徒然日記

2007.05.08
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カテゴリ: 仕事
昨日のメールと電話でトラブルを聞かされて

東京までの一時間は眠気が戻って寝ていたけど
そこから二時間弱は心配ばかりが立ってボーッとしていた。

到着すると応接室に通されて、いきなりコーヒーが出てきた。
内心『いやいや、まずは現場を見せてよ』と思いつつ
仕方なくコーヒーに手を伸ばすと工場長と技術部長が入ってきた。

開口一番「こちらのミスで金型を破損させてしまいました」と言われ
「修復について尽くせる手を尽くしたいのですが、どうやっても


ちなみに初回品の納期は2週間後に迫っている。
このプラスチック部品を含めた組立て品としての納期だから
遅くともその4、5日前にはプラスチック部品が出来上がっていないと
組立て品としての調整が全く出来ずにバラバラでの納品になるのだ。

当然その辺の事情は取り掛かる前から念入りに説明していたし
契約を取り交わした以上、並大抵のことでは反故にはできない。
そういう背景を意識した上での先制パンチといったところだったはずだ。

相手は明らかに目上だし役職としても上。
仕事を依頼している側と請けている側という関係であっても
やはりキャリアや役職まで一気に覆せるはずはない。
しかしこの時の自分は『一歩も引かんぞ』と決め込んでいた。


その場でこれ以上の話をすることを拒んだ。
なし崩し的に「無理です、無茶です」を聞いてしまって
相手のペースに持ち込ませたくなかったからだ。
自分でも『イヤな奴やなぁ』とは感じつつも
冷静に状況を踏まえて最良の道を進もうとしている自分も観ていた。


時間が掛かる細かいパーツは軒並みアウトだった。
ざっと見積もって自社で全てやったとしても24時間2交代で
丸一週間ぐらいといったところだった。

あまり言葉の無い現場から再び応接室へと移動しての打合せ。
「思っていたより状況は悪いこと」
「一日、二日での修復はまず無理なこと」
「とはいえ、納期はそう簡単に調整できないこと」
「ミスの発端は相手側にあること」
を穏やかに、しかしちゃんと響くように伝えた。
腕組みをして固まられたが、やがて妥協案が出てきた。

「修復に全力を注ぐ上で、御社にも助けて欲しい」というもので
時間が掛かるパーツの一部の造り直しを手伝うということ。
確かに方法としてそれは一つだし、そこまでしてでも前倒しが必要だった。

その場で直ぐ結論が出せる話ではなかったので持ち帰ったが
直ぐに東京に戻って、その手配に取り掛かった。
元々組んでいる工程に予定外の、しかも重たい仕事を割り込ませるのだから
二つ返事ですんなり受け入れてくれるはずは無かったけれど
とにかく頼み込んで最大限の協力を得る事が出来た。
それは同時に、協力工場を煽るための後ろ盾が出来たのと同然だった。

こうして破損からの修復は始まった。
もちろん突貫での手抜きやミスは許されない状況だったが
協力工場も自社だけでなくグループ会社等を当たりまくって
何とかトータルで一週間という見通しを立てる事が出来た。

これで巧くいけば納期には十分間に合うところまで挽回できる見込みだったのに
実際には修復後の立ち上げに大苦戦することになった。
仕事って本当に思うようにはいかないものである。





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最終更新日  2007.06.10 23:18:49
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