年末年始に管理所から引き出した5頭の内
コッカー・スパニエルとボーダーコリーを新聞に掲載しました。
幸いにもスパニエルには、朝一で元の飼主さんよりお電話を頂きました。
「どうして保健所に届けられなかったのですか?」との私の問いに
飼主さんは「役場に届けました」と返答されました。
スパニエルが保護されたのは、合併で新宮崎市となった町で
合併前は犬の届出は役場で、合併後は市保健所になった場所でした。
本来なら、旧役場と市保健所と連携が取れてなければいけません・・・。
迷子として飼主さんが届けたのに、
殺処分されてしまうことがあっては絶対にいけないと思っています。
旧役場の担当係りにお電話で確認しましたが
「徹底して犬の迷子の電話には市保健所に届けるように言っています」
「なぜこうなったのか分からない」
「たまたま電話が別の係りに繋がってしまったのかもしれない」との返答でした。
問題は市保健所にもあると思います。
コッカー・スパニエルは最近では比較的珍しい犬種ではないでしょうか?
動物病院でも犬の美容室でも、長年この活動に携わっている会員さんからも
「コッカースパニエル~、久しぶりに見た~」と言われました。
そして、この仔はきちんとした登録犬で、
迎えに来た飼主さんは登録票を持ってこられました。
「どうして登録票にコッカー・スパニエルと犬種も名前も住所も電話番号も書いてあるのに
保健所は電話下さらなかったのでしょう・・・」と困惑されていました。
本当です!
保護した市保健所がこの町の登録票をめくれば
コッカー・スパニエルという犬種から
飼主さんは比較的簡単に分かったのではないでしょうか・・・。
人の手で行われる仕事ですがミスは必ずあるでしょう。
でも、例え犬猫であっても飼主さんにとっては大切な大切な家族です。
寒い管理所で、冷たいコンクリートの上で、
犬たちは迎えの来ない飼主さんを待ち続けているのです。
そして大切に愛されたであろう筈の犬が、
誰に看取られることなく殺処分されてしまうのですから・・・。
残念ながら私達が知っているだけで、この連絡ミスは半年で2回目です・・・。
ですから犬猫を迷子にしない為には、飼主さん自身の努力も必要なのです。
鑑識か電話番号を書いた目立つ迷子札を必ず付ける 、
犬猫が迷子になったら、 管轄の「動物保護管理所」に写真を届ける ことです。
どうか、これを皆さんの周りの愛犬家、愛猫家に徹底させてください。
我が家で新年を迎え、
「レン」と呼ばれていたスパニエルは
「ルビー」という名前で、飼主さんと共に無事にお家に帰っていきました。
現在、会では県に迷子犬の集中管理を提案しています。
迷子犬の届出を電話一本に集中させて、管理ソフトで検索可能にすれば
こうしたミスはなくなる筈です。
そして、迷子犬、譲渡犬のホームページへの掲載です。
集中管理をしている他市、他県では、
このシステムだけで返還率が50%を超えているところもあります。
1番予算の掛からない殺処分減少へ向けた取組みだと思います。
宮崎県では、 「宮崎県動物愛護管理推進計画」の策定に対する
パブリック・コメント (意見募集)を行っています。
環境省が 定めた
「動物の愛護及び管理に関する施策を 総合 的に推進するための基本的な指針」
に即し、各都道府県は 10年計画(5年後見直し)を
平成19年度中に定めることが義務付けられました。
そして、パブリックコメントに対して出された意見には、
県はひとつひとつ検討してホームページで公開することになっています。
県・協議会が作成した「素案」だけで良いのか?
宮崎県の犬猫たちに明るい未来はあるのか?
不足は・・? 不備は・・? 問題点は・・?
宮崎県動物愛護管理推進計画をより良くするために、ぜひ意見を送りましょう!!
募集の期間-平成19年12月24日~20年1月23日まで
詳しくは 宮崎県のホームページをご覧下さい
今週多忙の為、帰宅が遅くメールのお返事が遅れています。
すみません、週末までには対応いたしますので少々お待ち下さいませ。
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