徒然日記

2007.04.15
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テーマ: 競馬全般(8062)
カテゴリ: 競馬
今年の皐月賞は痛快且つ絶妙な逃走劇に沸いた。

田中勝春騎乗のヴィクトリーが馬の行く気に任せて逃げて
そのまままんまと後続を封じ込めて逃げ切ったけれど
展開のアヤを超えた馬の実力と騎手の勇気が
ファインプレーの裏側にあった様に思う。

まず馬はビッグレースを勝っても不思議無い良血だった。
それを裏付けるようにデビュー戦で能力の違いで5馬身差の逃走を決め
二戦目でもキャリアの浅さを克服して2着に食い込んだ。
その後、軽度の脚部不安を発症したものの

血統的に距離が長いレースが向きそうな馬なので
今回の皐月賞はステップとして、本当に目指したのは
5月の日本ダービーや10月の菊花賞だったと思う。
能力の開花と共に荒すぎる気性面の成長も待たれたからだ。

調教時には必ずと言って良いほど乗り役を振り落とす。
ベテランの調教助手が乗ってもペース配分など一切無視して
自分の走りたいペースで序盤からブッチ切ってラストはバタバタ。
そんな調教師か出来ない馬でビッグレースを制した例はおそらく無い。

そして今日の皐月賞にしても行きたがる気性はそのままだった。
正面スタンド前からスタートすると湧き上がる大歓声にスイッチオン。
そのまま1コーナーを回る頃には一気に先頭に立った。

この馬に初めて乗った田中騎手は敢えて行きたいように行かせた。

レース後のインタビューでは
「物凄い勢いでなだめる自信が無かったから」と冗談と本気が半々で
それでも最後まで粘り切らせた腕前はさすがにトップクラスの騎手のもの。
ビッグレースでは後続馬の格好のペースメーカーになりたくないので

今回はそこそこ人気があって実力も確かな馬だったから
逃げて凡走ではレース後に叩かれる事は必至な状況だったのに
覚悟を決めて馬の気に任せられる勇気がアスリートのそれだと感じた。

騎手自身も15年振りのG1制覇。
「あぁ、こんな感じだったかなと少し思い出した」とお立ち台で笑っていたが
この15年に惜しい2着は何度と無くあったのでホッとした事だろう。

さて、次は3歳馬にとって最高の栄誉が懸かる日本ダービー。
本来なら獲ってもおかしくないだけの血統背景を備えつつも
まだまだ幼くその風格は備えていないヴィクトリーが勢いで勝つのか。
それとも今回人気を背負って敗れた馬が巻き返すのか。
東京競馬場の2400mなら展開のアヤも紛れも無い実力勝負になるし
どの馬が一番強いのか、じっくり見極めたいと思う。





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最終更新日  2007.04.23 22:39:24
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