタイミングでお部屋に別れを告げた私達が向かった先は、ホテル二階にあるレストラン「ベッラヴィスタ・ラウンジ」でした。(事前にPSをお願いしてありました。)時刻はランチタイム開始の11:30になる少し前でしたが 扉が開いていたので声をかけると、 お席の準備が整ったらお呼びします とのことでしたので、ミッキランジェロギフトを覗いたりロビーをふらふらしたりしていたらすぐにキャストさんがお迎えに来てくださって、私達を店内の窓辺のテーブルまで案内してくださいました。席に着いてみると、いつもならこの時点で既にランチョンマットがセットされているはずのテーブルの上には何もありません。これも館内の他のレストランと同じ、(飛沫がかかるのを避けるため)テーブルの上には長時間何かを置いておくことはしない という配慮なのかもしれませんね。外したマスクを入れておくための紙ナプキンを最初にキャストさんから手渡されたり、スマートフォンでQRコードを読み取ってメニューを見たり、というお作法も 他のお店と同じでした。(ランチョンマットやカトラリーはお料理の注文後にキャストさんがセットしてくださいました。)食事の内容を決めて注文を終えても、まだ他には誰もいないベッラヴィスタラウンジの窓辺。ふと見ると、お隣のテーブルの上には「ゲスト間の距離を保つためにこのテーブルは使用しない」旨を知らせるプレートが設置されていました。11:40くらいになると、窓の外の水上にはミッキー達キャラクターを乗せた船が現れました。水上グリーティングの長いバージョンだったようです。船は10分以上かけてハーバーの水域を何周かしていたようでしたが、これはあくまでも実施時間非公表の突発的な「グリーティング」なので、ベッラヴィスタ・ラウンジ店内にはもちろん音楽が流れることもなく 特段なんのお知らせもありませんでした。が、ほんのちょっとですが水上で静止している船を真正面から観ることができたので、この偶然には感謝せずにはいられませんでしたよ。さて、お食事のほうは、現在提供されている二種類のコースの中からパスタの内容に魅かれてふたりとも「ベッラヴィスタ・ラウンジ・ランチコース」にしました。前菜は加熱したハムと生ハムをふんだんに使ったサラダ。イチジクのコンポートと塩味が強めなハム(ジャンボンブラン)がよく合って、自宅で真似したいなあと思いました。パスタは、空芯菜と鴨のコンフィのスパゲッティ。こちらも夫が「家で作りたい!」と言っていました。(後日談:実際に週末に作ってくれましたが、やっぱりお店の味にはかないませんよね!)メインは、豚肉大好きな夫はお肉に。豚ロースのビステッカ(ステーキ)に粒マスタードのソースです。付け合わせは蒸し焼きした夏野菜。私はお魚のインパデッラにしました。きょうのお魚はイサキと鯛の合い盛りとのこと。たっぷりのロブスターソースがかかっていました。付け合わせはカポナータです。そして、デザート。実にフォトジェニックなお皿です。内容は、クリームチーズのムースとルバーブのグラニテ。トッピングの赤いフルーツと白いチョコプレートが可愛らしくもあり、セクシーでもあり。ナッツの飴がけが添えてあるのもよかったです。約二時間、夏休みシーズンの週末にしては人の少ない お天気の良い平日のような長閑なディズニーシー メディテレーニアンハーバーをただひたすら眺めながら昼食をとり、夫と他愛のない話をし。じゅうぶん満足して私はベッラヴィスタ・ラウンジを出ました。時刻は13:30になろうとする頃でした。お店を出てロビーのソファで一休みしていると、ホテル&パーク・ゲートウェイに続く階段の上に きょうこの時間は「ここからパークには入れない」旨のボードが設置されていないのに私は気づきました。ゲストが何組か階段を下りて行きましたが、昨日と違って ロビーに常駐していらっしゃる警備のキャストさんが止めに行くこともない様子です。私達は今回の滞在ではディズニーシーのパークに入園する予定がないので、「こちらからは通行止め」のボードが設置されているこの階段を踊り場まで下りてパークの様子を眺める というのも少し憚られる気がしていたのですが…――今なら、ボードが設置されていない今なら、ちょっとだけなら いいかな?そんなふうに思って、私は階段を恐る恐る下りてみました。以前と変わらず、プロメテウス火山を望むことができるこの場所。でも、窓辺の床には かなりはっきりした形で「立ち入り禁止」を示すテープが貼られていました。ホテルとしては、眺めの良いこの場所に多くのゲストが密集し長時間滞在する状況を 感染拡大防止の観点からも絶対に作り出したくないのでしょうね~黄色と黒のテープに、私はホテルの強い意志をひしひしと感じてしまいましたよ。その後私達はホテルの正面玄関を出て、ディズニーシーステーションからリゾートラインに乗ってリゾート内のお散歩に出かけました。14:00頃の東京ディズニーシーステーション、乗車側のホームです。「14:00」の入園指定時刻に重なっていたせいかもしれませんが、乗車側のホームにはこの時間、私達の他には誰もいませんでした。しばらくしてホームに滑り込んできたのは「ダッフィー&フレンズ・ライナー」でした。