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裁判員裁判が浸透し、裁判員の方はもちろん、そうでない方も、刑事裁判に興味をお持ちになっていると思います。そこで、今一度、懲役について考えてみたいと思います。懲役というと、世間では強制労働がメインに考えられているように見受けられます。もちろん、懲役には強制労働が課されるので必ずしも間違いではないのですが、懲役のメインは強制労働にあるのではありません。懲役というのは、人間としての自由を奪う刑なのです。学問上は、罰金刑を「財産刑」と分類するのに対し、懲役刑は「自由刑」に分類されます。懲役刑では、住む所や食べる物はもちろん、寝る時間・起きる時間まで厳しく統制されます。まあ、これだけなら、ちょっと厳しい寮に住んでいる方でも同じではないかと思うかも知れません。さらに刑務所では、作業場へ行くための歩く場所や順番、横になれる時間、手紙を書く枚数、面会できる人数・時間も制限されますし、入浴・運動も自由には出来ません。ここまで統制される場所は、刑務所以外にそうはないと思います。また周知の通り、便器はむき出しですし、雑居房には定員を超える人数が収容されていることが多く、精神的苦痛も小さくはありません。このように、懲役刑とは、普通であれば当然のように認められている自由を奪う刑であります。私は、かつて同僚と留置施設(いわゆる留置場)と刑務所の両方を見学しました。同僚も私も、「留置施設であれば二泊三日くらい我慢できるかも知れない。しかし、刑務所は1日でも我慢できないだろう」という感想を持ちました。皆様も、懲役刑の長短を論じる際には、強制労働だけでなく、自由を奪うということも考えにいれた上で論じて頂ければと思います。応援していただける方は、下記のバナーをクリックしてください。
2010年01月10日

以前、「法律相談がある方は法テラスへ」という旨の事を書いたことがあります。そこで、今回は法テラスのお話をしたいと思います。そもそも、法テラスとは一体なんでしょうか?いろんな表現方法があると思いますが、私が見てきた範囲で言うと、「経済的理由・地理的理由で士業(弁護士・司法書士など)へのアクセスが困難な方でも、士業の支援が受けられる場所」と言えると思います。普通、士業の支援を受けるには10万円単位でのお金が必要です。もちろん、専門性・手続の複雑さ・時間のかかり具合からすれば決して無意味に高い訳ではないのですが、10万円をポンと出せる方はそう多くありません。そこで、弁護士費用などを貸与して(一部の例外を除き、貸与するだけです。)、士業の支援が受けられるようにするのが、法テラスなのです。また、仮に多少のお金があっても、周囲に弁護士がいないと弁護士を頼むのは、実際上困難です。仮に、遠くの弁護士なら見つかるとしても、交通費だけで1回数万円かかるなんてことがあり得ます。これでは、多少お金があると言っても、弁護士を頼むのを躊躇してしまうでしょう。そこで、弁護士が少ない地域に弁護士事務所を作って、できるだけ周囲に弁護士にいる状況を作ろうとしているのも、法テラスなのです。このように、法テラスは経済的・地理的にアクセスが困難な方のため、全国の主要な都市と、弁護過疎地域に存在しています。是非一度、皆様のお近くの法テラスを探してみてはいかがでしょうか?応援していただける方は、下記のバナーをクリックしてください。
2010年01月04日
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