おせんの江戸日誌

おせんの江戸日誌

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2010年12月01日
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カテゴリ: 惚れ薬
桑田屋は昼食のみならず、吉之助が喜んでくれるのならと、


薬学に関する書物がおもなものですが、たまには珍しい品
などを届けていたりもしていたのです。
吉之助が握りめしに巻いた例の板海苔もその一つでした。

そういうものにかかる費用は裏長屋暮らしの連中にすれば、
目も眩むような金額なのですが

『ナニ、ワタシの吉原通いに較べたらこんな金なんて 』

はした金に過ぎないと涼しい顔の桑田屋なのです。

から、出ていく金を惜しむ気など無いのは当たり前と言え
るでしょう。


桑田屋奥の間.jpg

黒井の失踪と家宝の紛失という今度の事件が起きるまでは
桑田屋の奥座敷で昼食をとっていた吉之助でしたが、小梅
村に居を構えてからは出前をしてもらう形になっています。

家に居て、兄やお屋敷からの連絡をさばくのが吉之助の
表向きの任務なのですから仕方もありません。

そんな内情は知らないながらも桑田屋、そうなると日本橋
から小梅村へ弁当を届けるにはあまりに遠い・・・

困った桑田屋は浅草茶屋町にしもた屋を借りると、そこに
吉之助のために雇った板前あがりの男と下男を住まわせ、


もっともきのうのような大事な用がある時は桑田屋自ら
が弁当を持って小梅村を訪ねることになります。






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最終更新日  2010年12月02日 05時10分57秒
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