乗り込んだ車両内も ほんとうに土曜日?? と思うほど人影まばらで、普段は混雑のためあまり写真を撮ることのない「クッキーアンちゃん」仕様とか「ステラルーちゃん」仕様の車両内の写真を 思わずいっぱい撮ってしまいましたよ~乗ったり降りたりを何度も繰り返し、何回目かに東京ディズニーランドステーションに停車した時には一旦リゾートライナーを降りて、入店予約をしていた「ボンヴォヤージュ」にも立ち寄りました。その後はイクスピアリにも立ち寄り、今度はリゾートゲートウェイステーションからリゾートライナーに乗って、16:30前頃には私達はディズニーシーステーションに戻りました。降車側ホームのデッキに出て見渡すディズニーシープラザ。この場所から眺めるディズニーシーもやっぱり美しい。東京ディズニーシーって、本当にどこをどう眺めても美しい場所だなあ。そんなふうに私が感傷にひたっているその横で、夫は、 うっわ~! ホントに人が少なくてぜんぜん密になってないよ!混んでないよ!すごいよね~! …と、運営会社さんの采配の鮮やかさ――パスポートの販売枚数を絶妙に調整してゲストやキャストの数を適正に導いていること――にただただ感心していましたよ~連絡通路を歩いてホテルミラコスタに向かう途中、 少し暑くなってきたので水分補給しないと… とふたりで話していて、私達は急に思い出しました。…水分補給のために家から持ってきてたペットボトルのお茶、どうしたっけ…? 「あー! お部屋の冷蔵庫に入れたままで出てきちゃったよー!!」なんと私達、宿泊したお部屋の冷蔵庫にお茶やジュースなどのボトルを何本か忘れてきてしまったのでした。――この後はパークへも行かないし もう帰宅するだけだし、まあ 忘れてきた飲み物が戻って来なくたって別に構わないよね~そんなふうに言いながら、預けた荷物を正面玄関に用意してもらおうとミラコスタのベルデスクに行って名前を告げると。ベルサービスキャストさんは 私達が申告した荷物の他に「もうひとつお荷物をお預かりしているようです」とおっしゃるのです。しかも、「…お荷物を正面玄関に用意してお待ちしますのでキャストにこちらをお渡しください」と私達に手渡された荷物預かりの控には 大きなマルで囲まれた「冷」の文字が!ああ、冷蔵庫内の忘れ物 保管してくださってるんだ~余計な手間をかけさせちゃって申しわけなかったな などと頭の隅で思いながら、車を駐車場から出してホテル正面玄関に向かい 車寄せで待っていてくださったドアサービスキャストさんに控を渡すと。私達の預けた荷物と一緒に ホテルロゴ入りの小さな紙袋に入ったドリンクのボトルがワゴンに乗ってやってきました。しかも冷蔵庫内に忘れたものは全て、私達が部屋を出た時と同じくらいの温度に保たれていて「冷え冷え」の まさに飲み頃の状態でした。ホテルとしてはこんな対応は当たり前なのかもしれませんけれど、これには私、ほんとうにびっくりして感激してしまいましたよ。見送ってくださるキャストさん達に心からの ありがとう を何度も言って、私達がホテルミラコスタをあとにしたのは まだじゅうぶんに明るい17:00前頃のことでした。ホテルミラコスタ とは、今となってはもう誰もが識っていることですが、イタリア語で「海岸(Costa)を眺める(Mira)」宿 という意味を表すそうです。私達の時間を強引に三ヶ月巻き戻すために急遽計画した今回の舞浜滞在は、奇しくもホテルの名前が示す通りの「ただひたすらにディズニーシーを眺めて過ごす」だけの二日間となりました。そしてそれは、パークだってホテルだって いつか以前と同じようにゲストを迎え入れる日のための準備を 私達の見ていないところで毎日こっそりと続けているんだ ということをしっかりと確認できた二日間ともなりました。東京ディズニーリゾートの各施設の限定的な営業はまだまだ当分は続きそうな気配で、通常とはいろいろと勝手が違っていて自分の思い通りに楽しむこともしばらくはできそうもないけれど。ひょっとしたら「完璧に元通りに戻る」日なんて この先もうやってこないのかもしれないけれど。それでも私は折に触れてここへ来て、メディテレーニアンハーバーを 本物の海を ただただ眺め続けて、低くなりすぎてしまったり 時には高くなりすぎてしまったりする心の温度を平熱に導こうとするんだろうな。単なるこだわりじゃないか とか 一過性のくだらない思いつき とか、そもそもいま出かける必要があるのか とか。ためらう要素もたくさんあったけれど やっぱり思い切って出かけてきてよかったな。世の中はものすごいスピードで大きく変わっていこうとしているけれど 自分の気持ちはいつまでたってもびっくりするくらい変わらないものなんだなあということを あらためて笑っちゃうほど思い知らされた 特別な夏の小さな旅でした。(おしまい)* ベッラヴィスタ・ラウンジ の “ベッラヴィスタ・ラウンジ”ランチコース *・ジャンボンブランとコッパのインサラ-タ 無花果のコンポート ・スパゲッティ 鴨のコンフィと空芯菜 ・本日の魚のインパデッラ カポナータ添え スパイシーロブスターソース (別途900円加算で「オマール海老のインパデッラ」追加可能) または 豚ロースのビステッカと季節野菜のサルタ-レ 粒マスタードソース ・クリームチーズのムース ルバーブのグラニテ ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・2020年7月1日~9月2日(4300)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
