徒然日記

2007.05.03
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カテゴリ: 野球
高野連が躍起になって「根絶する」という高校野球の特待生問題。

言うまでも無く西武の裏金問題に端を発しているとは思うけれど
どうしても不可解な点が三つある。

一つは何故今更?である。
インタビューで応えていた元プロ野球選手の金村義明が「僕らの頃にも
すっかり定着していた制度」と断言していたけれど
そうなると30年以上はそうやって成り立ってきたのである。
プロとアマに断崖絶壁のような隔たりが古くからある日本球界では

極論すれば元プロ選手の息子が中、高で野球部に入っていたら
一切始動してはいけないことになっているのだ。
キャッチボールはして良いけど、淡々と投げ合うだけ。
ノックをしても良いけど、機械的に打ち続けるだけ。
子供の素振りを見るのはいいけど、黙って見ているだけ。
ありえないようなルールが存在している特殊な世界で
ずっと行われてきていた慣習が、何故今更公の目を気にして正すことにしたのか。

二つ目は何故野球だけ?である。
私立校での特待生制度は今や当たり前だと誰もが考えている。
それが税金から支払われるなら大騒ぎになるだろうけど
あくまでも自らの学校法人の中でのことであれば当然だと思う。

生徒を集めるために進学実績を上げたり、スポーツ・文化で有名になるのは
最短というか、学校という器を考えたらそれしか方法は無いと思う。
そして例えば入試でトップクラスの成績だった生徒の授業料を免除したり
全国クラスの活躍をしたクラブの主力選手の遠征費を負担したり
それについては一切問題ないものとしてやっているのに、何故野球だけなのか。


そして三つ目がその高野連の責任の取り方である。
これだけの騒動を引き起こし、お金とは関係なく野球を頑張る生徒から
大好きな野球をする権利を一ヶ月とはいえ剥奪しておいて
高校野球を取り仕切る組織に一切責任は無いとは言わせない。
もう30年以上も当たり前とされてきた事を
今になって「言語道断、野球道に悖る」と必死になるぐらいなら
毎年あるいは毎月でも各学校を調査することは出来ただろうし
色々と問題が出てきてから重い腰を上げて「高校野球を守る」と言われても
誰一人として「素晴らしい」とは思わない。

高校野球が素晴らしいことは誰もが知っている。
特待生制度があることも越境入学がまかり通っていることも知った上で
地方予選から熱心に追い掛けるファンも多く居るのだ。
それを大人のエゴで選手やファンをあっちやこっちへ
都合の良いように振り回すのだけは断じて辞めるべきだと思う。

この問題が最終的にどういう落とし所を見つけるのか。
徹底的にやるというのであれば、当然プロとの繋がりだってあるだろうし
下手すれば夏あるいは来年の選抜が中止にだってなり兼ねない。
自らの立場を守るために大義名分を掲げてあらぬ方向へ行かないか。
未だに古い「野球道」とやらを崇めているお爺さん達が舵取りなので
いささか心許ないのが正直なところだ。








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最終更新日  2007.05.04 00:21:48
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