August 1, 2020
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(…その3から続く)ホテルミラコスタをはじめとする各ディズニーホテルでは現在も、おそらく感染拡大防止対策の一環としてゲストとキャストの接触機会を減らすためだと思いますが、チェックインの際の手続き簡略化を継続しています。(そのあたりのことは公式サイトに詳しい内容が掲載され、社会状況の変化に従って日々更新されています。)それは2階のレセプションだけでなく、スペチアーレ&スイート・カテゴリー客室の対応をするサローネ・デッラミーコでも同様で、チェックイン手続きに出向いた夫はいつもよりはわりと短い時間でテーブルまで戻ってきました。その際にキャストさんも一緒にテーブルまでついていらっしゃったので「何事か??」と思っていたところ、結婚記念日のお祝いのカードと私のバースデーカードをわざわざ手渡しにきてくださったとのことで感激してしまいましたよ。今までの宿泊時ならここで キャストさんの先導で客室までご案内~ となるところですが、現在はやはり人と人との接触機会を減らすためということで いくらスペチアーレ&スイート客室と言えども一般客室と同じように「キャストさんによる客室までのご案内」も省略となっています。(ターンダウンや連泊時の客室清掃やルームサービスセッティングなど、キャストさんが客室内に立ち入ることは一切しないことになっているそうです。)というわけで お部屋へはお好きなタイミングでいらしてくださいね(ニッコリ) とキャストさんがおっしゃるので、どちらかと言えば早く部屋に入りたいと考えていた私達はこのあたりで席を立ち、サローネを出て本日のお部屋へ向かうことにしました。今回 私達が宿泊するお部屋は、ポルトパラディーゾ・スイートです。ポルトパラディーゾ・スイートは3階と4階に二室ずつ、ホテル内に全部で四室あり、ちょうどサローネ・デッラミーコの下の部分に位置しています。今日のお部屋は3階とのことでしたので、サローネの前からエレベーターに乗ってすぐ降りて ロビー上の吹き抜けにつき当たって左手に向くと、もうお部屋の入口ドアが見えました。5階ではありませんが、サローネからとても近い気がします。部屋の前で振り返ると、こんな感じで吹き抜けが見えました。ホテルミラコスタ広しといえども 入口がこの吹き抜けに面している客室なんてそうそう無いんじゃないでしょうか。貴重な体験です。入口ドアにカードキーをかざしてお部屋に入ると そこにはまず壁で区切られた短い廊下のようなスペースがあって、ドアから二~三歩ほど進むとリビングルームになります。入口の正面には鏡、左手の壁にはドアがふたつと全身を映すことができる鏡がひとつありました。正面やや右手にはもう一つ鏡。(鏡の多い部屋だな~と思いました。)その前には電気ケトルやコーヒーカップなどお茶のセットがのったキャビネット。下の部分は冷蔵庫になっています。こちらのお部屋は、一般客室のお茶セットに加えてカプセル式のコーヒーメーカーも設置されています。リビングルーム部分に足を踏み入れて右手を見ると、明るい光の射し込んでいる窓の方(パークに面した方)に向かって部屋の形がきゅーっと鋭角になっているのがわかりました。右手、テレビとタペストリーの間にあるのはお隣の部屋とコネクティングする時に使うドアだと思います。(お隣はアクセシブルルームですかね~)左の両開きのはベッドルームへの扉ですね。窓辺にはシャンデリアの下に丸いテーブルとイスが三脚。窓のカーテンを開けると、眺められる景色はこんな感じでした。ピアッツァトポリーノが見下ろせます。3階だからポンテヴェッキオの向こうの海は見えないんじゃないか と思っていましたが、ちゃんと見ることができました。今度はこの窓に背中をつけて、部屋の入口方向を見てみます。(左端に写りこんでいる緑色のヒラヒラは、窓辺に置いてある観葉植物の葉っぱです)正面に見える部屋入口近くの二つのドアは、向かって左側がスーツケースも収められる奥行きのあるクローゼット、右側は洗面所付きのお手洗いでした。(このお部屋、鏡も多いけどドアも多いです。)右手の格子ドアはベッドルームへの扉。では、両開きの扉を開けて ベッドルームへ。ベッドはツインです。ベッドルームの窓からは、カーテン越しにプロメテウス火山が見えていました。カーテンを開けると。メディテレーニアンハーバーがほぼ全て見える感じです。こちらの窓はいいですね~ベッドのすぐそばなので、ベッドに腰掛けてずーっとメディテレーニアンハーバーを眺めていられます。ところで、こちらのお部屋のベッドルームには、広いバスルームがついています。窓の向かい側、格子状の両開き扉がバスルームへの扉です。(白い引き戸は一般のお部屋と同じ仕様のクローゼットです。)そのバスルーム。とても余裕のある広さと造りで、私はびっくりしてしまいましたよ~扉を開けると、左手にはダブルボウルの洗面台、浴室用のテレビも備わっていました。現在はターンダウンが行われていないので、洗面台にはスペチアーレ&スイート客室用のアメニティの化粧品やバスビーズなどが予めセットされていました。バスタブはジェットバス機能付きです。洗い場はありませんが、バスルームに入ってすぐ右側にテラスルームよりもやや広めのシャワーブースがあります。(透明なのがシャワーブース、真ん中の白い扉はお手洗いです。)実はずーっと以前、ご縁があってミラコスタ・スイートにも宿泊させていただいたことがあるのですが、レイアウトのせいだとは思うのですが こちらのポルトパラディーゾ・スイートのバスルームの方がそちらのバスルームよりなんとなく広いように私には感じられましたよ~どれくらい広いかが写真ではうまく伝わらないので残念なのですが。ちなみに、バスタブの縁に腰掛けてベッドルームの方にカメラを向けると、こんな感じに見えます。つまり、バスルームの扉を開けておけば バスタブに浸かったままプロメテウス火山が見えるのです。お風呂に入っていてもプロメテウス火山が眺められるなんて。ぜひやってみたいのですが、やるとすれば明日の朝なのですが…たぶんそんなことやってる時間ないだろうなあ...さて、リビングルームからベッドルームへとひとしきりお部屋の中を探索しつくして、再びリビングルームへ戻ってみます。リビングルームからベッドルーム方向を見ると、こんな感じ。テレビの前、リビングの真ん中にはカウチソファー。(滞在中ずっと夫がここで「ゴッドファーザーごっこ」をしていました。)ポルトパラディーゾサイドに共通の お馴染みの赤いソファーも壁際にちゃんとありました。窓辺の丸いテーブルの上にはフルーツとお茶菓子(?)のマカロンと、いつもの可愛らしいハート型の花かご。(花かごは、スイートルームとハーバールーム、テラスルームに置いてあるようです。)テーブルの上には他にホテルミラコスタの金色ロゴが入った黒い箱が置いてあったので 何かな??と開けてみたら、ペントレイと革製のポーチ というかケースでした。(宿泊の記念品とのこと。)こちらのお部屋に入る前は、部屋の広さの割にはパーク側に面している窓が小さいから室内がちょっと暗いかもしれないな~ と少しだけ心配していたのですが、実際に来てみたらその「窓の小ささ」は、そんなに気になるものではありませんでした。むしろある種の隠れ家感をも醸し出しているようにも思います。また、部屋の位置がパーク側から見た時にちょっと奥に引っ込んで死角のようになっていて パークゲストからの視線を気にせず過ごせるというのも、できるだけ部屋の中でゆったりのんびりしたい方々にとってはありがたいのではないでしょうか。パークの喧騒から離れてひっそりと心静かにホテルでの時間を楽しむことのできる、連泊したくなってしまうようなお部屋だと思いましたよ。このタイプのお部屋に宿泊するのは初めてですし なにせお部屋が広いので、あちこちをじっくり見て回って写真を撮っていたら 時刻は15:30近くになっていました。私達はそれから軽くお茶を飲んで、部屋のテレビから明日の朝食のルームサービスの予約をしました。ルームサービス朝食は、いつのまにか卵料理のバリエーションが少なくなり 付け合わせもベーコンとソーセージとチーズソースに固定になって、以前にも増して選択できる内容が簡素になっていて少々驚きました。が、そのおかげで注文にかかる時間も手間も少なくなるので、これはこれで良いのかもしれません。そのあとは、きょうこれから明日のチェックアウトまでどう過ごすか をもう一度二人で話しましたが、 なるべく部屋にいたい という当初の気持ちはまったく揺るぎませんでした。いつものこの時期の「スペチアーレ&スイートルーム」宿泊ならば、夕刻以降はサローネ・デッラミーコにお邪魔してアルコールをいただいて...などという楽しみ方もあるのですが、今はこちらのサローネも世間の飲食店と同様の対応でアルコールの提供をとりやめていますしね。ただ、パーク内でのお買い物など まだやり残したことがいくつかあったので、「暗くなる前にもう一度パークに入園してやりたいことをやってから お部屋で楽しむためのアルコールや軽食をどこかで調達して、なるべく早くに戻ってくることにしよう」と決め、私達はここで一旦お部屋を離れることにしました。16:15くらいのことでした。(その5 に つづく・・・)** おまけ **リビング側のお手洗いの洗面台には母の日が近いからか、赤いカーネーションが一輪、飾ってありました。こちら↓はチェックインの際に受け取った翌日以降のパスポート購入申込書。以前の書類より小型で簡単になりました。バースデーカードの中身。(内側)そして、バースデーカードの外側。この地図のデザインは好きです。記念日カードの中身。その外側。落ち着いた色あいがいいですね。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 2, 2021
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(…その1から続く)今期(12月9日まで)の水上グリーティングのテーマ「クリスマス・ウィッシュ」とは、2010年と2011年の東京ディズニーシー・クリスマスシーズンにウォーターフロントパークの特設ステージで行われていたショーのことを指しているものと思われます。(シーのクリスマスイベントの総称もこの時からしばらくの間は「クリスマス・ウィッシュ」だったのですけれど。)大勢の雪の妖精たちが登場して華麗なラインダンスを繰り広げて大きな妖精ツリーが作られたり、終盤ではステージ上から「これでもか!」というくらいの花火が惜しみなくあがったり と、様々な演出が私達を驚嘆させ 多くの人の心を揺り動かしたであろうことが容易に想像できる 印象に残るショーでした。また、今ではディズニーシー独自のクリスマスソングのひとつとしてすっかり定着した感のある「クリスマスファミリー」という楽曲が初登場したショーでもあります。過去の懐かしいエンターテイメントを思い出させるような音楽構成でキャラクター達も当時と同じ衣装に身を包んで行うクリスマスグリーティングというのは、前期の「イッツ・クリスマスタイム!」バージョンとも共通する手法で、このショーが好きだった皆さんにとっては感涙ものの十数分だったのではないかと思います。もちろん サンタクロースも登場しますし一般によく知られたクリスマス曲も使われているので、かつての「ディズニーシーのクリスマス」に思い出のある方々だけではなく、これからやってくるクリスマス本番を楽しみに待っていらっしゃる方々にとっても気持ちの高まるシーズングリーティングになったのではないかと思いますよ~サンタクロースとキャラクター達をのせた船がハーバー水上から去っていくのを見送った後は、私達はすぐに鑑賞場所を離れてケープコッドへ向かいました。前回ゆっくり見ることができたのは暗くなってからの景色だけだったので、昼間の明るいうちにのどかな漁村の今年のクリスマスをしっかり眺めたかったのです。ポンテヴェッキオを渡り切る手前の階段からハドソンリバー沿いの道に下りると、クリスマスのケープコッドは以前のように「ごった返している」という感じではありませんでしたが、それでもやはりダッフィーファミリー関連のスポット目当てかな と思われるゲストで結構な賑わいでした。今年のケープコッド・クリスマスでは、ミッキー像のところにあるものをのぞいてはクリスマスツリーが見当たりません。が、門や戸口にはこの村らしい素材やデザインのガーランドやリースが取り付けられていてとても楽しいです。(もうちょっと私が若かったら100回くらい「かわいい~」って口走っていたと思います。)夫は今回のディズニーシーでは「あちこちのワゴンやカウンターサービスの店に立ち寄りたい」と言っていて、 ケープコッドクックオフのダイニングエリアのテラス席に行ってお茶でも飲みたいなあ... と話していたのですが、この時間(13:30くらい)のケープコッドクックオフのレジカウンターには列ができていて「注文まで20~25分ほど」とのご案内だったので、立ち寄ってお茶休憩するのは諦め 店頭のクリスマスデコレーションをカメラに収めるにとどめました。この上にヤドリギがあるよ! の看板も今年もちゃんとあります。(この下でキスすると幸せになれるそうですよ!)この村の名所(?)である灯台のクリスマスリースも健在のようなので、近くまで行ってみることに。この場所は景色が良いので長居してしまいましたよ。その後はポートディスカバリーを抜けてロストリバーデルタへ。エクスペディション・イートに立ち寄って ものすごく久しぶりにユカタンソーセージドッグを買いました。大胆な値上げっぷりにも驚きましたが、営業時間の短さ(15:00まで)にも驚きましたよ~そのソーセージドッグを持って、前回は(こちらも営業時間が短すぎて)立ち寄れなかったユカタン・ベースキャンプグリルへ。ポテトやデザートも購入して屋外のテラス席でしばしお茶休憩と相成りました。ここで時刻は14:20くらい。今日この後の決まっている予定は「レストラン櫻」での夕食と二回目の「ソアリン」のみだったので、お茶を飲んだ後はショップやちっちゃいアトラクションをのんびり回ろうかなー と考えていたのですが、やっぱり15:05からのクリスマスのグリーティングを雰囲気だけでも楽しみたいよね ということになり、再びハーバー方面へ。火山の麓から水域を眺められるこんな場所に落ち着いたのはグリーティングが始まる10分前の14:55頃のことでした。皆さんご存じの通り、この場所からは船が出入りするところと裏側しか見えませんが...15:05になると同時にハーバーに出てきた船上のキャラクター達はちゃんとこちら側にも気を配ってくれました。帰っていく時もさすがミッキーさん 大サービスで、私達の周囲にいらした皆さんも嬉しそうでしたよ。それからは、マーメイドラグーン~アラビアンコーストあたりのショップにも立ち寄りながら「ジャスミンのフライングカーペット」「スカットルのスクーター」と 楽しい小さなアトラクションを巡り。ショップを覗いたりレストランのメニューを眺めたりしながらまたまたハーバー方面へ戻って、16:50頃 メディテレーニアンハーバーの乗り場からスチーマーラインに乗りました。日没前後のハーバー周囲の景色は水上から眺めるととっても綺麗です。これこれ、この景色を見たかったので、近くのロストリバーデルタから乗らずに わざわざ歩いてメディテレーニアンハーバーの乗り場まで戻ったのですよ~ロストリバーデルタの船着き場に到着してからは、今度はポートディスカバリーステーションまで歩いてアメリカンウォーターフロント行きのレールウェイに乗りました。そして、プライオリティーシーティングを入れていたレストラン櫻へ。店頭で案内の順番待ちの列に10分ほど並び、順番がやってきてキャストさんに「屋内の席か屋外の席かご希望はありますか?」と問われたので迷うことなく屋外を選んで、お店の裏のハドソンリバー沿いのテラス席へと通していただきました。キャストさんによれば こちらのテラス席は冬の寒い時期のディナータイムはあまり人気が無いとのことですが、私はディズニーシーらしい景色が存分に眺められるこの場所、とても好きですよ。お料理の方は、ワインもいただきたかった私はいろいろな味が楽しめそうな「東京ディズニーシー20周年スペシャル膳」にしました。お酒も飲まず ただお腹をいっぱいにしたかった夫は、天麩羅膳と豚の角煮を注文していましたよ。(追加で白いご飯のお代わりもお願いしていました。以前と違って有料とのことでしたけれど。)食事を済ませて「レストラン櫻」を出たのは19:10くらいだったでしょうか。この後は20:00からの花火をどこかで観て それからソアリンに行って帰る… と予定の確認をしながらハーバーに向かって歩いていると、現在メンテナンス工事中のショップ「スチームボート・ミッキーズ」の前にちょっとした人だかりができているのに気づきました。近くまで行ってみると、なんと工事用仮囲いにミッキーが映し出されているではありませんか。カストーディアルキャストさん達が手持ちのライトや懐中電灯の光をうまく組み合わせてミッキーの横顔を作り出していたのです。通りがかりにこんなところで 思いがけず素敵な瞬間に遭遇できて、とっても嬉しかったです。その後 私達はハーバー沿いのショップに立ち寄りながらピアッツアトポリーノ回りでザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段付近まで行って、20:00の花火「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」を待ちました。昨夜も触れましたが、東京ディズニーリゾートの花火は近隣の住宅地に配慮して 特に南寄りの風が吹く時には結構な高確率であっさり中止になったりします。きょうは一日中 風も強くなく穏やかなお天気だったので予定通り開催されるだろうとは思っていましたが、20:00になってあたりが暗くなって音楽が始まった時にはさすがにホッとしました。リゾート内で二日続けて花火を観ることができるなんて。私はなんて幸運なんだろう と 素直にそう思いました。花火終了後は本日二度目の「ソアリン」へ。少し前からスタンバイパスの発行ルールが変わり、同じアトラクションのものを一日に二度取得できるようになったのでできたことです。さきほどパーク内で夜空を見上げて楽しんだ花火を、今度はドリームフライヤーに乗って空の上から眺めた後、私は地上に戻りました。ピアッツアトポリーノを横切ってミラコスタ通りを抜け、帰りに向かうためにディズニーシープラザに出たのは 閉園時刻の21:00も近くなった頃でした。ミラコスタ通りの入り口に立つクリスマスツリーの前にも アクアスフィアの周りにも、帰り際に忘れぬように と 記念写真の撮影に勤しむ多くのゲストの姿がありました。それはまるで 世界中が混とんとしたこの二年間は実は幻だったのか と感じるくらいの、楽し気な 以前と変わらないパークの夜の光景でした。ゲートを出て、見送ってくださるキャストさん達に さよなら と手を振って。朝方 夫がパーク立体駐車場の2階にとめた車に戻り着いた時には、時刻は21:00をとうに過ぎていました。駐車場を出てリゾート内の一般道路に入るまでには (混雑していたので)車を発進させてから15分以上がかかりましたけれど、 2年前までのクリスマスシーズンだったらこんなもんじゃ済まなかっただろうね~ と過去を振り返ってふたりで思い出話をするのもまた楽しくて、苦にはなりませんでした。一年後にまたやってくる 来年のクリスマスシーズン。パークは、この国は、世界は、その頃にはいったいどうなっているのでしょう。――それは誰にも予想できないことだけれど、一年後もまたこうして舞浜の地を訪れることができたらいいな今はただ そんなふうにだけ思っている私です。(おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 5, 2021
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さて、2月も後半に入り。夫の誕生日が近づいてきたので ホテルミラコスタ オチェーアノのコースルームに出かけてきました。電車で舞浜駅に到着したのは15:30過ぎだったでしょうか。PSをお願いしていた時間まではまだ少しだけ余裕があったので、私達はリゾートラインの一日券を購入して各駅で乗り降りしながらリゾートをぐるっと回ってからホテルミラコスタへ行くことにしました。(↓40周年ライナーにも遭遇することができました。もうこれで最後かも… ← ←最近ずーっとそんなこと言っていますけどね~)最終的にディズニーシーステーションで下車したのは16:30くらいだったと思います。ホームの端にある小さな改札を抜け 続く連絡通路を歩いて、ホテルミラコスタへと向かいました。途中右手に見えるパークエントランス脇のピクニックエリアの大島桜が気になってしばらく足を止めて眺め渡しててみましたけれど、まだ今日は2月の18日。ここ数日とても気温の高い日が続いているとはいえ「ソメイヨシノ開花600度の法則」に照らし合わせてみても(大島桜の場合は「550度」くらいでしょうかね~)達成には程遠く、蕾の気配を感じることは当然ながらできませんでした。ホテルミラコスタに入館してロビーに足を踏み入れたのは16:50くらい。冬の午後遅く、パークに面した大きな窓からは温かな光が入り あたりを美しい淡い琥珀色に染めていました。お店とお約束した時間まではまだ少しあるようだったので、ミッキランジェロギフトを覗いて新しくなった宿泊者限定販売品のトートバッグを見たりしてからオチェーアノの店頭に出向き ウェイティングエリアでテーブルの準備が整うまで待たせていただくことにしました。窓から眺める日没前のディズニーシー、パーク。日曜日だからでしょうか、きょうこの時間はパーク内ピアッツアトポリーノもここオチェーアノも目立った混雑はなく 落ち着いた様子に見えました。やがてお店の奥の方から初々しいキャストさんがお迎えにきてくださり、奥のコースのテーブルまで案内してくださいました。そして、たどり着いた本日の席はこんな場所。ゆったりしたソファーに落ち着いてふと窓の外を見遣ると、お店のテラス越しにプロメテウス火山の姿が見え 私は嬉しくなってしまいましたよ~きょうはお祝いのプラン(プレシャスセレブレーションセット)をお願いしてあったので、レストランキャストさんのメニュー説明の後にはまずはカメラキャストさんがやってきて 写真撮影をしてくださいました。その後 お料理とワインを注文してお食事を始めました。(お料理は「東京ディズニーリゾート40周年”ドリームゴーラウンド” グランドフィナーレディナーコース」、それに加えて夫はシャンパーニュ 二コラフィアットのグラス、私の方はグラスワインセット「ミラコスタカルテット」をお願いしました。)最初にテーブルにやってきたのはシャンパーニュ「二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」のグラス。(ワインセットのスパークリングワインも本日は同じ二コラフィアットでした。)ネイビーブルーのラベルの二コラフィアットは一般には販売していない(ホテルや飲食店向けの)ものだとずーっと前にも教えていただいたのですが、やはりこれ美味しいです。柑橘やリンゴやハチミツが交じり合ったような…なんというかシャンパーニュ独特の香りと味わいがいっそう強く感じられて私は好きなんですよね~量の多い方が夫の注文した通常のグラス、少ない方が「ミラコスタカルテット」の一杯目のグラスです。ミラコスタカルテットは4杯合わせてハーフボトル一本弱くらいのアルコール量だそうですけれど、一杯目のこれは結構しっかりした量を注いでくださったようです。ふだんはアルコールを控え気味な夫もお誕生日祝いの今日は特別 ということで、ありがた~く乾杯させていただきましたよ。そして コースがスタート。(以下 いつものように簡単に記録です。)始まりは冷たい前菜からです。「鰤のマリネ 季節野菜とアワビのプレッセ シトラスサルサ」との表記ですが…前菜が盛り付けられた どんどん深くなっていく海のような美しい色合いのお皿がテーブルにやってきて、 わあ きれい …と見とれていると、白い手袋をしたキャストさんが現れて 手に持った柚子をたっぷりとすりおろして仕上げてくださる という趣向でした。このお皿の主役は薄く切ったブリのお刺身と紫大根のマリネで、くるくると巻いてお花のように形づくられていました。サラダの下には季節野菜とアワビの寄せもの(プレッセ)。黄色いのは柑橘のサルサ、白いのは柚子胡椒のフォームとソース。どれをとっても「美味しい」としか評しようがない前菜で、シャンパーニュにもとてもよく合い、もう一皿おかわりしたいくらいでした。(後日談ですが、ここでいただいた鰤の印象がとても良かったため 翌日からスーパーに行くたびに私は鰤に目をとめてしまい、しばらくの間我が家の夕食には鰤が頻繁に登場しました。)次に温前菜。可愛らしい器でやってきたのは伊勢海老のフリットをたっぷりトッピングしたフラン。土台は菊芋のフランと菊芋のピュレ。その上にアーモンドの衣をまとった伊勢海老が贅沢にごろごろと盛られていて、ものすごーーーく美味しいものを食べてしまった… というのが素直な感想でした。お魚料理はハタのポワレと手前のはタイラガイ、黄色いソースはサフラン風味のエミュルション。付け合わせは春菊など。ハタの皮目がパリッパリで食感も香りも楽しめてたいへん良かったです。お肉料理は牛フィレのロースト。ソースは黒っぽいのがマディラソース、白く散っているのが根セロリのソース。付け合わせはお肉の向こう側にミモレットチーズと蓮根のグラタン、プチヴェールの素揚げとアンディーヴのピクルス。手前の小さなお芋は「アピオス」だそうです。 メモ:本日の「ミラコスタカルテット」 (スパークリング) 二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット (白) レ・モンデ・ソーヴィニヨンブラン・フリウリ (白) アロイス・ラゲデール・ゴーン・シャルドネ (赤) キャンティ・クラシコ・レゼルヴァ・カステッロ・ディ・クエルチェート (6000)そしてこのあとがデザート というところで先にお誕生日のケーキが登場。テーブルについてくださっていたキャストさんが「ぜひ、ぜひお祝いの歌を!」(感染症対策で長い間控えていた歌のプレゼントを昨年半ばから再開したということでした)ということでお二人で手拍子とともにバースデーソングを歌ってくださり、数年ぶりの楽しく賑やかなお祝いとなりました。そうですよね。四年前まではパーク内でもホテルでも、レストランでの誕生日祝いの場面にはいつもキャストさんたちの「歌」が添えられていたのですよね。いつのまにかそんなことすっかり忘れてしまっていたけれど、今夜自分たちのテーブルで四年前までと同じ光景を目の当たりにして かつての舞浜での日常をようやく思い出しましたよ。ケーキに続いて、コーヒーと共にコースのデザートもやってきました。真ん中の細長いのはチョコと紅茶のムースのミルフィーユ、右の白いのはローズ風味のミルクジェラート。左右にはフルーツとアガーで作ったゼリー。お皿の上部には40周年のドリームガーランドも飾られていました。19:15頃には「ビリーヴ!~シーオブドリームス~」に備えてテラスへの扉が解放されたので、外へ出てみることにしました。(ショーは本日は19:20スタートでした。)私はこのショーは導入部分が一番好きなので、最初の5分くらいはしっかりと鑑賞、そのあとはぼんやり眺めて楽しみました。ショーの終盤、ミッキーとミニーの登場はしっかり見届けましたよ!ショーが終了して室内に戻ると、食事の前に撮影した写真と記念品がテーブルに届けられました。お祝いのオプションプラン「プレシャスセレブレーションセット」の内容に専門のキャストさんによる写真撮影が含まれるのも本年6月末までとのこと。今まで毎年のようにオチェーアノで写真を撮影していただいてましたけれど、無くなってしまうとなれば それも全てが貴重な思い出の品になりそうです。ここ最近は本当に、コースの席の確保が困難を極めている上に (同年代の方ならきっと頷いていただけると思いますが)様々な事情や突発的事態に巻き込まれて日々の予定を急遽変更せざるをえなくなることもよくあり、――こんなこといったいいつまで続けられるんだろうか…―― とついつい思ってしまいがちですが、とりあえず今年もなんとか無事にオチェーアノのコースで夫の誕生日祝いをすることができました。ホッとしました。今回関わってくださった全ての皆さま、飾らない笑顔とまっすぐな言葉と心遣いをどうもありがとう。キャストさん達に見送られてコースの部屋をあとにし、会計を済ませてお店を出たのは20:00を10分ほど過ぎた頃でした。ホテル正面玄関を出て連絡通路を歩いていると、パーク内からは本日の花火は中止になる旨のアナウンスが聞こえてきました。花火が無いとなれば…パーク閉園時刻まではまだ30分以上を残しているけれど きょうは日曜日、帰宅を早めた方も多かったのでしょう、リゾートラインも東京駅に向かうJR京葉線も予想通りの大混雑でした。それでも、私の楽しみのひとつである「夫の誕生日を全力で祝う」ということを今年も達成できたという満足感は何物にも代えられません。私にとっては幸せな冬の夜の帰り道でした。(※帰り際に撮らせていただいたブッフェカウンター上のデコレーション)* オチェーアノ の 東京ディズニーリゾート40周年 “ドリームゴーラウンド”グランドフィナーレ・ディナーコース *・鰤のマリネ 季節野菜とアワビのプレッセ シトラスサルサ・イセエビとアーモンドのフリット 菊芋のフラン・ハタのポワレ サフラン香るエミュルション・牛フィレ肉のロースト マディラソース レンコンとミモレットチーズのグラタン・紅茶とチョコレートのミルフィーユスタイル ローズミルクジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2024年1月9日~3月31日(13000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
February 18, 2024
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